就活において自分の強みや弱みを客観的に自己分析することは必要不可欠な過程です。
「でも自己分析ってどうやればいいの?」とネットで方法を探している人も多いと思います。本やネットのマークシートなどで自己分析するという手段もありますが、それよりも正確な分析を行う方法があるのです。
そこで今回は就活の自己分析におすすめな方法を紹介しつつ、自己分析が重要な理由を紹介していきます。

自分の適性・適職を正しく理解して、最大限能力を活かせる仕事に就くことができるので、ぜひご覧下さい。
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就活でおすすめの自己分析の方法6選!
実際に自己分析を行う場合、書籍やネット検索が中心になる人も多いでしょう。もちろんそれらも方法の1つですが、よりリアルで正確な分析を行うのであれば自分と関わっている人に聞くのが最適です。
「でもそんなの聞ける人周囲にいない…」方もご安心ください。
普段あまり他人と関わらない人でも客観的に自己分析を行うための方法にも触れています。基本無料で行える方法ばかりなので、ぜひ実践してみてください。
転職エージェントに相談する
転職エージェントには専属のキャリアカウンセラーやコンサルタントが常駐しています。
自分の経歴やスキルと共に相談することで、客観的な評価を聞けるので自己分析をする上で非常に役立ちます。
また、希望や理想を伝えるとエージェントはそれに沿った求人を紹介してくれるので、自分で応募するより内定率も高いでしょう。
エージェントへの相談はほぼすべてのサイトが無料で行えるので、就活を始める方はうまく活用して情報収集を行いましょう。
大学のキャリアセンターでカウンセリングを受ける
大学には学生の就職活動を支援する「キャリアセンター」が設置されています。
質の高い自己分析をするコツは、できるだけ周囲の人から自分についての情報を集めることです。
ほとんどの学生は利用していると思いますが、もし親しいカウンセラーなどがいれば自己分析に協力してもらうようにしましょう。
また、ゼミの担任もあなたの長所短所を知っている可能性が高いので、自己分析のために相談してみるといいでしょう。
自己分析の書籍を買って読む
最近はネットで情報が多く出ているのであまり優先順位は高くありませんが、自己分析関係の書籍も2~3冊は持っておくといいでしょう。
基本はネットから得られる情報ばかりですが、全体の1割程度は有益な内容となっている可能性があります。
筆者の場合は活字で読んだ方が頭に定着しやすいので、エージェントを活用した自己分析の補助として書籍を活用していました。
知人・先輩に聞いてみる
ゼミや大学の先輩など、大学で関わっている人の多くはあなたと3年以上一緒に過ごしているので、長所や短所を自分以上に知っている可能性があります。
知り合いや友達から自分の短所を言われるのはメンタル的に辛い部分もありますが、自分の将来のためにも勇気を出して聞いてみるようにしましょう。
ただ親友や極端に仲がいい友人などの場合、仲良しというフィルターがかかってしまい客観性の乏しい意見になってしまうかもしれません。
そのためある程度の距離感で親しい人物に相談することをおすすめします。
アルバイト先の上司や先輩に聞いてみる
上司や責任者はお金を払って働いてもらっているので、長所と短所の判断もよりシビアに教えてくれるので、自己分析をする上で大いに役立ちます。
大学内とアルバイト先では、あなたに対する見え方や意見は大きく異なってきます。
就活でも価値のある自己分析につながる可能性が非常に高い情報なので、積極的に聞きに行くようにしましょう。
正社員はアルバイトよりも人件費が圧倒的に高いので、会社側もより慎重に人材を見極めたいと思っています。
そんな相手に有効なのが、仕事現場での評価に基づく自己分析なのです。
転職サイトの自己分析アプリを活用する
転職エージェントや転職サイトには、自己分析を行うためのアプリが用意されていることがあります。
あまり設問数は多くなくシステム的な診断ですが目安にはなるでしょう。
補助なので他の方法と並行して行うべき方法ですが、無料なので使っても損はありません。
また、自己分析に特化したスマホアプリなども多く配信されているので、気になる人はいくつか試してみてはいかがでしょうか。
doda(デューダ)
年代 | 20代~30代 | 雇用形態 | 正社員・契約社員・その他 |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国(海外を含む) | ||
業界 | SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他 | ||
おすすめ度 |
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就活で自己分析をする目的や理由
自己分析をするべき最大の理由は、将来自分が最も能力を発揮できる職場に就職したり、自分の長所や短所を他人に分かりやすく伝えることができるからです。
せっかく就活をして内定をもらっても、その会社の業務内容や特徴が自分に合っていなければ勤め続けるのは難しいです。
また、仮に続けたとしても、本来の実力や能力を発揮することはできません。
どうせなら自分の強みを最大限に活かし、融通が利く環境で働くことで、仕事を効率的に処理できるようになり会社からの待遇もよくなります。
残業の削減はもちろん、定時退社・在宅ワーク・キャリアアップ・希望日の有給申請など、会社への貢献度が高ければ、多少のわがままも受理されやすくなるでしょう。
つまり、自己分析の目的は就職や転職を成功させることと言えるでしょう。
就活で使える自己分析のやり方・書き方
- 経験を箇条書きにする
- 経験について掘り下げる
- 掘り下げた経験から長所(強み)と短所(弱み)を見つける
- 経験から将来やりたいこと、向いてることを探す
就活の自己分析をする際は、上記のポイントを意識し、流れに沿って進めていきましょう。
以下でやり方を詳しく解説していきますが、参考にすればきっと自己分析がうまくいくはずです。
経験を箇条書きにする
まずは自分の過去の経験を箇条書きにしていきましょう。
その時に大事なのが、時系列に沿って箇条書きをすることです。
書くのは専用のノートか、パソコンが良いでしょう。
- 小学校時代
- 中学校時代
- 高校時代
- 大学時代
上記それぞれの経験を箇条書きにし、過去を振り返ってみましょう。
また、箇条書きをする際は下記のように嬉しかったことと苦労したことで分けると、より自己分析がしやすくなります。
年代 | 嬉しかったこと | 苦労したこと |
小学校時代 | 表彰歴など | 部活で大変だったことなど |
中学校時代 | ||
高校時代 | ||
大学時代 |
経験について掘り下げる
経験を箇条書きで洗い出したら、次にそれぞれの経験について深く掘り下げていきましょう。
嬉しかったことはなぜ嬉しいと思ったのか、逆に苦労したことはなぜ大変だと感じたのか、詳しく掘り下げてノートに書いていきましょう。

掘り下げた経験から長所(強み)と短所(弱み)を見つける
経験を掘り下げたら、次はそこから自分の長所と短所を自己分析して下さい。
過去に経験や行動を分析すると、そこには必ずあなた特有の法則や価値観があるはずです。
例えば部活に打ち込んでいるならスポーツが得意、勉強会やセミナーに出ていれば学習に対する意識が高いという長所が見えてきます。
逆に掘り下げる中で流されやすい、計画性がない、神経質など、短所が見つかるでしょう。
こういった長所と短所を徹底的に洗い出し、ノートに書いて自己分析を進めて下さい。
経験から将来やりたいこと、向いてることを探す
経験から長所と短所を洗い出したら、最後にそこから自分が将来やりたいことや向いていることを探して下さい。
面接では必ず「なぜ◯◯に入りたいと思ったの?」「なぜ◯◯として働きたいの?」という質問をされますが、自己分析ができていないと適切な返答ができず面接を突破できません。
そのため、自己分析は、この「自分が将来やりたいことや向いていることを探す」を洗い出すための手段と言っても過言ではありません。
- 忍耐力がある→営業で重要な粘り強さがある
- 調整力がある→コンサルタントで必要になる、顧客の要望に合わせて対応する能力がある
- 几帳面→経理などに必要なミスの少なさ
上記のように、自己分析の結果から自分が向いていることが分かりますし、将来やりたいこともわかってきます。
doda(デューダ)
年代 | 20代~30代 | 雇用形態 | 正社員・契約社員・その他 |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国(海外を含む) | ||
業界 | SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他 | ||
おすすめ度 |
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就活で自己分析を行うメリット
自分の強みと弱みを知ることができる
これから就活を始める人のほとんどは「自分の強みと弱み」を知らないと思います。
単純に「話すのが苦手だから営業職は向かない」とか「プログラムが書けるからプログラマーやSEが向いている」という意味ではありません。
日本人で「自分の強みはこれだ!」と言える人は少ないでしょう。逆に自分は欠点ばかりだと思っていても、周囲から見れば魅力にあふれた人というケースも多いです。
それほどに自分の強みや弱みは把握しにくいポイントとなります。だからこそ、改めて社会人として就職活動を行う際には、自分の長所と短所を客観的に調べる「自己分析」が必要になってくるのです。
自分の適職を知ることができる

よほどブラックと言われるような職場環境でなければ、自己分析さえ徹底すれば大いに活躍できるでしょう。
仮に入社した会社の福利厚生や待遇面で問題あったとしても、自分の強みが活かせる仕事を知っていれば転職にも困りません。
他社でも通用する自分の強みを理解していれば、長時間労働やサービス残業を苦痛に感じつつ働き続ける必要もないのです。その仕事で活躍できるスキルを持っていれば、会社との上下関係においても優位に立つことができます。
自分に合わない職業を知ることができる
自己分析によって適性を知ると同時に、自分には向いていない仕事を知っておく意味もあります。就活・転職活動ではあらゆる業種・職種の求人情報を見ることになるでしょう。
1つの業界にもさまざまな職種があり、その職種内でもさらにいくつかの業務内容に分かれます。自分の適職を見つけるために自己分析を行うわけですが、すべての業種・職種を視野に入れるととてつもない時間が必要になってしまうのです。
自己分析をして「これだけは自分に向かない」という仕事があれば、候補から外しておくとより効率的に就職活動を進められます。
内定後のミスマッチのリスクを下げられる
徹底的に自己分析と企業分析を行っておけば、入社後の業務内容に極端なギャップを感じる可能性は低くなります。
またどんな仕事が向かないかも事前に分かっているため、理想を持って入社してみたら「業務内容が自分に合っていなかった」ということも少なくなるでしょう。
入社後のミスマッチは求職者と企業側の双方にとってデメリットしかないため、できる限り避けたいポイントなのです。
ここまでの解説で、自己分析を徹底的に行うべき理由については分かっていただけたと思います。しかし「徹底的な自己分析って何やればいいの?」という疑問が残りますよね。
就活の自己分析における注意点
自己分析の結果は新卒と転職時で大きく変わる!
なお、学生から社会人になる就職活動と、社会人の経験を積んだ上で行う転職活動だと、企業に求められる人物像も大きく変わってきます。
また、働いた自身の価値観も変わっている可能性が高いので、学生時代に徹底した自己分析を行ったとしても転職時は再度自己分析を行いましょう。
働くことで分かる自分の適職や能力もあるため、環境を変えるときは自己の能力や適性を客観的に分析しなおす機会でもあります。
やや手間と時間はかかりますが、理想通りの将来を手に入れるためにも徹底した自己分析は行うようにしましょう。
各能力は社会人視点でPRする
自己分析をすると自分の様々な能力が見えてきますが、実際に就活で使う時はあくまで社会人の視点でもPRして下さい。
例えばコミュニケーション能力1つ取っても学生と社会人で必要になる要素が異なるので、学生時代は「コミュ爆」だった人が社会人だとマナーや距離感のおかしい「コミュ障」扱いされるのはよくある話です。
また、周囲の友達に合わせる協調性がありました、という長所も社会人に求められる協調性は空気を読んだり上司のして欲しいことを先回りする能力だったりします。
自己分析の結果をそのまま使うのでなく、面接を行う社会人から見て有用になるよう言い換えてPRしましょう。
短所を長所に言い換えれるようにしておく
自己分析で導き出された短所を長所に言い換えられるようにしておくのも重要になります。
自己分析をしていると短所が出てきたり、人によっては短所ばかりが目立ってくる事もあると思います。
自己分析で判明した短所をそのまま伝えると評価の低下に繋がりますが、上手く言い換えをすることで逆に面接官からの評価を上げることが可能です。
- 優柔不断→思慮深い
- 心配性→慎重に動ける
- 計画性がない→柔軟に対応できる
- 何でも抱え込んでしまう→責任感が強い
- 性格が暗い→落ち着きがある
- 理屈っぽい→倫理的な思考ができる
このように、大半の短所は言い換え次第で長所となります。
就活では自己分析の短所を間違ってもそのまま伝えないようにしましょう。
就活における自己分析まとめ
自己分析は一見すると簡単ですが、実際にやろうとするとなかなか難しいものです。
就活や転職は自己分析を行うのに適したタイミングなので、周囲の人や転職エージェントなどのサポートを活用しましょう。
自分にぴったりの仕事を見つかるだけでなく、採用される確率も大きくあげることができるはずです。
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