私は元とんでもないブラック病院で働いていました。今回はその実態気になる人のため、過去に私が実際に体験したすべてをブラック病院に共通する特徴や見分け方も交えて赤裸々に語りたいと思います。
中には信じられないような内容もあるかもしれませんが全て事実です!
- ブラック病院の実態がわかります
- ブラック病院に就職してしまわないために!9つのチェックポイント
- 今の病院がブラック病院か簡単にわかるブラック病院指数
- 転職サイトでの注意点を知って転職を成功させる事ができる
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目次
私が勤めていたブラックな病院の実態
看護師の仕事を始めたいと思っている人に、少しでもブラック病院の実態を知ってもらうために私が体験してきたことを紹介していきます。
あくまで、こんなブラック病院もあるという参考として目を通しておいてください。
私は以前働いていたブラック病院に転職する前から多少はブラックに対する耐性があったので、始めのうちは「思っていたよりマシ、良い病院に転職できた」と思っていました。
しかし、実際に働いてみると
労働基準法違反のシフト。
毎日、数時間の残業は当たり前。
過労で体のあちこちに支障が出てきてしまいました。
具体的には、髪の毛が抜け円形脱毛症になったうえ、ストレスが原因のメニエール病まで発症。
さらに、体の症状だけではなく精神的な疾患まで発症してしまったため、さすがにその時に「ここを離れなきゃ」と思い始めたのです。
しかし、そのブラック病院を「訴えなきゃ」とは思わなかった。
私は以前も同じようなブラック病院で勤めていたことがあったので、「高給の仕事なんだからこれくらいは当たり前なのかも」と考えるようにしていたからです。
このことを友人に話したら「何で病院を訴えようと思わないわけ!?」と言われ、「これって問題にしていいことなんだ…」と驚いたくらいでした。
多分私は人より鈍感なのでしょう(笑)
私のブラック病院での話を知って、おそらく看護師として働くのが怖くなってしまった人もいるはず。
しかし、看護師の仕事は病院によっては働きやすくて高給な魅力的な仕事です!
ですから、ここからは私が思うブラック病院の見分け方を紹介していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブラック病院の特徴と見分け方!こんな病院には注意
ブラック病院にはいくつかの特徴があります。
転職活動時にブラック病院かどうかを見分けるために、チェックしておくべき大切なポイントが9つあります。
せっかく転職したのに、行ってみるとブラックだった…なんてことにならないために、転職活動中の人は忘れずにチェックするようにしてください!
求人サイトやネットで求人情報を調べている時のチェックポイント
まずは、転職活動をする際の一番始めの段階の求人サイトなどでの要チェックポイントから紹介していきます。
いつ見ても求人情報が出ている
これはブラック病院限らず全てのブラック企業に言えることなのですが、いつ見ても求人情報に掲載されている求人情報ってありますよね?
これは、おそらく転職した人がすぐに辞めてしまうため予備の人員を採用していることが考えられます。
なぜすぐに辞めてしまうのかを考えると…
その病院はブラックの可能性がかなり高いということになります。
何かしら働きにくい点があるのでしょう。
紹介文が精神論を語っている
病院の紹介文の欄が精神論でいっぱいのような病院も要注意です。
特に精神論ばかりで病院の詳しい内容は書かれていないような場合は、何か隠したいようなことがある可能性があります!
肝心なのは病院の紹介なので、余談ばかり多いような病院は実際に働いてみたら「思っていたのと違う!」ということになり兼ねません。
パートや短時間者を多く募集している
正社員ではなくパートなどの短時間労働者ばかり大量に募集しているような病院は、できるだけ従業員に手当などを支払いたくない病院ということが伺えます。
パートなどの短時間労働者は社会保険に加入する必要がないケースも多くあり、賞与も少なくて済むので病院にとっては好都合。
このような病院は病院の利益のことばかり考えている可能性が高いので、働き始めると何かと苦労するかもしれません。
病床数よりもかなり多めの看護師を募集している
入院できる病院の場合、看護師が常在していなければならない人数が決められています。
しかし、病床数に合わせた看護師の人数よりもかなり多めに募集しているような病院は、看護師がすぐに転職してしまうために必要以上に採用しているということが考えられます。
つまり、ブラック病院のために看護師がすぐに転職したくなるような病院ということで、予備の看護師を採用しているのでしょう。
転職サイトで紹介してもらう時のチェックポイント
病院について質問した時に合う人はあう、合わない人はあわないと濁される
専任のコンサルタントに病院を紹介してもらって、こちらが「良い病院ですか?」とたずねると「合う人にはあうと思う」など、濁した返事を返してくる場合は何かしらの問題がある病院かもしれません。
「合う人にはあう」というのは、要は合わない人もいたということになりますよね?
つまり、問題があるブラック病院の可能性がかなり高いということになるのです。
コンサルタントがその求人だけを激押ししてくる
コンサルタントは多くの求人情報を把握しているはずなのに、ある一つの病院ばかり激押ししてくるというのは、入社してもすぐに辞めてしまって常に人員不足だからということが考えられます。
また、こちらが「このへんが自分と合わなそう」と言ったとしても、あれやこれやと口実を並べて激押しするというのも怪しいので注意してください。
契約が決まれば自分の利益になるため、単なるコンサルタントのエゴの可能性があります。
ブラック病院の求人が少ない転職サイト
職場のリアルが分かる転職 看護のお仕事
年代 | 全年代 | 雇用形態 | 正社員.契約社員.派遣社員,アルバイト,パート |
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- 転職先の内部事情が分かる
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病院見学に行った時のチェックポイント
ナースセンターの雰囲気が悪い
病院内の人間関係が良いか悪いかを大きく左右するのは、やはり女性が多いナースセンターです。
外から見て何となくナースセンターの雰囲気が悪い(全く笑顔がないなど)と感じる場合、人間関係が最悪のブラック病院かもしれません。
外から見ただけではあまりよくは分からないかもしれませんが、いわゆる「お局様」のような人が何人もいたとしたら、避けたほうが無難かもしれませんね。
看護師のドロドロ人間関係に疲れた方必見!悩みやストレスない職場への転職方法働いている看護師に元気がない
病院の中の人間関係や働き方などを外から見て何となく知るためには、ナースセンターの様子だけではなく病院全体の看護師の様子を見ても伺えると思います。
何となく看護師がみんな疲れているように見えたり、笑顔が少ないような様子が見られるなら、長時間勤務や人間関係などで疲れているのかもしれません。
面接や条件交渉をするときのチェックポイント
気に入った病院が決まっていよいよ面接となった時も、気をつけたいポイントはあります!
特に条件交渉をする時は要注意です。
元々の求人条件と乖離している
面接をしてある程度病院の話を聞かされていくうちに、条件が求人情報と全く違うと感じる場合があります。
例えば、有給の日数が求人情報とは全く違う・基本給額が違う・休日の日数が違うなどですね。
できないのであれば、採用される前に自分から断ったほうがいいでしょう。
あなたの病院は大丈夫?簡単チェックでわかるブラック病院指数
今働いている病院での仕事が辛く、「自分が働いている病院はもしかしたらブラック病院かも」と思ったことはありませんか?
すでに長い間働いていたとすると、なかなか自分が働いている病院がブラック病院かどうかが分からないものです。
ブラック病院を見極める10のチェックリスト
自分が働いている病院が次のチェックリストの項目にいくつ当てはまるかで、ブラック病院かどうかを知ることができます。
- あらゆる求人情報誌に求人情報を掲載している
- やたらと看護師の募集人数が多い(ベッド数に合っていない)
- パートやアルバイトの看護師がやたら多い
- 明らかな上司からのパワハラがある
- 残業手当が付かないか少ない
- 常識から外れたような妙なルールが多い
- 求人情報に掲載されていた内容よりも明らかに休日が少ない
- 掃除が行き届いておらず不衛生な雰囲気
- 賞与などの手当ての金額がルーズ
- 転職を希望してもなかなか辞めさせてもらえない
いかがですか?
以上の項目の中にいくつチェックした項目があるかによって、ブラック病院指数が違ってきます。
- 0~2はブラックではない
- 3~6はブラックと断定はできないが警戒が必要
- 7~10は完全ブラックなので他の病院に転職しましょう
ブラック病院を辞めたい場合はどうやって転職する?
チェックリストでチェックしてみた結果…今、自分が働いている病院はブラック病院だと分かってしまった。
こんな時はどのような行動を取ることべきなのでしょうか?
転職サイトに登録して退職支援をしてもらう
自分が働いている病院がブラック病院だと分かったのなら、もし毎日仕事が辛いと感じるのであればすぐにでも転職しましょう!
ブラック病院なんかでいつまでも辛抱していたのでは身がもちませんからね。転職サイトの中には退職のサポートをしてくれるところもあります。
自分の今後のためにも、新しい病院を見つけるために時間を費やすことを考えてくださいね。
引き留めや恨み節は徹底的に無視して転職する
病院側は退職したいと言っても、看護師不足を理由にすぐには受け入れない可能性があります。
私もこれにはかなり悩まされました…。
しかし、何しろブラック病院ですから、止められても言いなりになる必要は全くありません!
次の看護師を採用してもすぐに辞められてしまうという焦りがあるため、何かと口実を付けて退職を認めないのは最悪です。
こちらの事情は全く無視しているということですからね。
同僚からの恨み節にも負けず徹底的に無視をして、より良い環境に身を移しましょう!
看護師を辞めたいと思った時の転職準備!1年目から3年目までの退職Q&A諦めないで!あなたに合う病院は必ずある!
一度くらいブラック病院に騙されたくらいで、「次に働く病院もブラックかもしれない」と諦めないでください!
あなたに合う良い病院は絶対にあります♪
悪いコンサルタントは自分や会社の利益のことばかり考えて、ブラック病院だと知りながら紹介してくる可能性があります。
話してみて「何となく怪しい」と思ったら、登録会社ごと変えるかコンサルタントを変えてもらって相談し直してください。
ブラック病院があるのは看護学校から続くブラック体質が関係
実は、ブラックの疑いがあるのは病院だけではなく看護学校も同じです。
私がまだ大学の頃の話ですが、看護師になりたいと思いその後すぐに看護学校に入学しました。
看護学校に行っていると実際に看護師をしている先輩とも話す機会があったのですが、看護学校で教えていることとは全く違う情報を教えてくれたのです。
これはまさにブラック看護学校といえるのではないでしょうか。
看護師になるために看護学校に行くわけですが、学校選びも慎重にすることをおすすめします。
人数ばかり多くて授業内容はいまいちのような学校は要注意かもしれません。
看護師ユナのブラック病院への体験ツイートの反応を参考に
皆さんはじめまして、フリーランス看護師のユナです。
この前何気なくツイートした文章が5100人にリツイートされ、7600の人のイイネを集め私の中で大反響を呼びました。と同時に上記の疑問が浮き上がりました。
札幌の看護師自殺のニュースを見て母が
「病院でも残業させて、家に帰ってからも勉強して、朝も早く行って残業?で、休みの日も勉強会?そんなひどい病院があるの?どこさ?あんたの病院良いところで良かったね」
…ママ、私の病院もこうだったのよ。
どこの病院もこれが現実なのがヤバイのよ。— ユナ@クリニック立ち上げ中 (@YoonA_partydoll) October 18, 2018
詳しくはこちらに寄稿して頂いたので参考にどうぞ
ブラック病院についてのまとめ
ブラック病院がどんな病院かはある程度検討がついたはずですから、自分が働いている病院がブラックだと分かった時点で転職を考えましょう!
全ては自分のためだと考えて頑張って転職活動をしてくださいね♪
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