あなたの職場には、いわゆる「バカ上司」と言われる残念な上司がいませんか?
どんな職場にも、嫌な上司が一人はいるものです。

しかし、「嫌な上司がいるから、仕事したくない!」などと仕事を投げ出すわけにはいきません。仕事とは、業務をこなし売り上げを上げるという生産的な仕事だけでなく、ダメな上司とうまくやっていくという非生産的な仕事もあるのです。

これも、仕事、なのです。
では、そんな困ったバカ上司に当たってしまったら、どうすればうまく立ち回れるのでしょうか?

ここでは、バカ上司に将来をつぶされないための対策と、タイプ別バカ上司の取扱説明書をご紹介します。あなたの職場のバカ上司対策のために、ぜひ活用してみてください。

バカ上司の下で働くことになったらしておきたいこと

バカ上司に対する具体的な対策を考える前に、バカ上司対策の基本についてお話しします。これをしておくのとしないのとでは、職場のバカ上司から受けるストレス量は大きく変わってくるはずです。

自分とその上司の立ち位置を見定める

まず、自分とその上司の立ち位置はどうなっているのか、しっかり見定めることが大事です。
あなたは上司のことを「バカ上司」と思っているかもしれません。しかし、周りがそう思っていなかったらどうでしょうか?あなたに味方がいなくなってしまいます。

そのバカ上司は、仕事ができますか?周りから必要とされているでしょうか?周りからの評価はどうですか?

その上司が、
① 周りの人は嫌っていないし、仕事もできる
② 嫌われているが、仕事はできる
③ 嫌われているし、仕事もできない
のどれに該当するかによって、あなたの立ち位置は変わります。

① だった場合、あなたの立場は非常に難しいものになります。
② だった場合も、対処が難しいでしょう。嫌な部分を上手にかわして、仕事をしなければならないからです。時には、上司よりも仕事ができるように頑張る!という持っていき方も必要でしょう。

③ の場合は、実際に仕事に支障がでますから、それはそれで難しい問題です。しかし、周りも嫌っているならば、味方を増やして周りと協力していくこともできるはずです。

「あの上司嫌い!」といきなり態度に出すのは、子供のすることです。まずは、冷静に自分と上司の職場での立ち位置を観察し、うまく立ち回る方法を考えるべきです。

「仕事に支障をきたす」ことを盾に味方を増やす

 

嫌な上司がいる場合、周りと協力して助け合うのが王道です。しかし、だからといって、「あの上司嫌ですよね~」「私大嫌いなんですよ~。そう思いません?」などという、マイナスオーラ全開で周りににじり寄るのはNGです。「あの人嫌い」というマイナス態度を出すと、逆にあなたの方が嫌われてしまいかねません。

ここは、スマートに、大人な対応で行きましょう。
「あの上司は重要な連絡をすぐ忘れるから困っているんです。」「いつもネチネチ同じことを繰り返し言われて・・・話が長すぎて仕事時間が圧迫されてしまうんです。」など、その上司を個人攻撃するのではなく、「仕事に支障が出るので困っている」という体で周りに相談するのです。

そうすることで、「それは困るね」と相談に乗ってくれる人が増えていくでしょう。

さらに、その上司よりさらに上の立場の上司や、上司の同僚など、偉い人を味方につけると効果は絶大です。また、企業によっては「派閥」「学閥」がある場合もあります。その上司がどのグループに属しているのかを把握して、うまく立ち回るのも良い方法です。

とは言っても、そんな偉い立場の上司たちと話す機会はなかなかないかもしれません。ですから、まずは同じ職場の同僚や先輩などから、周りを固めていきましょう。

上司に対する礼儀正しい態度は崩さない

どんなに嫌いで仕事ができない上司でも、その上司に対する礼儀正しい態度は崩してはいけません。あくまでも、バカ上司は上司であなたは部下です。その会社に属している以上、この関係は変わりません。

ただ、礼儀正しい態度を取るということと、上司に意見するということはまた別です。
ただ、意見する場合は、「失礼ですが、それは違うと思います。」「その方法もアリだとは思いますが、この場合はこちらの方が良いかと」などと、相手を立てた言い回しがおすすめです。
暴言を吐いたり声を荒げたり、相手の人格を否定するなど、社会人としては失格な態度を取るバカ上司であっても、上司は上司です。同じように暴言を吐いたり失礼な態度を取ったりしてしまうと、同じレベルに成り下がってしまうことになります。

それでは、負け、なのです。
あくまで大人な対応で、礼儀正しい態度を崩さずいきましょう。

バカ上司は基本スルーする

あまりにひどい暴言を吐く、人格を否定するようなことを言ってくる、などという場合は、最低限仕事で必要なやり取りのみにとどめ、基本はスルーが推奨です。「何か言ってるな~」くらいに右から左に受け流し、仕事に必要な情報だけを拾って、あとは全てドブに捨ててしまいましょう。

しかし、いくらスルーしていても、心の中にふつふつとストレスが溜まってしまうはずです。そんな時は、職場の味方になってくれている同僚や、職場とは全く関係ない友人などに、バカ上司の悪口を吐き出す飲み会に定期的に参加するなど、ストレスを発散してください。

ただ、「連絡の伝達を忘れる」「仕事ですぐにミスをする」などという、スルーできないタイプの上司もいると思います。そんな、仕事ができないタイプの上司の場合は、その上司に仕事をさせないという、全てにおいてスルーする対策も必要かもしれません。

嫌な上司の特徴によって対応を使い分けよう

嫌な上司、バカ上司には、いろいろなタイプがあります。ここでは、4種類のバカ上司のタイプの特徴と対応策について、ご紹介します。あなたの上司に当てはまるのはどれでしょうか?上司の特徴をしっかりつかんで、上手に対応してください。

体育会系パワハラ型ゴリ押し上司

【特徴】

体育会系パワハラ型ゴリ押し上司は、根本的には支配欲が強く、わがままでプライドが鬼のように高いです。わがままなので自分の思い通りに事が運ばないと、怒ります。そんな時は、正論を言っても通じません。プライドが高いので、部下が言っていることが正しかったとしても、認められないのです。

また、体育会系なので、何でも「やればできる」と思っています。「できないは甘え」「できないのはちゃんとやっていないからだ」と言い放ちます。自分のやり方に固執するので、そのやり方ではうまくいかない場合でも、やり方を変えようとしません。

その結果仕事はうまくいかないのですが、そうすると暴言や相手のことを否定するパワハラに発展します。

さらに、パワハラに加えてセクハラを併発しやすいのも、このタイプです。体育会系の人の中には女好きな男性が多く、体育会系のノリで平気でセクハラをしてきます。そして、権力に弱いのもこのタイプ。さらに上の上司にはヘコヘコし、部下にはつらく当たる典型的なパターンです。

 

【対応策】

体育会系パワハラ型ごり押し上司のウィークポイントは次のようなものがあります。
・事務的で冷静な対応
・強気な態度
・怒らせるだけ怒らせておく
・上の上司の協力を仰ぐ
暴言を吐いたりつらく当たったりして部下を追い込むタイプの上司は、部下をいじめてストレスを発散している部分があります。大きな声を出して発散し、怒られてシュンとしている部下を見ることでストレス解消になっているのです。迷惑な話です。

ですから、そんな上司に支配されず、上司のストレス発散材料にならなければ良いわけです。
このタイプに有効なのが、仕事の話だけはきちんとして後は事務的で冷静な対応をすること、そして、強気な態度で臨むことです。

「なんでこんなことしたんだぁ!!」とブチ切れられたとしても、「それは上司の指示があったからです。」「このままではまずいので、この対応を取ります。」などと冷静に対応すれば、「お、おぅ・・・」となるでしょう。

「な、なんだ!その態度は!!」などとさらにヒートアップした場合、「ではどのような対応が良いのでしょうか?ご指示ください」などと常に冷静かつ強気な態度をとります。するとさらにブチ切れるかもしれませんが、その時は怒らせておきましょう。いずれ疲れて、収まります。

そして、権力に弱いという弱点を突き、できればさらに上の上司を味方につけましょう。冷静で強気な態度を繰り返すことで、上の上司が「あいつはいつも怒鳴り散らしていて、ダメだな」と思うようになれば、しめたものです。

セクハラに関しても、周りに味方を集めて上の上司に掛け合うべきです。うまくすれば、一気に形勢は逆転、バカ上司はどこか遠い所に飛ばされることになるかもしれません。このタイプは、暴言や人格否定発言などのパワハラ、そして、セクハラなど会社的にNGになる問題をしでかすので、上に問題を上げれば会社として対処してくれる確率が高いのです。

姑か?!ネチネチ系嫌み上司

【特徴】
「あなたは私の姑なのか?!」と思ってしまうような、ネチネチといつまでも嫌みを繰り返す嫌み上司も、よくいます。女性上司に多いですが、どっこい男性にもいます。
ネチネチ系嫌み上司は、基本的に性格が悪いです。その特徴は、
・相手の粗探しが好き
・他人の不幸が好き
などがあります。性格が悪いので、人の悪口をよく言います。部下が失敗したと聞けば、嬉々としてネチネチ嫌みを言います。ですから、自分の部下が仕事に成功したり周りから評価が良かったりすると、面白くありません。「あなたのためを思って」などと言って、ネチネチと部下を否定する発言を繰り返します。出る杭は、打つのです。中には、うまく立ち回って上手に部下にダメージを与える、賢いタイプもいますから用心が必要です。一緒に仕事をしていて一番ストレスが溜まるのが、このタイプです。

 

【対応策】

ネチネチ系嫌み上司の対応の難しい所は、上に問題として上げても処罰されづらいという点です。嫌みを言っただけでは、パワハラやセクハラのようなわかりやすい処罰対象にはならないからです。

とはいえ、毎日嫌みを言われたらきついものです。
これといった対応策が無いのもつらいですが、有効な対応策は以下の通りです。
・スルー
・周りを味方につける
・愚痴ってストレス発散
嫌み系の上司は、もうスルーしかありません。嫌みを言っている上司のことをイモかカボチャだと思うのです。

「あぁ、また言ってるな~」「嫌み言ってる上司の顔、醜いな~」「家族にも相手にされていないのかな。かわいそうだな~」などと心の中で思いながら、不要な会話をどんどんスルーするのです。慣れてくると、本当に嫌み上司がイモかカボチャにしか見えなくなるかもしれません。

不思議なことに、スルーされ続けると嫌み上司の方も、「こいつにはダメージが与えられないからつまらない」と、だんだん言ってこなくなるものです。それでも、心の中にマイナスオーラが溜まったら、飲み会などでどんどん発散しましょう。これも、重要なことです。

仕事ができなさすぎ!ダメダメ系使えない上司

【特徴】

仕事でミスを連発する仕事ができないダメ上司は、とても困った存在です。
不思議なことに、仕事はできないけどいい人という上司は意外とおらず、仕事もできないし性格も悪いという上司が多い傾向があります。
その特徴は、
・仕事が破滅的にできない
・ミスを隠ぺいする
・人の話を聞かない
などというものがあります。決めつけてはいけませんが、もしかしたら「発達障害」のようなものを抱えている人も、中にはいるかもしれません。

そして、仕事ができないならまだしも、さらに、ミスしたことを隠すなどして被害を拡大させる人もいます。変にプライドが高いのか、ミスを申告しないのです。
人の話を聞かないという人もいます。話を聞かないから、ミスを繰り返してしまうのかもしれません。

 

【対応策】
仕事ができない上司を持ったら対応は二つ、
・あきらめる
・上の上司に掛け合う
これしかありません。これから上司に仕事ができるようになることを期待するのは、無駄です。その上司ができることだけをしてもらった方が、生産性は限りなく低いですが、仕事に支障をきたすよりはましです。かと言って、バカにしたり無視したりするのはよくありません。あくまで上司として扱い「これをお願いします」と上司としては、立てておきます。しかし、それでは部下に負担が増えてしまいますから、根本的な対処が必要です。上の上司に「実際にこのように困っている。どうにかならないか。」と掛け合いましょう。うまくすれば、どこか他の部署に飛ばしてくれるかもしれません。残念ながら、上の上司が消極的な態度だったら、あきらめるしかありません。

事なかれ主義!なあなあ系何にもしま専務上司

【特徴】

とにかく事なかれ主義で、何もしない上司です。
その特徴は
・仕事は前例を踏襲するのみで新しいことはしないし、させない
・仕事で問題が起こってもなあなあで済ませ、何もしない
というものです。部下だけでやりくりして何とかなるのであればまだ良いですが、「仕事が増えすぎて人員を増やさないと無理」「設備を増やす必要がある」などという、上司が動かなければいけない場合には、とても困ります。

また、チーム内で人間関係の問題が発生した時、例えば「Aさんが仕事をしない」などと言
うときであっても、「仲良くやってよ」などと言うだけです。本来ならばAさんに注意するのが上司の仕事ですが、何もしません。

 

【対応策】
何にもしない事なかれ主義の上司の場合、対処策はただ一つです。
・さらに上の上司に相談するただし、バカ上司に握りつぶされないように、うまく立ち回る必要があります。
例えば、人を増やさないと回らなくて困っている場合、チーム内の残業量や顧客に迷惑をかけたことなど、具体的な材料をそろえておきましょう。バカ上司に言い逃れができないようにするのです。他にも、バカ上司が放置した案件があれば、添えます。さらに上の上司が話しづらい場合は、他の上司に相談するという手もあります。とにかく、このタイプはまわりを巻き込まなければ、改善は難しいでしょう。

まとめ

バカ上司への対処法について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
社会の荒波の中で生きていくためには、周りの状況を正しく察知し、うまく立ち回っていく必要があります。敵が上司ならなおさらのこと、会社に対して上手に立ち回ることがおすすめです。

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もし、会社が何もしてくれない場合、そんなダメ上司を放置し続ける会社は大丈夫でしょうか?そんな会社には見切りをつけるべきかもしれません。そんな時は、水面下で転職活動を進めるのも、一つの解決策です。
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