現在転職を考えていないが、先々転職を考える可能性はあるという妻帯者のビジネスマン諸氏は多いのではないでしょうか。

そんなビジネスマンの皆様が先々転職を決断した際、最も大きな壁になるかも知れないのが他ならぬ皆様の愛妻です。

皆様は「嫁ブロック」という言葉をご存知でしょうか。

嫁ブロックは近年の転職ブームを背景として注目を浴びるようになってきた言葉ですが、自分の夫が面接が進むなどして転職先が決まりかけている、もしくは内定が決まったにも関わらず妻の反対(=ブロック)で転職が頓挫してしまうことを言います。

さて、皆様は愛妻がいざ転職となった場合に嫁ブロックを発動しないと言い切れる自信はありますか。

今回はどんなタイプの妻君が転職となった場合に嫁ブロックを発動する可能性があるか、即ち「嫁ブロック予備軍」と言えるかどうかタイプ別にご紹介すると共に、転ばぬ先の杖としてタイプ別での対策をご紹介して参ります。

あなたの嫁は嫁ブロック予備軍?こんなタイプは注意!

ではどんな妻君が嫁ブロック予備軍の可能性が高いか、タイプをご紹介して参りましょう。

タイプ1:鬼嫁タイプ

嫁ブロック予備軍の筆頭角と言えるのが、タレントの北斗晶さんに代表される鬼嫁タイプの妻です。

日頃から何事も上から目線で、例えば家事については「夫に頼む」ではなく「夫に指示をする」タイプで、指示は絶対でありそれに必ず従わせるのが鬼嫁の特徴です。

このようにお伝えすると鬼嫁タイプかどうかの見分け方は簡単に思えるかも知れません。

ところが夫も妻君も共に鬼嫁との自覚がないケースが意外と多いものです。

気性が激しく、合理的な理由もなく怒りを爆発させるタイプなら夫側も鬼嫁と認知しやすいのですが、鬼嫁が夫を許さないのには大抵一定の道理があります。

例えば夫に指示していた片づけができていなかったり、約束していたにも関わらず帰宅時間に遅れたりといった夫側に落ち度がある場合に鬼嫁の本領が発揮され、夫は一方的に叱られることになります。

夫側にも後ろめたさがあるため「叱られるのもやむなし。自分が悪い」と思ってしまい、自分の妻君が鬼嫁との自覚が持てていない場合が案外多いのです。

もし自分の妻君が鬼嫁であれば、例えば転職によって子供が転校しなければならなくなるといったデメリットが生じた場合には、「子供の教育や交友関係」という大義名分のもと猛烈に責められ、嫁ブロックされる可能性大と言えます。

タイプ2:見栄っ張り・ママ友の上下関係を著しく気にするタイプ

皆様は「マウンティング」という言葉をご存知でしょうか。

マウンティングとは、必ずしも合理的とは言えない女性独特の価値観に基づいて「どちらが幸せか」という格付けし、仲間内で序列を行なうことを言いますが、こうしたマウンティングは妻君の交友関係に大なり小なり存在します。

こうしたマウンティングが交友関係にあっても全く意に介さないタイプの妻君であれば嫁ブロック予備軍の可能性は低いのですが、マウンティングをとても気にする見栄っ張りタイプの方なら嫁ブロック予備軍の可能性は極めて高くなります。

何故なら、マウンティングにおいて夫の勤務先も大変重要な基準となっているからです。

仮に年収が同額であっても中小企業より大企業の方が上となり、大企業であっても有名でない企業より有名企業の方がマウンティングにおいては「上」という評価になります。

中には東京に本社がある企業同士でも、本社所在地が大手町や虎ノ門とそれ以外といった実に奇妙な格付けを行なっている場合すらあります。

そこには夫の仕事に対するやり甲斐や誇り、使命感などは全く関係ないのです。

「馬鹿馬鹿しい」と思えるかも知れませんが、決して侮ってはいけません。

そうした価値基準にどっぷりはまっている妻君はマウンティングの価値観に照らして納得できない転職なら嫁ブロックが発動し、なんとしても転職を阻止しようとする可能性大です。

タイプ3:ネガティブ思考タイプ

人間は前向きな考え方をする人がいる一方、物事を悲観的に捉えるタイプの人もいます。

いわゆるネガティブ思考タイプと言われる人です。

もし妻君がネガティブ思考タイプの方なら、嫁ブロック予備軍である可能性大です。

転職には大きな変化が伴います。

人間は変化をおそれる傾向がありますが、ネガティブ思考の方ならそれが顕著に出て、「こうなったら、ああなったら」と転職によって生じるマイナスばかりを想像してしまいます。

そもそも必ず成功が約束されている転職などあり得ません。

年収がアップしても職場環境や仕事に慣れるまでは苦労やストレスが伴うものですし、慣れない仕事ゆえに失敗する場合も多くなるでしょう。

そうなれば転職後の出世に響くかも知れません。

また、大規模を投資を行い、事業や人員を拡張したけれどもその事業が必ず成功するとも限りません。

失敗した場合には新規事業で増やした中途採用組みは一番のリストラ候補となってしまう可能性だってあります。

このように、転職をネガティブに考えようと思えばいくらでも悲観的に考えることが可能です。

そのため、転職によって得られるであろうプラス材料以上にデメリットやリスクの方が気になってしまい、仮に現状に対する不満があったとしても変化するよりはましとばかりに嫁ブロックを発動することになります。

タイプ別「嫁ブロック」発動阻止に向けた対処方法は!

ご紹介したタイプ1から3について「ドンピシャで当てはまる」という場合ばかりではなく、「ひょっとしたらそうした傾向があるかも知れない」という場合もあるでしょう。

「ドンピシャ」という方は勿論のこと、「かも知れない」という場合であっても用心するに越したことはありません。

各タイプ別の対処方法をご紹介しますので、「かも知れない」という場合も含めて該当するタイプに目をとおし、今の内から対策を講じておくことをおススメします。

タイプ1「鬼嫁タイプ」対処策

少しずつ情報を出しながら小さな同意を積み重ねておくこと

鬼嫁タイプの対処で大切なことは、転職する段階になってから一気に情報を出さないことがポイントです。

そうなれば「配慮が足りない」と思われ、その点で猛反発を招く可能性が高まるからです。

そこで転職を具体的に考えていない現在の段階から、転職のメリットや転職した方が望ましいと思えるような情報を少しずつ出しておき、小さな同意を積み重ねておくことです。

例えば現職の職場環境や将来性に対する懸念材料があれば、いざ転職となった場合には肯定的な材料となってきます。

特に道理や正義感を重んじる鬼嫁なら、例えば現職の残業代支給ルールが不明確であるといった事実があるなら、そうした情報を伝えておくことは効果的です。

あるいは会社の上層部に女性関係にだらしない方がいれば、そうした情報を伝えることで妻君から「許せない!」といった言質を得ておくのも一つの方法です。

同様に前向きな話として、例えば妻君の正義感やこだわりなどにマッチするような経営理念を掲げている企業があればそうした企業の話を出すなどしておけば、転職に向けた良い地ならしとなります。

ただし、どのような情報を伝える場合であっても決して上から目線で伝えないこと、妻君に意見を「伺う」のであって意見の同調を「求める」ことを主目的としないこと、反発しそうな雰囲気があればすぐに引っ込めて、また別の機会に別の情報を出すことなどは留意すべき点です。

タイプ2「見栄っ張りタイプ」対処策

タイプ2は大きく二つの対処策が考えられます。

一つはずばりマウンティングに則った転職を果たすことです。

決して容易なことではありませんが、この場合は嫁ブロックを発動されるどころか、逆に大喜びされます。

もう一つの対策は見栄っ張りな妻君のプライドをくすぐることを意識して、例えば急成長を遂げているベンチャー企業や大変儲かっている中小企業、特定分野で世界一となっているすごい中小企業の情報などを今の内から徹底的にインプットしておくことです。

マウンティングに陥っているタイプの妻君は、一言で言えば世間知らずで大変狭い視野での価値判断に陥っているケースがとても多いからです。

しかし、そうした価値観や世間知らずの面を正面から非難するだけでは逆効果です。

また、転職する段になって慌ててそうした情報を大量に伝えても効果は期待できません。

何故ならそうした情報を伝えても、最初から興味を示してくれる可能性は低いからです。

場合によってはそのような企業を真っ向から否定するかも知れません。

それでもそうした情報を時間をかけて諦めることなく繰り返し伝え続ければ、もともと合理的な根拠や哲学が備わってそうなった訳ではありませんので、理解してくれるようになる可能性は十分あります。

タイプ3「ネガティブ思考タイプ」対処策

ネガティブ思考タイプの妻君に有効になってくることは、「転職は全く考えていない」と断った上で、「もし転職したと仮定したらどんなことが不安になると思うか」と逆に不安や心配な事項を考えさせ、吐き出させておく機会をまず設けておくことです。

その場面では聞くことに徹し、決して妻君を否定したり反論したりしてはいけません。

不安や心配事をしっかりと聞いてくれた、受け留めてくれたという対応が安心感に繋がってきます。

その上で、基本的な戦略はタイプ1や2と同様に少しずつ時間をかけて転職した場合のメリットや良さ、明るくなるような材料を提供して徐々に理解を得ることです。

特に楽しさやメリットを伝える場合には、堅苦しい話にならないよう工夫することも大切です。

例えば妻君が転勤が伴う会社への転職や地方への転職に特に不安を訴えていた場合なら、テレビの旅番組などを一緒に視聴し、妻君が紹介されている旅先に興味を示した場合に「この地域にちょっと住んでみるというのはどう?」といった転職と結び付けて考えなくとも済むような提案を繰り出すの一法です。

そうすれば住まいを変えることへの抵抗感や不安感も徐々に和らぎ、「楽しいことがあるかも」といった前向きな気持ちへ転換させるきっかけにできます。

転職を本格的に考えてからではおそい

タイプ1であれ、2であれ、3であれ、急に妻君の考え方を変えることは無理があります。

程度の違いもあるでしょうが、ある程度長期間におよぶ合意形成が必要との認識が大切です。

転職を本格的に考えるようになってから「嫁ブロック対策を考えよう」では手遅れになる可能性があります。

転職を考えていない今だからこそ、先々の転職の可能性「も」考え、今の内から対策に乗り出しておくことがいざそうなった場合に嫁ブロックで慌てずに済む、転ばぬ先の杖となります。