どの企業もエンジニアの採用に力を入れるようになり、ITエンジニアの年収は上昇しつつあります。
しかし、転職時に年収アップが保証されているかといえば、決してそうではありません。
今回紹介する「moffers」は、年収保証型オファーという画期的なサービスを打ち出しています。
一体どんな転職サービスなのでしょうか。

ITエンジニアなら年収保証で転職!moffersとは?

IT業界での転職で年収保証型オファーを行っているmoffers。
エンジニアの方には特におすすめできる転職サービスといえるでしょう。
運営母体はリクルートキャリア。国内最大手の人材サービス企業がプロデュースしている求人サイトです。
2017年9月25日に立ち上がったばかりのサービスでありながら、すでにIT業界のエンジニアから注目を集めています。

そんなmoffers最大の特徴は「年収保証型オファー」。
通常の転職活動でも年収の提示はありますよね。しかし、肝心なのはそのタイミングです。
転職エージェントなどを通した場合でも、最終的な年収の提示は面接時もしくは、内定(内々定)時に行われます。
つまり、保証された年収というのはある程度選考が進まない限り、決まらないわけです。

moffersではこの点を大幅に改善しており、オファー時に「保証された年収」が提示される仕組みを採用。
年収が決まっている前提で選考を進められるので、現職との比較がしやすく、面倒な年収交渉も必要ないことになります。

moffersの年収保証の仕組みはかなりキツめ

年収の定義があいまいにならないよう、moffersでは以下のような条件が定められています。

年収提示ルール

提示年収について

提示年収は、内定時に無条件で支給確約できるもののみ
提示年収に含んでいる項目を運営・ユーザーの許可なく変更する行為は禁止

固定残業代(みなし残業代含む)について

「固定残業代」がある場合は提示年収に含む

賞与についての必須記載事項(賞与が年収に含まれる場合)

「賞与が含まれていることおよび提示年収内に占める賞与金額の割合」
「賞与の詳細」
「支給条件についての明示」
「賞与の変動に影響を与える要素」

手当

内定時に無条件で支給確約できるものは含めることが可能(手当込みであることを明記)

提示年収90%ルール

企業側に対し、内定時の年収が、オファー時の年収の9割以下になることを禁じています。
年収が上がる分には問題ないとのこと。
かなりきつめの年収保証を制度化しているわけですね。

年収の表記について

企業側に対して、提示年収に対し独自の条件・定義付けを行うことや、年収の2重表記を禁止しています。
シンプルかつ明確に、年収の提示が義務付けられいるのです。

その他

面接に進むまでは、企業側が年収の上下に関する話をすることは禁じられています。
ただし、応募者側からの問い合わせがあった場合は回答することができます。

このように、形だけの年収保証ではなく「応募者・ユーザーの利益」を尊重するためにかなり厳しいルールを設けています。
IT業界ではエンジニアの数が不足しており、今や完全なる売り手市場です。
そのため、少しでも多くの応募者に満足して利用してもらえるよう配慮している、といって良いでしょう。

moffersの使い方

moffersはスカウトを待つタイプの転職サービスですが、自身のプロフィールか経験についてのフィードバックを受けることが可能です。
使い方は以下の4段階に分かれています。

 

1.moffersトップページから無料登録
プロフィールや経験、スキルを登録し、moffersによるレビューと審査が行われます。

2.プロによるフィードバック
実際に採用活動に携わっている企業の担当者(CTOなど)、プロのキャリアアドバイザーなどによるフィードバックが受けられます。
修正すべき箇所や、よりアピールすべき箇所をアドバイスしてくれるわけですね。
スカウトの目に留まりやすいプロフィールにブラッシュアップ可能です。

3.企業からのスカウトを待つ
プロフィールやスキル、経験のレジュメを修正し、レビュー審査が完了すると、企業からのスカウトを待つことになります。

4.オファーへの回答と選考
実際にスカウト(オファー)が届き、提示された年収に納得がいった場合はオファー承諾となります。
その後は、スカウトしてきた企業と直接やり取りしながら、面接などの選考に進みます。

このようにmoffersは「転職エージェントと転職サイトの中間」のような立ち位置になります。
レジュメの添削サービスは通常の転職サイトでも行っていますが、「レビュー審査」というステップは珍しいですね。
転職時に誰もが苦手とする「自分の正当な価値をアピールする」ことに役立つはずです。

moffersのメリットとデメリット

メリット

自分の市場価値がわかる

年収保証型オファーによって、自分が転職市場でどのくらいの価値があると見られているのかを理解できます。

将来設計がしやすい

moffersでは最低でもオファー時年収の9割が保証されており、それ以下の年収提示を禁止しています。
そのため、転職後の年収を具体的に想定しやすく、将来設計がしやすくなるでしょう。

IT業界で最先端のスキルを評価されやすい

日本のIT業界はスキルの評価が甘く、年収相場を理解していないケースが多いものです。
しかしmoffersはIT人材に特化した転職サービスで、エンジニアのスキル・経験が評価されやすい土壌が整っています。

デメリット

IT業界以外の転職では使いにくい

最先端技術に特化した転職サービスのため、他業界への転職では使いにくいでしょう。

積極的に企業に売り込む形式ではない=待ちの期間が長い

これはmoffersに限ったことではありませんが、スカウト主体の転職サービスは基本的に「待ち」の期間が長くなります。
自分から積極的に企業に売り込む形ではないため、希望する企業からスカウトが来るとは限らないのです。

提示年収から1割ほど年収が低くなる可能性

moffersの年収提示ルールでは、内定時の年収はオファー時の9割までという規定があります。
裏を返せば、オファー時の年収よりも1割安くなる可能性があるということ。
100%保証された金額ではないことに注意が必要です。

moffersの評判は?

moffersは2017年9月にリリースされたばかりのサービス。
そのため、まだまだ評価を下す段階ではないといえます。

しかし、以下のような点は評判となりつつあるようです。

check-c081売り手市場の中で自分の市場価値を正確に判断する材料となるため便利
check-c081年収が提示されるため、需要の多いエンジニアは「年収額で企業を選ぶ」ことが可能
check-c081現職の年収はプロフィールやレジュメに記載しないため、現状維持になりにくい→大幅な年収アップが見込める

運営母体も大きく、今後市場が拡大する最先端分野をターゲットにしていることから、実力のあるエンジニアにとっては魅力的なサービスになりそうですね。

まとめ

ここ数年、売り手市場の分野では「スカウト・オファー型」の転職サービスが増えています。
企業が人を選ぶ時代から、人が企業を選ぶ時代にシフトしているのです。
moffersはその中でも年収保証型という画期的なサービスを展開しており、転職者のニーズをうまくとらえたサービスといえるでしょう。
登録⇒レジュメ審査⇒オファーを受けるというステップで、自分の市場価値を把握できるため、将来的な転職の準備としても使えます。
現在の年収よりも、スキル、経験を純粋に評価してほしいと感じている人材なら、登録して損はないかもしれません。