近年、物価や気候に恵まれた海外での生活を選択する人が増えています。
旅行先で見た景色が忘れられない、食べ物や気候が自分に合っている、日本は息苦しいなど、
理由は人によってさまざまですよね。
しかし、まだまだ情報が少ないことも事実。
そこで、「住みやすさ」に焦点を当て、移住先としておすすめできる国をまとめてみました。

日本人にとっての住みやすさとは?

まず、日本人にとって住みやすさとはどんなことなのか、整理してみました。
これらが共通している国がランキングの上位に食い込んでいる傾向があるため、移住先選びの参考にしてみてくださいね。

ビザが取得しやすい

大前提として、ビザの取得が容易であることが挙げられます。
日本人は世界各国から信用されているため、ビザが発行される国は多いのですが、問題はその取りやすさです。
観光目的のビザならば比較的どこでも取れるのですが、就労ビザは厳しくなります。
これは多くの国で国内の雇用を守るための対策ですから、仕方のないこと。
また、永住権となればさらにハードルがあがります。
そこでまずはビザ無しでロングステイが可能な国や、就労ビザの取りやすい国を選択することがおすすめ。
最初から長期滞在せずに、まずはビザなしで滞在できる1か月や3か月といった期間を利用して、慣らし運転が必要でしょう。

治安の良さ

日本はとても治安の良い国です。
イギリスの経済平和研究所が主導し、さまざまなシンクタンクや経済紙の調査をとりまとめた「平和度指数」という数値があります。
この平和度指数で世界の国々をランキングしたとき、日本は堂々の第8位。
世界有数の平和な国なのです。
日本より上位の国としては、デンマークやアイスランド、オーストリア、ニュージーランドなど。
経済的に安定しており、人々の気質もおだやかで、自然豊かな国々が多いようですね。
治安の悪さは、生活すべての影響します。
外国人は狙われやすく、特に日本人はお金を持っているイメージを抱いている人々も大勢います。
治安が悪ければ、永住どころか短期滞在もままならないでしょう。

食事

こちらも非常に重要な項目。
いくら平和で景色が素晴らしくとも、毎日の食事が自分に合わなければ生活していくことはできません。
来る日も来る日も口に合わない料理を食べることを想像してみてください。
また、「お米の文化」がある国は日本人が馴染みやすいともいわれています。
日本以外にもお米を頻繁に食べる国は多く、アジア圏では特にその傾向が強いでしょう。

気候や環境面

移住先としておすすめできるのは、日本に似たような気候や比較的温暖な気候を持つ国。
ただし、同じ国でも都市によって気候が大きく変わることもあります。
代表例がアメリカです。
アメリカは地域によって気候が異なり、日本のように四季がある地域もあれば、年中暑い地域もあります。
どちらかといえば、雨や雪が少なく、寒さもそれほど厳しくない温暖な気候が住みやすいといわれるようですね。
しかし、カナダのように、寒さは厳しいものの大自然の豊かさで人気も集める国もあります。

物価の安さ

これは移住する人の経済力にもよりますが、物価が安いことに越したことはないですよね。
アジア圏の国々は、近年どんどん成長しており、都市部では日本と大差ないインフラが整いつつあります。
その一方で物価は安く、日本よりも生活費を落としつつ、満足のいく生活を送ることも可能です。

ここがおすすめ!日本人が住みやすい国ランキング!

では、ここまでの内容を踏まえつつ、住みやすい国をランキング形式で紹介していきます。
どの国も魅力がありますので、一度は訪れてみたい国ばかりですよ。

1位:タイ

仏教国であるタイは、近代的な首都バンコクや寺院が立ち並ぶチェンマイが印象的。
日本で言えば、東京と京都のようなものと考えてください。
日本からの永住者も非常に多く、物価が安いです。
また、食事は日本人の口に合うものが多く、お米や麺の食文化が根付いています。
さらにエビや鶏肉も良く使われることから、拒否感を示す人は少ないでしょう。
一度訪れた人は、リピーターになる確率が高いそうで、そのまま永住を決める人もいるのだとか。
一年を通して気温は高いものの、変動がすくないため馴染みやすいでしょう。
ビザなし滞在は30日間で、永住権の申請は3年の滞在から可能です。
リタイアメントビザの取得も比較的容易で、年金ビザなどの滞在方法もあります。

2位:マレーシア

マレーシアは比較的治安もが良く、物価が安いことが特徴。
物価に関しては、タイとほぼ同等と考えて良いでしょう。
観光立国を目指していることから、外国人を受け入れるホスピタリティも持ち合わせています。
また、料理が非常に美味しいことでも有名です。
マレーシアの主食は米で、料理にはココナッツミルクやニンニク、野菜などを使います。
日本と同じように、魚を食べる習慣があることもプラス材料。
気温は高めで降雨量も多いですが、雨季と乾季にはっきりわかれおり、雨季でも1日中雨がふるわけではありません。
さらに就労ビザが取得しやすいことでも知られています。
ビザなし滞在は最長3か月、永住権申請は5年の滞在からとなっています。

3位:インドネシア

インドネシアは、生活必需品に消費税がかかりません。
食料品、医療、教育、保険などは課税の対象外なのです。
そのため、日本よりも生活コストはぐっと落ちます。
もともとの物価も安いですからね。
ビザなし滞在は最長6か月と長く、永住権申請は5年滞在から。
ただし、6年間滞在できるリタイアメント制があるため、まずはこれを取得したほうが良いかもしれません。

4位:フィリピン

ビザなしの滞在が59日まで延長できるフィリピン。
永住権申請には滞在期間の定めがなく、条件面に関しては非常にゆるやかです。
また、生活にかかるお金が非常に少なくて済むのもフィリピンの魅力。
首都の平均年収はなんと日本円にして40万円弱。
日本の10分の1程度といっても過言ではありませんよね。

5位:カナダ

ビザなしでも、2回の延長申請を行うことにより、最大1年6か月の滞在が可能なカナダ。
アジア圏以外では最も住みやすい国といえるかもしれません。
何よりも経済的、文化的水準が高く、日本にいたときと生活水準を変えることなく移住できます。
ただし、物価は最近上昇傾向にあり、1年で1.7%も上昇しているそうです。
資金面や就労面の問題をクリアできれば、非常に住みやすい国になるでしょう。
また、日本のように四季があることもプラスポイント。
就労ビザの取得は厳しいものの、まずは観光目的で視察してみてはいかがでしょうか。

ランキング上位の国で働くには?

当然のことながら、現地で生活していくには生活費が必要になります。
日本で資産を作り上げ、その資産を使って生活していくのならば問題ありません。
しかし20年、30年と続く生活を支えるためには、やはり仕事が必要です。
ランキング上位の国で働くためには、就労ビザを取得する必要があります。

就労ビザを取得する方法はさまざまで、代表的なところでは、
・現地ですべての手続きを行う(マレーシアなど)
・海外での労働許可をもとに日本でビザを申請。その後、現地で働く(インドネシアなど)
・日本でビザを取得し、さらに海外で労働許可証を取得。(タイ、フィリピン、カナダなど)
といった方法があります。
これらは、手続きを代行する業者へ依頼したほうが、スムーズに取得できる場合があります。

また、ビザを取得してだけでは安心できません。
現地で実際に仕事を探さなくてはならないからです。
これに関しては、現地で直接探すか、日本であらかじめ仕事を見つけるかという2択になるでしょう。
現地で探す場合、日本人が創業した企業をあたってみることも一つの方法です。
さらに、日本へ向けたサービスを展開している(もしくはこれからする)企業に問い合わせるのも良いでしょう。

一方、日本であらかじめ仕事を探す場合は、海外の転職事情に強い転職エージェントなどを使ってみてください。
外資系企業の求人を数多く取り扱うエージェントを通して仕事を獲得できていれば、現地での不安はぐっと和らぐでしょう。

まとめ

夢見た海外移住を成功させるためには、いくつかのハードルを乗り越えなくてはなりません。
しかし、実際に移住した暁には、自分の人生を納得のいくものとできる可能性が高いでしょう。
今回紹介した「住みやすい国」を参考にしながら、新しい人生の出発点を決めてみてはいかがでしょうか。