空前のエンジニア不足と言われる2017年の転職市場。ITエンジニアの需要は日を追うごとに増大しています。
どの企業でも「どうやってエンジニアを採用するか」に苦心しており、「エンジニアが企業を選ぶ」売り手市場となっているのです。

このような背景の中、ITエンジニアの転職は自ら探すよりもスカウトを待つ時代へ突入したといえます。
今回紹介するスカウトミーも、ITエンジニアのスカウトをサポートするサービスです。

ITエンジニアはスカウトを待つ時代!「スカウトミー」とは?

スカウトミーとは?

スカウトミーとは「転職先を探すのではなく待つ」をコンセプトに、ITエンジニアの転職を応援するサービスです。
運営母体はインターネットメディア運営を手掛けるstudio Usagi株式会社。
スカウトミーは2017年7月31日にリリースされたサービスとなります。
また、ITエンジニアの登録も2017年9月から開始されたばかり。公式サイトは非常にシンプルな造りになっています。

スカウトミーの特徴

スカウトミーの特徴は、「求人情報の掲載、人材紹介を一切行わない」という点にあるでしょう。
今までの転職、求人サイトは求人情報の掲載、人材紹介、転職サポートなどをサービスとして提供するところが殆どでした。
しかし、スカウトミーではこれらを一切行わず、純粋にITエンジニアへ企業がスカウトを実施する場を提供しています。
実は、最近エンジニアの採用方法として注目されている「ダイレクトリクルーティング」という仕組みを採用しているのです。

ダイレクトリクルーティングとは?

ダイレクトリクルーティングとは、企業側が能動的に人材にアプローチし、1対1の交渉を行うことによって人材採用を進める手法です。
その一環として有用なのがスカウトということになります。
スカウトミーでは、純粋にスカウトを使ったダイレクトリクルーティングのみに特化し、他の転職・求人サイトとの差別化を図るようですね。

ITエンジニア専門のスカウトサービス

スカウトミーに登録できるのは、ITエンジニアのみです。ただし、エンジニアとして活動していれば学生でもフリーランスでも正社員でも構いません。
また、在宅や遠隔地で仕事をするリモートワーカーも登録可能です。
肩書や住所、雇用形態は一切抜きにして純粋にエンジニアとしての能力のみを評価される場と考えて良いでしょう。

企業が支払うのは月額5費用のみ

ITエンジニアは登録が無料、企業側は月額0円から3万円の間で利用できるのもスカウトミーの強みでしょう。
通常、人材採用には一人当たり数十万から数百万の費用がかかると言われています。
また、人材紹介会社が受け取る報酬は、転職者の年収の3割が相場ともいわれる世界です。
こういった業界の常識から考えると、スカウトミーの月額費用は破格ですよね。
低コストを武器に企業を集め、エンジニアとの出会いの場を形成しようという意気込みが感じられます。

スカウトミーの使い方とメリット・デメリット

スカウトミーの使い方

スカウトミーの使い方はいたってシンプルです。
プロフィールとして、基本情報、スキル、経歴、希望条件などを入力し、エンジニア登録を行います。
基本的にはこの後、ひたすら企業からのスカウトを待つのみです。
企業からのスカウトメールを受信したら内容を確認し、コンタクトをとって面接などに進みます。

スカウトミーのメリット

在職中でも転職活動がしやすい

スカウトミーでは、特的の企業からのプロフィール閲覧をブロックできるため、在職している会社に転職活動中であることを知られることはありません。
また、登録以外はひたすら待つだけであり、転職活動にエネルギーや時間を割く必要がありません。

採用確度の高い出会いがある

企業からスカウトが届くということは、「あなただから」声がかかったということになります。
これがダイレクトリクルーティングの醍醐味で、どちらかといえばエンジニア側の力が強いのです。
そのため、自分さえ納得すれば即採用に至るという、売り手市場の恩恵を最大限に享受した転職活動が可能です。

自分の市場価値がわかる

これはスカウトミーに限った話ではありませんが、企業からのスカウトによって自分の市場価値が明確になるというメリットがあります。
今すぐに転職を考えていなくても、「自分がどのくらいの価値(年収)がある人材か」を把握しておく必要があるでしょう。
スキルアップやキャリアプラン作成の材料になりますからね。また、想定していたよりも自分の価値が低い場合は、もう少し自分を磨いてから転職活動をするという選択肢もあります。

スカウトミーのデメリット

リリースして日が浅い→スカウトが来にくい?

これは登録したITエンジニアのスキルや経験にもよるでしょう。
しかし、実際にサービスが稼働しはじめたのは2017年9月のことで、まだまだエンジニア・企業ともに量が不足しています。
登録しておく分には何の問題もありませんが、頻繁にスカウトが来るという状況にはなりにくいと考えて良いでしょう。

職種がITエンジニアに限定されている

一定の経験・能力があるITエンジニアを対象としているため、他の職種への転職には使うことができません。

シンプルさ以外の「売り」が無い

少し辛口ですが、純粋なスカウトの場というシンプルさ以外に、目立った特徴がないのも気がかりです。
スカウト機能をもった人材データベースは続々と増えており、それらに比べるとやや物足りなさを感じます。

スカウトミーの評判は?

前述したように、スカウトミー自体がリリースされてからまだ日が浅いため、評判や口コミは出てきていないようです。
実際にサービスが提供されるのは2017年11月からで、それ以前はエンジニア及び企業の登録のみを受け付けています。

前述したようにスカウトを活用したダイレクトリクルーティングは、エンジニア採用で注目を集めています。
サービスのシンプルさと相まって、「登録して放置でもスカウトが来る」といった評判が出るかもしれませんね。
一方、登録者側からは特にアクションをしないため、スカウトが全く来ない可能性もあるわけです。
つまり「それほど登録の意味がない」といった口コミが出る可能性もあります。

ダイレクトリクルーティングの考え方を採用した、純粋なスカウトの場がどんな出会いを生み出すのか、楽しみですね。
個人的には、企業とエンジニアの自由なマッチング(出会い)の場になると考えています。

スカウトミーのまとめ

スカウトミーはその名の通り、ITエンジニアの転職をスカウトのみによって成立させるためのサービスです。
非常にシンプルでかつ低コストなため、どれだけの企業が参加するのか楽しみなサービスでもあります。
自分の市場価値を知りたい、選んでくれる企業に転職したいと考えているITエンジニアなら、登録だけでも済ませておくべきかもしれません。

⇒スカウトミーの公式サイト