ハローワークをはじめ、無料で利用できる就職支援機関はいくつかあります。
今回はその中から、東京都の委託事業として展開している東京しごとセンターに注目してみました。
若者をターゲットとしたヤングコーナーなど、さまざまな特徴のある機関です。

東京しごとセンターはどこにある?

東京しごとセンターは、2004年7月に設立されており、東京都千代田区飯田橋にあります。
東京メトロ東西線の飯田橋駅で下車し、A5出口から徒歩3分から5分程度ですので、アクセスは良好といえるでしょう。
また、JR中央総武線の飯田橋駅からも近く、東口から徒歩7分です。
所在地は、「東京都千代田区飯田橋3丁目10番3号」で、同じビルの中にはハローワーク飯田橋や職業訓練校なども併設されており、
就職支援関連の施設がまとまっているようです。

東京しごとセンターは誰でも使えるの?

基本的には東京都内で仕事を探す人であれば、誰でも使うことができます。
住まいは東京都以外でも問題ありません。
ただし、まずは総合案内という受付で相談し、自分が利用できるサービスを知っておくべきかもしれません。
このときに、「しごとセンターカード」も発行されますからね。
特に年齢別にサービスがわかれていますので、34歳以下の若手層は注意が必要です。

東京しごとセンターでは、34歳以下の求職者を対象に「ヤングコーナー」を設置しています。
ヤングコーナーは、「34歳」までが対象。
学生、既卒者、第二新卒者、ブランクがある若年層の方などを対象に、さまざまな支援を展開しています。
キャリアカウンセリングや、就職セミナー、企業とのマッチングイベントなどもあり、一人で就職活動をするよりは多くの情報に触れられるはずです。

東京しごとセンターのメリットや評判は?

東京しごとセンターは、無料で使える上に年齢制限もなく、なおかつハローワークよりも充実したサービスが売りです。
そのため、東京都内で仕事を探す場合には、ハローワークと併用することがおすすめ。
なぜなら、東京しごとセンターでの活動実績(セミナーやイベントなど)は、ハローワークの求職活動実績としてカウントされるからです。
雇用保険の給付を受けながら活動する場合に、役立ちますね。

一方、公的な性質を帯びたサービスの宿命なのか、対応がドライで最低限のものであるという評判もあります。
要は親身になって話を聞くというよりも、事務的なのです。
ただし、これも年齢別のサービスによって違いがあるようですね。

やはり若年層向けのヤングコーナーでは、仕事量や選択肢も増えるために、対応は柔軟。
しかし一定以上の年齢になると、一般の転職エージェントのほうが良いかもしれません。
転職エージェントは転職を成功させてこそ報酬が発生しますから、できるだけ親身に話を聞いてくれます。

さらに、求人の質についても、一般の転職エージェントに軍配があがるようです。
東京しごとセンターの求人情報は、ハローワークと同様に掲載費無料のもの。
つまり、しっかりとした内容の求人もあれば、掲載費用を捻出できない状況にある企業からの求人もあるということです。

人材獲得に費用がかけられない企業にも、優良企業は存在しているものの、俗にいう「ブラック企業」も含まれているのが実情です。
最近では、「ブラック企業排除」をうたっている転職エージェントもあります。
東京しごとセンターを使いながら、これら一般の転職エージェントも併用してみてはいかがでしょうか。
使う側からすれば、どちらも無料なことに変わりはありませんからね。

東京しごとセンターで開催しているイベントやセミナーの例

前述したように、東京しごとセンターでは、各種イベントやセミナーを開催しています。
これは、企業の合同説明会のようなものから、面接・論文対策のものまでさまざまです。

例えば、2017年3月のスケジュールでは、以下のようなセミナー・イベントが紹介されています。
・3/2・・・面接対策セミナー~面接突破の心得3箇条~
・3/9・・・第6回合同企業説明会(新卒から既卒3年以内対象)
・3/18・・・これからの進路を考えたい!『始めよう!新たな一歩』~将来・未来に繋ぐ道~(フリーターが最初の一歩を踏み出すための啓発セミナー)

実際に東京しごとセンターで就職が決まるか否かは別にしても、受けておいて損のないセミナーもあります。
自分の適性や目標に合わせて、選択していきたいところですね。

ジョブカフェって何?東京しごとセンターとの関係は?

ジョブカフェとは、都道府県と厚生労働省が主体となって、若者の就職支援を行うための施設です。
地域によってはハローワークに併設されている場所もありますし、出張所のような形態をとっている場合もあります。

ジョブカフェは、若者の就職支援をワンストップで実現することが目的。
つまり、就職のために必要な各ステップをまるごと提供しようというわけです。
そのステップとは、以下のとおり。
・仕事に関する情報提供
・適性診断
・キャリアカウンセリング
・セミナーやインターンシップ(職場体験)の開催
・職業紹介

ちなみに東京しごとセンターのヤングコーナーは、東京都内のジョブカフェ事業の拠点となっています。
このことからも、若者の就職支援に力を入れていることがわかりますよね。

口コミレベルでの評判には個人差あり

東京しごとセンターの評判ですが、口コミや体験談レベルのものでは個人差が大きいようです。
すでに述べたように、対応が冷たくドライで事務的だという評判もあれば、
民間の転職エージェントのように親身で、なおかつ転職も決まったという話もあります。
実際、東京しごとセンターのヤングコーナー特設サイトでは、転職成功者のインタビューも掲載していますからね。

すべてのサービスが民間の転職エージェントに劣るというわけではなさそうです。
アクセスの良好さやハローワークと同じビルにあるなど、公的サービスをワンストップで受けられる点は大きなメリットでしょう。
また、セミナーやイベントも無料ですので、企業との思わぬ出会いがあるかもしれません。

筆者もジョブカフェやハローワークを利用したことがあります。
もちろん、一般の転職エージェントも何度か利用しました。
その経験から言えることですが、公的な就職支援と一般の転職エージェントは、同列には比べられないのです。
一般の転職エージェントのほうが求人の質もよく、コンサルタントの対応も良いことには賛同します。
しかし、それだけ求職者に求めるものも高いです。
一方、公的な就職支援は本当に「ニートからの一歩」「長年のブランクからの一歩」という求人にも対応しています。
また、地域に根付いた中小企業の情報も豊富です。
このように、それぞれの違いがあるため、状況に応じた使い分けが求められるでしょう。
何か高額な費用をとられるわけではないので、どちらも登録して併用してみてはいかがでしょうか。