はじめまして、はてなブログ「プロジェクトマネジメントの話とか」管理人のwiz7です。普段は会社員として、IT業界でプロジェクト管理などの仕事をしています。 このたび、ご縁がありジョブシフト様へ寄稿することとなりました。
今回は僕の考える「自分を楽にしてくれる転職力」についてお話できればと思います。

なお、始めにお伝えしておきますが、この記事は転職活動を無理強いするような記事ではありません。

突出したスキルがなくとも、いつでも転職することができる自分を準備しておくことこそで、「事実に基づいた、根拠のある自信」が、自分自身を楽にしてくれます。先の見えない閉塞感に満ちたこの世の中を、少しでも楽に生きるための「処方箋」として、この記事が何らかのお役に立てればと思います。

あの大企業が兆単位の赤字!?僕らは「何が起きても変じゃない」時代を生きているという事実

もう随分昔から「大企業に属していれば安泰だ、という時代は終わった」と言われ続けてきました。
AIの台頭による雇用の変化はまだ先だとしても、欧米に倣った雇用の流動化は避けられないと僕は考えています。また、日本では大きな力を持つ解雇規制が撤廃されれば、現時点で暗黙の了解として設けられている転職に伴う年齢制限も、おのずと撤廃されていくことでしょう。

雇用の流動化が加速すること、それ自体がよいことなのかは僕にはわかりませんが、人生設計における不確定要素が大きくといった負の側面を考えると、僕個人としては、この流れは好きではありません……。しかし、それに対応できる準備をしておくこそが、将来に対する漠然とした不安感を払拭するために必要なのです。

つまり、会社の規模・職種・業種に関わらず、特別なスキルがなくとも「今以外の組織で、いつでもシッカリと食べていける」というような、自分で自分を支えられる自信を培う必要があるわけです。現状の仕事に対する不満の有無に関わらず、「会社ではなく、市場の中」における自分が、どのような存在なのか?という問いに対し、逃げずにシッカリと対峙する必要があるのです。

上司との面談の最中に、完全に「平和ボケ」していた自分に気づいた僕

その昔、部署異動をする際に、新たな上司と面談する機会がありました。
面識がほぼなかったため、顔合わせとしてお互いの「人となり」を伝える場だったのですが、そこで質問された内容が

  • あなたの強み、弱みは?
  • ここで何がやりたいの?
  • あなたの以前のプロジェクトで何をしてきたの?トライしたことは?その成果は?
  • 体系的に学んでいることは?それを現場にどう適用してどのような成果を出せている?
  • ……etc.

そう、質問の内容が正に「転職面接」と酷似していたのです。

上司は単純に僕を知ろうとして質問してくれただけの話なのですが、僕はしどろもどろになりながら回答しつつも、頭の中で「あれ、これはヤバイ!」という衝撃が走ったのでした。

その危機感は、上司に対して流暢な説明できなかったことに対してではなく、「今、仮に会社が倒産した場合、すぐに自分はヨソでやっていけるのだろうか?」という自分への問いに対し、明確な答えを出せなかったことに対するものでした。社内の何気ない面談をキッカケに、自分が、目の前の業務に流され続けた結果、常に変化する自分を分析できていない状態に陥っていたことに気がついたのです。

半年に一度だけでいい。職務経歴書をアップデートし、「一人面接」を実施しよう!

「このままでは、のたれ死ぬかも?」

かなり大げさですが、このような疑念がよぎったこともあり、危機感を抱いた僕は、転職するつもりはないものの、「転職力」を身に着けようと考え始めました。具体的な対策としては、スキルアップや市場の動向を分析した上でのキャリアプラン策定など、様々なアプローチが必要だとは思いますが、ここでは気軽、かつ即効性のある方法をお伝えしようと思います。

それは、定期的な職務経歴書の作成・更新作業です。

 この作業自体は、仕事に不満を感じていたり、ステップアップを目論んでいたりするような、転職を検討する人のためだけの作業ではなく、全てのビジネスパーソンが定期的に実施すべきものだと思います。この手の作業は、真剣に取り組んでいる人ならば、週に一度、時間を確保してふりかえり作業を習慣化しているとは思うのですが、僕のようなズボラな人間は、せめて半年に一度だけでも実施したいものです。

突出したスキルはなくとも、「今の自分には最低限、これだけのスキルがある」「これだけできるようになった!」「今すぐに面接しても、ここまではアピールできる」などという、デキる項目を職務経歴書の中で「見える化」することで、漠然とした将来に対する不安を払拭することができるようになります。

人間は、頭の中で考えているモヤモヤを可視化するだけでも、ストレスが大きく軽減されることがわかっています。その性質を利用しない手はありませんよね。

さらには、日常の業務の中でも、「市場の中において、目の前の業務が何を意味するのか?」「今の自分がどの程度、主体性を発揮できているのか?」等といった、自身をモニタリングする能力も強化されていくことでしょう。

仮に今、書けることがあまりなければ、逆にアピールできるような項目を書けるように、楽しく仕事を進めていけばいいだけの話なのです。時間をかけてネタが育ち、テキストとして見える化されれば、自信は後からついてくるのです。

突出したスキルは不要。最低限の準備が織りなす「いつでも動ける」という安心感

会社員は自由です。

すべての選択権は、あなたの中にあるのです。これは僕が自分のブログ内でも常に言い続けていることですが、気休めなどではありません。

ブラック企業問題や長時間労働に対する法的な制限など、労働環境をめぐる様々な問題が改善されつつありますが、実際問題、まだ何一つ変われていないのが現状だと思います。

最終的に、自分を守れるのは自分だけなのです。仮に今の仕事が自分と合わないのであれば、別の場所で働けばよいだけの話ですし、万が一会社が倒産したとしても、また好きな仕事に就けばよいだけの話なのです。

誰もが漠然とした不安を抱えている今だからこそ。
ちょっとした「見える化」の作業で、自信と勇気を育ててみませんか?
「自由」こそが、僕ら会社員の特権なのだから。

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筆者:wiz7
普段はIT業界で会社員として、プロジェクト管理などの仕事をしています。はてなブログ「プロジェクトマネジメントの話とか」では、プロジェクト管理の他、心理学・ライフハック・IT業界の話を中心に、ビジネス全般について書いています。

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