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デパートの化粧品売り場でお客様へメイク方法をアドバイスしたり、実際にメイクを施したりすることでお客様へ最適の化粧品を提案する、いわば化粧品や美容のプロフェッショナルと言える職業が美容部員または化粧品販売員、あるいはビューティーアドバイザーと言われている方々です。

美容や化粧品は女性にとって一大関心事であり、その最前線で働く美容部員という職種は転職市場においても特に女性から抜群の人気を誇る職種の一つです。

しかしながら華やかなイメージが強いだけに、いざ転職してみたら「こんなはずではなかった」といったことになりやすい職業でもありますから、美容部員への転職を志望されている方はその仕事内容や実態などを正しく知り、理解しておくことが大切ですよね。

そこで今回は、知られているようで意外と知られていない美容部員の世界について徹底調査しましたので、その内容を皆さんへ詳しくお伝えして参ります。

美容部員の仕事内容とは?

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美容部員(化粧品販売員、またはビューティーアドバイザー。以下美容部員とします)の主な仕事内容とは冒頭でもお伝えしたとおり、お客様に自社の化粧品でメイクを行なったり、メイクの仕方をアドバイスしたりすること等を通じてお客様に最適な化粧品を提案・販売することにあります。

この点は決して間違ってはいませんが、ポイントはそれだけが仕事ではないということです。

ではどのような仕事を他に担っているのか、確認して参りましょう。

化粧品販売店舗の運営・管理も美容部員にとって大切な仕事!

美容部員は化粧品販売エリア、または販売店の従業員でもあります。

つまり、お店を運営・管理するという仕事も大切な仕事です。

お店を運営・管理するためには次のような仕事を果たす必要があります。

店舗の美化やメンテンナス

006_02化粧品の売り場や店舗は言ってみれば「美」を売っている場所です。美を売っている売り場が汚ければ、誰もそこで商品を買おうとは思いませんよね。

つまり化粧品売り場や店舗は、他の商品以上に店舗の美しさが売り場に求められることになります。

そのため化粧品のディスプレイ方法を含めてきれいに陳列することや、ショーウインドウ、カウンター、レジ廻り、壁や看板に至るまできれいな状態を保つことは必須であると言えます。

また、商品を照らすことで商品をより美しく見せている照明の電球が切れているようなことがあれば台無しですのでチェックし、交換する必要もあります。

即ち日々の清掃や店舗メンテナンスはとても重要であり、そうした清掃やメンテンナスを日々行なうことも美容部員の大切な役割でもあるのです。

在庫管理

006_02お客様に最適な化粧品を速やかに提供するには、店舗における化粧品の在庫状況をしっかりと管理しておく必要があります。

限られたスペースで化粧品の在庫を維持するには、過剰にならないよう、かと言って切らさないよう適切なタイミングで適切な量を発注を行なうと共に、売上状況と照らして小まめに在庫状況をチェックすることも円滑な店舗運営において不可欠です。

そうした在庫管理といった事務的な仕事も、美容部員にとってはやはり大切な仕事の一つです。

会計手続きや売上販売管理

006_02化粧品を販売すれば当然売上が発生しますし、会計手続きも必要になります。

現在多くのメーカーではPOSシステム(全店舗の売上状況を一元的に管理できるネットワークシステム)が導入されていますので、会計手続きの主な作業と言えばPOS端末機能を備えたレジの操作を行なうことだと言えますが、こうしたレジの操作も美容部員の仕事です。

またPOS端末には毎日の売上集計や月間、あるいは季節単位での売上集計の他、特定商品だけの売上集計など店舗の売上状況を様々な条件で集計したり、分析したりできる機能が備わっています。

これらを活用して、日々の或いは特定期間、特定商品の売上分析を行い、今後の化粧品販売の行動計画や指針を立てることも美容部員の重要な取組みです。

またPOS端末だけでは現金の管理は不可能です。

お釣りを切らさないようにする、日々の売上と実際の売上金において現金差が生じないよう小銭やお札のお金の出入りを適切に管理することも美容部員が決して疎かにしてはならない仕事の一つです。

店舗での販促活動

006_02化粧品メーカーでは様々なキャンペーンを実施する他、定期的に新商品を開発し、売り場への投入を図っていますが、その際に特に重要になってくるのが店舗の販促活動です。

お客様への接客を通じて化粧品を提案する営業活動とは別に、例えばPOPを作成したり、本社からチラシやポスター、その他販促ディスプレイツール等が支給された場合にはそれらを効果的に活用できるよう考えて店舗でディスプレイを行なうといった販促活動も美容部員にとってやはり大切な仕事となります。

美容部員の主要な仕事は接客!だからこそそうした仕事も大切であるの認識が必要!

006_02美容部員の主たる仕事は、お客様の接客であることは間違いありません。しかしながら、接客を行うには店舗へお客様が来店して頂かなければはじまりません。

例えばデパート等の売り場でお客様に来店して頂くには、当然店舗がきれいである必要があります。

ショーウインドウが汚れていたり、化粧品が乱雑に並べてある店舗には立ち寄ってくれません。

あるいは特定の化粧品を目当てに来店してくれたのにその在庫を切らしていれば、他店または他の化粧品メーカーの店へ行って購入しようとなりますし、再来訪もあまり期待できなくなります。

また、お得なキャンペーンを実施していることにお客様が直ぐに気付けるようなポスター等のディスプレイがあれば、お客様が立ち寄って頂く可能性は高まりますよね。

つまり、ご紹介した仕事は美容部員が接客以外に取り組む仕事というのではなく、最高の接客を行うための準備や環境を整える上で重要な仕事だということ、全て大きな関わりがある仕事として理解しておくことが大切です。

優れた美容部員であり続けるために必要なこととは?

美容部員の仕事は決して化粧品の提案や販売だけに限られる訳でないことはおわかり頂けたと思いますが、美容部員を目指す方は仕事内容だけでなく、美容部員としての資質を磨き続けること、継続的な努力が必要になることも理解しておく必要があります。

ではどのような取組みを現役の美容部員の方々は行なっているのか、ご紹介して参ります。

高頻度で実施される新商品セミナー

icon01化粧品メーカーによっても多少事情は異なりますが、多くの化粧品メーカーでは新商品を定期的に市場へ投入しています。

化粧品をお客様に提案する立場となる美容部員はそれら新商品に対してお客様からどのような質問をされても答えられるよう、新商品が投入される度にそれら新商品に対して詳細に理解することが求められます。

そのため、美容部員は化粧品メーカーが実施する新商品の勉強会やセミナーに参加し、勉強することも重要な「勤め」であり、「努め」でもあります。

ではこうしたセミナーは休日に行なわれるかというと、そうではありません。

通常新商品のセミナーや勉強会は仕事の一環として勤務日に行われ、例えば化粧品の成分や特徴、あるいはお客様へのすすめ方など、質疑応答も含めてかなり時間をかけて実施されます。

尚その頻度ですが、この点は化粧品メーカーによってまちまちです。

シーズンになると月に数回開催される場合もあれば、セミナーが全くない月もあります。

接客やメイクテクニックのセミナー

icon01また、化粧品メーカーによっては自社の新商品セミナー以外に定期的に美容部員を招集し、接客技術の向上や高度なメイクテクニックを身に付けさせるためのセミナーなどを実施している場合もあります。

これらは一般企業における社員研修と同じ意味だと考えればよく、化粧品メーカーの本社で研修を行なう他、例えば全国から美容部員を宿泊可能な研修会場に集めて合宿形式でじっくり行なうといった取組みも行なわれています。

勿論こうしたセミナーも休日ではなく、通常の場合は勤務の一環として行なわれています。

美容部員として自主的な訓練や勉強が必要!

icon01では、こうした新商品のセミナーやメイクの技術に関する研修などを勤務時間中に受ければ、それだけで十分かとなると、その点は個々の美容部員の方々によって異なってきますよね。

吸収力や理解力は人によって異なります。

また広範な知識や高い接客能力を既に備えているベテランの美容部員の方であれば一通りの説明を受けるだけ深く理解できることが多いでしょうが、新米美容部員の方々ならセミナーで説明された内容で十分理解できていない点も多々あると考えられます。

その上で、未経験で美容部員を目指す方々は当面は「新米美容部員」となりますから、セミナーを受ければ十分との考え方は適切とは言えません。

ベテランの先輩美容部員より多くの時間をかけて自主的に訓練や勉強に取り組む必要があることは、当然のことだと言えます。

休日を全て返上して体を壊してしまえば元も子もありませんので「ほどほどに」ということは前提とした上で、週二日の休日の内一日はセミナー等で勉強したことを復習する日にあてるといった取組みを行なう覚悟が当面は必要です。

美容部員は「ここまで勉強すれば後は大丈夫」というゴールのない職業です。

時代と共に美に対する嗜好やニーズ、トレンドは変化しますし、また美容学や医学なども日々発展を遂げていますので、化粧品は常に進化し続ける宿命にあります。

それだけに、美容部員は現役でいる限り勉強し続ける必要があるということを、美容部員を志している方々はしっかりと理解しておくようにしてください。

美容部員という女だらけの職場の内情について

美容部員の職場は皆さんも御承知の通り、男子禁制という訳ではありませんが実質的には女性ばかりといって良い職場です。

そこで気になる点が職場の雰囲気や人間関係といった内情ではないでしょうか。

こうした職場の内情を知る上で大切なことは

check081 個人ブログなど個人の主観や経験だけで書かれた情報を鵜呑みにしないこと

check081 「噂」は噂であり、客観的な事実に基づかない情報なら不用意に信じ込まないこと

です。

美容部員が勤めている店舗は基本的に女性だけでの少人数で運営されていますので、どうしても人間関係が良い意味でも悪い意味でも密になってきます。

そうした密な関係が、同じ女性同士だから良い方向に向かう場合もあれば、残念ながら余計に悪い方向に向かう場合も確かにあります。

和気あいあいと楽しく仲の良い人間関係が築かれる場合もあれば、人間関係で摩擦が生じてギスギスしてしまう「場合」もあり得るでしょう。

ただ、その点は「美容部員の職場だから」ではなく、少数の女性が集う職場環境なら同様に置き得ることであり、類似した職場環境なら避けようがないこととも言えます。

では、美容部員の職場に限った場合にはどのようなことが言えるのでしょうか。

一定の厳しさはある

既にお伝えしたとおり、美容部員は継続的な勉強や自己研鑽が求められる職種です。

何より接客を行ってお金を頂く以上「プロ」であることが求められます。

そのため、もし仮に自主的な努力をサボりがちで向上心が乏しい美容部員がいれば、先輩の美容部員が厳しく指導することは当然あります。

即ち理不尽なイジメなどではなく、美容部員としての成長を願って先輩や上司が厳しく指導したり接したりする機会が他の職種より多いといった理解は前提として必要だということです。

そうした厳しさを腹いせ紛れに「イジメだ」と掲示板の書き込みで表現しまっている場合も、決して少なくありません。

そうした情報に接した場合には、一定の厳しさがあることを前提に冷静に見極めるようにすることが大切です。

チームワークの乱れは販売に影響するため、メーカーも適宜対策をとっている

販売店舗の人間関係がギクシャクしてしまえば、チームワークの乱れを招き、店舗売上に悪影響を及ぼすことはメーカーも十分心得ています。

そのため、美容部員のそうしたメンタル面のケアや良好な人間関係維持に気を配っているメーカーは決して少なくありません。

例えば専属の職場カウンセラーが美容部員の悩みに対応したり、定期、不定期に人事異動を行なったり等々、職場の人間関係の悪化をそのまま放置してしまわないよう一定の対策が取られていますので、あまり過度に不安を感じる必要はないと言えます。

接客にも通じるコミュニケーション能力が大切

職場の雰囲気や内情がどうだという手前の問題として、誰とでも一定の良好な人間関係を気付けるようコミュニケーション能力を磨く努力は大切です。

人間関係の悪化は自身にも何らかの問題がある場合もあります。

コミュニケーション能力を高めることが、そうした人間関係上の摩擦の回避にもつながりますし、何より美容部員として最も問われる接客能力の向上にも役立ちます。

美容部員を目指している方は、この点も大切な心得としておいて欲しいものです。

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