給与はそれなりに高額と言われるけれど、責任があり大変な仕事というイメージも強い看護師。資格は取ったものの、結局一般企業に就職してしまった人も少なくはありません。
「でもやっぱり看護師になりたい!」と一念発起した際に未経験でも受け入れてくれる職場は存在するのでしょうか?

今回は看護師未経験の就職・転職のコツを紹介します。

未経験看護師の需要ってあるの?正看護師・准看護師それぞれの場合


看護学校を卒業した後に行われる国家試験に合格した人がなれる正看護師と、准看看護学校を卒業後に各都道府県知事が実施する准看護師資格試験に合格した人がなれる准看護師。
それぞれ未経験でもOKな職場を見つけることができるのでしょうか。

正看護師の場合、需要が高く未経験OKな病院も多いので、選ばなければさほど困ることなく転職先を見つけることができるでしょう。
一方准看護師は一般的に総合病院よりも地元のクリニックや診療所からの需要が高いですが、これらの職場は即戦力を求められることが多く、応募条件に3年以上の実務経験が必須であることも少なくはありません。
例え未経験OKであったとしても、慣れるのに苦労する可能性も高いです。
このことを考慮して未経験の准看護師が正看護師の勉強をし直すという事例も決して少なくはありません。

いくら就職先を見つけることに成功したとしても、未経験であると仕事が続けられるかどうか心配になりますよね。

求人では未経験者の研修制度が充実しているところを売りにしている病院もあるので、不安な人はそういった求人を探してみてはいかがでしょうか。

未経験看護師の気になる待遇は?

一般的に正看護師の平均年収は約450万円、准看護師は約400万円弱であると言われています。

調べてみたところ未経験の場合、正看護師の場合月収約25~30万円、准看護師の場合は約20~25万円からスタートとなることが多いようです。
しかし同じ転職者でも3年以上の経験を積んでいる看護師には約1万円程度、5年以上の経験があると約2万円の手当てが加算される病院がありました。
やはり未経験だと、新入社員と同じ給料からスタートとなる場合がほとんどですが、職に就く年齢によって初任給が低くなることはほとんどないので、安心できますね。
夜勤手当や残業手当もきちんとつく上に、社会保険制度も受けられます。

しかし育児休暇制度や介護休職制度はある程度の勤務期間を積まなければ取得できないことがあるので、予め確認しておくとよいでしょう。

知りたい!未経験でも採用された看護師のリアルボイス

未経験で就職できた看護師でも、職場によって成功したり失敗したりとさまざまです。そんな未経験ナースたちのリアルな声を集めてみました!

成功したナースからの声

「研修制度がしっかりしている病院に就職したので、未経験でも知識を積んで業務に当たることができました。」
「職場の先輩がいい人ぞろいで、未経験者にも丁寧に教えてくれた。」
「就職活動をしている段階で、看護協会が主催している未就業者の再就職向け研修に参加していました。おかげで働く前に心構えができるようになりました。」
「あまり忙しくない、ゆったりとした職場を選んだので、周りの人にもゆとりがあって優しく教えてもらうことができた。」
「子どももいて、正社員で責任のある仕事を任されることに自信がなかったのでパートから入った。おかげで肩の力を抜いて働けている。」

不満を感じる未経験ナースからの声

「総合病院はとにかく毎日忙しく、仕事をきちんと教えてもらえない。」
「未経験だからとなかなか仕事を回してもらえない。頼んでも無視されてしまう。」
「きつい人が多くて、「こんなことも知らないの?」と毎日のように言われています。」
「准看護師の求人が非常に少ない。クリニックは研修制度が整っていないところが多くて応募するにも躊躇してしまう。」

これからのことを考える未経験ナースの悩み

「看護師の資格を取ってから、出産・育児をしていた。今さら若い新人ナースと一緒に働くことに抵抗がある。」
「家庭もあるからパートにしたいけれど、パートの求人は要経験者であることが多い。」
「総合病院で働きたいが、未経験の准看護師を受け入れてくれるところがなかなか見つからない。」
「ラダー制度のある病院を探しているが、地元には存在しない。」
「准看護師として就職活動をするか、正看護師の勉強をし直して未経験のハンデを少しでも軽くしようか悩んでいる。」

未経験OKの求人で騙されない為の職場選びのコツ

さまざまな求人サイトで検索をかけてみましたが、意外と「未経験OK」の看護求人は多いものです。しかしだからといって適当に決めてしまっては、入社後に後悔してしまうのかもしれません。
職場選びのコツを覚えて、失敗のない職場に応募してみましょう。

総合病院、クリニック、介護施設…行きたい場所を考える

看護師の職場は大きな総合病院から個人経営のクリニック、また介護施設やデイサービスセンターまで幅広いところが特徴です。同じ看護職を全うするにしてもその場所によってかなり
特色は異なるので、それぞれの特徴を掴んで自分に合った施設を考えるようにしましょう。
一般的に総合病院は夜勤があり、忙しいところが多いですが、その分福利厚生や研修制度、プリセプター制度などが充実している傾向にあります。
個人経営のクリニックは夜勤がなくゆったりと働けるところが多いですが、即戦力を求められる割に給与が低いことが多いです。
介護施設や訪問看護は個人クリニック以上に即戦力が求められる傾向にあるので、未経験者にはハードに感じられることがあるでしょう。

待遇面をきちんと見定めよう

看護師は女性が多い職場であるため、育児休暇が充実しているところが多いです。今後長く働きたいと考える人は、待遇面を視野に入れて検討することをおすすめします。

信頼できる転職エージェントを探そう

看護師専門の転職エージェントはたくさんあるので、初めての人はぜひ利用してみることをおすすめします。
ほとんどのエージェントは無料で利用できる上に、就職が決定するとお祝い金がもらえることもあるので、メリットも多いです。一般には公開されていない非公開求人で好待遇の職場を見つけられる可能性も高いです。

しかしコンサルタントによっては、「とにかく早く就職を決めさせたい」という気持ちから適当な職場を紹介されることがあります。
利用する際にはきちんとコンサルタントと面談を行って、信頼できる人間か確かめた上で就職先を選ぶといいでしょう。
とにかく押しの強い人や、反対に全然連絡をくれないコンサルタントには注意が必要です。
複数の転職エージェントに登録し、並行しながら就職活動を進めると求人やコンサルタントの比較ができるのでおすすめですよ。
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職場見学できる病院を受けてみるとミスマッチが少ない

職場によっては、入社試験前の職場見学OKというところがあります。これならば実際に雰囲気を体感することができそうですね。
緊張したり、面倒に感じたりすることもあるのかもしれませんが、行ってみると転職活動のモチベーションにつながりますよ。

まとめ

看護師の資格は持っているけれど、看護の現場に携わっていない、いわゆる「潜在看護師」は全国に50万人以上いると言われています。

未経験やブランクのある看護師は決して少なくはないのです。
「未経験だから就職なんて無理」と後ろ向きにならないで、まずは自分に合う病院探しから始めてみてはいかがでしょうか。
優良な看護師転職エージェントを利用すると、ミスマッチを防ぐことができるでしょう。