転職しようかどうか悩んでいる、就職や転職でトラブルに遭遇してしい、活動する勇気がでない。
こういった人は意外と多いものです。何を隠そう筆者も就職や転職でトラブルを経験し、しばらく何もできなかったことがあります。
就職・転職に関する悩みは法律問題になることもありますからね。専門家に相談し、一刻も早く解決しておきたいところ。
今回は、就職や転職で悩む方へ向け、セミターや個別相談会の情報をご紹介します。
壁にぶつかって自分の殻に閉じこもる前に、一歩踏み出して専門家の協力を取り付けましょう。

就職や転職で悩む人のための個別相談会

就職や転職に関する個別相談会は、大きく2種類あります。
ひとつは民間企業(転職エージェントなど)が主催している個別相談会。
もうひとつは、自治体ごとに開催している個別相談会です。
どちらも大半は無料で、事前予約制をとっていることが多いですね。

民間企業が開催している個別相談会の例

DODA個別相談会

大手転職エージェントのひとつ「DODA」が開催している個別相談会です。
個別相談会というよりは、予約制の個人面談といったほうが正しいかもしれませんね。
かなり細かくカテゴリーが分かれていて、自分の状況や希望する職種などを選択できます。
例えば、
「初めての転職を考える方のための個別相談会」
「転職のベストタイミングを知るための個別相談会」
「面接・書類選考を勝ち抜く!個別相談会」
といったカテゴリーがあります。

他にも
「SE/プログラマのための個別相談会」
「英語を活かした転職をお考えの方の個別相談会」
「メーカーで営業経験をお持ちの方向け個別相談会」
といった、職種ごとに分類された相談会があることも特徴ですね。

開催日時は毎年3/1から9/30までの午前10時から夜20時まで。
事前予約性で、東京、愛知、北海道、宮城、福岡、大阪、広島の各オフィスで相談がうけられるようになっています。
ここまで細分化された個別相談会は稀ですので、最寄りのオフィスへ足を運べる方は、一度相談を受けても良いと思いますね。
DODAはイケイケの営業系のイメージが強いのですが、個別相談や個別面談では結構じっくりと話を聞いてくれるので、おすすめです。

⇒DODAの詳細はこちら

⇒DODAの相談や面談をチェック

パソナキャリア個別相談会

パソナキャリアでも、状況別・職種別の個別相談会を開催しています。
開催地は東京・大阪・名古屋の3か所で、開催地ごとにさまざまな個別相談会を選択可能です。
例えば東京なら、以下のような個別相談会が該当します。

「施工管理技士資格を活かして希望を叶える転職を実現する個別相談会」(6月21日から9月20日)
【生産技術の方向け】はじめての転職について考える転職個別相談会
サーバーエンジニアとしてキャリアアップするための転職個別相談会
人事職からのはじめての転職を考える個別相談会

こちらも基本的に事前予約性で、個別相談とともに求人の紹介を受けるタイプとなっています。
相談というより、個人的な求人紹介の場といえそうですね。

⇒パソナキャリアの詳細はこちら

⇒パソナキャリアの個別相談会をチェック

MS-Japan個別相談会

専門職の転職に強みを持つMS-Japanでも、個別相談会を実施しています。
例えば、こんな説明会があります。

経理財務対象、10月入社希望の方向け個別転職相談会
IPO(株式公開)に関わりたい方向け個別転職相談会
英語でキャリアアップを希望する方向けの無料個別転職相談会

ここ最近は税務や経理に関係する個別相談会が盛況のようです。
開催地は東京、横浜、名古屋、大阪で、完全予約制。
専門性の高さを活かして転職したい方は、活用してみてください。

個別相談会URL:http://www.jmsc.co.jp/seminar/

こういった民間の転職エージェントが主催する個別相談会は、ほかにも多数あります。
転職に悩んでいるのなら、まず転職のプロから情報提供を受けるために、個別相談会は活用すべきでしょう。
殆どが完全予約制ですから、じっくりと腰を据えて情報を引き出すことができます。
転職を希望する市場の状況や景気、めぼしい求人の情報などをマンツーマンで教えてもらうことができますからね。

では次に、自治体が主催する個別相談会です。

自治体が開催している個別相談会の例

最近では、UターンやIターン希望者を対象として、自治体が主催する個別相談会もあります。
移住に関する総合的な相談がメインですが、当然移住先で生活するわけですから、就職や転職に対する相談も受け付けています。

新潟県U・Iターン総合サイト「にいがた暮らし」の4県合同個別相談会

新潟・長野・山梨・静岡の4件を対象とした合同移住相談会&セミナーを2017年8月11日に開催予定です。
主に首都圏からの移住を志す人を対象としており、どの県でも「仕事相談」が盛り込まれています。
移住したいけど転職や就職に不安を抱えている方は、こういった相談会も要チェックですね。

個別相談会URL:http://niigatakurashi.com/event/21964/

東京しごとセンター(東京都委託事業)主催の専門相談

東京しごとセンターでは、労働に関する様々な相談を、専門相談として受け付けています。
就職や転職に関する相談としては、「職業適性検査」「職業適性相談」「多様な働き方相談」が該当するでしょう。
いずれも事前予約性で、平日のみの開催です。
「自分にどんな仕事、働きかたが合っているのかわからない」と悩む方は、相談してみると良いですよ。

個別相談会URL:http://www.tokyoshigoto.jp/category4_senmonsoudan.php

トラブルに巻き込まれたら…弁護士主催の個別相談会も活用しよう!

就職や転職で何らかのトラブルに巻き込まれたら、弁護士主催の無料法律相談を活用するのもひとつの手です。
例えば
「内定を出してもらったはずなのに、突然内定無効の連絡があった」
「退職の意思を伝えたらパワハラにあった」
などが該当するかと思います。こういった就職、転職がらみのトラブルは意外と多いものです。
本人が我慢することで表面化していないものが非常に多く、それがトラウマとなって転職や就職の妨げになることもしばしば。
デリケートで複雑な問題になりがちなため、一刻も早く法律のプロの助言を経て、解決に向かうようにしましょう。

無料法律相談の代表格「法テラス」

法テラスは、全国各地で無料法律相談を受け付けており、労働関係ももちろん対象となっています。
無料法律相談を受けるためには、まず法テラスに電話をして予約する必要がありますが、相談自体は無料です。
筆者も、とあることが原因で法律相談を受けたことがありますが、プロの弁護士がマンツーマンでじっくり話を聞いてくれます。
その後、法的な対応が必要ということになれば、そのまま弁護士が仕事を引き受けてくれますので安心です。
法テラスの特徴は、実際の紛争解決に弁護士をつけたとしても、費用が非常に安く、後々の分割払いなども可能なことです。
これは「民事法律扶助」という制度のおかげです。
ただし、民事法律扶助を利用するためには、収入要件がありますので、注意してください。

労働関係で法テラスを利用する例としては、
「突然の解雇やパワハラで仕事を辞めざるを得なくなり、地方裁判所に労働審判を申し立てるときの代理人費用を立て替えてもらう」
といったものがあります。

URL:http://www.houterasu.or.jp/houterasu_gaiyou/mokuteki_gyoumu/minjihouritsufujo/index.html

有志の弁護士が主催する個別相談会

地域の弁護士が複数人で個別の無料法律相談会を実施していることもあります。
こちらも労働関係のトラブルを解決するために活用できるのでおすすめです。
東京都在住の方を対象とした「都民無料法律相談会」などがその好例でしょう。
基本的には都内各地で定期的に法律相談会を開催していますが、急ぎの場合は無料個別相談も受け付けています。

URL:http://www.tomin-muryou-houritsu-soudankai.net/kobetsu/

個別相談会で解決した就職・転職に関するトラブル事例

では最後に、弁護士への相談や個別相談会を利用することで解決した、労働関係のトラブル事例をご紹介します。
今回紹介するのは、筆者の身の回りで実際に起きた事例です。

突然「お前はいらないヤツのほう」と退職強要された事例

筆者が20代後半の頃です。
当時、とあるベンチャー企業に在籍していました。
その企業は、業績が伸びていないにもかかわらず新入社員を数十人採用していました。
ある日、新入社員30人が会議室に集められ、突然名前を呼ばれて部屋の右と左にふりわけられていきました。
その後、「今、左にいるやつはいらないヤツ。すぐ辞めてもらう」と退職を迫られたのです。
筆者は運よく右側だったのですが、左側に振り分けられた女子社員の一人は「弁護士に相談します」と、すぐに会社を早退。
労働関係のトラブルを扱う弁護士に個別相談を依頼し、退職を前提とした交渉を行ったようでした。
結果的に退職したのですが、退職金や解雇予告手当をしっかり請求し、会社都合で退職したとのこと。
何もしなければ自己都合退職にされた上に、退職金や解雇予告手当も支給されなかったでしょうから、やはりプロに相談すべきだなと痛感した出来事でした。

「社保加入」が条件の転職だったにも関わらず無保険だった事例

筆者の友人の弟さんは、ある理容室に就職しました。
社保完備の正社員として入社したにもかかわらず、実際には無保険だったことが発覚。
なぜそれがわかったかというと、入社後3か月で、弟さんが体を壊して入院したからです。
1か月の入院で医療費が高額になることから、すぐに国保に再加入して限度額適用認定証を発行してもらっていました。
しかし、問題なのはその理容室です。
地域の個別相談会で弁護士に相談したところ、さまざまな違法性が指摘されたようでした。
正直なところ弟さんは保険制度や労働関係の法律について全くの無知で、入院するまで事の重大さに気が付かなかったようですね。
退院後は退職し、別な理容室に転職しました。もちろん、保険にも加入してもらっているようです。

転職エージェントの個別相談会で天職を発見した事例

筆者の10年来の友人の話です。
もともとは筆者と同じIT業界に在籍していたのですが、いまいち馴染めずに、転職エージェントの個別相談に応募しました。
そこでエージェントと適正についてじっくり話すうちに、自分が向いている仕事が段々と見えてきたとのこと。
人見知りな性格から、「黙々と作業することが向いている」と思い込んでいたようですが、実際には営業や接客業が向いていたようです。
これは正直、筆者も驚きでした。
試しに同じIT業界の営業職へ転職したところ、みるみるうちに元気になり、収入もアップしたのです。
どうやら「モノづくり」よりも「人と人をマッチングする」ほうがおもしろかったようで、「人見知りでも営業はできる」がその後の口癖になりました。
第三者から客観的に分析されることの重要さを知った一件でしたね。
転職エージェントの個別相談会では、「自分発見」もあり得るわけです。

まとめ

転職や就職にまつわるトラブルは、一人で抱え込むと重い足かせになってしまいます。
「自分だけが悪いのか…」「自分にできる仕事はないのでは…」と、本来ありえない心配をしてしまうものです。
断言しても良いのですが、「雇われる側が一方的に悪い」労使トラブルは、非常に稀です。
そのため、一刻も早くトラブルや悩みを解決して、転職に踏み出す勇気を取り戻すことが重要になってきます。
本稿が、そういった第一歩の参考になれば幸いです。