これまで、誰かの転職をプロとしてサポートするためには、転職エージェントや人材紹介会社に社員として勤める必要がありましたよね。
しかし、個人で転職エージェントやヘッドハンターとして活躍できる可能性がでてきました。
それが転職支援アプリ「scouter(スカウター)」です。副業としてもおすすめのサービスになりそうですよ。

審査通過で誰でもヘッドハンターに!

スカウターは所定の審査を通過することで、誰でも個人としてヘッドハンティングや転職支援ができるようになるサービスです。
なかなか斬新なサービスですよね。筆者もこのアプリを始めて知ったときは驚きました。
それと同時に、前職の経験を活かして転職支援をやってみようか心が揺らぎました。

なぜかといえば、例え転職支援やヘッドハンティングの仕事をしたことがなくとも、仕事をする上で業界の情報は入ってきますよね。
これはどの業界に在籍していても同じでしょう。
また、特定の職種に向いている人やそうではない人などを判断できるようになってきます。
同じ業界に長期間座席していると、どういうタイプの人が評価されやすいか、段々と理解できるようになりますよね。こういった情報が重要なネタになるわけです。

客観的かつ実践的な知識は、自分自身よりもむしろ他人の転職サポートに活かせるのではないでしょうか。主観や感情が入りませんからね。

スカウターの使い方と仕組み

登録パターンは2種類

スカウターは、特定の業界に長く在籍して、業界知識や評価ポイントなどの知識があれば、個人で転職支援が可能になるアプリです。簡単に使い方を説明しますね。
登録方法は主に2パターンで、メールアドレスでの登録と、facebookを使った登録があります。
facebookを使った登録なら、登録や審査の期間が短くなるので、普段から実名でfacebookを使用している方はこちらがおすすめ。

運営元と雇用契約する

スカウターは有料職業紹介免許を持っていない個人でも転職支援やヘッドハンター活動が可能なように、運営母体である「株式会社SCOUTER」と雇用契約を結ぶことになります。
会社員としての本業がある方は、副業禁止規定にひっかかることがないか十分に注意が必要ですね。
また、雇用契約を結ぶため、基本的に「時給」が発生することも覚えておきましょう。
時給は1000円で、求職者との面談時間などが時給発生ポイントになります。

初回の転職相談は食事代5000円が支給!

転職希望者との打ち合わせに掛かる費用として、食事代のキャッシュバックがあります。毎月何人でも初回の5000円キャッシュバックが適用されるため、自分が実費を負担することは稀なのではないでしょうか。
通常の転職エージェントなどでも、初回面談以降は電話やメールのやりとりが主流ですし、初回費用さえ負担してもらえれば副業として成立しそうです。
これに加えて、時給も出ますからね。

成功報酬は年収の5%

転職希望者が見事あなたの紹介で転職を成功させれば、転職時の年収に5%をかけた金額が成功報酬として支払われます。
400万円で内定すれば、20万円が成功報酬といった具合です。ちなみに、この5%の報酬は転職希望者にも支払われます
人脈を利用して転職支援やヘッドハンティングを行えば、自分にとっても転職希望者にとってもメリットは大きいですよね。
個人が持っている人脈を積極的に活用しようという、スカウターの意気込みが伝わってきます。

例えばあなたが、ブラック企業に勤めていて、見事脱出を果たしたエンジニアだとしましょう。
彼は同僚の多くが転職を希望しているのを知っています。
しかし転職エージェントとのやりとりや情報収集が面倒で、なかなか転職活動に踏み切れません。
そこで旧知の中である自分が、元同僚たちに転職サポートを持ち掛けます。
成功すれば元同僚にも自分にも成功報酬5%が支払われますし、気心が知れた中なので応募先企業の選定や推薦もしやすいでしょう。
もちろん、時給と食事代で経費はほとんどかかりません。
こうして、数人の元同僚の転職サポートを買って出れば、立派な副業として成立するのではないでしょうか。

スカウターのメリット

成功報酬や時給のほかにも、スカウターを使うメリットはあります。
例えば、プロの転職エージェントからアドバイスをもらえることや、チャットを通じたリアルタイムな質問が可能なことです。
転職エージェントやヘッドハンターとしてのキャリアがない方でも、こういったサポート体制があるため安心できそうですね。
また、キャリア支援のノウハウをプロから教わることもできます。
スカウターを使って業界知識をもとにノウハウと経験を蓄積していき、いずれはプロのヘッドハンターや転職エージェントして独立することも夢ではありません。

スカウターのデメリット

一方デメリットとしては、副業禁止規定に抵触する可能性が高いことが挙げられます。
最近は、「複業」という言葉が流行ったり、副業自由な会社が増えたりと、会社員であっても副収入を得ることが可能になってきています。
しかし、まだまだ多くの企業では副業禁止規定を設けていますし、例え就業規則に副業禁止と明記されていなくても、暗黙の了解で禁止となっている場合が多いのです。
筆者の在籍していた企業も、まさにこのパターンでした。
スカウターを利用するにあたっては、雇用契約を結ぶ必要があるため、ほぼ間違いなく副業に該当します。
したがって、副業禁止規定がある会社に努めている方が利用するのは難しいかもしれませんね。
会社に無断でバレないように…という方法もありますが、住民税関係でバレてしまうことが多いため、あまりおすすめしません。

スカウターの評判は?

残念ながら利用者の評判は見つけられませんでしたが、人材業界を震撼させる大胆なサービスとして評判を呼んでいるようです。
また、今後拡大しそうな気配があるという評判も聞こえてきます。

運営母体は転職支援やヘッドハンターを個人が利用しやすくなる「プラットフォーム」を提供しているだけで、実際に転職支援をするわけではありません。
転職支援やヘッドハンティングをするのは、あくまでもスカウターの利用者。
しがたって、一度勢いに乗ればどんどん転職支援の輪が広がっていくわけです。

個人の繋がりがお金になる、というと少し聞こえが悪いかもしれませんが、サービスとしてはかなり斬新でいいところを突いていると思います。
転職希望者とサポーターが学生時代からの友人だったり、元同僚だったりする場合は、企業側にもアピールしやすいですからね。
パーソナルかつプライベートな部分まで熟知している仲だからこそ書くことができる推薦文があるものです。
一般の転職エージェントやヘッドハンターでは、なかなかこうはいきません。
面談によってある程度の外面を知ることはできても、内面を熟知するまで面談できるわけではないからです。

身近な人物と成功をシェアできる「スカウター」

今回は紹介者に特化したソーシャルヘッドハンティング「スカウター」をご紹介しました。
成功報酬や密度の濃い転職支援によって、知り合いと成功をシェアできる画期的なサービスです。
元同僚や学生時代の友人が転職を考えているのなら、スカウターで成功のシェアを持ちかけてみるのも良さそうですね。
人脈がより強固なものになりそうです。