転職するにはどれくらいの応募数が必要?データと状況から見る適切な応募数について解説

転職時の応募企業数

転職を実現させるためには、選考に1社落ちたからといって諦めていてはいけません。転職条件を絞り、それに当てはまる企業に対して積極的に応募していくことが大切です。

では、一体どれくらいの応募数が必要になるのでしょうか?

今回は、データや状況からわかる転職するために適切な応募数について解説していきます。

転職成功者の企業への平均応募数はどれくらいなのか

転職にかなり有利な経歴やスキルを持っている場合を除けば、2~3社に応募してすぐに転職が決まるということはそうそうありません。

では、転職に成功したい人は、みんなどれくらいの企業へ応募しているんですか?
気になりますよね。具体的な平均応募数を知って目安しておきましょう!

平均応募数は10社前後

転職サイトのリクナビNEXTが独自に調査した結果によれば、20~30代の転職成功者の場合、転職が決まるまでの企業応募数は「1~4社」という回答が最も多いことがわかりました。

5年以内に転職した20~30代正社員の方、男女1000名に対して行われたもので、回答はそれぞれ以下のようになりました。

企業応募数男女1000名の割合
1~4社59%
5~9社16%
10~19社15%
20~29社5%
30社以上5%

この調査では、「1~4社」と回答した人が最も多かったものの、10社以上に応募した人が25%いることがわかります。

20~30代でも10社以上に応募した人がこれだけいるのか…。
そうですね。人によって応募した数にはかなり差があるということです。年齢の幅を拡げたらどうなるのかも見てみましょう。

年齢によって平均応募数は大きく異なる

転職サイト大手のマイナビ転職が、自社のサイトに登録する会員が実際に応募した企業の数を調査したところ、年齢によって平均応募数がかなり異なることがわかりました。

幅広い年齢がいる会員全体の平均応募数は8.4社。では、年齢別にみてみましょう。

求職者の年齢平均応募数
19歳以下4.1社
20歳~25歳6.3社
26歳~30歳7.1社
31歳~35歳8.2社
36歳~40歳8.7社
41歳~45歳10.1社
46歳~50歳12.1社
51歳~55歳14.5社
56歳~60歳14.5社
61歳以上15.2社

年齢別の平均応募数を比較すると、全体の平均を下回っているのは19歳以下から35歳までであることがわかります。

また、年齢が上がれば上がるほど、平均応募数が多くなっていることが、よくわかるデータになっています。

41歳以上になると、平均10社以上に応募しているのか…。
そう。そして、このデータはあくまでも「平均化」したもの。だから、実際にはこれより多く応募している人もたくさんいる可能性が高いといえるでしょうね。

応募数に大きく関わる書類選考率

このように、転職を成功させるために多くの企業に応募しなければならないのは、書類選考率が大きく関係しています。

20代~30代に対して調査を行ったリクナビNEXTのデータでは、応募数の平均は7.5社、面接したした企業の平均は3.4社、内定を獲得した企業の平均は1.4社です。

つまり、書類選考の通過率は約50%、内定率は約40%となりました。

また、マイナビ転職では、転職エージェントのマイナビエージェントを利用して内定を獲得した人のデータを調査しており、書類選考率は約30%、一次面接通過率も約30%、面接を通過し内定を獲得する確率が約50%という結果でした。

このように、書類選考に通過できる確率は30%~50%で、簡単に言えば2人に1人は選考に落ちてしまうことを意味しています。

同じように転職を考えている方は、あなた以外にもたくさんいることを考えれば、その確率はもっと低くなると考えて差し支えありません。

書類選考を通過する確率って、思っていたよりも低いんですね。ちょっと甘く見ていたかもしれません。
そうなんです。だから、企業への応募数が増やさないと安定を勝ち取れる確率も下がってしまうというわけです。

こちらも影響するのはやはり年齢

そして、書類選考の通過率は年齢がさらに影響することを忘れてはいけません。

中途採用を行う企業としては、採用コストを抑えるために、できるだけ長く働いてくれる若い人材を確保しようとする傾向にあります。

ですから、年齢が高くなるほど、書類選考を通過できる確率は下がっていきます。

このように考えれば、41歳以上の転職希望者の応募数が平均でも10社以上になることは納得できるのではないでしょうか?

だから、年齢が高くなると応募数も多くなるんですね。
かつては「35歳の壁」という言葉が転職市場にはありました。その風潮が薄れてきているとはいえ、まだまだ厳しい状況にあるということです。

内定獲得のためには何社応募しなければならないのか

データによる応募数がわかったところで、実際内定を獲得するためには、何社応募しなければならないのでしょうか?

これまでのデータから考えると、1社の内定を得るためには、最低でも7社~8社程度に応募する必要があります。

また、1社ではなく2社の内定が欲しいなら15社、3社の内定が欲しいなら23社程度を目安にして応募しなければなりません。

それに加え、年齢が関わってくるというのは先述した通りなので、40代での転職なら、さらに多い数の企業に応募したほうがいいのかもしれません。

応募数を増やすためには、転職先選びから考え直した方がいいんですか?
条件にこだわりすぎると、応募数が必然的に少なくなりがちです。転職に対して何を最優先にするのか、明確にしてから応募する企業を探したほうがいいですよ。

転職活動を始めてからどれくらいの期間で転職しているのか

転職を成功させるための応募数に合わせて、考えておきたいのが転職活動に掛ける期間です。

人によって違いはあるものの、一般的には転職活動期間は1~3ヶ月程度になることが多い傾向にあります。もちろん、年齢や状況によっては、それ以上の転職活動期間が必要になることもあるでしょう。

できるだけ短い転職活動期間で内定を勝ち取りたいと考えているのであれば、できるだけ多くの企業に集中して応募するのがおすすめ。

1社ずつ様子を見ながら応募していると、それだけ時間が掛かりやすいからです。

転職活動も戦略的に行わなければならない、ということですね。
内定をもらうためには、ある程度の企業に応募することが必須。期限を決めて効率的に行動しないと、転職活動が長引いてしまうし、モチベーションを保ちにくくなるんですよ。

転職を実現させるために適切な応募数とは?

ここまでは、転職成功者の平均的な応募数について解説してきました。

ただ、企業への応募数は、転職者の状況や希望条件、年齢などさまざまな要素が影響するため、一概には言い難い点があります。

これまでの話を聞いていると、とにかく応募しまくるほうがいいのかと感じました。
もちろん、応募数を増やしたほうが内定を勝ち取るチャンスは増加します。でも、状況によってはあまり応募数を増やさないほうがいい場合もあるんです。

ここでは、転職者の状況に応じた適切な応募数について見ていきたいと思います。

応募数は状況によっても異なると考えるべき

繰り返しになりますが、転職を希望する場合の企業への応募数は状況によって異なります。

もし、あなたの経歴やスキルが業界にとってかなり魅力的である場合、ほんの数社応募するだけですぐに内定を獲得できるかもしれません。

しかし、すべての転職者がそのような状況にあることはありえません。社会人デビューを目指す人や、差し迫った理由があって転職せざるを得ない人などさまざまでしょう。

ですから、自分がどんな状況にあるのか、転職活動をどう進めていきたいのか、といったことを客観的に理解したうえで、どのように企業に応募するのかを考えなければなりません。

では、たくさん応募したほうがいいケースと、応募数を絞ったほうがいいケースは、どのように見極めればいいのでしょうか?
大丈夫!これからしっかり解説していきますよ!

できるだけ多くの企業に応募したほうがいいケース

まずは、できるだけ多くの企業に応募したほうがいいケースから見ていきましょう。

たくさん応募したほうがいいのは、具体的に以下のようなケースです。

応募数を多くしたほうがいいケース
  • 転職活動をできるだけ早く終わらせたい場合
  • 転職失敗のリスクを減らしたい場合
  • 転職を希望しているが自分の経歴には自信がない場合
  • 異業種へと転職してキャリアチェンジがしたい場合
  • さまざまな企業から比較検討したい場合

それぞれについて解説していきましょう。

転職活動をできるだけ早く終わらせたい場合

転職活動をできるだけ短い期間で早く終わらせたいと考えているなら、たくさんの企業に応募することをおすすめします。

転職活動で時間が掛かるのは、企業の選考を待っている時間や期間です。内定が出たかどうかを気にしやすくなり、思いのほか長く感じるでしょう。

少しずつ応募すると、選考期間を長く感じた挙句に、内定が受け取れないことも。何度が繰り返すうちに気分が滅入ってしまうかもしれません。

このような状況を避けるために大切なのが、多くの企業に応募することです。採用につながる機会が多くなるため、転職活動期間を短くすることができるからです。

特に、現在すでに離職してしまっているという場合は、面接にも足を運びやすいと思いますので、条件に合う企業を多くリストアップして応募するようにしましょう。

転職活動の期間は、できるだけ短くしたいですもんね。
経歴やスキル、年齢なども関わってくるので一概には言えませんが、応募数を増やしたほうが選考の機会が増えるので、効果的といえるでしょう。

転職失敗のリスクを減らしたい場合

転職に失敗してしまうリスクを減らしたいと考える場合も、できるだけ多くの企業に応募することが大切です。

先述したように、転職したい企業に応募して書類選考を通過する確率は30~50%です。面接を通過して内定を獲得できるのは、そこからさらに50%となります。

転職を成功させるというのは、それだけ難しいということです。ですから、第一志望や第二志望の企業にだけ応募したところで、転職できるとは限りません。

志望する企業に落選してしまったからといって、イチから転職活動をやり直すようなことがないようにするためにも、できるだけ多くの企業に応募することが重要になるのです。

また、多くの企業に応募することで、転職活動自体に慣れやすくなるというメリットもあります。選考の回数を重ねるほど、自分らしい受け答えがしやすくなるでしょう。

さらに、選考を通じて自分の強みや弱みがわかりやすくなります。自分では強みに思っていなかったスキルが、企業から高く評価され自信につながるケースもあるようです。

転職には、絶対失敗したくないもんなぁ…。
そうですね。少しでも転職失敗のリスクを減らしたいなら、企業への応募数は増やしていくべきといえますね。

転職を希望するが自分の経歴に自信がない場合

転職はしたいけれど、これまでの経歴に自信がないという場合も、できるだけ多くの企業に応募するべきです。

年齢にもよりますが、転職では即戦力となることが求められることが多い傾向にあります。そのため、これまでの経歴やスキル、実績などが重視されることになります。

そのなかで転職を実現させるためには、企業に選考してもらう機会を増やさなければなりません。

応募する企業を増やすことで、あなたに興味を持ってくれる企業が現れる確率は高くなるでしょう。

僕も経歴にはあまり自信がないなぁ…。
経歴は転職に大きく影響するもの。でも、自信がないからといって諦める必要はありません。強い気持ちを持って、貪欲に応募していくのが転職成功の鍵を握っているんですよ。

異業種へと転職してキャリアチェンジがしたい場合

これまで経験のない異業種へと転職してキャリアチェンジがしたい場合も、たくさんの企業に応募したほうがいいでしょう。

異業種への転職では、業界経験のない未経験者を歓迎する求人に応募することになります。そのような求人には、あなた以外の求職者からの応募も殺到します。

そのため、一見内定を勝ち取りやすそうな求人でも、実は採用倍率がとても高い可能性があるというわけです。

未経験歓迎の求人って、ハードルが低い分、内定ももらいやすいと思ってました。
そう見えて、実は競争率が跳ね上がっているということもあるんです。なるべく多くの企業に応募して、異業種への転職を成功させる努力をすることが大切ですよ。

さまざまな企業から比較検討したい場合

将来のことを考え、できるだけ多くの企業の話を聞いて、じっくり比較検討したいという場合も、応募数を多くしたほうがいいでしょう。

転職は、内定を勝ち取ることだけが重要なのではありません。転職後の働き方やキャリアの歩み方などは、あなたの生活に大きく影響することになります。

そのため、転職活動時には、綿密に情報を収集したり、業界や企業をしっかり研究したりすることが大切になるのです。

とはいえ、ホームページや口コミサイトだけでは、業界や企業の魅力すべてを把握するのは難しいもの。また、転職活動を進めていくなかで、新たな魅力や実情などを知ることもあるでしょう。

応募する企業の数を増やし、面接などでさまざまな話を聞くことができれば、しっかり内情を知ったうえで、入社したい企業を選択しやすくなります。

確かに、情報を集めるだけでは、本当にその企業でいいのか判断しづらいもんなぁ。
そうですね。転職先を慎重に選択したい方は、応募数を増やして選択肢を増やす方針で転職活動を進めていきましょう。

応募する数を抑えたほうがいいケース

一方で、企業へ応募数を抑えたほうがいいケースもあります。

具体的には以下のようなケースがそれにあたります。

応募数を抑えたほうがいいケース
  • 現職での仕事が忙しくて転職活動に時間が割けない場合
  • 同じ業界内や職種での転職の場合
  • 転職の条件に強いこだわりがある場合

現職が忙しくて転職活動に時間が割けない場合

転職のためにいろいろ行動したいと思っていても、現職での仕事が忙しくてなかなかそこまでの時間を割けないという場合は、応募数を抑えたほうがいいでしょう。

あまりに応募数を増やしすぎると、仕事にも転職活動にも支障をきたす恐れがあるからです。

仕事を継続しながらの転職活動では、退勤後や休日など限られた時間のなかで書類を作成したり、面接対策を行ったりしなければなりません。

また、面接に充てられる時間も少ないため、応募数をセーブしながらスケジューリングをしっかり行う必要があります。

応募数を増やすなら、計画性がないとダメってことですか?
その通りです。さらに、転職活動で現職での仕事に迷惑をかけるようなことは絶対に避けなければなりません。自分が対応できる範囲で、企業に応募することが大切ですよ。

同じ業界内や職種での転職の場合

現職と同じ業界内での転職や、同じ職種での転職の場合も応募数を抑えることをおすすめします。

同じ業界・職種の場合、その内情や求められるスキルや経験などを理解しやすいと思います。また、自分をどのようにアピールすればいいかわかりやすいでしょう。

このような場合は、自分が転職したい企業数社に絞って転職活動を行う方が、希望する転職を実現させやすいといえます。

でも、数社に応募しても内定を得ることができないようなケースもあると思うんですが…。
そうして状況でも焦ることがないように、ある程度企業をピックアップしておく、というのが有効です。ぜひ試してみてください!

転職の条件に強いこだわりがある場合

転職先の企業や待遇など、条件に強いこだわりがある場合も応募数を抑えたほうがいいでしょう。

というのも、転職に対するすべての条件を満たしてくれる企業は、実際には少ないものです。そこで応募数を増やしてしまうと、転職先に求める条件がブレてしまう可能性があります。

どうしても譲れない条件がある場合は、ある程度企業を絞って応募するのが得策です。

どんな転職にしたいかで、応募数に対する考え方は変わるんですね。
そう。ただし、あまりにも条件を設定しすぎて「条件に合う企業が見つからない状態」になってしまうのも避けなければなりません。だから、転職に求めることを明確にして、条件に優先順位を付けることが重要なんです。企業を探しやすくなるはずですよ。

転職成功者は応募数と同時に複数応募が多いという事実

転職に成功している人の傾向を見てみると、面白いことがわかります。

それは、企業への応募数が多いことに加え、同時に複数の企業に応募している数も多いということです。

たくさん応募するだけじゃなく、同時に応募することがそんなに大切なんですか?
そうなんです。特にいくつかの企業を比較して転職した人にはメリットが大きくなります。

複数の企業に同時に応募することのメリットやデメリット、注意点などについて解説していきます。

転職するための企業への応募数に決まりなどない

はじめにはっきりさせておかなければならないのは、転職するための企業応募数に決まりなど存在しないということです。

決まりがないってことは…。
つまり、一度にどれだけの企業に応募しようが、それは「あなたの自由」ということになります。

転職の成功率を少しでも上げたいと考えているのであれば、できる範囲で多くの企業に同時応募することが大切になるでしょう。

複数の企業へ応募することのメリットとデメリットとは

次に、転職活動で複数の企業に応募することのメリットとデメリットについて考えてみましょう。

まず、大きなメリットとなるのが、企業と接数する機会が増えるということです。

いくらしっかり準備をしたとしても、選考になって初めて現実とのギャップを感じることがあります。

企業に接する機会が多いほどそのような「気付き」が多くなりやすく、転職活動がより充実したものになりやすいのです。

できるだけ、「チャンスを多くする」ってことですね。
そうですね。転職活動は何度も経験することではないので、その1回を充実させることを考えるべきといえます。

デメリットといえば、応募数が増えるほど、1社に対する企業研究や面接対策など準備に掛けられる時間が減るということです。

準備ができないために、提出書類を使いまわしたり、面接で曖昧な返答をしたりしているようでは、複数企業に応募している意味は全くなくなってしまうでしょう。

あまりに応募する企業が多いと、対応が雑になってしまうってことか…。
転職を成功させるために、応募企業の「母数」を増やすことは大切。ですが、あなたの行動力とのバランスを保つことの方が重要です。

また、複数企業に同時応募することで、スケジューリングが難しくなるというデメリットもあります。

面接時間を確保するために、土日や退勤後のスケジュール調整で乗り越えたいと考えていたとしても、それはあなた以外も考えていることです。

実際、土日や夜間の面接には、他の転職希望者も集中しやすく、希望通りのタイミングで面接できるとは限らないのです。

転職したいのは、自分だけじゃないですもんね。
見逃しがちな視点ですが、あなたと同じように転職を実現したいと考える人はたくさんいるもの。自分のスケジュール調整が利く範囲内で、バランスよく応募することが大切ですよ。よく覚えておいてください。

一方で1社ずつ応募することも一長一短である

一長一短である複数応募ですが、逆に1社ずつ応募するのも同じように長所と短所があります。

1社応募のメリットは、一つひとつの応募に対してしっかり準備ができるということです。

先述したように、転職したい企業がはっきり決まっている場合や、転職の条件にこだわりがある場合は、1社に集中して勝負をかけることができます。

第一志望の大学に受験するような気持ちだな。
ある企業にどうしても転職したい!っていう気持ちが強い場合は、1社に集中したほうがいいですね。

一方で、1社応募では転職の判断基準がハッキリせず、不安になる可能性があります。

転職活動では、自分が下そうとしている判断が本当に正しいのかわからなくなるときがあります。もっと自分にマッチした企業があるかもしれないと、脳裏をよぎることもあるでしょう。

そのようなときに、1社にしか応募していないと、判断基準はその会社のみになります。そのため、そのまま突き進むか、イチから転職活動をやり直すかの二択を迫られることになるのです。

視野を広げて行動したほうがいい結果につながることもあります。

確かに一長一短ですね。どちらを選べばいいのか迷ってしまう…。
同時に複数応募するのも、1社に集中するのも、メリット・デメリットがあります。どちらにしても、極端になってしまわないようにすることが大切ですよ。

企業に複数応募する際に気をつけなければならないこと

ここからは、複数の企業に同時応募する際の注意点について解説したいと思います。

具体的には、以下の3つに気をつけるべきです。

複数の企業に同時応募する際の注意点
  1. 優先順位を明確にすること
  2. 余裕のあるスケジュールをたてること
  3. 入念に準備ができる企業数を上限とすること
どの注意点も、複数応募するメリットがなくなってしまいかねないので、必ず押さえておいてください。
わかりました!

優先順位を明確にすること

複数企業に同時応募したい場合は、自分のなかの優先順位をハッキリさせることが重要です。

求人を出している企業には、それぞれ何かしらの魅力があるものです。ですが、冷静になって検討すれば、その魅力に対する志望度には必ず差があります。

応募したい企業をリストアップしたら、それらの企業に優先順位を付けましょう。そして、優先順位の高い企業から応募するようにしましょう。

こうすることで、自分が転職したい企業の面接スケジュールをつけやすくなります。

リストアップした企業のなかでも、特に応募したい企業を優先的に考えるようにしましょう。

余裕のあるスケジュールをたてること

複数の企業に同時応募する場合、余裕のあるスケジュールをたてることを意識しましょう。

現職での仕事の都合や、外せない急用が発生するなど、応募した企業に面接日程の再調整を依頼しなければならない可能性があります。

このような調整は、基本的に1回限りがマナー。それに、二次面接・最終面接では企業の役員が面接を担当することもあるので、調整が難しくなります。

面接のスケジュールを詰め込み過ぎると、日程調整が利かなくなり、面接を諦めなければならないこともありますので、注意してください。

せっかく応募しようと思っても、余裕がないと対応が難しくなることがあるんですね。
その通りです。日程調整ができないことが理由で、選考に漏れてしまうのはもったいないこと。何事にも対応しやすいよう、遊びを持ったスケジュール計画が大切です。

入念に準備ができる企業数を上限とすること

先程解説したように、応募する企業が増えるほど、それぞれの企業研究や面接対策に掛けられる時間は少なくなります。

転職を成功させるために、応募する企業の数を増やすことは大切なこと。しかし、それと同じくらいしっかりと準備をすることも大切です。

応募数を増やしすぎて準備がおろそかになり、面接でしっかりとした受け答えができなくなるようでは本末転倒。いつまでたっても内定獲得に至ることはないでしょう。

応募する企業の上限は、「選考に対する準備を綿密に行える企業数」にすることが大切です。

応募する企業数を増やしすぎると、それだけ転職活動の質が落ちるかもしれないのか。
繰り返しになりますが、転職活動で選考に対する準備は非常に大切なことです。しっかり備えられないと、選考を通過できる確率も下がってしまいますので、注意しましょうね。

応募数だけじゃない!企業に応募する際の注意点

これまで、転職活動時の企業への応募数にフォーカスしてきましたが、企業に応募する際はその数以外にも気をつけておきたいことがたくさんあります。

以下に注意点をまとめましたので、必ずチェックしておいてください。

応募したい企業が少ない場合の対処法

新たな職場を探して企業を検索しても、応募したい企業が少ないというケースがあります。また、求人自体が少ないという場合もあるでしょう。

これらのケースでは、どのように対処するべきなのでしょうか?
以下に解説する2つのパターンが考えられます。転職条件と希望する職種の特性を把握することが大切になりますよ。

埋もれているかもしれない企業の魅力

応募したい企業が少ない場合は、あなたの転職の条件を少し緩和して応募するのがおすすめです。

あなたの希望や条件をすべて満たしている転職先というのは、なかなか見つからないもの。そのままでは、いつまでたっても応募すらできない状況に陥りかねません。

そんなときは、あなたの転職に対する条件を少し緩めてみてください。といっても、むやみに応募する必要はありません。条件の優先順位を絞り、それに当てはまる企業に応募すればいいのです。

こうすれば、企業の選択肢が広がり、応募数を増やすことができます。また、実際に転職活動を進めるなかで、自分では気が付かなかった企業の魅力を知る可能性もあります。

希望の条件の融通を利かせることで、自分にマッチした企業が見つかる可能性があるんですね。
そうなんです。ほんの少し見方を変えるだけで、転職先としてピッタリの企業を見逃していることも…。臨機応変に対応することで、転職活動を前進させることができるかもしれません。

求人が少ない=需要が少ない可能性も

あなたが希望する職種の求人自体が少ない場合、もしかするとその職種に対する需要が少ない可能性があります。

例えば、IT業界の職種の1つに「社内SE」という職種があります。これまで大手SIerやバリバリのSEとして働いている人の転職先として非常に人気があります。

ですが、社内SEというのは、1つの企業内にたくさん必要なポジションではありません。採用するとしても1名で十分、多くて2名が限界でしょう。また、すでに信頼できる社内SEが在籍している企業では、新たに採用する必要すらないといえます。

つまり、社内SEは採用人数や採用を希望する企業の数が少ない「需要は低い職種」ということになります。

社内SEのように転職希望者からの人気が高い場合、競争倍率はかなり高くなることが予想されるので、求人数が少ないうえに、競争率が高いということにもなりかねません。

このような職種を希望するなということではありません。ただし、その職だけを希望していると内定どころか、書類選考にすら通過できず、転職に成功できない可能性があるということは理解しておくべきです。

そもそも「求められる数」が少ない仕事もあるんですね…。
その通りです。自分が転職したい職種は需要があるのか、求人が多いか少ないか、転職活動を始める前に確認しておくことをおすすめします。

転職に後悔しないためには期間を決めて転職活動をせよ

後悔の無い転職を実現させるために大切なことがあります。それは、期間を決めて転職活動を行うということです。

というのも、複数の企業から内定を獲得できた場合、よりよいと判断できる企業をじっくり検討したくなるのが人間というものです。特に、頑張って転職活動を行ってきたのであればなおさらでしょう。

しかし、内定通知から回答するまでの期間はあまり与えてもらえないのが現実です。1週間程度しか期間を与えられないのが一般的といえるでしょう。

つまり、内定を獲得した企業を比較するためには、1週間程度の期間内に複数の内定を得ておかなければならないのです。

期間を決めるというのは、転職活動のゴールを設定することですが、それから逆算して企業に対して同時期に応募することが大切になります。

期間を決めて企業には同時に応募しないと、気になる企業の内定と、別の企業の面接のタイミングが重なることもあるのか…。
もしかすると、「苦渋の決断」を迫られる場面に遭遇するかもしれません。悔いのない転職にするためには、とても大切なことですので、しっかり意識するようにしてください。

応募数を増やすという話を鵜呑みにしないこと

応募した企業への転職成功率が100%ではない以上、複数の企業に応募することは内定を獲得するために必要なことです。

ただし、これはやみくもに応募数を増やせ!という話ではありません。あくまでも自分の状況を鑑みて、対応できる範囲で応募数を増やすことが重要です。

転職を成功させるためには、転職活動はもちろん、選考に対する準備の質を上げることも大切。そこが改善しなければ、いくら企業へ応募したとしても、思うような結果は得にくいといえます。

自分にとって何が大切なのか。その軸をしっかり定めて、そこからブレないように転職活動を進めることが大切ですね。
そうです!丁寧な転職活動ができる限界を自分で見極めること。それ以上の無理はしないことが、応募数を増やしながら転職を成功させる大切なポイントになります。

企業への応募数はあなたの状況に合わせることが大切です

今回は、転職するために必要な応募数について解説してきました。

一般的なデータから見れば、転職を成功させるためには7~8社程度の企業に応募する必要があります。

もちろん、これまでの経歴や転職活動を行う年齢などによってこの数字は前後すると考えるべきです。

ただし、あなたの状況や転職に対する考え方によっては、企業への応募数を抑えたほうがいい場合もあります。

また、応募数が多すぎて、それぞれの企業に対する研究や準備がおろそかになってしまっては、意味がありません。

自分がしっかり適応できる範囲で積極的に企業に応募することが何よりも重要。データを見ながら、自分なら何社に応募できるのか、何社に抑えたほうがいいのか、しっかり見極めるようにしましょう。

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