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転職する場合、特に異業界へ転職をはかる場合には「郷に入れば郷に従え」の諺どおり、その業界ごとの慣習や文化などを知り、自分を適合させることが大切になってきます。

例えば現在勤務している企業が髪型や服装に対して自由であり、業界全体としても自由が重んじられていたとしても、転職を検討している業界はとても厳しいという場合がありますので、現職の経験からルーズに考えてしまえば転職そのものが難しくなる場合があります。

a_085そこで今回は業界ごとのルールや慣習の中で「髪型」に着目し、髪型に対して厳しい業界、ゆるい業界などをまとめてみました。転職を検討しているが髪型まで気にしていなかったという方は、特に必見の記事ですのでぜひ参考にしてください。

業界全般における髪型トレンド:「採用試験は別」と考える必要あり!

まずは業界全般の「髪型」に対する動向について、「中途採用試験」という切り口からお伝えします。

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「中途採用試験」を切り口にする理由ですが、実は入社した後であれば髪型に対して比較的自由が許されても、中途採用試験段階では髪型に対して厳しく評価する場合があるからです。

採用試験段階における髪型評価のポイントは清潔感や身だしなみ

採用試験時に「髪型はうるさく問われない」としている企業であっても、自由の意味には次にご紹介する二つの意味があることを理解しておく必要があります。それは

・A:寝癖があったり、ぼさぼさであったり、清潔感がなかったり、身だしなみとして整えられていない髪型も含めて一切自由というケース・B:茶髪、長髪、パーマは許されても、寝癖やぼさぼさといった清潔感のない髪型までは許容していないケース

以上の二つです。

採用試験で「A」が許される割合は1割程度

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社員に対してはAのレベルも含めて大目にみる場合があっても、採用試験となると話は別です。

ある民間企業の調査では寝癖やぼさぼさの整えられてない髪型も含めて、髪型は一切採用試験には影響しないと回答している企業の割合は1割弱程度に留まるという結果もあります。

つまり産業界全体で捉えた上で、少なくとも中途採用試験の場面においては約9割の企業が「B」であり、「A」は許容していないということです。

このことから、髪型に対してはゆるいと言われている業界の企業であっても、寝癖のある髪型やぼさぼさで清潔感のない髪型のまま中途採用試験を受けることは避けた方が良いと言えます。

「B」の割合は2~3割程度

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一方「B」、即ち中途採用試験時に清潔感という点で問題がなければ許容するとしている割合は全体で2~3割程度と言われていますが、この点は業界ごとでまちまちであり、業界に属する多くの企業が許容している業界もあれば、一切ダメとする企業が圧倒的に多い業界などにわかれます。

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そのため、これからご紹介する髪型がゆるい業界、厳しい業界といった動向や傾向は「A」ではなく「B」を前提とした上で理解するようにしてください。

厳しい業界その1:金融業界(銀行)!

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お金と言う極めて対外的信用が重んじられる金融業界、とりわけ銀行法の規制を受ける銀行系企業は、髪型に対して大変厳しい業界として有名です。

髪型は自由であるどころか、どのような髪型にしなければならないか細かな規定やルールが設けられており、それを守らなければ自宅待機を命じられる場合もあります。

特に女性社員に対しては髪型だけでなく、メイクから爪先、足元までとても厳しい基準やルールが設けられていることも決して珍しくはありません。

そのような意味で、銀行系の金融業界への転職を考えられている方は髪型やメイクに自由度はないものと考えた方が賢明です。

check-c081一方、同じ金融業界であっても「ノンバンク系」企業については近年ネットサービスが主流になっており、対面での接客機会が減少している、もしくはほとんどない企業もあり、そうした動向から髪型について厳しく問われるケースは銀行系と比較すると少ない傾向にあります。

厳しい業界その2:小売業界!

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企業によって多少事情は異なりますが、接客マナーが特に重視される小売業界も髪型に対してはとても厳しい業界の代表格です。

例えば有名百貨店を利用した際、アパレル商品を販売している店舗店員の中に派手な髪型や服装をしている店員を見かける場合もあるでしょうが、それらの店員はテナントとして百貨店に入っている企業の社員やパートであって、その百貨店の正社員ではありません。

この点を混同し、百貨店は髪型が自由などと決して誤解しないようにしてください。

百貨店の社員を見分ける方法は制服です。制服を着ている男女社員がどのような髪型をしているか着目すれば、「厳しい」という意味が改めて理解できますので関心がある方は注目してみてください。

小売業界、特に大手チェーン店や百貨店などへの転職を考えおられる方は、髪型に対して大変厳しい条件が課せられることを覚悟しておくことが大切です。

厳しい業界その3:生保、損保業界!

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生保、損保業界も目には見えない保障(または補償)という商品を販売しているために顧客からの信頼を勝ち得ることが何より大切なことから、髪型に対してとても厳しい業界と言えます。

ただし銀行ほどガチガチということでもなく、例えば事務職に限定した場合には清潔感を損ねない程度で髪を染めている女性の方なら許容する企業もあります。

その一方、営業職では髪型について特に厳しい条件を課している企業が大多数であり、同業界の営業職への転職を志望されている方は留意しておく必要があります。

厳しい業界その4:食品製造業界!

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食品製造業界が髪型に対して厳しいということは、商品を買う側の立場で考えてみればわかるのではないでしょうか。

長髪や金髪にしている社員が製造していたり、営業を行っていたりする食品と、黒髪でビジネスマンらしいさわやかな髪型の社員が製造や営業を行ったりしている食品なら、多くの方は後者の食品を選びますよね。

食品製造業界においては特に「清潔感」や「衛生的」であること、と同時に「社会的規範、ルールを守る」といった印象やイメージは企業存命を左右する大きなキーワードとなります。

不潔な髪型などもっての他であり、また「髪型にゆるい」といった印象を対外的に与えることはは絶対といって良いほど許されません。そうした背景から茶髪や金髪、ロンゲなども厳しく規制されている場合が多いのが食品製造業界です。

ゆるい業界その1!デザイン業界

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クリエイティビティや自由な発想が重視されるデザイン業界は、社員に対する型にはまったルールや規定が多ければ自由な発想の妨げにもなってくることから、社員の髪型や服装に対して縛りを設けず、自由にさせている企業が多いことで有名な業界の一つと言って良いでしょう。

中には冒頭でご紹介した「A」のような寝癖やぼさぼさ状態の髪型ですらも、一つの個性として尊重してくれる企業もあります。

しかしながら、デザイン業界も「ブランドという対外的信用」が重視される業界でもあります。

そのため、特に大手企業への転職を考えるなら、社会人としての常識を疑われるようなあまり奇抜な髪型などまで容認してくれるとは考えない方が無難です。

ゆるい業界その2!:電気メーカー業界(技術系)

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電気メーカーも技術、開発系の職種は比較的に髪型や服装が自由なことで有名な業界です。

電気メーカーもデザイン業界同様、技術系や開発系の社員には自由な創造力や発想力が問われるため、髪型や服装についてもある程度柔軟に考える企業が多い傾向があります。

但し、髪型に大変厳しい家電量販店へ出入りすることになる営業職となると話は別です。

同じ電気メーカーであっても営業職社員に対しては髪型に厳しい場合が多いので、電気メーカー業界は職種によって事情が異なるという理解が必要です。

ゆるい業界その3!:マスコミ業界

16よく「体育会系」と言われることが多いマスコミ業界ですが、社員の髪型についてもある程度大目にみる傾向があります。

マスコミ業界は「情報の鮮度」が命となるため、夜討ち朝駆けの仕事も必然的に多くなり、そのような勤務体系の中で髪型までシビアに問えば情報の品質に支障が生じる場合もあるという業界の独特事情があるからです。

最も、マスコミ業界と言ってもテレビ局に勤めるアナウンサーやテレビに出演する機会がある記者は逆に髪型に対して大変厳しく問われることになります。

ゆるいと思われがちだが案外厳しくもある業界:アパレル業界

最後に、「厳しい」と「ゆるい」が混在している業界をご紹介しておきます。

それは「アパレル業界」です。

一般的には髪型に対してアパレル業界はファッション性やデザイン感覚が問われることから、「髪型」にも一定の自由度が許されていると思われがちです。

check-c021ところが企業によって髪型に対しては大きな温度差があり、特に大手を中心に厳しいケースもあります。アパレル業界は斬新で自由な発想が問われる反面、有名企業や一流ブランドを誇る企業の場合には長年築いてきた伝統的なブランドを大切にする意味で、社員の髪型に対しても大変保守的な発想をする場合が少なくないためです。
それだけに「アパレル業界=髪型に対してゆるい業界」といった認識を持つことは危険です。

企業ごとに髪型や服装に対するポリシーや考え方の違いを重視し、社員の髪型についてどのような考えを持っているか事前に調べた上で転職を検討することが特にアパレル業界へ転職を果たす場合には重要になってくると言えます。

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ご紹介したとおり、髪型一つとっても業界によって考え方や捉え方について大きな違いがあります。こうした傾向の違いを踏まえた上で転職を検討し、採用試験に臨むことが転職を成功させる上での重要な鍵となってくることをよく理解しておいてください。

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