サンドラッグ薬剤師の年収(給料)や口コミ評判は?離職率や福利厚生も解説

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大手ドラッグストア「サンドラッグ」で薬剤師として勤務した場合の年収(給料)や、実際に勤務経験がある薬剤師の口コミ評判を紹介しています。

さらにサンドラッグならではのメリットや転職成功のコツ、求人のある薬剤師サイトを紹介しているので参考にして下さい。

サンドラッグとは?

ドラッグストア業界の中でいち早く調剤薬局コーナーを設置し、ただ薬を売るというだけではなく「身近なかかりつけ薬局」という位置づけになったのがサンドラッグです。

サンドラッグは郊外型と駅前型の2つのタイプの店舗を展開していますが、今注力しているのが調剤薬局を併設している郊外型で、他のドラッグストアとの差別化

を図るために薬剤師が服薬指導や症状に適した薬をアドバイスするカウンセリングなど行っています。

医薬品販売に、専門的な知識を持つ薬剤師によるサポートという付加価値をつけることで、より大きく成長を続けているドラッグストアです。

サンドラッグ薬剤師の年収(給料)や待遇は?

サンドラッグの平均年収(給料)

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サンドラッグで働く薬剤師の年収は年齢や役職はもちろん入社コースによって変わりますが、平均年収で見てみると約530万円となっています。

この平均年収は競合の大手ドラッグストアと比べても飛び抜けて高いとは言えません。

また、給料は入社時点で30万前後もらえるケースが多く、こちらは年数に応じて順調に上がっていくので30代や40代になる頃には年収700万、月収は40万↑という方が多いようです。

その割に平均年収が他のドラッグストアとあまり変わらないのは、サンドラッグに若手の薬剤師が多いという理由が挙げられます。長く勤続する場合はそれなりに高収入が期待できるでしょう。

特にサンドラッグでは15年研修を実施していて、将来のための人材育成に力を入れています。

飽和状態となっているドラッグストア業界では企業ごとにどうやって事業を拡大していくかを模索していますが、サンドラッグでは薬剤師のスペシャリストを育てることで、それぞれの地域のかかりつけ薬局という立ち位置での事業安定、拡大を目指しています。

そのため、薬剤師の平均年齢も若く全体的な平均年収は一般的な金額となっているのでしょう。

しかし昇給や役職手当などの制度もきちんとあるので、実力やスキル次第では他の競合ドラッグストアよりも納得のいく年収を得ることも可能です。

サンドラッグ薬剤師の福利厚生

サンドラッグは大手ドラッグストアなので、退職金制度や財形貯蓄、住宅資金貸付制度、保養所など福利厚生はしっかり整えられています。

これだけでも十分に安心して働けますが、さらに男性と女性それぞれに働きやすい制度が整っています。

まず男性の場合は、男子独身寮や借り上げ寮があるので、家賃代を抑えることができます。

そして女性の場合は育児休業延長制度や育児短時間勤務延長制度、出産や育児で一度仕事辞めた人でも同じ条件で復職できる復職フォロー制度などが用意されています。

育児休業制度や育児短時間勤務制度は法的に決められている制度ですが、保育園に入れない、家庭の事情でフルタイムが厳しいという場合はサンドラッグでは育児休業や時短勤務の期間を延長できるようになっています。

もちろんこの育児休業制度は相談すれば男性でも利用できるので、これから結婚する方や出産する方も安心して働けます。

待遇面ではそれなりに良好なドラッグストアと言えるでしょう。

サンドラッグで働いている薬剤師の口コミ評判をチェック

復職フォロー制度のおかげでブランクがあっても好条件で働けた

サンドラッグ薬剤師_口コミ評判_実際に利用した薬剤師

33歳 男性薬剤師

医療業界は日々進化をしているので、薬剤師でもブランクがあると、それまでの経験が給与や待遇に反映されにくく、新卒と同じような条件で働くことになる人も少なくありません。

ですが、サンドラッグでは復職フォロー制度があるので、今までの実績を引き継いだ条件で働けます。

また、会社も全面的にバックアップしてくれるのでブランクによる知識不足もしっかり補えますから、職場で働きづらさやブランクによる引け目を感じることなく働けるというのが高く評価されています。

他の企業でも復職をサポートする制度はありますが、現場でのサポートはないので、ブランクがあると働きづらいと言う声が多いです.

現場の視点で見ても、サンドラッグは手厚いサポートを用意してくれているので、働いている人からの評価が高いのかもしれません。

充実した研修制度があるから働きやすい

27歳 女性薬剤師

薬剤師としての経験が浅い、ドラッグストアで働いたことがないと言う人から高評価を得ているのが充実した研修制度です。

普通の仕事の場合、数日間先輩スタッフに仕事を教えてもらい、後は自分で仕事を覚えテイクというスタイルですが、薬剤師は販売員とは違う職種なのでドラッグストアの仕事内容は分からないことも多く、慣れるまでには時間がかかります。

サンドラッグは、その点薬剤師としての研修はもちろん現場教育も徹底していますし、現場での仕事の役立つ知識研修もあるので働きやすさへの評価が高いです。

また、スキルアップしたい、キャリアアップしたいという薬剤師にとっても、OCT研修や調剤研修などの研修制度は役立つので、働きながら学べる環境が整っているところもサンドラッグで働く魅力となっているようです。

お客様とのコミュニケーションなど調剤薬局にはないやりがいがある

41歳 男性薬剤師

調剤薬局では、処方箋を調合するのが主な仕事になりますが、サンドラッグでは市販薬を症状に合わせてお客様に勧める、症状に悩むお客様に服薬のアドバイスをするなど、お客様とコミュニケーションを取るというのも仕事の一つです。

こういった仕事は、街のかかりつけ薬局を目指すサンドラッグに欠かせない業務ですから、接客に慣れていない薬剤師であってもうまくコミュニケーションが取れるように研修もきちんと行っています。

最初は戸惑う薬剤師も多いようですが、適切な薬の案内で症状が軽くなったお客様から感謝されたり、相談を持ちかけられたりするなど、調剤薬局などの職場では得られないやりがいがあるというのがサンドラッグで働くモチベーションになると言う声が多く聞かれます。

仕事の楽しさはお給料や待遇だけではないので、やりがいのある仕事ができることが離職率の低下や理想の職場という評価に繋がっています。

サンドラッグで薬剤師として働くメリット

入社コースを選べるので将来のビジョンが具体的になる

サンドラッグ薬剤師_口コミ評判_メリット入社ケース

サンドラッグでは、調剤スタートとOTCスタート、サンドラッグファーマシーズスタートという3つの入社コースが用意されています。

調剤スタートは、2年間の調剤研修、2年間のOTC研修を行い、最終的にOTCと調剤併設型かかりつけ薬局で働けるようになるコースです。

OTCスタートは、最初の2年間でOTC研修を行い、その後2年間調剤研修をしてOTCと調剤併設型かかりつけ薬局で活躍するか、そのままOTC研修を継続することも可能なコースになります。

サンドラッグファーマシーズスタートは、将来的に調剤教育担当者として教育講師やエリアマネージャーなど会社の運営にも関われる人材を育てるスペシャルコースです。

入社コースを選択することで、より自分が将来どのように薬剤師の資格を活かしたいか、明確なビジョンを持てるのは大きなメリットと言えるでしょう。

研修に参加できなくてもトレーニングブックで学べる

現場の仕事が忙しい、家庭の事情で定期的に研修に参加できない、と言う人のためにトレーニングブックが用意されています。

トレーニングブックは、知識教育とオペレーション教育の2タイプがあり、どちらも実際に研修を終えた薬剤師の状況を勘案してサンドラッグが作成したオリジナルの教材です。

経験や成熟度に合わせて、コンパクトにまとめられた教材が提供されるので、働きながらでも無理なく研修と同じ内容を学習できます。

業務に活かせる知識を身につけられる環境がある

サンドラッグの魅力は、現場の業務を通じてドラッグストアの仕事を学べる現場教育と、集合研修による座学で薬理や病理、症状に合わせた医薬品の選択の仕方や受診勧奨などの接遇を知識として学べることです。

ここで学んだ知識は、すべて現場の仕事に活かすことができます。

今まで調剤しかしてこなかった薬剤師の場合、ドラッグストアでの薬剤師の役割や働き方というのは慣れにくいかもしれませんし、いきなり現場に立たされてもどうしていいか分からないという方も多いでしょう。

サンドラッグでは初めての業務に活かせる知識を身につけられる環境が整っているので、ドラッグストアの薬剤師経験がない人でも安心して仕事を始められるのがメリットです。

ノルマが存在していない店舗が多い

サンドラッグはノルマが当たり前なドラッグストア業界の中で、基本的にはノルマが存在しないのもメリットです。

ノルマがあると本来お客さんにおすすめするべき効果のある薬でなく、本部が売れと命令している薬を売らなくてはいけません。

時には法律違反にならないよう騙すような真似をする必要もあり、ノルマで苦しむ薬剤師は少なくないです。

しかしサンドラッグの薬剤師にはノルマがないので、転職先としては非常におすすめできるでしょう。

マイナビ薬剤師

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年代20代~50代 雇用形態正社員,アルバイト・パート,派遣社員
対象エリア全国
業界医療専門職その他
ポイント
  • ドラッグストアの求人が多数ある
  • 一人あたり19.5件の求人を紹介
  • 実求人件数55,000件以上

サンドラッグ薬剤師の離職率はどれくらい?

サンドラッグ全体を見ると、残念ながら離職率はドラッグストア業界でも高い傾向があります。

ただ、あくまでも非薬剤師の社員も含んだデータで、薬剤師のみを対象とした離職率はデータがありません。

転職会議などの口コミを見ると、離職の原因は過剰な残業や業務量なので、残業がほぼなく仕事量も抑えられている薬剤師の離職率はそれ程高くないことが予想されます。

実際、筆者の知り合いにかつてサンドラッグで店長をやっていた方がいるのですが、「薬剤師は残業がなく帰れてずるい」「薬剤師ばかり優遇していて社員は使い捨て」と文句を言っていました。
※その後、知り合いもサンドラッグを退職しています。

そのため、店舗によるとは思いますが、品出しの正社員はかなり仕事が厳しいものの、薬剤師としてはかなり働きやすい職場でしょう。

薬剤師がサンドラッグへの転職で失敗しないためのポイント

薬剤師の転職に特化した転職サイトに登録する

サンドラッグ薬剤師_口コミ評判_転職サイト

サンドラッグなど大手ドラッグストアの薬剤師は人気が高いので、求人募集が出るとすぐに応募が締め切られてしまうことが多いです。

そのため、一人で探していると募集のタイミングを逃してしまい、応募すら出来ない状態が続いてしまいます。

こういった状態にならないように、まずは薬剤師専門の転職サイトに登録しましょう。

登録時に転職希望先の候補にサンドラッグを入れておけば、求人募集があった時にすぐに担当者が連絡をしてくれるので、他から応募が来て締め切る前に申込みが出来ます。

転職は求人案件に応募することがスタートになりますから、いつでもスタートラインに立てるように転職サイトへの登録を忘れないようにしましょう。

事前に勤務希望のお店を見に行く

勤務を希望するサンドラッグの店舗が近ければ、一度足を運んで見に行ってみましょう。

実際に足を運べば自分の目でそこの薬剤師がどのような仕事をしているか、スタッフ間の雰囲気は悪くないかなどを確かめることができます。

また、職場の状態を見ておくと、アピールポイントを把握するのにも役立ちます。

たとえば薬剤師が商品を陳列しているのであれば、薬剤師としての仕事だけではなく「売れ筋商品をチェックしたり足りない商品を補充したりするのも得意です」というようなアピールをすれば、より採用されやすくなるでしょう。

ちなみにドラッグストアでは医薬品の説明やアドバイスなどの接客もするので、人とコミュニケーションを取るのが得意というアピールをするのも面接時には効果的です。

アドバイザーのアドバイスをしっかり守る

サンドラッグではただ処方箋を調合するだけではなく、地域医療への貢献やホームドクターなど幅広い分野で活躍する薬剤師を求めています。

そのため、履歴書の書き方や面接時のアピールの仕方などに一工夫を加えることが、より好待遇での転職を叶えるポイントです。

そこで便利なのが、薬剤師転職サイトに存在しているアドバイザーです。

アドバイザーは薬剤師の転職のスペシャリストですのでそれぞれの企業の特性や需要をきちんと把握し、それに適した応募方法をアドバイスしてくれます。

彼らには過去に何百人もの薬剤師の転職をサポートしてきた経験で得たノウハウがあるので、アドバイザーのアドバイスをしっかり守りましょう。

その上で自身のスキルや経験に応じて条件交渉をして貰うことで、前職よりも高い給料や優れた待遇で転職をする事が可能です。

サンドラッグ転職にオススメの薬剤師転職サイトランキング

1位:求人件数が業界トップレベルのマイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

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年代20代~50代 雇用形態正社員,アルバイト・パート,派遣社員
対象エリア全国
業界医療専門職その他
ポイント
  • 高年収、高待遇の求人が多数出ている
  • 一人あたり10件以上の求人を紹介可能
  • 登録者限定の非公開求人も多数

2位:オーダーメイド求人のある薬キャリ

薬キャリ

薬キャリ
年代20代~50代 雇用形態正社員,アルバイト・パート,派遣,紹介予定派遣
対象エリア全国
業界その他
ポイント
  • 自分だけのオーダメイド求人により理想の転職が出来る
  • 即日求人があるので迅速な転職が可能
  • 美味しい非公開求人が多数

3位:求人数業界トップレベルのジョブデポ薬剤師

ジョブデポ薬剤師

ジョブデポ薬剤師
年代20代~50代 雇用形態正社員,アルバイト・パート
対象エリア全国
業界医療専門職その他
ポイント
  • 求人件数8万件以上
  • 給与交渉などのサポート体制も充実

サンドラッグ薬剤師の年収や口コミ評判まとめ

サンドラッグに転職したいけど、出ている求人の給与が希望と合っていない、ドラッグストアがブラックが多いから勤務時間に融通を利かせてもらいたいなど、希望と求人条件のミスマッチで応募をためらっている方もいるかもしれません。

もちろん転職をするのですから妥協は禁物ですし妥協で就職をしても後悔しますが、転職サイトを利用すればアドバイザーが給与や待遇の交渉をしてくれるので、ミスマッチの条件をクリアして転職できます。

また、アドバイザーは転職する際の注意点や面接時の受け答えなどに対しても適切なアドバイスももらえるので、面接や条件交渉が苦手な方でもスムーズな転職が可能になります。

転職に慣れていない内は一人だと不安になりますし失敗もしやすいですが、豊富な情報量とサポート体制が整っている薬剤師転職サイトを活用すれば、満足できる転職を叶えることができるでしょう。