テレビをつければ毎日のように見かけるお笑い芸人。
巧みな話術で、人を笑わせるお笑い芸人はとても輝いて見えますよね。
成功すれば大金を掴むことのできる芸人に憧れて、今でもその夢を抱いている人はいませんか。

特殊な業界である芸能界で、お笑い芸人として活躍するためにはどんな道を選べばいいのでしょうか。
今回は芸人になるためのステップを紹介します。

意外と知らない芸人の種類

テレビに出ている芸人はすべてひとくくりにされてしまいがちですが、実はお笑い芸人にもさまざまなタイプが存在するのですよ。代表的な種別を紹介します。

漫才師

最もよく知られているのが漫才師ではないのでしょうか。ボケとツッコミに分かれて会話をし、観客を笑わせます。
ダウンタウンやとんねるず、くりぃむしちゅーや爆笑問題など有名な漫才師は非常に多く、挙げればきりがありません。
二人組が圧倒的に多いですが、中には安田大サーカスのように3人以上で漫才を行うコンビもいます。

コント師
漫才の技術をベースにしつつも、笑いを目的とした寸劇を行うお笑い芸人をコント師と呼びます。
漫才師がコントを行うこともあるので、区別が複雑ですがアンタッチャブルやフットボールアワー、麒麟はコント師として有名です。

ピン芸人
グループやコンビを組まずに一人で人を笑わせる漫才師をピン芸人と呼びます。
ひとりコントを演じるコメディアンをピン芸人と呼ぶこともありますね。
司会やMCとして活躍することが多い明石家さんまや今田耕司、東野幸治もピン芸人に位置付けられているのです。

漫談師
世間話や社会風刺など、さまざまな話を展開していく中で人を笑わせるお笑い芸人を漫談師と呼びます。
その発祥は大正時代までさかのぼり、ギターやウクレレを手にして、軽快な音楽でネタを進行する人も多かったものです。
最近の漫談師として最も有名なのは綾小路きみまろではないでしょうか。また、ものまね芸人も漫談師に位置付けられています。

落語家
寄席を中心に活動する落語家ですが、最近は司会業やMCなど副業をする人も増えています。
江戸時代からあるなど歴史は大変古いですが、今でもなお伝統は受け継がれています。林家三平や桂文楽などが落語家として有名です。

お笑い芸人になる道は?どんなことをすればいいの?

かつては子弟制度が一般的で、大物漫才師の付き人となる人も少なくはありませんでしたが、最近では養成所に入ったり、オーディションを受けて事務所に入ったりする人が増えています。それぞれの特徴をまとめてみました。

お笑い芸人養成所に入る

日本で最も有名と言われているお笑い芸人養成所は、吉本興業が経営するNSC(吉本総合芸能学院)ですが、他の養成所も事務所が経営していることが多いです。
お笑い芸人になるための心構えから学び、ネタ見せをして芸を磨いていきます。授業料がかかりますが、おもしろい人が集まってくる中で、芸を磨き合うことができたり、相方を見つけたりできるのでメリットも多いです。

オーディションを受けて事務所に入る

自分の笑いには絶対の自信がある、という人や養成所に通う費用がないという人は思い切って事務所が開催するオーディションを受けてみてはいかがでしょうか。成功すれば、そのまま事務所に入ってデビューへの道が近づきます。
ただし慣れない舞台で、審査員を笑わせる必要があるので、かなり高い技術とセンスが求められます。度胸試しに受けてみるのもいいでしょう。

オーディション番組に参加する

事務所に所属しなければ、お笑い芸人にはなれないのか、というと決してそんなことはありません。オーディション番組では事務所に所属していなくても受けることができますよ。
ただし有名な「M1グランプリ」や「キングオブコント」など、事務所に所属していなければ出場できない番組も少なくはありません。小さなオーディション番組からコツコツと努力する人が多い様子です。

弟子入りする

漫才師やコント師を目指して、師匠に弟子入りする制度はほとんどなくなりましたが、漫談師や落語家ではまだまだ子弟制度が根強く残っています。本人に直談判して気に入ってもらえれば、憧れの人のすぐそばで芸を磨くことができるでしょう。
ただし、師匠の送迎や身の回りのお世話など芸とは関係ないことをしなければならないことも多いので、よく考えてから志願するようにしましょう。

まずは芸能事務所に入ってみる

最近では子弟制度がなりを潜めた代わりに、吉本興業などお笑い芸人が所属する芸能事務所に入社し、マネージャーや運転手として働きながら芸のスキルを身に着ける人が増えています。
芸能事務所は特殊な会社のように思えますが、リクナビなど大手の転職サイトでは大手芸能事務所がスタッフを募集しているので、気になる人は登録することからはじめてみてはいかがでしょうか。芸人のリアルな生活をのぞくことができますよ。
ノーギャラであることが多い子弟制度や、授業料を支払わなければならない養成所と違って、収入を得ながら芸人を目指せるので、魅力があります。

やっぱりNSCに入りたい!どんなところでどれくらいの費用がかかるの?

お笑い芸人のなる方法を調べてみたところ、よほど才能と技術がない限り、いきなりデビューするのはかなり難しいということがわかりました。
お笑い芸人養成所に入って芸を磨くことが最も近道と言えそうですね。
そこで、この章では日本で最も人気の高いお笑い芸人養成所「NSC」を例に、養成所の仕組みを紹介します。

吉本興業の支社と養成所の数

吉本興業の本社は大阪府大阪市中央区と東京都新宿区に本社を構えています。また名古屋に東海支社、札幌、福岡、広島に事務所を置き、それぞれ「地名+吉本」と呼ばれることが一般的です。
本社所属の芸人は全国放送で活躍する人が多く、反対に各地方事務所に所属している芸人はいわゆるローカルタレントとしての活躍が目立ちます。最初は地方事務所に属していて、人気が出ると東京吉本に進出する人も少なくはありません。

また養成所であるNSCはかつて名古屋・広島・岡山・仙台にも存在しましたが、2005年に閉校され現在は東京と大阪、そして沖縄の3箇所のみが残っています。
また吉本興業グループがNSCに続き設立した、クリエイター及びスタッフや構成作家・放送作家を育成するよしもとクリエイティブカレッジ(YCC)も東京・大阪それぞれに存在します。

NSCへの入学方法と学費について

中卒以上の学歴があり、年に一度行われる書類選考とグループ面接試験に突破すれば、NSCに入学可能です。4月に入学し、順調にいけば1年で卒業することができます。年間の授業料は約40~50万円。第4次まで募集しているので、合格できる可能性は高いです。

知りたい!芸人に向き不向きってあるの?

世の中にはあまたの職業が存在しますが、個性がモノを言う芸人は、人によって向き不向きがはっきり別れる職業と言えるでしょう。
芸人向きの性格とはどのようなものでしょうか。

向いている人

野心と根性は絶対に不可欠

よく芸人がテレビでネタにしていますが、ブレイクする前の芸人は、ほとんどノーギャラの仕事ばかり。
アルバイトをしながら芸を磨く芸人も少なくはありません。
また、強烈な個性を持つ人が集まる芸能界の中で、成功を掴むためには個性と自分の
存在をアピールする力が不可欠です。才能ももちろん必要ですが、野心と根性がなければ続けられません。

空気を読むのが上手な人

いくらおもしろいネタを作ったとしても、「おもしろくない」と評価を下す人もいるでしょう。
また、性別や年代によって受けやすい笑いも異なります。
その場の空気を読んで、観客に合ったネタを提供できる、空気を読むのが上手い人が芸人に向いていると言えるでしょう。

とにかく笑いの勉強に熱心な人

移り変わりの激しい芸能界では、運や才能も必要ですが絶えず才能を磨く努力をしていかなければ、結局はすぐに飽きられてしまいます。
お笑いが本当に好きで、とにかく勉強熱心な人は、少しくらい華がなくてもお笑いに向いていると言えるでしょう。

向いていない人

声が小さく場慣れしない人

大勢の前に立って、人を笑わせるというのは誰もが緊張してしまうもの。しかし、芸人であれば誰もが通る道です。
何度舞台に立っても声が出ない人や、過度に緊張してしまう人はいくらセンスがあっても、宝の持ち腐れになってしまいます。

飽きっぽい人

常に勉強する姿勢が大切な芸人ですが、そもそも勉強嫌いで全くお笑いに関するテクニックを学ばない人は向いていないようです。
たゆまぬ努力を重ねる人が評価されるのは、どの業界でも同じなのですね。

礼儀やマナーがなっていない人

芸人の上下関係はとても厳しいことで有名です。その代わり、先輩に気に入られると、メディアでプッシュしてもらえることも。
目上の人に対するマナーや礼儀がなっていない人は、いくらおもしろくてもつかってもらえないことがあります。

まとめ

芸能界はとても遠い世界のように感じられますが、お笑いの技術を磨いていけば、活躍できるようになるのかもしれません。
厳しい業界であるからこそ、やりがいもありますね。これからお笑い芸人への転身を考えている人は、転身方法を模索してみてはいかがでしょうか。

リクナビNEXTの求人を見る!