

この記事では、転職時の健康診断について、費用や項目、前職の健康診断を提出できる場合や診断結果による不採用の心配など、あらゆる疑問について解説します。
企業側から何も指定がないんだけど、項目は何を受けたらいいの?という方は「雇入時健康診断」の項目を受けましょう。
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この記事を読んで、企業が求める適切な健康診断を受けに行き、提出してくださいね。
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健康診断を受ける病院
健康診断を受ける病院は、企業から指定されることもあります。
指定された場合はその医療機関で健康診断を受ければよいのですが、指定がない場合は自分で病院を探す必要があります。
「雇入時健康診断」をやっているかどうか、かかりつけ医に問い合わせたり、ネットで病院を探したりしましょう。

転職時の健康診断項目
転職時の健康診断の項目は、企業によって異なるので確認が必要です。
もし特に指定がない場合は、労働安全衛生法第43条に記載された「雇入時健康診断」の項目を受けておくのがよいでしょう。
- 既往歴及び業務歴の調査
- 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、腹囲、視力・聴力の検査
- 胸部エックス線検査
- 血圧の測定
- 貧血検査
- 肝機能検査
- 血中脂質検査
- 血糖検査
- 尿検査
- 心電図検査

転職時の健康診断の費用
転職時に健康診断を受けるとなったら、気になるのは費用面。

- 費用は会社負担 or 自己負担?⇒企業によって異なる
- 健康診断の費用はいくら?⇒病院によって異なる(1万円前後)
費用が会社負担か自腹かは企業によって異なる
健康診断の費用を、会社側が負担するのか自分で負担するのかは、企業によって異なります。
なぜなら、健康診断費用の負担者が法律で定められていないからです。
入社前であっても、領収書をもらって会社負担となったり、すべて自己負担となったりする場合もあります。

健康診断の費用は病院によってさまざま
転職時の健康診断にかかる費用は、病院によって大きく異なります。
というのも、健康診断は自由診療で、病院側が好きなように料金を設定できるからです。


前の会社で受けた健康診断を提出できることもある
以下の条件を満たしている場合、前の会社で受けた健康診断を提出できる場合があります。
- 3か月以内に健康診断を受けた
- 現在選考中または内定企業の健康診断項目を網羅している
また、会社によっては6か月以内に受けた健康診断で大丈夫なこともあるので、一度聞いてみるのもありでしょう。

健康診断を受けるには時間もお金もかかります。
当てはまる可能性がある方は、ぜひ前職の時に受けた健康診断を提出できるか確認しておくとよいでしょう。
健康診断結果で不採用や内定取り消しには基本ならない
基本的に、転職時に提出する健康診断結果によって、不採用や内定取り消しにはなりません。
そもそも、健康診断を受けるのは「労働安全衛生法」で定められているからです。
会社は、正社員などのフルタイム働く社員を雇用する場合、健康診断を受けさせなければならないと決められているのです。
健康診断結果によって不採用や内定取り消しにはならないとはいえ、当然業務に大きく支障が出ないかどうかはチェックされます。

健康診断の提出が間に合わない場合は早めに連絡を
健康診断の提出が遅れそうな場合は、早めに企業に連絡しましょう。
病院の予約がどうしても取れなかったり、診断書が即日発行されなかったりする場合もあるので、提出期限に間に合わないということもありますよね。
そのような時は、「この日までには提出できる」という確実な日時を伝え、必ずその期日を守って提出しましょう。

そのような場合も、しっかりと企業とコンタクトをとることが大切です。
転職時の健康診断まとめとチェック





- 健康診断で不採用の心配はなし
- 提出が遅れる場合は早めに連絡する
この記事を参考に、よく確認した上で健康診断を受診、そして無事に提出してくださいね。