仕事場における人間関係にまつわる”トラブル”と聞いた場合、「ハラスメント」という言葉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

中には現在ハラスメントに遭っており、悩んでいるという方もいるかと思われます。

そこで今回はハラスメントに遭遇した場合にどうすれば良いのかを探るべく、実際にハラスメントの被害に遭われた方々に対して当編集部が独自にアンケートによる調査を実施致しました。

ハラスメントと一口に言ってもいくつか種類がありますので、どのようなハラスメントに遭ったのか、またハラスメントに対してどのような行動をとったのか等々を実例や数字で明らかにしてゆくと共に、ハラスメントの解決策として「転職」を考える場合にはどのようなことがポイントとなってくるのかをお伝えして参ります。

驚きの事実が判明!・ハラスメントに対するアンケート結果

当編集部にて実施した「ハラスメント被害に遭った方々」を対象としたアンケートでの質問内容とその回答データを元に、分析結果をご紹介して参ります。

(対象属性:実際にハラスメント被害を経験した20歳~50歳までの男・女100名以上(有効回答率約50%))

ハラスメント被害に遭っている、遭った経験のあるあなたの性別は?

・男性:25%

・女性:75%

ハラスメント被害に遭った方からの応募を募ったところ、有効回答数を分母とした場合、ハラスメント被害に遭ったという男性は全体の1/4に留まり、女性が全体の3/4を占めるという結果となりました。

この結果から、改めてハラスメント被害に悩んでいる方は女性の方がかなり多いことが伺えます。

どのようなハラスメントに遭いましたか?

・アルコールハラスメント・・・2%

・カラオケハラスメント・・・・2%

・ジェンダーハラスメント・・・2%

・スメルハラスメント・・・・・8%

・セクシャルハラスメント・・・16%

・パワーハラスメント・・・・・64%

・モラルハラスメント・・・・・6%

女性が3/4を占めていたことから、セクシャルハラスメントがかなりの割合を占めるものと思われましたが、セクシャルハラスメントは全体の16%どまりでした。

その数字も決して低いとは言えませんが、顕著に多かったのはセクハラではなくパワハラで全体の6割以上を占める結果となりました。

しかも飲酒やカラオケを会社の先輩や上司から強要されるアルコールハラスメント、カラオケハラスメントもパワハラに含めることができるため、これらを加えれば、約7割弱がパワハラという結果となります。

更に、男性あるいは女性はこうあるべきといった主に性別での規範や価値観を押し付けたり、強要したりするジェンダーハラスメントも、回答結果を分析したところ全て上司から受けたハラスメントであったことから、同様にパワハラに含めて良い内容でした。

また、わかりやすい言葉として「いじめ」という言葉に置き換えることも可能なのがモラルハラスメント、モラハラですが、こちらも内容を精査したところ、同僚ではなく上司や先輩によるモラハラのため、パワハラに含めることができる内容でもありました。

従ってこれらを全てパワハラに含めれば、パワハラだけで8割近くに及ぶという結果となります。

一方、スメルハラスメントとは体臭を改善しなかったり、特定の香水等の臭いを職場環境で強いられたりするハラスメントですが、セクシャルハラスメントに次いで10%近くに及んだことは看過できないハラスメントの一種として注目に値すると言えます。

個別事例紹介:どのようなパワハラを受けたか

では8割近くに及ぶパワハラとして、被害に遭われた方は具体的にどのようなパワハラに遭ったのでしょうか。

ハラスメントは全て個別ケースとなりますので、パワハラの事例(文章による回答内容)をそのままご紹介します。

・「個室に呼び出されて提出した書類を投げつけられながら怒鳴られる、仕事を与えてもらえない、無視など。」

・「仕事で些細なミスをしてしまった時、他の社員がいる前で怒鳴られました。ほかに『あなたより年下の人が出来て、何故あなたは出来ないんだ』など無能扱いされる言葉や名誉棄損に当たる言葉を言われ続けました。与えられる仕事の量が他の社員より極端に少なかったり、本来の業務とは関係ない仕事をさせられたりしました。」

・「職場の人間関係がこじれてしまい上司に相談したが、人事異動させられる事になり不満をこぼすと恫喝されその後一切無視され続けた。」

・「残業していたら突然上司が電機を消すので、「消さないで下さい」と言ったら、机の前のロッカーとか蹴りながら、大声で「おまえはどぐさいから、仕事をするのだ」「おらー」・・・。殴られると思ったので、逃げました。」

・「当時働いていたお店で「お前は使えないから給料下げてやる」「学歴の割に馬鹿だ」と店長に言われました。」

・「上司(課長)が新入社員の私に上役であるのをいい事に、「その服カッコイイと思ってるの?」などのありとあらゆる事で、こちらの気にさわる事を毎日言われました。」

・「上司が役員同士の飲み会に出席するので送り迎えの運転手をお願いされました。ですが用事があったので断ったら、社内でも一番大変な施設にその翌月から急に異動させられました。」

ご紹介したのは、厚生労働省によるパワハラの定義に照らした場合に明確に合致すると考えられるものばかりです。

パワハラは国だけでなく、地方自治体も事業者に対して撲滅を呼びかけていますが行政側の努力もむなしく、こうしたパワハラが今尚多数横行している事実があることに、編集部としても驚きを禁じ得ませんでした。

ハラスメントに対してあなたが取った行動は?

こうしたハラスメントに対して、ハラスメント被害に遭われた方々はどのような対応をとったのかについても尋ねていたところ、次のような回答結果となりました。

・上司または専門部署へ報告・・・20%

・退職した・・・・・・・・・・・32%

・転職した・・・・・・・・・・・20%

・法的に訴えた・・・・・・・・・4%

・その他・・・・・・・・・・・・24%

回答結果の割合だけをみた場合では、ハラスメントに対する対応方法は法的手段を除けば似たような数値で分かられるように見えますが、正確にはそうとは言えません。

最も選択割合として多かった「退職した」という選択肢ですが、この後ご紹介する転職に対する意向では退職した方のほとんどが「転職」を希望していたことが明らかになっています。

つまり、「退職した」という選択肢を選んだ方は転職先を確保する前に会社を辞め、その後転職活動に取り組んだという方が大半だったのです。(「転職した」と回答した方は退職する前に転職先を確保した方とみなすことができます。)

そのため「退職し、その後転職した」または「退職した後転職先を探している」という方も転職を志向したと捉えることができますので、5割弱が「転職」という選択肢を選んだと分析できます。

転職意向はどの程度あったのか

5割近くが転職または転職活動を行うという選択をしたことがわかりましたが、転職に対する意向はどの程度だったのか、その点を伺える質問と回答結果がありますのでご紹介致します。

質問内容は「ハラスメントが継続して行われた場合、転職したいと思う?」という内容で、この内容に対して次の4つの選択肢を用意しその中から選択してもらったところ、次のような割合となりました。

・加害者またはあなたの人事異動を待つ・・・26%

・すぐ転職したい・・・・・・・・・・・・・36%

・転職先が決まるまでは我慢する・・・・・・34%

・転職しない(ひたすら我慢する)・・・・・・4%

このように、「転職」というキーワードを含めて尋ねた質問については、ハラスメントに遭ったら「すぐ転職したい」という転職に対する強い希望の回答割合が36%で最も多かったことがわかりました。

また、次点として多かった回答が「転職先が決まるまでは我慢する」の34%ですが、この回答は
転職先さえ決まればすぐに転職する考えであるとも受け止めることもできます。

つまりハラスメントが一時的に終わらなかった場合は即退職するか、転職先を確保してから退職するかの違いはあるにせよ、転職することで解決を図ることを考える方々が7割前後に及ぶことがこの結果から導き出すことができます。

アンケート結果のまとめ

ご紹介してきたアンケート結果から言えることを整理しますと、このようにまとめることができます。

・ハラスメントという言葉が脚光を浴びるようになったのは、主に男性社員からの女性社員に対する「セクハラ」だったが、現在では「パワハラ」が主流となっている

・継続的にハラスメントに遭遇した場合には7割前後が職場から去り、転職先を探すことを希望している

・実際に職場を去るという行動を取った方が3割以上、転職を活動を行い、転職先を確保してから職場を去ったという方も2割に及んだ

こうした事実がアンケートを実施した結果として浮かび上がってきたと言えます。

ハラスメントを理由に転職する場合にオススメしたい転職方法とは!

ハラスメントに遭遇した場合、多くの方々が転職を検討することが明らかになりましたが、ではハラスメントに遭った方が転職活動を行う場合、ただ機械的に転職求人サイトで求人情報を検索し、転職先を探すという方法はオススメできません。

そのような方法では、転職先でまたハラスメントに遭遇してしまう可能性が除去できないからです。

ハラスメントを回避するために転職するのですから、転職先はハラスメントとは無縁な企業にしたいもの。

ではどうすれば良いか。とっておきの方法を二つご紹介します。

「会社に気軽に訪問すること」を重視した転職SNS「wantedly(ウオンテッドリー)」を利用する!

転職サイトとは求人広告だけが主な情報源となり、それ以上のことは求人企業に直接聞くしかありませんが、求人企業に応募するどうかわからない段階で細かく説明を求めることは気後れします、仮に質問をしたところで、正確な回答を得られるとも限りません。

従って実際に求人企業を訪問し、職場の雰囲気を自分の目で直接確かめることや、聞きにくいことも含めて担当者にざっくばらんに質問できる機会を設けることができれば、入社後「こんなはずではなかった」といった事態を回避できます。

その点でFacebookを活用する転職SNS「ウオンテッドリー」は転職サイトの一種ですが、転職SNSと呼ばれているとおり求人企業と「つながる」こと、即ち「(応募前に)コミュニケーションをはかる」ことを重視している転職サイトです。

ウオンテッドリーには求人案件ごとに「話を聞きたい」というボタンが表示されるため、そのボタンを押せば求人企業に応募する前に直接訪問して求人企業の職場の雰囲気を見学、確認できます。

また、「求人への応募」ではありませんので求人担当者に対して応募者と採用者という堅苦しい関係ではなく、腹を割って色々と質問できたり、コミュニケーションをはかったりすることもできます。

そうしたプロセスを経た上で応募する企業を確定できますので、ハラスメントが横行している企業などへの転職を回避できるようになります。

テンプスタッフ等の人材派遣会社を利用した「紹介予定派遣」を利用するのも一手

紹介予定派遣とは、最長6ヶ月程度人材派遣会社の派遣社員として派遣先企業で働きますが、その期間終了後、本人と派遣先企業が合意すれば派遣先企業の社員になることを前提として行なわれる派遣制度のことです。

この紹介予定派遣の最大のメリットは派遣社員という立場でしっかりと給与を受け取りながら、正社員となる前に、派遣社員という立場で即ち引き返すことができる立場で一定期間派遣先企業の職場で働く体験ができることです。

そのため、派遣社員という立場であっても、人間関係を含めた職場の状況をつぶさに事前確認できますので、入社してからまたハラスメントで悩まされるといった可能性を払底できます。

尚、紹介予定派遣の求人紹介実績が豊富で、オススメの企業といえばテンプスタッフが挙げられます。

同社は派遣会社として求人企業からの信頼が高いため、数多くの紹介予定派遣での求人案件が同社に寄せられています。

ハラスメントを機に転職を考えている方々には、テンプスタッフの紹介予定派遣を利用して転職先を探すというのも有効な方法の一つです。

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