転職をするためには、看護師としての経験やスキルがあることが第一条件になります。しかし、それだけではなく「プラスα」があると心強いですよね。

他の人が持っていないスキルや能力があると、それとの合わせ技でより良い職場への転職が可能になります。今回は、英語能力の重要性です。英語ができる看護師は様々な場面で引く手あまたになりそうな状況なんです!

看護師に英語って必要なの?

医師が英語ができることは重要だというのは何となく分かるかと思います。医療書を読むこともありますし、英語の海外のHPにある論文を参照することもあります。医師の場合、医療分野はドイツ語だと言われているので、英語、ドイツ語両方できるに越したことはないようですが、看護師に外国語は必要なのでしょうか?

外国人の方々が来日していますので、日本で具合が悪くなり病院へ行くこともあります。その場合、英語ができた方が一次対応の時に役に立つのは間違いないでしょう。

とはいえ、そういう機会がそうそうあるわけでもないですし、英語ができることで外国の方が来院した時の対応を全て丸投げされてしまうかもしれません。それだとかえって責任だけを負わされてしまうような気もします・・。

話せることはマイナスにはならないが、積極的に評価されて収入も上がる、そうした職場は通常の病院勤務をしているだけではなさそうです。

しかし、転職で「看護師+英語力」が評価されるところへ転職できれば皆さんの価値は一変します。他の人に差をつけて高収入を得たい人は、以下で述べる英語が生かせる職場への転職を考えてみてはいかがでしょうか?

英語の要求レベルはどのくらい?

「英語が話せる」と言ってもネイティブレベルに話せる必要はありません(話せるに越したことはありませんが)。

実際に評価される英語のレベルは「TOEIC700点」(できれば730点)レベルで大丈夫です。簡単なビジネス英語が使える、そのくらいで英語ができると評価されます。

英検でいうと「準1級」があれば言うことないです。2級だと少し物足りない感じですね。

このくらいの英語力があれば、実際の現場で意思疎通できますし、患者さんとの話を医師や関係者に伝えることもできます。とりあえず、700点レベルがあれば、英語を生かした職場への転職が可能で評価されると思ってください。

看護師としては准看護師よりも正看護師のほうが評価されます。准看護師と正看護師については、また機会を改めて書かせていただきますが、同じような仕事をしているのに様々な面で正看護師のほうが評価されるという現実があります。

下記で挙げる職場でも正看護師のほうが転職に有利なようです。

TOEIC700点以上+正看護師

を英語を生かした転職の1つの目安にしてください(准看護師だとダメということではないですが不利になります)。

英語が生かせる職場9選

英語力が評価され高収入が期待できる職場を紹介していきたいと思います。

空港病院、港湾病院

まず挙げられるのは成田空港など海外からのお客様が多くやってくる空港や港湾の隣接する病院の看護師です。

これは何となくイメージが沸きやすいと思います。英語ができなければ外国の人とのコミュニケーションが取れません。したがって英語力がある人を高く評価します(というか英語ができないと厳しいかもしれません)。

この職場は性質上、伝染病の検疫の最前線になる可能性もあります。エボラ出血熱やSARS、ジカ熱など大変な伝染病気に罹った人と接するリスクもあり油断できません。

だからこそ待遇がいい、ともいえるでしょうね。

外国人在住者、ビジネスマンが多い地域

日本では「〇〇人街」というのは少ないですし、あってもアジア系です。というわけで、居住地というよりもビジネスマンが多く働く霞が関や丸の内といった企業街の病院ならば英語需要があります。

もともと地価も高いですし、要求されるスキルも高い(だってすぐに治さないとビジネスマンは休めない)ので時給は高い傾向にありますが、外国人ビジネスマンと接するとなると一定の英語スキルが求められるのは言うまでもないですよね。

そこで能力がある人だと認められれば、更なる好待遇も期待できるはずです。

イベントナース

国内のイベントであっても、公的なものやサンバや国際交流のイベントで待機するイベントナースは、一定の英語スキルが必要になります。

屋外イベントだけではなく、国際展示場(ビッグサイトや幕張メッセ)などで行うカンファレンスには外国からビジネス客も含まれていています。

そういう人が当日急病で倒れてしまった、そういう人の救護のため英語のできる看護師は需要があります。

ビジネス分野ですので、その国の要人も多く、会場としてもリスク管理する必要があり、英語が話せて能力が高いイベントナースを雇いたいんですね。国際化の中で、より安全にイベントを実施したいというニーズは確実に高くなっています。

海外に行くツアーナース

ツアーナースに英語力というのは比較的イメージしやすいと思います。ツアーナースについては別記事で書かせていただきましたが

⇒仕事をしながらタダで沖縄、海外旅行!「ツアーナース」のおいしいところ

海外に帯同するツアーナース求人はそれほど多くない、あってもコネや紹介が多いという現実があります。しかし、海外に行き、例えば現地の病院へお客様を連れて行かなければならなくなった場合、お客様が英語ができるとは限りません。

症状などを現地の病院の人に説明するには、やはり帯同しているツアーナースの英語力がものを言います。だから英語が話せるツアーナースの需要が高いんです。

外資系企業(製薬会社、医療機器メーカー)の企業看護師

看護師の職場は病院だけではありません。企業看護師という働き方もあり、看護師としての臨床経験を生かした仕事を行います。

まず、外資系企業の製薬会社や医療機器メーカーであれば、社内公用語が英語だったり、外国の本社、支社とコミュニケーションを取ったりする際には英語力が必須になります。

企業看護師ですので、営業的な仕事をすることは少ないと思いますが、メールや資料作成などでは英語力が必要になります。

外資系企業はお給料も高いので、そこで働きたいのであればやはり英語力が重要になるのは言うまでもないですよね。

日系企業で海外展開する会社

次の企業看護師は日系企業(医療、製薬関係)で海外展開するケースです。現地に行って看護師の仕事をするわけではないのですが、海外展開するにあたって、現地の医療情報の入手、翻訳が不可欠になります。

英語力があり、臨床経験も豊富な看護師であれば、日本と外国の医療の違いや細かい医療制度の差異などの文献を翻訳でき、スタッフに伝えることができるでしょう。

多くはメーカーですので、待遇は安定していて潰れるリスクも少ないです。病院ではないのでシフト勤務や夜勤がまずないのも魅力的ですよね。

そうした職場で働くためにはやはり英語力がポイントです。

CRO、SMO企業(国際共同治験)

「CRO」「SMO」聞きなれない言葉ですが治験モニター会社です。よく、臨床段階の薬を希望者に飲んでもらって経過を見るというのがありますよね。あれは製薬会社が行っているのではなく、そこから委託された治験会社が行っていることが多いんです。

「でも治験をするのは日本人では?」と思うかもしれません。確かに治験モニターになるのはほぼ日本人なのですが、「国際共同治験」といって複数の国や地域で同時に治験を行うことがあります。

治験時間のロスをなくして多くの国で同じタイミングで薬を許可してもらうために行うのですが、その際英語でのコミュニケーションを取ることがあるかもしれず、看護師であっても治験会社では英語力が重要になります。

富裕層向け美容外科

次は富裕層向けの美容外科です。銀座の一等地などにある「〇〇美容外科」などは、自由診療でお金に不自由しない人向けに美容整形やアンチエイジングを行っています(当然治療費が高い)。

セレブ向けの美容外科には、外国セレブ(夫が日本に赴任中)なども多くいます。当然英語でコミュニケーションを取ることが求められますし、こうした美容外科ではノルマもあり、契約が取れない人は厳しいです(歩合制のところもあります)。

流暢な英語が話せれば、そうした外国人セレブからの指名を得ることができ、病院内での評価も上がりますし、何より指名ノルマを果たせますので、歩合給がどんどん稼げるということになります。

美容外科勤務はただでさえ激務でストレスが多いのですが、本気で稼ぎたいのであれば英語力を生かして一等地のセレブを相手にするという方法もあります。

NPO、青年海外協力隊等

最後は「稼ぐ」のはあまり期待できませんが、NPOや政府開発援助、青年海外協力隊のように貧しい国の人たちへの医療を助けるためにボランティア的に働くという方法です。

源一には通訳などはいないかもしれません。したがって各自が英語を話せることで、円滑なコミュニケーションを取ることができて、医療に貢献することができます。

稼ぐ目的ではなく、医療人としてのやりがいを求める働き方ではありますが、多くの人がその志を持ち現地で活躍しています。もし、海外で貢献したいというのであれば、英語を生かしてこういう働き方もアリです。

「医療ツーリズム」で英語が話せる看護師の需要が拡大!?

最後に「医療ツーリズム」というものを紹介します。

「医療ツーリズム」(医療観光)とは、居住国とは異なる国や地域を訪ねて医療サービス(診断や治療など)を受けることを指します。

「湯治」や「転地療養」ってありますよね。それを国内ではなく外国で行うバージョンだと思ってください。

日本の医療技術は高いので、海外から療養と観光を兼ねて訪日する人が結構います。政府では経済産業省、厚生労働省、観光庁などが協力して、海外旅行客の呼び込みと同じように、「メディカルツーリズム」に一環としてこの医療観光を進めています。

海外で医療というと、「悪質な臓器ブローカー」みたいなイメージもありますが、そういうイメージを払しょくするためにも、お墨付きを与えた病院や医療施設でこの医療ツーリズムを推進したいようです。

医療分野、つまり人の健康や命もかかわるので、単なる観光誘致とは違って法的な規制やクリアしなければいけない課題も多いのですが、将来的には需要増が見込める分野であり、当然英語力がある看護師は現場スタッフとして重宝されるに違いありません。

今からこの「医療ツーリズム」という単語を知っておくと、ゆくゆくは活躍できる(そして稼げる)フィールドが広がること間違いなしです。

英語が話せる看護師求人は専門の転職サイトか転職エージェントで!

このような求人を探すために効率がいいのは、看護師専門の転職サイトか、看護師専門の転職エージェントです。

看護師としての経験、スキルに加えて英語力という要素が入りますので、通常の転職サイトではなく、看護師としてのトータルの能力を正しく評価できる転職メディアを使った方が得です。

英語を生かした転職の場合、英語に強い転職サイトや転職エージェントがありますよね。このケースもまさにそれに該当します。

「看護師」という専門職、「英語力」という専門スキル、両方を正しく評価できて、両方を持っている人が欲しい職場は、看護師専門の転職サイトか、看護師専門の転職エージェントに求人を出すはずです。

だから、これらを利用した方が圧倒的に有利で、隠れ求人や優良求人も多くなっています。

当サイトで紹介している看護師専門の転職サイトや、看護師専門の転職エージェントでは英語力を生かせる好待遇求人がたくさんあります。

登録だけして、求人や待遇を確認するだけでもOK。費用は掛かりませんので是非一度、登録して英語が生かせる職場がないか確認してみてください。必ずや活躍できるフィールドはあるはずです!

看護師の転職!今、差をつけるなら英語が必須!働き方と募集求人 まとめ

・英語力は関係ないと思われがちな看護師の仕事だか、必要とされているところはあり高収入が期待できる
・英語を売りに転職したいのならばTOEIC700点は欲しい
・ネイティブレベルに話せる必要はない
・具体的な職場として「航空病院」や「外資系製薬会社」「治験会社」「富裕層向けの美容外科」などがある
・看護師としてのスキル、経験がベースにあるのが大前提
・将来的には「医療ツーリズム」に伴う英語ができる看護師の需要増が期待できる
・英語を生かせる求人を探すためには看護師専門の転職サイトか看護師専門の転職エージェントがおすすめ