地方自治体にとって地域の雇用は最優先といって良いぐらい重要課題であることから、各自治体ではそれぞれ独自の雇用政策が推進されています。

東京しごとセンターもその1つです。

東京しごとセンターは東京都が設置した雇用促進機関であり、東京都内への就職を目指している方々の就職・転職を無料で支援しています。

今回は東京しごとセンターの「ミドルコーナー」にスポットをあて、利用者の評判などを含めて詳しく説明して参ります。

東京しごとセンターミドルコーナーの特徴やメリットについて

相談→「求人の開拓」→紹介までをワンストップサービスで提供

東京しごとセンターミドルコーナーが行っている就職・転職支援の大きな特徴は

「専任アドバイザーがついて就職・転職相談に応じるだけでなく、求人の開拓・紹介までをワンストップで行ってくれること」

にあります。

この説明を読んで「転職エージェント」を思い起こされた方も多いと思われますが、その認識どおり、東京しごとセンターミドルコーナーは転職エージェントにとても近いサービスを提供しているのです。

公共機関における就職・転職サービスと言えば厚生労働省が運営しているハローワークがありますが、ハローワークは就職相談に応じてもらえるものの、求人探しは自分自身で行う必要があります。

東京しごとセンターミドルコーナーなら、利用者に紹介できる最適な求人が見つからない場合は専門スタッフが企業を直接訪問し、求人先を開拓した上で求人の紹介を行ってくれるのです。

東京しごとセンターミドルコーナーを利用できる対象者とは

東京しごとセンターミドルコーナーは次の条件に当てはまる方が利用できます。

  • 東京都内への就職、転職を希望していること
  • 年齢が30歳から54歳までの方であること

条件はこの二つだけです。

東京都内への就職目指している方なら他県にお住まいの方でも利用できます。

サービスを受けられるのは東京都民だけではありませんよ!

30歳未満、55歳以上はどうなる?

東京しごとセンターミドルコーナーの対象年齢でない方は東京しごとセンターを利用できないかと言うと、そのようなことはありません。

それぞれの年齢ごとにコーナーが分かれているだけです。

30歳未満、55歳以上がそれぞれ対象となるのは次のコーナーです。

30歳未満~34歳以下の方 ヤングコーナー
55歳以上 シニアコーナー
30歳~34歳は一体どっち?ヤングコーナーとミドルコーナーの違いは?

30歳未満であればヤングコーナーが対象になることはおわかり頂けたと思いますが、ヤングコーナーの対象は「34歳以下」となっています。

つまり「30歳~34歳」の年齢の方はヤングコーナーとミドルコーナーの両方が対象となりますがどちらを利用すれば良いのでしょうか。

結論を先に言いますと、30歳~34歳の方はどちらを利用しても良いことになっています。

ではどちらがオススメかといえば、次のようなタイプでオススメのコーナーが分かれます。

自分自身で就職、転職先を探したいという方 ヤングコーナー
求人開拓支援も受けたいという方 ミドルコーナー

ヤングコーナーとミドルコーナーの違いを整理すると

  • 専任のアドバイザー付く
  • 求人の開拓を行ってくれる

以上の二点です。

ヤングコーナーでは専任のアドバイザーは付きませんし、個別に求人開拓を行う支援サービスもありませんのでこれらのサービスが不要であればヤングコーナーで良いですし、受けたい場合にはミドルコーナーを利用すると良いでしょう。

東京しごとセンターミドルコーナーは「講座・セミナー」が充実!

ミドルの就職や転職に役立つ講座やセミナーが多数開催されている点も、東京しごとセンターミドルコーナーの大きな特徴です。

テーマだけで11!

セミナーやプログラムは就職や転職活動に即役立つ実践的なノウハウを学べるものや、自己分析など次のような11のテーマがあります。

 

(講座・セミナーのテーマ)

  • 就職活動の進め方
  • 自己分析
  • 仕事理解・業界研究
  • 応募書類作成
  • SPI・筆記試験対策
  • 面接対策
  • 対人コミュニケーション
  • ビジネスマナー
  • はたらく不安の克服
  • その他
  • しごと研究

講座、セミナー開催事例紹介(2017年5月度開催例)

では2017年5月度に開催された具体的なセミナー事例をご紹介しましょう。

  • 求職活動支援セミナー/就職成功のポイント
  • 求職活動支援セミナー/応募書類作成ポイント
  • 面接のチャンスを増やす自己PR文の書き方
  • 納得できる人生と就職実現のために/キャリアデザイン研修
  • 仕事にも日常生活にも必要なスキルを学ぶ/コミュニケーション研修
  • 定員2名の超少人数制セミナー/ビデオによる面接ロープレ

ご紹介した事例からわかるとおり、セミナーによっては定員がわずか2名という、少数というよりマンツーマンに近い形式で行われるセミナーもあります。

内容も一方的な解説講義ではなく、例えばビデオ収録を行い、収録した映像を元に具体的なフィードバックを行ったり、ロープレを行ったり等、教育効果を追求した本格的なセミナーばかりです。

それだけに、人気の高いセミナーは募集が開始されたらすぐに定員へ達する場合もありますので、関心があるセミナーがあれば早めに申し込むようにするのが利用時のコツと言えます。

東京しごとセンターミドルコーナーの使い方を流れで説明

では東京しごとセンターミドルコーナーを利用して東京都内への就職を目指す場合にはどうすれば、良いか流れに沿って説明致します。

利用前に説明を聞きたい場合は「ミドルコーナー説明&見学会」に参加する

東京しごとセンターミドルコーナーを利用する前にもう少し詳しく説明を聞きたい、ミドルコーナーの見学をしておきたいという方は「ミドルコーナー説明&見学会」に参加することをオススメします。

説明会&見学会は登録利用にあたって必須のプロセスではありませんので、事前の説明は不要という方は参加する必要はありません。

説明会&見学会に参加する場合には次の「イベント・セミナーお申込み」ページにアクセスし、イベント・セミナー名で「未登録者対象対象/ミドルコーナー説明&見学会」を選んだ上で、必須となっている項目を埋め、送信ボタンを押します。

イベント・セミナーお申込み

また、説明&見学会は電話でも申し込みが可能です。

電話番号:03-3234-1433
(受付時間:平日9:00~20:00 土曜日9:00~17:00)

尚、開催日程は月度によって異なっており、不定期に開催されています。

従ってサイトへアクセスし、参加できる日程で説明&見学会が開催されているかどうか事前に確認しておくことは忘れないようにしてください。

東京しごとセンターを訪問し利用登録手続きを行う

説明会&見学会に参加しない場合には、利用登録手続きを行うことが最初のステップとなります。

利用登録手続きを行うには、東京しごとセンターの1階総合相談窓口を訪問する必要があります。電話やWEB上での手続きは行なえませんのでご注意ください。

また、登録手続き時には初回面談もセットで行われるため所要として1時間程度かかります。

窓口が混雑していれば待つ時間も要しますので、手続きを行う際には遅くと閉館2時間前に訪問するようにしてください。

 

(開館時間)

  • 平日:午前9時から午後8時まで (午後6時までに訪問する必要あり)
  • 土曜日:午前9時から午後5時まで (午後3時までに訪問する必要あり)

相談窓口を訪問したら、所定の申込み用紙を記入し、窓口へ提出します。

専任アドバイザーによる初回相談

相談窓口で利用登録手続きが済んだら、二階にあるミドルコーナーへ移動し、専任となるアドバイザーとの面談を受けます。

所要時間としては45分から最大で1時間程度です。

初回相談では利用者のキャリアプランや今後の就職・転職活動方法の相談やアドバイス、希望する業種や職種のヒアリングなどが行われます。

マイページ(P-Job)にログインし求人情報の紹介を受けたり、検索を行ったりする

利用登録と初回相談が終わると、東京しごとセンターのサーバーにマイページが設置されますので、そこへログインできるようになります。

求人案件の情報紹介等は全てこちらのマイページを通じて行われますので、定期的にマイページにログインし、情報が届いていないか確認するようにしてください。

またマイページにログインできるようになったら、求人案件を自分で検索して探すことも可能になります。

できるだけ早く仕事を見つけたいという場合には紹介を待つだけでなく、自分自身でも求人検索を行うことをオススメします。

マイページから応募を行う

紹介を受けた求人や検索を行った求人の中から応募したい求人が見つかったら、求人情報ページに表示されている「応募」メニューを選択します。

すると応募手続きを行える画面が表示されますので、画面の指示に従って必要事項を入力し、送信ボタンを押せば応募手続きは完了となります。

尚、紹介を受けた求人案件によっては書類選考不要といった場合もあります。

どのような手順に基いて選考が行われるかは、各求人情報ページでよく注意して確認するようにしてください。

(書類選考→)面接→内定

応募手続きが済んだら求人企業からメールや電話で連絡が入りますので、書類選考がある場合には求人企業の指示に従って例えば履歴書やエントリーシートなど作成し、提出します。

その際、どのようなことを書けば良いか迷ったり、悩んだりすることもあるでしょうから、そのような場合には予約を取って専任アドバイザーの指導やアドバイスを受けることをオススメ致します。

書類選考をパスしたら求人企業を訪問して面接に臨みますが、面接対策としてはタイミング合えばセミナーの受講がオススメです。

また、専任のアドバイザーから個別に面接対策指導やアドバイスを受けることもできますので、こうしたサポートを活用し、入念な準備を行った上で面接に臨むようにしましょう。

面接の結果合格となれば「内定」となり、入社に合意すれば入社確定となります。

入社が確定したら東京しごとセンターへその結果を報告します。

以上が東京しごとセンターミドルコーナーの基本的な利用方法です。

東京しごとセンターミドルコーナーのデメリットは

東京しごとセンターミドルコーナーは専任アドバイザーのアドバイスを受けられたり、たくさんのセミナーを無料で受講できたりするメリットがありますが、次にご紹介するようなデメリットもあります。

●紹介を受けた求人であっても、応募手続きや求人企業とのコンタクトは自分一人で全て行う必要がある。
●民間の転職エージェントが行ってくれる求人企業への給与交渉などは行ってくれない。
●専任アドバイザーと相談する場合にはその都度事前の予約が必要。突然訪問しても相談には応じてもらえない。
●専任アドバイザーと相談できる時間帯も東京しごとセンターが開館している時間帯に限られる。

東京しごとセンターミドルコーナー・利用者の評判

「40歳を超えていたが転職を果たすことができた」(40代男性)

「私は40歳を超えていたため、民間の転職エージェントに登録しても「紹介できる求人はない」と冷たくあしらわれるだけでした。
そのため途方にくれていたのですが、東京都がやっている東京しごとセンターなら私でも支援してくれるのではと、わらをも掴む思いで利用してみました。
専任アドバイザーとの初回相談では「年齢なんか気にする必要はない」と言われ、私より高齢の方が実際に転職できた事例をいくつも教えてもらい、それが大きな励みになりました。
自分でも仕事は探してみましたが、最も条件が良く、採用される見込みも高そうだったのが開拓員の方が見つけてくれた企業だったので、そちらに応募したところ、無事合格となりました。
応募したのはそれが初回だったので、一発で転職に成功できたことになります。
こうもスムーズに転職が成功できるとは想像できなかったです。
今思えば最初から東京しごとセンターを利用しておけば悩む必要もなかったと、この点は少し後悔しています。
もし同様に悩まれている方がいれば、善は急げですぐに登録されることをオススメします。」

 

「34歳だったので迷わずミドルコーナーを利用」(34歳男性)

「私は東京しごとセンターを利用する直前に34歳となりました。
34歳ならヤングコーナーも利用できた訳ですが、転職の境と言われる35歳直前だったことを考慮し、ヤングコーナーではなくミドルコーナーでお世話になることにしました。
せっかくミドルコーナーを利用したのですから、セミナーもたくさん受けました。どれも無料ですし、内容もかなり良かったですよ。
お役所が行っているセミナーだから堅いだけでつまらないと思っている方もいるかも知れませんが、講師の方々は公務員ではなく、人材教育のプロばかりで、しかもこうしたセミナーになれているようで話術も巧みで、講義内容には大いに惹きつけられました。
現在、東京しごとセンターで紹介してもらった会社の営業マンとして頑張っています。
転職の可能性を拡げたいと考えている方は、民間の転職サービスだけでなくプラスアルファとして東京しごとセンター利用してみては如何でしょうか。」