皆様は「自己啓発本やノウハウ本を実行する人は3%しかいない」という説を耳にしたことはあるでしょうか。

こちらの記事にアクセスされた方には、説の真偽はともかく、これまで自己啓発本を読んで実行しようと思ったが実行できなかった経験がある、あるいは出来ていないかも知れないという心当たりのある方がきっと多いと思われます。

そこで今回は実行率3%といったことにならないよう、自己啓発本を読むだけで終わってしまう現状を打破し、書かれていたことを実行、更には実行を習慣化させることで自分を変えて転職に役立てるコツをご紹介して参ります。

自己啓発本を実行する人は3%は本当か?

説を鵜呑みにすることは適切ではない

自己啓発本を読んで実行する人は3%しかいないという説についてですが、この説に関する科学的根拠は不明です。

海外の識者による分析や調査に基づいた説のようですが、仮に一定の根拠があったとしても、確実に言えることは、どんな本であろうとも必ずそうした割合になるという説ならあまりに無理があるということです。

大なり小なり、本の内容によってその割合は変化すると考えた方が妥当です。

例えば誰でも容易に且つ短時間で実行できることや無理なく習慣化させやすい取り組みが中心に紹介されている自己啓発本なら、100%には至らなくとも3%という低い実行率で留まってしまう可能性は低いと考えられます。

また、後述していますが、どんなに感銘を受けた本でも例えばそこに紹介されている内容がそもそも自分にあっていなければどんなに強固な精神力を持って実行しようとしても無理が生じます。

例えばプロ野球選手のイチローは天才打者ですが、同時に幼少期から並々ならぬ努力を重ねてきた、努力の天才としても知られています。

イチローがどんな努力を重ねてきたかを紹介した本を読み、その内容に感銘を受けたとしても、万人がイチローと同じ努力を真似て実行し続けることは不可能です。

逆に言えば万人ができない壮絶な努力を積み重ねたからこそ、イチローと言う天才打者が生まれた訳です。

こうした両者の場合が考えられますので大切なことは、こうした説を鵜呑みにして頭から「本を実行することは難しいことだ」と決め付けてしまわないようにすることです。

そうした決め付けは行動力の足枷となってしまいます。

こうした説は「根拠がない」と無視して良いか

では、こうした説は無視すべきかと言うとそれも適切とは言えません。

それは読者の皆様自身が感銘を受けた自己啓発本を読んだ後のことを振り返ってみれば、わかります。

皆様はその本に書かれていたことで現在も実行し続け、習慣化できていると自信をもっていえる項目がいくつあるでしょうか。

一つ、二つぐらいの項目は実行できていたとしても、100%完璧にやれているという方は少数に限られるでしょう。

つまり、3%かどうかはともかく、自己啓発本に書かれていたことを実行し続け、自分の習慣として定着させることは決して容易なことではないことも確かだからです。

また、3%という数字よりはるかに大切なことは「実行できているかどうかの他人の割合」ではなく「自分自身が実行できているかどうか」です。

仮に3%であろうが30%であろうが、自分が全く実行できていなければ限れば「0%」です。

こうしたことをシビアに振り返って考える契機として、この説を受け留めておくことが適切と言えます。

感銘を受けたのに・・・なかなか実行できない3つの理由とは?

「なんだ、つまらない本だ」といった感想を抱いた本ならともかく、感銘を受け「これは素晴らしい、ぜひ自分に取り入れよう」と思ったのになかなか実行できない、あるいは実行しても長続きできないのはなぜでしょうか。

その主な理由には、次の3つがあげられます。

本に書かれているノウハウや内容が自分にあっていない、難しい

イチローの事例でお伝えしたとおり、どんなに本に書かれている内容が素晴らしくとも自分の能力に相応しくなければ続けることは困難です。

そもそも自己啓発本は人並みはずれた克己心を持って努力し、簡単にはできないことを成し遂げた方々が著者となっている場合が多く、そんな方々だからこそできたノウハウや習慣、考え方などが披露されているものです。

それだけに本を読んだ時点では簡単に思えることでも、実行し続けるには並大抵ではない精神力だったり、向上心が必要だったりします。

そうした内容を無理して実行しようとしても上手くゆかないのは当たり前と言って良いでしょう。

「ノウハウコレクター」になってしまい、もっと良い方法があるのではと考えてしまう

ネット上には「情報商材」という、お金儲けなどのノウハウ情報が商品化され販売されていることは皆様もご存知だと思われます。

中には虚偽などに基づいた悪質な商材もあるようですが、全てが悪質なものばかりではなく、多くの方々から優れたノウハウとして評価されている商材も存在しています。

ところがそうした優良商材でも実行できずにただ情報を取得しただけで終わってしまう方が少なからず存在しており、そのような方々は「ノウハウコレクター」と揶揄されています。

ではなぜノウハウコレクターと呼ばれる方々生まれるのでしょうか。

ノウハウコレクターに最初からなろうと思ってなっている方はいない筈です。

それでもノウハウコレクターになってしまう大きな原因は「他に良い情報があるのではないか」とすぐに気移りしてしまい、一つのノウハウに対して成果が生まれるまでじっくりと取り組むことを放棄してしまうことにあります。

別の言い方をすれば、ノウハウコレクターは情報過多に陥ってしまっているとも言えます。

大前提として「自分を変える」という決心ができていない

「自分を絶対に変える」と固く決意した上で、自己啓発本を手に取っているという方はあまりいません。

書店などでなんとなくタイトルが気になったので手にしたという場合が、大多数ではないでしょうか。

単に情報を仕入れる、参考にするというレベルならそれでも構いません。

しかし本を読んで実行し、習慣化させるという場合に「自分を絶対変える」といった固い決意がなければ忙しくなったり、飽きてきたりすると継続する意義や意欲をすぐに見失ってしまい、結果、続かないとなってしまいます。

どうすれば実行できるようになるのか?習慣化させるための3つの策

ではどうすれば感銘を受けた自己啓発本を実行し、更には自分の習慣にできるのでしょうか。

その対策を3つ御紹介します。

「自分と徹底対話して変わる必要」を明らかにすることで変わることを固く決意する

一つ目は先程の理由でも説明したとおり、自己啓発本を読む前に「絶対に変わる」と固く決意することです。

それがなければ「今日は仕事で疲れている」、「なんとなく気分が乗らない」等様々な理由をつけて「サボる誘惑」に負けてしまうことになります。

ではどうすれば固く決意できるかと言うことですが、それには「自分」ととことん対話をして「なぜ変わりたいか」「変わる必要があるのか」を徹底的に明らかにすることです。

それも頭の中で考えるだけでなく、ノートなどに書き出しながら考えた方がより効果的です。

時間をかけ、これ以上理由は思い浮かばないと自信をもって言えるまで、変わる必要性を考え抜き、その理由を明らかにすることに真摯に取り組みましょう。

それが十分出来れば半分成功したようなものであり、自己啓発本読後の実行度も格段に向上するはずです。

全てを実行しようと考えない。小さな成功体験を積み重ねる

自己啓発本と言えばだいたい200~300ページ前後に及ぶものが多く、その中に自分を高めるための方法がぎっしりと紹介されている場合が多いものです。

できない理由でも説明したとおり、情報過多になってしまったら結局知識だけ身についても行動できないままとなってしまいがちです。

そこで大切なことはどんなに感銘を受けた本であっても、書かれていること全てを実行しようと考えないこと。

要は欲張らないことです。

たった一つで構いません。

本に書かれていることの中から一つだけ選び、まずはそれを習慣化できるまで繰り返すことに専念することです。

その「一つ」は「自分が最も気に入ったこと」より、「自分にとって最も簡単なこと」を最優先して選ぶようにしてください。

なぜなら「定着させることができた」という成功体験を得ることが何より大事だからです。

成功体験があればそれがモチベーションとなって、新たなことにも意欲的に取り組めるようになります。

そうやって小さな成功体験を一つずつ積み重ねてゆくことが、モチベーションを維持し続けること、即ち習慣化できるまで続けられる原動力となります。

視覚に訴える!

特にビジネスマンの方々は日々の仕事に忙殺され、ついつい取り組まなければならないことを忘れてしまうことがよく生じます。

意欲とは別にやるべきことをつい忘れてしまうのも、続かない大きな原因となります。

そこでそれを防ぐ方法ですが、受験勉強をした際、なかなか覚えらない英単語などを紙に書きトイレに貼って覚えたという経験をお持ちの方もいると思います。

それと同じ要領で、日常生活において自分の視覚にとまりやすい場所に実行すべきことを紙に書き出して、貼っておくことです。

トイレの他、例えば自宅にデスクトップPCがあるならPCモニタのどこかに付箋に書いて貼っておくのも有効でしょう。

また、スマホのヘビーユーザーという方なら実行すべきことを記入したデータを壁紙にしておくのも一方です。

これらは一つより二つ、二つより三つと数が多ければ多いほど効果が高まります。

できるだけ色々な場所に貼り付け、実行すべきことが日常生活を送る中で自然に「視覚」の中に飛び込んでくるようにすれば実行率は格段に高まります。

転職者へオススメの自己啓発本

では特に転職活動中の皆様向けに、転職に役立つというコンセプトでおススメしたい自己啓発本をご紹介しておきます。

勿論、皆様に合うかどうかは自分自身でじっくりと判断するよう心がけてください。

「ネガティブでも叶う すごい「お願い」 本当に現実が変わる「引き寄せ言葉」と意識の使い方」

著者:MACO

現実を変える「引き寄せ言葉」の使い方や、言葉や文章を書いたりつぶやいたりする場合の意識の持ちようなどを解説した自己啓発本です。

著者は引き寄せ実践法アドバイザー・コーチの「MACO」氏。

MACO氏は、オフィシャルブログで月間90万PVを誇る人気ブロガーでもあります。

この本をおススメする大きなポイントは「無理のない方法で実践すること」を重視している点。

転職を通じてキャリアップを実現したいという方に特におススメです。

「7つの習慣最優先事項」

著者:スティーブン・R・コヴィー

自己啓発本の大ベストセラー「7つの習慣」の完訳本として再登場した本ですが、なかでも「最優先事項」とは何か、優先順位はどのように考えてつければ良いかを更に丁寧に解説してくれている名著です。

転職を成功させるには忙しい現職での仕事の合間をぬって、精力的に取り組む必要があります。

それだけに優先順位のつけ方を誤ってしまえば、思うような結果が得られません。

「忙しい!」とお悩みの転職活動中の皆様へ特におススメしたい一冊です。

「心の持ち方 完全版」

著者:ジェリー・ミンチントン

内容は本のタイトルどおり「心の持ち方」ですが、ポイントは「上手くいっている人の考え方」をヒントにして、自分に対する気持ちをどのように保つことが大切かを解き明かしてくれています。

この本を読むだけできっと前向きな気持ちになることができます。

転職活動中だが、なんとなくモチベーションが低下しており、なんとなく転職活動に前向きになれていないとお悩みの方におススメしたい本です。