就職や転職は「縁」に左右される部分があるため、努力だけが全てではありません。
しかし縁は、言い換えれば「運」ともいえるため、どうしても何かにすがりたくなりますよね。
そんなときにおすすめなのが、神社へ足を運ぶこと。
思わぬ縁を引き寄せたり、自分の心を安定させたりと、意外に役立つことが多いのです。
今回は、東京都内でおすすめの神社をご紹介。
転職、就職活動の合間に神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

東京都内で就職・転職にご利益のある神社3選

高層ビルが立ち並び、神頼みとは無縁に見える大都会東京にも、ご利益があると評判の神社は存在しています。
今回はその中から3つの神社をご紹介。
いずれも知名度の高い神社となりますので、初詣などでも訪れたことがあるかもしれませんね。

愛宕神社(あたごじんじゃ)

オフィス街港区の中にひっそりと佇む、愛宕神社。
近年は、仕事運が上昇するパワースポットとして注目を集めています。
この愛宕神社が建っている愛宕山は、東京23区内で最も標高が高いとされている場所。
これだけでも縁起が良さそうですよね。愛宕神社へは、東京メトロ日比谷線の神谷町駅から徒歩5分ほどで到着します。
愛宕神社の特徴は、なんといっても86の石段からなる「出世の階段」です。
この石段を登って参拝すると、仕事運、出世運などが上昇し、ご利益があると言われています。
この石段が出世の階段と呼ばれるようになった背景には、ひとつの逸話があります。
徳川3代将軍家光が、梅の花を見つけた際、誰かに取ってくるよう命じたのだそうです。
そこで家臣の曲垣平九郎がこの石段を馬で駆け上がり、梅の枝を取り、家光に献上したとのこと。
結果、曲垣平九郎は乗馬の名手として名が広まるようになりました。
曲垣平九郎はちょっとしたチャンスをモノにして、石段を駆け上がるように名を挙げたわけです。転職・就職で社会の階段を駆け上ろうとしている方には、ぴったりの神社ではないでしょうか。
急な石段を登り切っての参拝は、なかなか気持ちが良いものですよ。

日枝神社(ひえじんじゃ)

千代田区のど真ん中に燦然と輝く日枝神社。
政財界からも絶大な支持をうけている神社なのだそうです。
そもそも、日枝神社の神様のお使いは「猿」とされており、その読みが転じて「縁(えん)」結びにご利益があるとされています。
就職・転職はまさに人との縁が重要。
また、転職や就職を成功させてからも、人との縁は人生に大きな影響を与えます。
政界、財界の大物たちも参拝する日枝神社で、今後の縁をパワーアップさせてみてはいかがでしょうか。

神田明神

こちらも千代田区にあり、商売繁盛、縁結びなどにご利益があるといわれています。
千代田区外神田にあることから、多くの企業参拝があり、仕事始めの1月4日付近は非常に混み合うのです。
実は筆者も神田で働いていたことがあり、神田明神のお世話になったことがありました。
その時はたまたま夜勤明けでしたが、何となく今後のことを思い浮かべながら参拝した結果、4か月後の転職がスムーズに決まったのを覚えています。
たまたまと言われればそれまでですが、何気ないところで神田明神のパワーが後押ししてくれたのかもしれませんね。
参拝したときは転職のことを全く考えていなかったのですが、次の月に思い切って退職し、そこからトントン拍子に転職が決まりました。近年は、アニメやゲームのコラボグッズが販売されていることでも人気です。
「ラブライブ! School idol project」」の影響なのだそうですよ。

神社参拝の正しい作法


普段は初詣などで人ごみの中、なんとなく手を合わせているかもしれませんが、正しい作法を知っておけばご利益もアップするに違いありません。
そもそも神社は非常に神聖な場所で、一連のルーティーンをこなすことが作法とされています。小さな儀式と考えても良いでしょう。
そこで、神社参拝の正しい作法をご紹介します。

神社参拝の作法その1…鳥居をくぐって一礼

神社の入り口には鳥居がありますが、参道へ入るときは神社から最も遠い「一の鳥居」から順番に鳥居をくぐっていきます。
また、鳥居をくぐったら軽く一礼します。これを「一揖(いちゆう)」と呼ぶそうです。
また、参道に入ってからもど真ん中を歩いてはいけません。真ん中は神様が通る道ですから、参道の脇のほうを歩きましょう。

神社参拝の作法その2…手水舎で身を清める

神社での参拝前には、身を清めなくてはなりません。本来なら全身をしっかりと清める必要があるのですが、そうもいきませんよね。
そこで簡易的に身を清めるため、手水舎(てみずや)で柄杓(ひしゃく)を使い、手と口を清めます。
まず右手で柄杓とり、水を汲んで左手にかけて清めてください。次はその逆です。
さらに、右手で柄杓に水を汲み、左手でその水を受け、口に運んですすぎます。
口をすすいだら、水を受けた左手をもう一度清めます。最後に柄杓を立てて、柄杓自体を清めて終了です。
ポイントは、柄杓に直接口をつけて水を飲まないこと。多くの人が使うものですから、エチケットとして覚えておくようにしてくださいね。

神社参拝の作法その3…参拝は「一揖・二礼二拍手一礼・一揖」

ょっと難しく感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
まず一揖(いちゆう・軽いおじぎのこと)をして鈴を鳴らします。これは神様に自分が到着したことを知らせる合図だと思ってください。
その後、お賽銭を投入し、「二礼二拍手一礼」です。
「二礼二拍手一礼」は、初詣などでもよく見かけます。
神前で深く2回おじぎをして(二礼)、2回拍手し(二拍)、お祈りをします。
最後にもう一度深くおじぎ(一礼)をしてください。
さらに神前を離れる際、もう一度軽いおじぎ(一揖)をします。
これで「一揖・二礼二拍手一礼・一揖」となり、1セットです。

このほか、正式参拝といって実際に昇殿(神社の中にあがること)して参拝をする方法もあります。
こちらはほとんど実行する機会がないと思いますので、まずは「一揖・二礼二拍手一礼・一揖」をしっかりと身に着けておいてください。

祈願した人の成功体験談

「参拝っていわゆる神頼みで、本当に効果があるのか怪しい」と感じる人もいるかもしれません。
確かに、誰かが突然助けてくれたり、奇跡がおこったりするケースは稀でしょう。
しかし、神社で何かを祈願することで、集中力が高まり、冷静に物事を進められるようになるという効果はあると思います。
なぜなら、筆者がそういう経験をしたからです。

実は、20代最後の転職活動のとき、非常に苦しい状態にありました。
当時はリーマンショックが起こった直後で、筆者が在籍していたIT業界は壊滅的な打撃を受けていたのです。
毎日のように減っていくプロジェクトの人々を見ながら、「一体自分はどうなるのだろう」と不安でいっぱいでした。
事実、筆者のいた会社もクライアントから契約解除を言い渡され、自社で待機するようになったのです。

その後1か月が過ぎ、2か月が過ぎても一向に景気は回復せず、仕事がないままでした。
不安が最高潮に達した私は、転職活動を決意。
しかし、状況が状況だけに、大苦戦を強いられたのです。
応募以前に案件や募集自体がほとんどありませんでしたから。

そこで、気分転換の散歩のついでに毎日神社へ寄り、手を合わせていました。
何かを具体的に祈るというよりは、神社の静謐な雰囲気の中、手を合わせると心が落ち着いたのです。
不思議と頭の中がクリアになり、「何とかなるだろう」と地道に転職活動を続ける気になったのを覚えています。

そんなルーティーンが続いたある日、転職エージェントから聞き覚えのない会社を紹介されました。
筆者が身に着けていたスキルをほしがっていた会社で、中途採用者を集めているとのこと。
有名でこそありませんでしたが社歴も古く安定した企業で、とんとん拍子に話が進んで転職が決まったのです。

ご利益があったのかは正直わかりませんが、散歩と神社へのお参りが、「雑念の掃除」になっていたことは確かです。
あのルーティーンがなければ、途中でくじけてしまっていたと思います。

就職転職に持っておきたいお守りや御朱印は?

神社では社殿のそばに「社務所」があり、そこでお守りや御朱印(ごしゅいん)を販売しています。
中には仕事運アップのご利益があるといわれるお守り、御朱印もありますから、参拝のついでに購入しておいても良いでしょう。

東京都内のおすすめ神社でも紹介した愛宕神社にも、「金箔御守(勝運守)」が売られています。
出世の階段が描かれた、金色の美しいお守りです。見た目がかなり豪華で、見ているだけで景気が良い気分になってきますよ。
また、御朱印帳(御朱印をいただくノートのようなもの)にも、出世の階段が描かれています。
御朱印帳はさまざまな神社の御朱印を集めるために必要ですから、愛宕神社のものをゲットしておいても良いかもしれないですね。

仕事運アップ、商売繁盛などのご利益があるといわれるお守り・御朱印は、是非入手しておきましょう。
お守りと御朱印帳は1000円から1500円前後、御朱印自体は数百円です。決して高い買い物ではありませんよ。
お守りや御朱印は、精神統一や自信をつけるための「きっかけ」になりますからね。