不動産業界へ転職するメリット・デメリット!高卒や宅建なしでもOK?

今回は不動産業界への転職を考えている人や、高卒からでも不動産業界に就職できるのか知りたい人のために、不動産業界について詳しく調べてみました。

不動産業界について土地や家の売買を手掛ける職業ということはわかっていても、どうしたら不動産業界で働けるのか、具体的な業務内容がどんなものなのか、というのは意外と知らないものです。

当記事では不動産業に転職する人なら必ず知っておきたいことを解説していますので、不動産業界を目指している人はぜひ参考にしてみてください。

不動産業界とはどんな業界?

まずは、不動産業界の基礎知識から、どんな業界なのかということを学んでいきましょう。

不動産業界は、土地や建物などの不動産を売買、仲介、管理する業界のことです。

業種は大きく分けて「不動産取引業」「不動産賃貸業」「不動産管理業」の3つに分けられます。

これらのすべてを扱っている会社もあれば、一つだけを扱う会社もあります。

それぞれの分類において、行う仕事についてまとめてみました。

取引業

主な業務:土地や建物を販売する営業、用地仕入れ

不動産取引業は、土地や建物の売買を行う土地・建物売買業と、販売代理や仲介を行う不動産代理業・仲介業に分けられます。

土地・建物売買業は、土地や建物を仕入れて売る、直接的な売買や交渉を行う仕事をします。

一方、不動産代理業・仲介業は、売り主から販売の代理権を与えられ、売り主と買い主の間に入って売買や交換などの仲介を行います。
宅地建物取引士の資格が必要です。

賃貸業

主な業務:賃貸物件の営業

不動産賃貸業は、土地や建物を貸し出して賃料を得る事業を行います。

賃貸業は、不動産業の中でも一番取引が多く、業界の中で7割を占めると言われています。
オーナーがいる物件の賃貸を代理として行うケースが多くなります。
こちらも宅地建物取引士の資格が必要です。

管理業

主な業務:物件の営業、用地仕入れ、建物や土地の管理業務

不動産管理業とは、ビルやマンション、土地などの持ち主から委託を受けて、経営管理や保全管理などを行う仕事です。
例えば、賃貸物件ならば入居者からの家賃回収、クレーム対応、契約の更新手続き、退去時の立会い、原状回復費用の請求など、管理人さんの役目を行います。
業務によって、宅地建物取引士の他、マンション管理士、管理業務主任者、不動産鑑定士などの資格が必要です。

不動産業界への転職は高卒でもOK?

高卒でも不動産業界に入ることはできるのでしょうか?
答えは「問題なく転職できる」です。

高卒からでもできる不動産業の仕事はたくさんあります。

不動産業の仕事の多くは「営業職」のため、学歴不問でどれだけ成績を残せるかという「実力至上主義」の世界です。

もちろん大卒の方が初任給は高いですし、高卒でこれから転職を考えている方の大半は取得していない宅地建物取引士、マンション管理士、管理業務主任者、不動産鑑定士などの資格があります。

しかし、高卒無資格でもは正社員として働くことができ、実力次第で周囲の大卒よりもはるかに稼ぐことができる可能性を秘めているのが不動産業界です。

宅建など各種資格も高卒で取得可能

また、不動産業界の資格は高卒でも取得できるものばかりなので、資格を取得すれば仕事の幅は広がりますし、収入もアップします。
大卒の方が最初は有利かもしれませんが、仕事の経験を積めば、最初の学歴などあまり関係なくなっていく業界と言えるでしょう。

不動産業界へ転職する方法

  1. ハローワークを活用する
  2. 店頭の募集に応募する
  3. 転職サイト・エージェントを活用する

主な方法はこの3つですが、もっともおすすめできるのは転職サイト・エージェントを活用する方法です。

これはハローワークは悪評の通りブラックの求人が多く、担当の求人だと選択肢が非常に限られてしまうためです。

一方、転職サイトやエージェントはブラック企業が載っているとサービスの評判に関わるため、掲載停止になるのでホワイト企業の求人が大半を占めています。

ブラック企業の完全排除は難しいためゼロではありませんが、ブラックだらけのハローワークを利用するよりもずっと高い確率で良い職場に転職できるでしょう。

また、求人数もdodaやマイナビなどの大手であれば10,000件以上あることが多いので、幅広い選択肢から希望の条件を満たした職場に転職することができます。

そのため、不動産業界に転職する際は転職サイトや転職エージェントを活用することをおすすめします。

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不動産業界の転職成功のために知っておくべきこと

実力と体力がとても重要になってくる

不動産業界は体力と実力がない人はどんどん辞めていきます。

不動産業界に転職する場合、営業職になる人が多いのですが、基本的に給料は基本給+インセンティブのため、成績が振るわないと給料はかなり安いです。

そのため、実力がない人は仕事を続けるのがつらくなって辞めてしまいます。

また、営業じゃなく売買などは成功すれば学歴不問で年収1,500万を容易に狙える夢のある仕事ですが、高い収入と引き換えに休みがほとんどありません。

そのため、営業手腕や体力、精神力に自信があれば不動産業への転職が成功する確率は高いでしょう。

できれば転職前に資格を取得した方がいい

不動産業界には宅地建物取引士、マンション管理士などの資格があるのですが、資格がないと勤まらない仕事も多いです。
そのため、できれば転職前に資格を取得しておきましょう。

もちろん、資格がないと転職できないということはありませんが、資格がある方が待遇、採用率の両面で有利なのは間違いありません。

特にもっとも活用場面の多い宅建(宅地建物取引士)は、学歴や年齢に関係なく取得でき、令和岩塩の試験では14歳も合格している実績があります。

転職後に資格を取得する場合、業務終了後に勉強をしていく事になるのでかなり苦労します。

特に仕事に慣れるまでは精神的な疲労もあるので、勉強をする余力がない可能性が考えられます。

そのため、余力のある転職前に資格を取得することで、転職後の待遇やキャリアアップで有利になるでしょう。

自信がない方はテキストを買ったり、スクールに通うことで効率よく勉強できるでしょう。

宅建を取得する勉強時間の目安

宅地建物取扱士の資格は持っていて損はありません。
大体どれぐらいの勉強時間で取得できるものなのでしょうか?

宅建の資格取得に必要な勉強時間は平均200~300時間と言われています。

一日2時間勉強しても半年ほどかかる計算になります。

働きながら毎日資格の勉強をしたとしても、平日は1時間~2時間が限界だと思います。

また、部署によっては土日の休みもあまりないため、やはり資格の取得には半年かかるでしょう。

大学で法律などを学んでいた場合は勉強時間は短縮されますが、やはり転職前の時間を活かして勉強をした方が無難と言えます。

実際に不動産業界で働いている人に聞いた転職するメリット

ここで、不動産業界で働いている人に聞いた、不動産業界のメリットについてご紹介しましょう。

業績が給料にしっかり反映される

それなりの売り上げ成績を残せば、給料はかなりアップするのが魅力です。

不動産業界の良い点は、自分の業績が給料にしっかりと反映される点でしょう。

特に不動産売買は単価が高いので、休日がほぼない激務と引き換えですが実力次第で年収1,000万以上を目指せます。

特に過去に無形商材の営業をやっていた方はかなり有利です。

賃貸仲介も売買ほどではありませんが、業績が給料に反映されます。

一方、不動産管理は残業がほとんどなく休日もしっかり休めることが多いですが、給料はあまり高くなりません。

慣れれば接客が楽しい

地域によっては変な客が多いものの、慣れてくれば接客が非常に楽しいのも不動産業界のメリットです。

部屋を探す、家を買うというのは、多くの方にとって人生における大事なイベントです。

そのため、「結婚するので家を探しているんです」「新社会人になりました」「夢を叶えるために上京して部屋を探しています」など、様々な人生のドラマに触れることができるでしょう。

また、お客を自分の接客で上手く契約成立まで持っていけた場合も、客の人生を思うままに動かせた事で支配欲が満たされるので、独特の楽しさがあります。

実力があれば若くても出世できる

不動産業界は売上が全ての完全実力主義の世界です。

そのため、頑張って売り上げを伸ばせば若くてもどんどん出世できます。

駅前の不動産屋などに行くと若くても店長をしている人を見かけるはずです。

実際に不動産業界で働いている人に聞いた転職するデメリット

業績が悪いと転職前より給料が下がる

不動産業界は学歴不問で稼げるのがメリットですが、前述した通り実力主義のため業績が悪いと安い基本給しかもらえません。

そのため、業績によっては稼ぎたくて不動産業界に転職したのに、前職よりむしろ給料が下がった…なんて可能性も十分にあります。

一方、最近はインセンティブ報酬を下げる代わりに基本給を上げることで、個人プレーでなくチームワークで業績を上げていこうという企業も増えています。

過去に営業や不動産業界で勤めた経験がない方の場合、いきなりインセンティブ報酬の割合が大きい企業に転職するのでなく、基本給の割合が高い企業に転職した方が安心かもしれません。

給料が景気に左右されやすい

景気が悪くなると、不動産売買などの大きな買い物は控えられる傾向があるため、インセンティブ報酬がなくなり給料にも大きな影響が出ます。

不景気になった場合の影響は回避できないと考えておきましょう。

土日休みは取れないことが多い

不動産業界に転職する場合、土日休みはほとんどの職場で取れないと考えておきましょう。

賃貸物件や土地を探す人の多くは自分の仕事が休みの日に探しに行くので、必然的に土日は不動産業にとって書き入れ時だからです。

そのため、不動産売買や賃貸業の場合は土日休みを取るのはかなり難しいと考えた方が良いかもしれません。

これは既に不動産業界で働いている方が、辞めたいと思う原因の一つにもなっています。

最近は土日が休みな不動産の仕事も増えている

一方、不動産管理業は販売の仕事ではないため土日に休みが取れるケースも多く、また最近は企業への不動産売買を顧客にすることで完全週休二日制を導入している会社も増えています。
不動産業界に転職したいけど土日も休みたいという方は、転職サイトなどで「土日休み 不動産」といった条件で求人を検索してみると良いでしょう。

不動産業界への転職まとめ

今回は不動産業界の転職事情について紹介しました。

不動産業界は実力や景気に給料が左右されやすいものの、人が生きている限り引っ越しや物件の売買が発生するため、将来的にもなくならない仕事と言えます。
また、不動産関連の資格を取得することで、インセンティブがまり稼げなくても基本給が上がったり、再転職する際も採用されやすいなどのメリットがありますので、積極的に資格を取得するのも重要です。

もちろん資格なしでも採用される求人は多数ありますし、学歴も不問であることが多いので、不動産業界への転職検討している方はまずは転職サイトに登録し、どんな求人があるのか確認してみると良いでしょう。
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