【告白】上司の暴力で薬剤師が転職を決意をした出来事

薬剤師キクオ_寄稿記事

人はなんのために働くのか?

現役薬剤師のキクオです。僕は病院薬剤師の1つ上の先輩に、この質問をぶつけたことがあります。

「生活するために決まってるだろ」

そうか!生活するために暴力を受け、叱責され、できない薬剤師としてレッテルを貼られたまま、組織の歯車として働くのが正解なんだ。
そして自分の感情を押し殺して、生きていくのだ。

生活をするために・・・生きていくために・・・

今回、この記事で僕が伝えたいことは2つある。
それは「受容」と「回避」。

病院薬剤師から調剤薬局に転職を考えたきっかけ、現役薬剤師の実体験をどうか聞いて欲しい。

尊敬する上司に蹴られるとは思ってもみなかった

その上司に僕は好かれていた。

しかし、業務中、後輩と話をしていた僕は恐らく「こいつなら蹴っても大丈夫だろ」という感覚で上司に足を出されたのだ。

今までにその上司に怒られたことはあったが、足が出たのは初めてだった。衝撃が走る。

今、僕は後輩の目の前で蹴られ、ものすごい剣幕で怒られている。恥ずかしくなって、死にたい気持ちだ。
「すいませんでした!」それしか言えなかった、謝るしか今の気持ちを抑える方法はなかったのだ。素直に謝ることが、この場を沈めてくれる最良の方法なのである。

人は人間関係をある程度築くと「こいつなら蹴っても大丈夫だろう」と思うのだろうか?
こいつなら鋼のメンタルをしているし、組織のための良い晒し者になる。こいつなら足を出しても大丈夫。

こいつなら・・・こいつなら・・・。

暴力を受けた時に「自分がいけなかったんだな」と考えてしまう思考を持っていた

薬剤師キクオ_寄稿記事2

暴力を振るった上司は、僕にとって憧れの薬剤師であった。過去形にはなるが、当時好きな上司TOP3には入っていた。

厳しい面がある一方で、患者さん、医師、看護師には誠実で、薬局内でも確実に周りから評価をされていた人物であった。上司は忙しい中、誰よりも仕事をこなしていたと思う。

また、それを周りに見せない姿勢、そこが個人的にカッコ良かった。プライベートはそこまで関りはなかったけれど、薬剤師として目指したい人の1人であった。

だから、蹴られた瞬間思った。「ああ、やってしまった。自分がいけなかったな」と。

そして、次の日
「なんて顔をして、上司に会えばいいのか・・・」
「会ったら再び、謝罪をしよう」
蹴られた僕は最初そう思ったのだった。

ここで、みなさんに問いたい。
暴力を受けてなお、この思考になってしまうのをどう思うだろうか?ありえないと思うでしょうか?

そんな時、人はどう思うのか?私の場合はこうです。

  • やっぱり、業務中は業務に関係のない話をしてはいけなかった
  • それを後輩に対して、僕から注意をするべきだった
  • 患者さんの命に関わる仕事をしているんだ。業務中は仕事に集中しよう

僕はその上司からはじめて暴力を受けたけど、「自分がいけなかった」と反省をした薬剤師だったんだ、

経験のある方ならわかってもらえるかもしれないが、自分をダメな奴なんだと受け入れ過ぎると、どうしようもないくらい悔しいし、どうしようもなく目から涙が溢れ出ます。

クソ上司と思えたらどれだけ良かっただろう。

当時の僕は「なんだよ、クソ上司!」とは、どうしても思えませんでした。

やはり、それは上司に尊敬する部分があったから。また、周りからも信頼をされている上司の意見というのは、ほぼ100%正しい世界であったから。

尊敬する上司でも暴力があると接するのを身体が拒否をする

薬剤師キクオ_寄稿記事3

しかし、暴力を受けてからは、自分の周りが全て曇って見えました。

人間関係を攻略するような本に書かれているように「顔を合わせるだけ」「一緒の空間にいるだけ」で精神的に参ってしまう!私はそんな症状になっていきました。

メンタルは強い方だと私は思っていましたが、ハッキリと言います。本当に無理でした。

身体は反応するけど、脳みそは反応しないあの感じ。「あ、身体が嫌がっている。」蹴られたあの日を境に、僕はそう感じるようになりました。

当時は自分がダメダメで、自分が嫌いで、辛くて、悩んで、友達からも「顔色良くないよ」と心配もされた。

笑顔で大丈夫!と回答することも出来ず、僕は闇の期間にズブズブと入っていった。
患者さんの前では、心配されないように無理をして笑顔を作った。

私は実際に暴力を受けて、常々人は誰かに100%理解してもらうことが難しいと思っている。

もしかすると少し、一部をわかってくれる方はいるのかもしれない。
でも、こんなに辛い経験をしても、次の日からは、当たり前に同じような毎日がやってくる。

「あぁ・・・、ずっとこの環境にいてはダメかも。」

私が目指していた理想の薬剤師。上司への尊敬の念はどこへいったのだろうか。

一周まわって憎い感情も何もない。もう、どうでもいい。今の仕事も患者さんへの対応も、組織も、病院も、私に関わってくれる全ての人も。

心配してくれなくてもいい。評価しなくていい。そんな上司になれなくてもいい。

悲しい。嫌だ。怖い。自分が自分ではなくなる感覚は、今まで生きた中で1番の挫折だった。

自分が出来ないヤツだと笑って受け入れた

僕は薬剤師として、もしかしたら社会人としてもてんでダメなのかもしれない。

ゾーンに入ってしまうと、かなりのネガティブ体質になることがわかった。

僕は思う。自分を下げて、笑いを取れる方って本当に凄いって。きっと、その凄いな!って感情は、自分の弱点を誰よりも受け入れているし、自分のダメなところを知っている。

今まで怒られてきて、自分がダメだ薬剤師なんだ、もっと出来るはずなんだと落ち込んだけど、上司の暴力を受けて思ったのは「自分が出来ないヤツなんだと受け入れること」だ。

もちろん暴力は許容出来ないけど、自分は仕事がスムーズにいかないな、上司との関係や姿勢も良くないな。ダメなところを正直に受容して、少しずつ少しずつ、周りの景色を変えていける。

当時はめちゃくちゃ落ち込んだ。また「周りの薬剤師よりも全然ダメじゃん」と自分に対して、過度な期待をしないようにしました。

自分はデキる薬剤師なんだ!と思わない。普通の薬剤師よりも少し出来ない薬剤師なんだ。って思いました。

自分には出来ないことが山ほどあるし、自分が出来る範囲の中で、先ずはやってみよう!

自分は薬剤師として何が向いているだろう。そこからまた、1から考えればいいじゃん。

そして、先ずは自分を出来ないヤツやーん!って笑って言えるようになろう。ゆっくりと自分を許して、自分をちょっとでもいいから好きになろう。

上司の良いところ、悪いところを知った僕が取った対処法

出来ない自分を受け入れたら、なんだか少し気持ちが楽になった。

期待されるプレッシャーから、どこか解放がされたような感覚にもなったし、組織から縛られないで仕事を客観視出来るようになったりもした。

人生100年時代と言われているこの日本で、ずっと頑張り続ける必要もないかもなと思うようになった。薬剤師が現実を逃避しながら働いてもいいじゃん。

僕は暴力を受けたことをキッカケに、転職をすることを決めた訳だけど、その職場から、正直その上司から逃げた選択をしたなと、今でも思う。

一方、同期には嫌なことがあると直ぐに逃げてしまう人もいた。

例えば1年目で「やってることが自分とは合わなかったので辞めます」という薬剤師や、GW明けから突然、出勤しなくなり、会社から連絡をする羽目になる薬剤師まで様々だ。

そういった場面を見る度に、心のどこかで「辛くなって逃げたんだな」と思っていた自分と、結局、自分もその立場になってしまった。逃げることって「勇気がいるんだな」ということを理解出来るようになった。

転職で環境がガラッと変わってしまう、上手く辞められるのか不安、自分は負け犬なのかな。など不安な気持ちもフツフツと湧いてくる。

でも、僕は暴力を受けて、自分の気持ちをしっかりと受け止めようとした。

僕は会社やその上司を回避する選択をしたのだ。どんなに苦手な人、嫌な人にも、隠れた良さがあると人は言う。でも辛い時には、人はそこまで知る必要もないかもしれない。

僕は上司の良さを知ってから、その人のことが嫌になった。理解しようとしても理解できなかったし、この気持ちに嘘はなく、私はその人を回避する選択をした訳である。

それが転職をした最も1番の理由だ。

どんなに仕事が忙しくて、辛かったとしても、共に働く人との相性には注意をしたい。

なぜなら、暴力で解決するものはないと思うから。それが医療を提供する薬剤師、僕の転職理由だ。

まとめ

ここまで読んで頂きまして、ありがとうございます!私が転職をした理由の1つに、上司からの暴力がありました。

  • 出来ない自分を受け入れること「受容」
  • そして、嫌な上司から逃げること「回避」

2つのステップは転職にも関わるイベントであり、次の職場でも私の糧になっていると感じます。

少しでも自分のように、悩みを抱える方が増えることがありませんように!

それでは、また!

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薬剤師キクオおすすめの転職サイト

キクオさんの記事にもある通り、理不尽な上司と働き続けるのは自分の人生においてなんのメリットもありません。キクオさんのように転職をし、環境を変える方がきっと貴方のためになります。

キクオさんは転職される際に転職サイトを利用しており、中でも『マイナビ薬剤師』と『ファルマスタッフ』は高く評価されていました。

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