Twitterで4万フォロワーのリーマンインフルエンサーが始めた「プランBのすゝめ」とは

プランbのすすめ_イシコ_サムネイル

はじめまして、イシコと申します。
Twitterだけは気付けば10年継続しているので、もしかしたらお目にかかったことがあるかもしれません。
大学卒業後に総合商社に入社し、海外駐在を経て転職。現在はベンチャーにて勤務する会社員である傍ら、「プランBのすゝめ」というブログやTwitterを通して「21世紀を生き抜く会社員像」というテーマで日々発信しております。

Twitter:https://twitter.com/newsalaryman_21

コロナがキッカケで始めた「プランBのすゝめ」

イシコ_寄稿記事

2020年のお正月。昨年のラグビーワールドカップの盛況に始まり、今年はオリンピックもあるので、活気づく1年になるだろうと勝手に思っていました(多くの人がそう思っていたはずです)。

それがまさかコロナ禍で劇的に働き方が変わってしまうことになるとは思いもよりませんでした。負の連鎖が続いており、一刻も早く平常時に戻ってほしいと思う一方、これがキッカケで働き方やライフスタイルの多様化の時計の針が強制的に一気に進んだのも事実です。

皆さんはこの激動の一年間、何か新しいことを始めましたでしょうか?あるいは何かこれまで続けていた習慣を止めましたでしょうか。

僕はコロナ禍が深刻化し始めた3月に、業界によっては業界丸ごと傾いてしまうような事態を目の当たりにし「サラリーマンもリスク分散を日頃からやっておかないと、いつ自分も同じ状態に陥るか分からない」と漠然とした不安が、恐怖のようなものに変わっていく自分がいました。
(※実際に昨今のニュースを見ていると、早期退職や人材シェアなど、まさに当時の懸念が現実となっているように感じます)

これまでもツイッターを通して10年近く発信を継続していましたが、何か自分の価値観を体系的にまとめて発信する場を持ちたいと思うようになり、5月に「プランBのすゝめ」を立ち上げました。

コロナがキッカケで動き始め、この記事の寄稿につながったといっても過言ではありません。

違和感のあったプランB(副業・転職等)への考え方

コロナ禍以前から「副業、転職、企業」といったプランB(プランBとは呼ばれていなかったと思いますが)を持つことの重要性が説かれていましたが、いずれも「プランA(目の前の本業)はそこそこにして、それよりもBを大事にすべき」という考え方も少なくなかったと思います。

この考えに僕自身は違和感があったんですよね。

むしろ「プランBはプランAを蔑ろにして優先させるべき事項ではなく、もっとも大事なプランAをより充実させるものであるべき」と考えていました。

「良質なプランBはプランAをより充実させる」

この軸を「プランBのすゝめ」に据えることに決めて発信するとともに、各界のインフルエンサーの方に個人のキャリアを振り返って頂き個人のプランBを語っていただく「あなたのプランB」というコラムを寄稿頂いており、ありがたいことに現在20名弱の方にご登場いただいております。

もともと「プランB」には唯一の正解はないし、立場や年齢などによって常に変わり続けるものであると考えていたのでイシコ個人のプランBを発信するだけでは限界があると感じており、様々なバックグラウンドの方にお声がけさせて頂いております。

※余談ですが、プランBに登場いただいている方は全てTwitter経由でのお声がけで実現しております。すごい時代ですよね。

匿名人格“イシコ”の存在がプランB

イシコ_寄稿記事2

僕自身は新卒で総合商社へ入社し、海外駐在経験を経たのちに転職して現在に至ります。漠然と30歳前後でチャンスがあれば飛び出したいと考えており、飛び出したタイミングでTwitterも本格的に運用を始めました。今もベンチャーの商社マンとしてイチ会社員としてキャリアを歩んでいますが、同時に「イシコ」という別人格も動いています。

言語化するのが難しいので、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、プランAのキャリアとプランB(イシコ)のキャリアは交差することなく、ほとんど独立した形で今も歩んでいるというイメージです。

そこにプランBのキャリアは「プランBのすゝめ」という発信の場を持ったことで、今まで以上に“イシコ”としてお会いする方も増えてきており、人脈も急速に広がっているのを感じております。

特に「あなたのプランB」を通して、「惜しまれて辞める人材になる」「背骨を見つける」「選択肢を増やしておく」「住む場所・働く場所を変える」「プランAで圧倒する」など、様々な分野で活躍されている方と接点を持つことができたのは、僕自身のプランAにとっても大きな影響を与えています。

プランBがプランAに影響を与える

プランBを通して、様々な人やその価値観・考え方に触れることで、僕自身の仕事への向き合い方や視座は明らかに変わったと思います。

執筆したり、対談したり、これまでの会社員人生では交わることのなかった業界との交流など、プランBのおかげで個人のキャリアの幅も広がり、「個人で“も”生きていく」という自信や余裕を与えてくれています。

ちなみにプランBは別に経済面(いわゆる副業推奨)だけではありません。それ以外にも住む場所を変えてみたり、趣味で日本一を目指したり、会社員のメリットを使い倒したり…いずれもプランBを持つことで結果的にプランAがより充実することになるものもたくさんあります。

自分のハコを持つ重要性

もう一つ最近感じているのは、「自分のハコ」を持つ重要性です。

ここで言う“ハコ”というのはいくつかあると思いますが、例えば“法人”も一つのハコですよね。法人を持つことで、副業で事業を営んでいる人はメリットを享受できると思います。

一方で僕自身が今日お伝えしたかった“ハコ”とは、“人を呼べるコミュニティ・場”でした。

オンラインサロンが市民権を経てしばらく経つと思います。僕自身も昔、オンラインサロンブームに乗っかって立ち上げたことがありますが、長続きしませんでした笑。

今僕が持っているハコは「あなたのプランB」というオンラインスナックのような存在だと勝手に考えています。お酒の提供も、雑談もありませんが笑、僕自身が「ぜひプランBを聞いてみたい」という方にお声がけし、そこでお話しさせてもらう場となっています。そこに興味のある方が2週間に一度の頻度でフラッと立ち寄って覗いてくれる感じですね。

このように人と交流できる場を自分が持っておくと実は計り知れないメリットがあります。合コンは幹事が一番得するのと同じ理論で(違うか)、「あなたのプランB」で一番学ばせてもらっているのは、他でもない僕自身です笑!

素晴らしい皆様とのやり取りを通じて、学びや刺激を一番身近で受けており感謝しかありません。

もちろん読者の方にも学びのある内容ですが、これは発案者の特権かもしれません。

これまた余談ですが、最近はVoicyなどの音声メディアも増えてきており、僕自身も日課として聞いているチャンネルがいくつかありますが、これも同じような場だと考えております。特に「音声」は“ながら”が可能なので、我々の日常生活を邪魔することなく、スッと入り込めるので、まだまだ拡大するなと感じております。

プランBを持つためには「目の前のことを疑え」

プランBと聞くと、仰々しく聞こえるかもしれませんが、言葉にしないだけで誰にでも身近に存在する考え方だと思います。

「明日デートの時、雨が降ったらどうしよう?」この考え方もプランBです。そう考えると身近に感じられると思います。

5年後どころか1週間後の状況も不透明な2020年。キャリアに対してもプランBを考えることが必要だと感じている人が増えていると思います。

「でも何から始めたら…」と迷われている方。目の前の事実や価値観を疑いましょう。それが第一歩になると思います。

分かりやすい例を挙げると、「会社の給与テーブルによると、年収が毎年10万円ずつ上がっていくとあるが、これ本当?もし据え置きだったらどうする?あるいは会社が倒産したら?」「給料日は月1回だけど、これ本当?これからも給料日は月1回で良いの?」「会社員をフルコミットしたら、アスリートとして日本一を目指すなんて無理って本当?」といった身近な“当たり前”を疑うことから、次の行動を導き出しやすくなると思います。

そうは言っても、どんなプランBが具体的にあるんでしょうか…。知りたい人は、ぜひこちらの「あなたのプランB」を読んでみてください笑。
きっと参考になる方が一人はいらっしゃるかと思います(これからも連載は続きますので、お楽しみに!)

Twitter:https://twitter.com/newsalaryman_21

プランBのすゝめ:https://plan-b-susume.com/