
私は今転職活動をしています。
まさか、転職エージェントも知らなかった会社の内情に触れて驚き、悲しみ、どんどん人が辞めていく中で私自身もこの環境に耐えられません。
実際にこういう会社があるのだと知っていただき、私や同僚の轍を踏まないようにしていただきたく、今回、寄稿記事ということで書かせていただきます。
目次【クリックして移動できます】
コンサルタントに洗脳された社長の体験談!
結論:社員がどんどんやめていき、私も退職した
私は元々、地元のメーカー(結構大きなところ)に勤めていました。
お給料もかなりいただいていたと思います。
ただし、会社の人間関係で色々あり退職を余儀なくされてしまいました。
急な退職になってしまったので、慌てて転職エージェントに登録、本当はもっと会社を吟味したかったのですが、時間的余裕もなく今の会社に就職することになってしまいました。
やはり今回もメーカーです。内勤メインで海外とのやり取りも行う部署です。
外資系のメーカーなので、日本的な「ウェットさ」はないと思っていたのですが、まさかあんなことになっていたとは・・・。
なぜか優秀な社員がどんどん辞めていく
私が転職した会社は、ある分野で国内では結構大きなシェアがあります。
つまり、ライバルが少なく業績も悪くないのでホワイト企業では?と思っていましたが、なぜかどんどん社員が辞めていきます。
社員、特に営業の人は、理系大学院やコンサルティングファームなどバックグラウンドが色々ですが、私のメーカーの分野に詳しい人ばかり、何でこういう人が辞めていくのでしょうか?
私が辞表を出した社員の人に聞いてみると「実はね・・」ということで、その真相を知ることができました。
外資系なのにこんなことってあるんですね。
コンサルタントに洗脳され社員の意見を聞かない社長がいた
要は、営業社員の提案を社長が全く聞き入れないということに尽きるみたいです。
ただ、それだとよくある「ワンマン経営」の社長なのですが、私の会社は個人経営ではなく、本社が外国にある企業の日本支店、社長もオーナー社長ではなくサラリーマン社長なわけで、一人で何でも決められないはずです。
そしてもっと驚いたことに、社長は社員ではなく怪しいコンサルタントの言うままに経営判断をしているようなんです。
現場にいる社員ではなく、その分野に詳しいわけではないコンサルタントの言うことばかり聞くため、優秀な社員は呆れ、先が見えてしまい退職していくという流れになります。
この連鎖は全く止まっておらず、今月もまた優秀な社員が辞めてしまいました。
占いレベルの「コンサル」!
このコンサル、的を射たことを言う人ならいいんですがそうではないようです。
例えば

とか

とか。
私の会社の機械は1台数千円のものではありません。
そんな、街の商店のおじさんが「お姉ちゃんきれいだから買うよ」レベルの話ではないんですよね。
それで買うような安い商品ではなく、買う会社の業績も左右するわけですから、「女性がいるから買う」なんてことには絶対になるはずがないです。
色云々も、そのコンサルタントがカラーコーディネーターか何かで、人の深層心理が色によって影響されていることから、「この色!」と判断するのならまだわかりますが、そうではありません。

このような悪質なコンサルタントはむしろ少数なので、この方は運が悪いと言えるでしょう。
コンサルタントの意見はすべて「インチキ占い師」レベル
経営学的、科学的に正しくないことを適当に言っているようにしか思えないんです。
でも社長はこのコンサルタントを盲信レベルで信じ切っています。
現場の理系知識のある社員よりも、意味不明なコンサルの「占い」の方を信じるため、業績も乱高下していて全く社員に還元されていません。
何でしょう、社長はコンサルに「洗脳」されているとしか思えません。
噂では社長室は「気の流れ」がどうこうで、というコンサルの支持によって魔改造されていて、怪しい調度品が並んでいる、と聞いたことがあります。
社長のコンサルへの信仰はすさまじくて、辞める社員の人が言うには

ということは俺もあのコンサルの占いで採用されたのかもな。ハハハ!
社長の決定権、決裁権をコンサルが操っていると言ってもいいかもしれません。コンサルはあるコンサルティング会社の社員なんですが、一応、コンサル会社とコンサルティング契約を結んでいるらしいのですが、この勢いだとコンサルが辞めても、個人的に契約を(その人と)続けてもおかしくない感じです。
経営コンサルの内容よりも「人」を信じてしまうと、こんなにおかしなことになってしまうんですね。
コンサルタントに洗脳された社長の会社の特徴
外資系なのに感情で動いていた
まともな経営判断ができない社長、あくまで「日本法人の社長」なのだから左遷すればいいのでは?とみんな思っていますが、本社はそれをしないのも疑問です。
日本企業だと人間関係などで切るに切れないということがあるのでしょうが、外資系ならドライに合理的な判断を下すのだと思っていました。
社長があのような感じになっていることは、辞めた社員などからも連絡が言っているはずです。本社は社長に弱みを握られているのでしょうか?
それとも、ダメな日本企業レベルの個人的な人間関係や感情で動いているのでしょうか?
こういう企業が当たり前にあり、業績もそれほどいいわけではないのに、「なんとなく続いてしまう」という現象は世界共通なのでしょうか?
というわけで、本社を動かしてどうこうするというのができなそうなので、優秀な社員は辞めて行ってしまうわけです。
秘書を特別扱いしている
もう一つ、社長が秘書を重用しすぎているきらいがあります。
そういう関係かはわかりませんが…。
ちなみに秘書はどこにでもいるタイプの普通の人です。
- 秘書が遅刻しても何も言わない
- 業務分担が不明確
など公私混同しているきらいがあります。
ただ、その秘書が欲しがっていたソファを社長が独断で購入したことがあったので、秘書の意見もありのままに聞いてしまっている可能性があります。
社長が他人に踊らされている
外資系企業なのに
- 怪しい占い師系コンサルティング
- 男女の関係が噂される秘書
という2人の個人的な経営的におかしい意見を、社長がそのまま聞いてしまっているとしたら、会社としておかしいことは言うまでもありません。
というか、社長には自分の意思や経営理念というものがないのでしょうか?
「神輿は軽くてバカがいい」とかつて誰かが言ったことがあるみたいですが、神輿に選ばれるにも最低限の能力や人柄が必要だと思います。
社長には全くそういうところが見えません。
私が入社する前はまともで優秀な経営者だったのが、コンサルタント(&秘書)によってこうなってしまったのでしょうか?
そうなると、今の態勢が続く限りは社員が何を忠言しても暖簾に腕押し、逆にクビになってしまうかもしれません。
営業の社員の人は優秀なんで、そういうことをせずにそのまま去るのだと思います(優秀なので転職は容易です)。
何か、特に対コンサルでは社長は完全に言いなりなので、社内に銅像を作ろうとか変なオブジェを作ろうとか、そういうことを言われたら実行してしまいそうな怖さがあります。
有名メーカーの社長の実態がこんな感じって怖すぎます。
コンサルタントに洗脳された会社にいた自身の反省点

転職エージェントに変な求人を掴まされたと思うかどうかですが、他の優秀な社員も同じような流れで入社していますので、わからなかったのだと思います。
ブラック企業や変な会社に入社するリスクをゼロにすることは、おそらくできないんでしょう。で
もなるべく低くすることはできるはずです。
私の反省点から、転職エージェントを使った転職を考えてみると
- 転職は計画的にある程度前から準備する
- 転職エージェントとの信頼関係や相性を大事にする
- 自分が転職したい分野に強いエージェントを選ぶ
- 自分でも口コミや評判をでき売り限り調べる
- 転職エージェントは複数登録する
- 総合的な大きな転職エージェント1社、特定分野に強い専門的なエージェント1~2社
でしょうか。
特にエージェント選びは重要で、今の会社からの「脱出」を担当しているエージェントの方とはかなり仲良くなりました。
今の職場の内情もよく話しておいて、エージェントの正義感に訴えるのもいいかもしれませんね。
コンサルタントに洗脳された社長の体験談まとめ
おかしな状況に耐えても、心がすり減るだけですし、今の会社は「外資系」ですから我慢しても年功序列で給料が上がるということもなさそう、さっさと見切りをつけるのが最善の選択だと思っています。
しかし、こんなに簡単に人に操られる社長がいるんですね。
その方がよっぽどオカルトです。転職活動がんばります!