経理に転職したい!未経験でも可能?仕事内容や年収、簿記資格が必要かも解説


経理の仕事は、主に企業における出納管理や経費の精算業務など、お金周りの仕事を一手に引き受けるものです。

企業経営をする以上、なくてはならない仕事ですが、経理に転職したい場合はどのような資格やスキルが必要になるのでしょうか。

また、未経験からでも経理に転職できるものなのか、解説していきます。

経理の仕事に転職したい場合のオススメの転職エージェント MS-Japan もご紹介します!

経理に転職したい!未経験でも可能?

結論から言うと、未経験であっても経理に転職することは十分に可能です。

この辺りは自身の目で大手転職サイトの求人を見てもらうのが一番手っ取り早いのですが、未経験OKと記載されている求人は多数あります。

doda(デューダ)

年代20代~30代雇用形態正社員・契約社員・その他
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業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他
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ポイント
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未経験でも経理に活かせるスキルがあると採用で有利

例えば経理は未経験であっても、前職で事務や営業をしていてオフィスソフトや資料の作成に慣れている場合、採用で有利になります。

また、実務は未経験でも簿記や税理士、ファイナンシャルプランナー(FP資格)といったお金関係の資格がある場合も採用で有利です。

経理に転職するなら知っておきたい主な仕事内容を紹介

日常業務

企業では毎日お金のやり取りが発生していますので、その際の現金の出納管理や立替経費の精算、伝票の記帳・整理といった日常業務を行う必要があります。

他にも、商品の受注・出荷・売上情報の管理、在庫の入出庫チェックなども重要ですが日常業務です。

ほとんどの企業において、このような経理業務はシステム化されています。
そのため、エクセルや専用の経理システムを使って処理をすることになるでしょう。

月次業務

その名の通り、月に一度発生する業務です。

例えば取引先への請求・回収・支払い、従業員への給料の支払いなどが月に一度必ず発生する業務です。

また、毎月末の月次決算やスケジュール管理なども月次業務として行うことになります。

年次業務

年次業務は経理の仕事の中で最も大きな仕事で決算のとりまとめになります。

年一回、必ず企業の一年の売り上げや経費などを取りまとめなければなりません。

また、税務申告や会計監査の対応、決算短信や有価証券報告書など、様々な対応をしなければなりません。それが年次業務です。

年一回ではなく、四半期ごとに決算報告をする場合もあります。
この決算時期だけは、基本的には残業の少ない経理であっても残業続きで早く帰れない企業が多いです。

経理に転職するなら知っておきたい年間スケジュール、繁忙期を紹介

企業の規模や決算時期によって経理の年間スケジュールは若干変化しますが、基本的には年末や年度初めが繁忙期となります。

各種税金の申告期限などは国で定められているので、どこの会社でも同じです。

以下では月決算の会社を例に、おおまかな年間スケジュールをみてみましょう。

主な仕事内容
4月
決算整理仕訳・財務諸表の作成・税金納付・給与支払報告に係る給与所得者異動届出書提出
5月
法人税、法人住民税、法人事業税、所得税の確定申告と納付・税金納付・株主の招集
6月
株主総会・個人住民税の納付
7月
源泉所得税の納付・税金納付・健康保険、厚生年金保険の定時決定
8月
所得税の四半期中間申告と納付
9月
特になし
10月
特になし
11月
法人税、法人住民税、法人事業税、消費税の中間申告
12月
年末調整・税金納付
1月
固定資産税の償却資産に関する申告・源泉所得税の納付・法定調書及び給与支払報告書の提出・支払調書の作成・提出
2月
決算準備・税金納付・消費税の四半期中間報告と納付
3月
実地棚卸

意外と繁忙期は4~7月になる企業も多い

「3月が決算だから、3月に入る前が忙しい?」かと思いきや、業種にもよりますが年度初めが一番作業が多い企業も珍しくありません。

例えば3月は棚卸しがメイン作業となる業種の場合、4~7月に多くの税金の納付期限が迫ってくるため、3月でなく4月が繁忙期となるのです。

忙しい4~7月をうまく乗り越えるには、12~3月でしっかり準備することがコツです。

業種にもよりますが9・10月は目立ったイベントがないので、この期間を利用するのも良いでしょう。

経理職に転職した場合の年収・給料は?

簿記2級を持っていて経理経験がない場合、200~350万が平均年収となります。

低いと思うかも知れませんが、経理は経験者がかなり優遇されるので、例えば1~2年程度でも実務経験があると同じ年齢・資格でも年収は300~450万円までアップします。

経理で700万近くの年収がある人もいますが、その場合は役職がついていたり、マネジメントクラスの人が多いです。

経理職は簿記2級程度の資格があれば転職は優位になります。
しかし、経理職の場合資格の有無よりも《実務経験があるかどうか?》で年収が大きく変わる傾向があります。

経理への転職に簿記資格は必須?

結論から言うと必須ではありません。簿記資格を持っていなくても未経験で経理に転職することは可能です。

ただ未経験OKでも条件として、《簿記2級以上所持》と記載されている案件は多いので、年収や給与アップのためにもできれば資格を取得することをオススメします。

やっぱり簿記資格は持っているに越したことがないんだね
簿記は《財務諸表を正しく作るための技術》です。
これを取得していると、会社の帳簿を正しくつける技術が身についている、お金の流れを把握できるという証明になります。

そのため、簿記資格がなくても経理として働くことはできますが、採用担当者からすると有資格者のほうが圧倒的に信頼できます。

2級以上を取得するならそれなりの勉強が必須

3級ならまだしも2級以上はそれなりの難易度になるため、可能であれば社会人向きの学校に通うべきです。

学校に通うのが費用・時間的に難しい場合は通信教育で勉強すると良いでしょう。

参考:https://www.tac-school.co.jp/kouza_boki.html

試験自体は受験制限がなく年3回実施されているので、今の仕事と並行して少しづつ勉強することをオススメします。

簿記資格は、給与面以外にも下記のメリットもあります。

  • 1度受かれば生涯有効資格で更新がない
  • 簿記取得者のニーズが高く、転職成功率を上げるポイントになる
  • 株を取り扱うときの判断力が上がったり物事の見方や視点が増える

そのため、経理として転職するなら必須ではありませんが、できるだけ取得しておきたい資格となっています。

簿記資格だけでなくパソコンスキルも必須

経理職をするにあたって簿記資格は基本中の基本とも言えますが、同じく取得しておきたいのがパソコンスキルです。

いまの時代、帳簿をつけるのは手書きではなくパソコンを使用します。

実は経理職へ転職したものの、エクセルがうまくつかいこなせなくて苦労している人は多いです。

また、エクセルに限らず、企業に応じて様々なソフトで資料を作成する機会が多いので、基本的なビジネススキルも身につけることをオススメします。

たいていの会社は経理ソフトを使用して管理をしていますが、数字を入力するときにショートカットキーを使うことで作業効率をあげられます。

また、下記のようなビジネスマナーも一緒に身につけておくとなお良いでしょう。

  • ビジネスメールのマナー
  • 正しい文章の作成スキル
  • データベースソフトの基本的な使い方

未経験者が経理に転職するための方法


経理の仕事未経験の人は、どうすれば経理の仕事に就くことができるのでしょうか?未経験から経理の仕事を始めるためのコツについてお話しします。

簿記の資格やパソコンスキルを身につける

未経験から経理になるには、経験者のライバルに対抗できるスキルを身につける必要があります。

まず最初に思いつくのが、やはり「簿記」の資格を取ることです。最初は3級からでいいので始めてみましょう。

その上で経理の仕事でとても大事な「パソコンのスキル」を身につけることで、同じ求人に経験者が応募してきても有利になるはずです。

今やどの企業でも経理の仕事はシステム化されているため、相手が経験者であってもパソコン操作が不慣れならあなたが採用される確率は十分にあります。

自分のスキルをアピールする

経理の仕事をこなすためにはパソコンスキルは必要不可欠ですので、過去の仕事経験でパソコンを良く使っていた、もともとパソコンが得意というのであれば、応募時にパソコンスキルをアピールすると良いでしょう。

経理の仕事ではエクセルなどの表計算ソフトや、勘定系のソフトがよく使われるので、過去にこれらのソフトを扱ったことがあれば企業は一から教える必要がないため採用される確率は上がります。

未経験OKの求人に応募する

一番大事なのが、未経験OKとなっており、なおかつ業務内容も未経験で大丈夫そうな求人に応募するというものです。

未経験OKとなっていても実際に働くと難易度が高い業務を任される求人も多いため、見誤るとスキルが足りずすぐに辞めざるを得ない可能性もあります。

例えば研修制度が整っている求人や、若い人がたくさん働いている、新規店舗を開設して大量のスタッフを求めている、長く働ける人を求めているような求人を探すようにしましょう。

未経験から経理への転職に英語力は必須?

必須ではないが有利になる

結論からいうと、英語力があると転職でかなり有利になります。

経理職=お金の管理で数字がメインと思いがちですが、実は英語スキルがあると転職をする際に年収も大きく変わります。

経理で英語が必要な場面

国内の日本企業の経理職の場合、基本的に英語は必要ありません。

ここでいう英語が必要になる経理というのは外資系企業の経理を担当する方や、英文経理を選ぶ人が対象となります。

外資系企業だと親会社にも経理報告が必要になので、英語で報告書を作成したりやりとりのスキルが必要になります。

また、グローバル化に伴い海外進出をする企業が増えているため、日系企業でも海外に子会社をおいている会社では英語力があると有利です。

日本企業で日本人を相手にする経理なら英語力が必要ない

日本のオフィスで活躍するのであれば、経理作業は社内だけの問題なので、英語力は必要ありません。

英語を話すことができる場合は外資系や英文経理など、仕事の選択肢が広がると覚えておきましょう。

英文経理の年収は平均600万円以上と言われているので、同じ経理職でも英語スキルを持っていることで、年収がグンと上がります。

TOEIC600点以上が必要な英語力の目安

英文経理の場合、TOEICスコアは平均600点以上の取得が1つのハードルになります。

転職をサーポートするエージェントにもよりますが、中には800点以上のビジネス会話は必須条件にしているところも多いです。

英文経理の場合、専門的な単語をよく使用するので、TOEICとは別に《USCPA》や《BATIC》も取得することをオススメします。

未経験から経理への転職が成功する志望動機や職務経歴書の書き方

手書きの場合は1文字づつ丁寧に書く

文字の上手い・下手ではなく、1文字をていねいに書くことがポイントです。

1つの履歴書をかきあげるのに1時間かけるくらい、ゆっくりきれいに書きましょう。

ペンも重要で、オススメしたいのはサラサの0.7ミリです。発色がよく目に留まりやすいです。
また文字は大きく書きましょう。

志望動機は会社の魅力や自分はどう貢献できるかを明確にする

ありがちな失敗としては、自分が転職しようと思ったきっかけのみ書くことです。

ステップアップしたいというのも立派な志望動機ですが、これでは中身が足りません。

《私がどのようにすることでこういう結果を出して、会社に貢献できる思ったから》という具体案も入れましょう。

その会社のどういう所に共感したのか?(企業理念や仕事内容、製品の魅力)
自分が持っているこのスキルを使えば、どのように貢献できると思ったから(経費削減、仕事の効率化、製品の売り上げアップなど)
その会社の問題点を自分だったらどう改善できるか?
会社の採用ページだけでなく、会社概要までしっかりチェックしてみましょう。

前の会社で身につけたスキルを、この会社に入社したらこういう部分でさらに生かせる&貢献できると思ったからということを記載しましょう。

自分の転職したい気持ちを伝えるよりも《自分が転職することで、志望した会社にどんなメリットがあるか》をアピールするのがポイントです。

未経験から経理への転職が向いている人

パソコンスキルが高い人

ほとんどの企業で経理の仕事はシステム化されていますから、パソコンスキルが高い人が向いています。

正確な作業ができる人

経理の仕事とは、お金を計算する仕事です。そのため、一円の間違いも許されません。正確な作業ができる人が向いています。

コミュニケーションスキルが高い人

経理の仕事は、社員や取引先、顧客などとやり取りをする仕事です。そのため、高いコミュニケーションスキルを持っている人が向いています。

経理職に強い転職エージェントはどこ?

MS-Japan

リクルート
年代20代~50代雇用形態正社員
対象エリア全国・海外もあり
業界経理・財務経営企画・内部監査人事・総務広報・マーケティング法務秘書・オフィスワーク会計・監査コンサルティング法律・特許金融その他
おすすめ度

ポイント

  • 管理部門特化型エージェントのNo.1
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  • 専任のキャリアアドバイザーによる丁寧なサポート
転職活動を成功させるコツは、エージェントを利用することです。
やみくもに求人を探して応募するよりも、自分のスキルにあった求人を紹介してくれたり、相手が自分の経歴をみてオファーをかけてくれることがあるからです。

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経理に転職したいまとめ

経理の仕事についてまとめてみました。
経理の仕事に就くためには、簿記の資格が必要で、さらに、パソコンスキルやコミュニケーションスキルがある人が求められています。

未経験だとやや転職しづらいですが、しっかりとスキルアップすることで、経理の仕事に就くことは十分に可能でしょう。

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