40代になってから飲食業に転職する人は「負け組」と言われることが多いと思います。
飲食業の仕事は一般的に、
「飲食業の仕事など未経験でもできる」
「時給が安い」
「いつでも求人を募集していて人手不足だから、誰でもすぐに転職できる」
「土日祝日などみんなが休んでいる時に休めない、底辺の仕事」
などというイメージが強いからなのでしょう。
確かに、飲食店のホールのアルバイトなどはいつも求人が出ていますし、時給も決して高いとは言えません。

しかし、飲食業の仕事は誰にでもできる簡単な仕事などではありません。飲食業で成功しようと思ったら、豊富な仕事経験や高い接客スキルが絶対に必要です。そして、スキルを磨きビジネスチャンスをつかめば、高収入を得る機会は十分あるのです。
飲食業に転職して負け組になってしまうのは、「飲食業など誰にでもできるだろう」と安易に転職を決めてしまったからかもしれません。飲食業で成功を収めるためには、かなりの努力が必要なのです。

それでも40代を超えてから飲食業に転職し、最終的には独立して自分の店を持ち成功を収めた人もいます。決して、飲食業に転職したら負け組などということではないのです。
ここでは、40代を超えてから飲食業に転職して成功した人が必ず実行していた8つのことについて、お話しします。これから飲食業に転職しようか迷っている40代の方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.飲食業でアルバイトして修行する

飲食業で成功した人の多くが、最初はアルバイトで飲食業の仕事の経験を積んでいます。修行のために、あえて飲食店でアルバイトをして仕事を覚えるのです。
「40にもなっていまさらアルバイトなんかやってられるか!」
という人も多いかもしれません。

しかし、飲食業の仕事は経験が全てですから、実務経験を積まなければ仕事になりません。何人の客をさばけるのか、何皿料理を運べるか、いかに手早く調理ができるか、皿が洗えるかということが仕事の成果です。これらのことを素早く正確にこなすためには、訓練するしかありません。

そのためには、アルバイトでも何でもいいから、どんどん仕事をするしかないのです。
もちろん、最初から正社員として転職できるのであれば、それに越したことはありません。しかし、正社員として飲食業に転職するためにはある程度の接客スキルや調理師としてのスキルが必要ですから、未経験では非常に難しいものがあります。
ですから、未経験から仕事を始めるためには、アルバイトをするのが回り道のようでいて結局は近道になるはずです。

飲食業の仕事をして正社員になるならば仕事の経験を積むことは絶対に必要ですが、経営者になる場合も実務を経験しておかなければなりません。実務レベルの仕事がわかっていなければ、経営など到底できないからです。
脱サラして独立する人が新たに始める事業として多いのが、飲食業です。
「趣味のそば打ちを仕事にしたい」
「パン作りが得意だから、パン屋さんになったら儲かると思う」
など、自宅でできる趣味が仕事に直結しやすいというのもあるでしょう。

しかし、趣味を仕事にするとなると、料理のスキルがあるだけでは足りません。
実際に料理を作り、お客様に提供するという仕事を経験しなければ、良い経営者にはなれないのです。

「どのようなそばが売れるのか?」
「毎日一定の品質のそばを作るノウハウはどのようなものか?」
「安くて質の良い食材を仕入れられるところはどこか?」
「店の立地はどのような場所が良いのか?」
「お店で働くアルバイト達にどのような教育をすればよいのか?」
などなど、飲食店を経営するために必要なノウハウはたくさんあります。

そのすべての基本となるのが、実際にお店で働いて得られる経験です。
それがなければ、飲食店を経営することなど難しいのではないでしょうか。

2.たとえ相手が高校生であっても職場の先輩なら敬意を払うべし

飲食業のアルバイトで修業を積む時に気を付けたいことがあります。
それは、自分より年下のアルバイトや社員についてです。
40代の人が飲食店でアルバイトをするなら、自分より年下のアルバイトや社員から仕事を教えてもらうことが絶対にあります。そんな時は、たとえ年下であっても、相手が高校生であっても、相手に敬意を払うことを忘れてはいけません。

なぜなら、どんなに年下でも相手の方がその職場では先輩だからです。特に、未経験から飲食業に転職したのであれば、接客スキルや料理のスキルは確実にあなたよりも上なはずです。
よく40代で未経験の業界に転職する人が、
「仕事では先輩かもしれないが、自分は人生の先輩だ」
「自分より年下の人に頭を下げるのは嫌だ」
などと言って、自分より年下の人の職場の先輩を困らせることがあります。こういう人は、転職先の職場から敬遠されてしまうのです。

いくら年上であっても未経験で転職してきたのですから、仕事は全くできないことに変わりはありません。職場の人たちは年上の転職者に仕事を教えなければなりませんが、そのような態度の中途採用者を教育するのは嫌なものです。

「自分は年上なんだ」というプライドばかり高い転職者は、自然と仕事を教えてもらえなくなり、当然仕事はできないままです。仕事はできないのにプライドが高く態度が大きいのですから、当たり前です。すると、どんどん職場での居場所がなくなり、最悪の場合また転職しなければならないかもしれません。

飲食業で成功したいと思うなら、接客スキルや料理のスキルを身につけなければ話になりません。そのためには、先輩社員から教えてもらうことはたくさんあるはずです。
相手がたとえ高校生であっても敬意を払うことで、仕事を教えてもらう機会が確実に増えます。そのような謙虚な態度が、結局は自分のためになるでしょう。

3.ホスピタリティをとことん磨く

飲食業で成功するために絶対に必要なもの、それはホスピタリティです。
料理をお客様にサーブする仕事であれ料理を作るコックであれ、お客様が喜ぶ料理を提供しなければなりません。お客様に対するホスピタリティがなければ、仕事は成立しないのです。
40代から飲食業に進む人の中には、接客業の経験が全くない人もいるかもしれません。そのような人は、特に接客スキルをしっかりと身につけなければならないのです。
どのようなことに気を付けるべきか、見てみましょう。

笑顔や身のこなしを磨く

接客に必ず必要なのが、笑顔とお客様に失礼な印象を与えないような身のこなしです。
今まで接客業を経験していたなら、自然と体に身についているかもしれません。しかし、未経験なら、全く身についていないと思った方が良いでしょう。
お客様に対して常に自然な笑顔で接する、料理などをお客様に出す際や料理をする際に無駄がない身のこなしは、やはり、経験を積んで身につけていくしかありません。

人のやり方を見てスキルを盗む

お客様に喜んでもらうためには、どうしたらよいのでしょうか?
一番良いのは、経験豊かな他の社員やアルバイトがやっていることを良く見て、そのスキルを盗むことです。

接客時にどのような笑顔で接しているのか、どのように話をしているのか、調理をする際にどのような動きをすれば無駄がないのかなどといったスキルは、実際に動いている人を見ることで学ぶことができるはずです。
最初は、経験豊富な先輩社員のようにはできないかもしれません。しかし、先輩のやり方をよく見ることで、
「こんな時は、あの人のように対応すればよいんだ」
「そんな下準備をしているから、効率よく料理を出せるのか」
などという気づきがあるはずです。

それをしっかり目に焼き付けて、どんどん実践してみましょう。そうすることで、いつしか自分のスキルとして身につくはずです。
「誰かが仕事を教えてくれなければできない」
などということは、言っていられません。特に、40代を過ぎると年下の職場の人たちから仕事を教えてもらいづらいものです。ですが、自分から仕事を覚えようとしているのであれば、周りも仕事を教えやすくなるでしょう。
自分で考えてどんどん仕事ができるようになることで、早く職場の戦力になれるはずです。

4.体力をつける

飲食業に転職する上でとても重要なことが他にもあります。それは「体力」です。
飲食業の仕事は体を使います。料理をする際はほとんどが立ちっぱなしで、忙しく動き回らなければなりません。ホールの仕事も立ち仕事で、あちらのお客様に料理を届けたら、次はこちらのお客様からオーダーが入った、などと一日中動き回っているでしょう。

飲食業の仕事は体力勝負なのです。ですから、体力をつけるということがかなり重要になってきます。体力をつけると言っても、ジムに通ったり毎日ジョギングしたりということができれば良いでしょうが、そんな余裕などない人がほとんどでしょう。

しかし、必ずしも運動をして体力をつけなければ良いということでもありません。
未経験から飲食業に転職してすぐは、仕事を終えたらへとへとになってしまうかもしれませんが、飲食店で働き続ければ体力がついてくるはずです。慣れれば無駄のない動きができるようになり、体力を消耗しすぎることもなくなるでしょう。

今までデスクワークをしていた人が飲食業に転職した場合、最初はとても疲れるかもしれません。しかし、仕事に慣れれば体力がつくはずです。飲食業で成功したいと思ったら、接客スキルや料理スキルだけでなく体を健康に保ち体力をつける必要があるのです。

5.条件が落ちることは覚悟するがそこで終わらないという気概を持つ

40代からの転職ということで、年収や労働条件の面で条件が落ちることは覚悟しなければなりません。特に飲食業の年収レベルは他業界よりも下がります。

ですから、今の年収を維持したまま転職しようなどという期待は持たない方が良いでしょう。
かと言って、条件が落ちてもそのままであきらめてしまってはいけません。飲食業に転身して成功を収めたいと決めたのなら、そこからの頑張り次第で年収を上げていくこともできるはずです。独立して店を持って成功すれば、前職より収入がアップするかもしれません。

そのためには、転職してすぐは条件が落ちるかもしれませんが、そこから接客スキルや料理スキルを磨くことで、このままでは終わらないという気概を持つことが重要なのです。
未経験から飲食業に転職するならば、全く新しいことを一から始めなければならないということです。ですから、転職後に年収を上げるのはそう簡単なことではありません。

しかし、逆に言えば、飲食業で働くためのスキルを身につければ、成功する可能性は十分にあるということです。そのために必要なのは、やはり「やる気」です。つらい修行に耐え、新しい知識を身につけていくためには、「このままでは終わらない」という気持ちが何よりも必要になるでしょう。

6.従業員を使い捨てにする店には転職しない

飲食業に転職する際に、どの職場を選ぶかということもかなり重要です。40代からの転職と言うことで条件が落ちることはある程度覚悟しなければならないのですが、条件を落としすぎるのも考え物です。

特に、飲食業にはブラックな職場が多いと言われています。
・低い時給
・労働時間が長い
・サービス残業がある
・時給が低い割に一人で店を任されるなど責任が重い
などなど、ブラックな飲食店はたくさんあります。

そのような店はほとんどが「薄利多売」で、安い値段で料理を提供して多くの客を呼んで回転率を上げようとします。そうすると給料が低い割に従業員への負担が大きくなります。ブラックな飲食店は従業員に負担を押し付けて、利益を上げようとするのです。それで従業員たちが次々と辞めていっても、また新たに人員を補充すれば良いだけです。こうして、従業員は使い捨てにされているのです。

このような店に転職しても、飲食店で働くスキルは得られるかもしれませんが、その店で長く働くことはできません。最悪の場合、体を壊してしまうでしょう。
それに、従業員たちを使い捨てにするお店は、従業員を大事にして育てようという気がありませんから、昇給することもほとんどありません。昇給する機会があっても昇給額は微々たるものです。

大手チェーンで知名度が高い飲食店であっても、フランチャイズ方式だとそれぞれの店の店長の裁量に任されています。そのため、その店の店長によって従業員への待遇は異なります。
また、大手チェーンの直営店であっても安心はできません。以前、大手チェーンのファーストフードでの店長が過労で倒れる、サービス残業が多いなどというニュースもありましたから、安心はできません。

転職する前にそのお店の口コミを調べたり、面接をする際に給与や従業員への待遇についてきちんと説明するかどうか確認したりと、転職する前にしっかりと調べておく必要があるでしょう。

7.味やサービスに誇りを持っている店に転職する

ブラックな飲食店を避けて良い店に転職したいと思ったら、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

飲食店に転職する場合、その店の店主が味やサービスに誇りを持っているかどうか、ということも一つの指標になります。

お客様に良い料理を提供したい、お客様が心地良いサービスを提供したいと思っているお店は、自分たちの仕事に誇りを持っています。そんな店は、良い料理やサービスを提供するために大事なのは従業員たちだとも思っているはずです。

従業員を使い捨てにすれば、味やサービスが落ちるということも知っています。ですから、従業員を大事にするのです。もちろん、味やサービスを向上させるために、従業員を厳しく育てようとするでしょう。ですから、そのような店に入って修行することで、どんな飲食電でも通用する実力をつけることができるのです。

そのような店に入れば実力をつけるまでに厳しい修行の日々が待っているかもしれません。しかし、それを乗り越えれば、飲食業で成功するためのスキルが身につくはずなのです。飲食業に転職して成功したいと思っているのであれば、良い店で修業することをおすすめします。

8.必要なスキルを得たらさっさと転職する

飲食業で成功したいなら、アルバイトなどをして飲食業で働くためのスキルを身につけることが必要ということをお話ししました。そして、必要なスキルを身につけたと思ったら、さっさと転職するというのも大事なポイントです。

飲食業で成功している人たちのほとんどは、必要なスキルを身につけたら店を移ります。飲食業は転職することが多い職業でもあるのです。料理人なら、店で働くことで自分が目指す料理を作るためのスキルを得たいと考えます。自分が目指す料理を作る料理人がいる店を見つけたら、そこで雇われ料理人となり修行をします。

しかし、料理人として雇われている限り、給料が劇的に上がるなどということは期待できません。そのため、その店の師匠から得るものを得たら、そのスキルを生かしてより条件の良い店に移ります。料理人の世界では、スキルを得て次の店にどんどん移っていくことは当然のことです。

料理人ではなくホールで働く場合にも、事情が異なるケースが多くなりますが同じようなことが言えます。40代を超えて未経験からウエイターやウエイトレスとして働く場合、高い給料で働くことができる職場に巡り合えることはまずないでしょう。前職よりも年収が下がってしまうのは間違いありません。未経験で40代を超えているということが大きなマイナスとなり、アルバイトやパートで採用される場合がほとんどだからです。

しかし、ある程度接客スキルや仕事のノウハウを覚えることができれば、もっと条件の良い職場に移ることも可能になります。時給が高く働く条件も良い店は他にもたくさんあるからです。

飲食業で成功を収めた40代の転職者たちは、最初からスキルを得るために店で働き、そこで必要なスキルを得たら次を目指します。そうすることで、年収や仕事内容の条件を少しずつ上げていくのです。

飲食業の収入は他の業界よりも低いと言われています。ですから、少しでも年収を上げるためには、スキルを身につけて条件の良い店に移るしかないのです。

まとめ

40代から飲食業に転職した人は、本当に負け組なのでしょうか?確かに、飲食業は誰にでもできるというイメージがあり、給与面でもあまり恵まれていないため、「負け組」と言われてしまう面もあるかもしれません。

しかし、飲食業に40代から転身して「勝ち組」になった人もいます。飲食業は接客スキルや料理スキルなどが必要な、「実力が全て」の世界でもあります。そんな実力主義の世界だからこそ、がむしゃらに実力をつけることで成功する可能性もあるのです。

むしろ、飲食業で身を立てるためには本当は高いスキルが必要なのに、「飲食業など誰にでもできる仕事だ」などと勘違いして中途半端な気持ちで転職してしまうからこそ、負け組になってしまうのかもしれません。

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