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「ブラック企業」は流行語大賞に選ばれるなど社会的な関心を集めていますが、それは決して良い意味からではありません。

勤めていた社員を自殺に追い込んでしまうなど、悲劇的な問題を引き起こしてしまったことから社会悪として注目を浴びる存在となっているのです。

しかしそれだけ厳しい社会的批判を浴びてなお、ブラック企業は根絶されることなく堂々と企業活動を行っています。
その理由としてはブラック企業に勤めていることがあまり自覚できなかったり、恐怖感などから転職になかなか踏み切れなかったりしている社員の方々が日々苦しめられながらも、結果的にブラック企業の存続を支えている状況になっているからです。

そこで今回はブラック企業の「あるある」と言えるような代表的特徴をご紹介すると共にブラック企業に勤めた場合の、悲劇的とも言えるデメリットやその怖さ等について明らかにして参ります。

現在ブラック企業に勤めているという自覚がある方、もしくは自分の勤務先がブラック企業ではないという不安や疑問をお持ちの方必見の記事です。

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もしかして自分が勤めている会社ってブラック企業なんじゃ…?
ブラック企業の特徴

某企業で本当に起こった悲惨な出来事
ブラック企業に勤めていた方の悲劇

何が何でもブラック企業から抜け出そう!
ブラック企業から退職する方法

など詳しくお伝えしていきますよ!

社員

ブラック企業の転職について信頼できるエージェントを探している方は下記載がおすすめです
転職エージェントには担当者が付きますので、過去の離職率など開示できる情報はしっかり見て自分でも企業分析しましょう。ブラック企業を避けるニーズは高まってきてるのでブラックを避ける人の多くが求人だけ掲載されている転職サイトよりエージェントを好む傾向にあります。

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ブラック企業とは?・ブラック企業の特徴

ブラック企業は、社会の関心が高い割にはそれほど明確な定義やブラック企業と一般企業を隔てる基準が定まっている訳ではありません。
人の主観によって「あの企業はブラック企業だ・ブラックではない」といった評価がなされている現状がありますが、おおよそ次のような特徴、あるいは傾向を備えている企業はブラック企業とほぼ評価してよい企業です。

ブラック企業にあるある特徴1:長時間残業や休日出勤は当たり前

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ブラック企業の顕著な特徴といえるのが、長時間残業と頻繁に実施される休日出勤です。

一般企業では1日あたりの残業と言えばせいぜい1時間から2時間程度、月間での残業時間は30時間から多くとも50~60時間程度と言えますが、ブラック企業では100時間越えといった長時間残業を平気で社員に課しています。

それでも週2日の休日がきちんと取得させているなら即座にブラックとは言い切れませんが、ブラック企業は頻繁に休日出勤を課すため、月の内取得できる休日が1日や2日程度と言った勤務状況が平気で横行しています。

ブラック企業にあるある特徴2:代休や有給休暇が取得できない

普通の企業であっても休日出勤はあり得ます。
が、普通の企業であれば休日出勤を行った場合には労働基準法に則って代休を必ず取得することができます。

その点でブラック企業は休日出勤は頻繁に強要されながら、本来必ず取得できるはずの代休についてはまず取得することができません。
増して、法律改正により消化することが義務化された有給休暇の取得など論外という状況です。

つまり日々の長時間残業と休日出勤に加え、社員の権利とも言える代休や有給休暇の取得が当たり前にできない企業がブラック企業と言えます。

ブラック企業にあるある特徴3:ボーナスや時間外手当はほとんど貰えない

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仮にその企業がハードワークであったとしても、ハードワークに見合う高額報酬や、残業時間に見合う正当な時間外手当を受け取ることができるなら、「稼げる」という大きなメリットが社員に生じますので、その点では一定の社会的価値があると言えるかも知れません。

例えばカーディーラーのトップクラスのセールスマンなどは別に会社から強制されてではなく、自ら長時間残業を行ったり、休日出勤して仕事を行う場合がありますが、これらなどは高い報酬が得られるというインセンティブがあればこそです。

ところがブラック企業はこうしたインセンティブすらないのが特徴です。
どんなに過酷な長時間残業に耐え、休日を返上して仕事を行っても、一般企業で支給される平均的なボーナス額はおろか、ボーナス自体もがほとんど支給されません。

せめてちゃんと働いた分の残業手当や休日出勤手当てを受け取ることができるのであればまだ救われますが、ブラック企業ではタイムカードを予め打刻させてから残業させるなどの悪質な方法によって、時間数相当分の残業手当や休日出勤手当ても真っ当に支給されていません。

整理しますと、一般企業では考えられないような長時間残業を強いられ、休日もまともに与えられず、その上そうした過酷な労働状況に見合った正当な報酬すら受け取ることができない、ルール度外視でひたすら安価に社員を酷使しようとする企業が「ブラック企業」の正体と言って良いでしょう。

ブラック企業が招いた悲劇的実話

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ブラック企業の特徴としてご紹介したような過酷な労働条件は過労死や自殺者を招くなど、数々の社会的悲劇を引き起こしてきました。
そこで、ブラック企業と名指しされた企業が実際に起こした悲劇的な事例の一つを皆さんにご紹介することに致します。

長期間にわたって争われたワタミ過労自殺訴訟

ご紹介する事例は居酒屋大手チェーン「ワタミ」での実話であり、後に「ブラック企業」という言葉を生むきっかけともなった事例です。

img_027去る2008年6月、居酒屋チェーンワタミに入社した女性社員が入社後わずか2ヵ月で自殺するという痛ましい事件が起きました。

その女性社員は自殺直前1ヶ月の残業時間は140時間を越え、しかも午前5時まで勤務し、ほとんど睡眠時間が取得できないまま翌日の勤務に向かうという過酷な状況が連日のように続いていました。

加えて、たまの休日にも同社からレポート作成を要求されたり、ボランティア活動に励むことを強要されたり、日によって早朝からの勉強会に参加することを命じられたりしたことにより休日も満足にとれず「うつ」になってしまい、とうとう自らの命を絶ってしまいました。

同事件の報道によって自殺した女性社員の手記がメディアで紹介されていますが、女性社員は命を絶つ一ヶ月前にこのような手記を残していました。

体が痛いです。
体が辛いです。
気持ちが沈みます。
早く動けません。
どうか助けて下さい。
誰か助けて下さい。

女性社員側遺族(両親)は、自殺はワタミが安全配慮義務を怠ったものとしてワタミを相手取り、約1億5千万の損害賠償請求を求めて民事裁判を起こしました。
しかしワタミ側は当初自社にはそうした義務違反はなかったものとして、遺族側の主張に対して一切責任を認めようとはしませんでした。

しかし遺族側の執念と努力が世論を動かし、ワタミに対する社会的非難の高まりを背景に一切管理責任を認めようとしなかった同社はついに全面的に非を認め、遺族との和解に応じました。

遺族の戦いは最終的に全面的勝利とはなりましたが、その勝利を勝ち取れたのは女性社員が亡くなってから何と8年後です。

つまり遺族は最愛の娘を奪われた上に8年近くに及ぶ長く、辛い裁判での戦いを強いられることになったことも悲劇のもう一つの側面として受け止めておく必要があると言えます。

入社後にブラック企業と分かったら即、退職する決断を

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ブラック企業の定義が曖昧模糊としていることもあり、ブラック企業を事前に100%察知することが難しいことを踏まえた場合、ブラック企業を事前に見抜くこと以上に大切だと言えることがあります。

それは、万一自分が就職した企業がブラック企業だったとしたら、即転職する勇気を持つことです。

退職を決断したらまず準備すること

ブラック企業からの脱出(退職)を決意したら、早速準備をはじめましょう。
準備のポイントは以下の4つです。

次の職場のめどを立てる~転職活動

ブラック企業を退職するとき、最も心強い味方になってくれるのが「内定書」です。
「次が決まっている」という安心感が、退職の決意をより固くしてくれるでしょう。

有給残日数の計算と消化

ブラック企業はほぼ例外なく、有給をしっかり消化できません。
本来、有給は自分の意志のみで取得できるものですが、ブラック企業の雰囲気や慣習がそれを許さないからです。
有給は給料と同じように、従業員に対する報酬ですから、できるだけ消化しておくことをおすすめします。
たとえば20日有給が残っているならば、退職日を20日後にし、ほぼ1か月丸々休んでしまうという方法もあるでしょう。
有給は労働者に与えられた「権利」ですから、毅然とした態度で消化したいところです。

失業保険給付の知識をつける

一般的に失業保険は、自己都合退職であれば3か月の待機期間が発生します。
円満退社で退職した場合は、この待期期間が必ず発生するといって良いでしょう。
しかし、勤務期間中に病気になったり、理不尽な理由で退職させられたりといったケースでは、「会社都合」扱いにしてもらえることもあります。
会社側はよほどの理由が無い限り「会社都合」にはしないため、事前に知識を付けておきましょう。
会社都合退職もしくは病気が理由の退職であれば、3か月の待機期間は7日間となり、大幅に短縮されますよ。

参考:厚生労働省HPより

貯金の計算

「次の仕事が決まるまで待てない!」という切羽詰まった状態ならば、まず貯金と生活費の計算をすべきです。
心や体を壊してまでブラック企業にいるべきではないので、「今辞めたらどれくらい生活できるか」を把握しておきましょう。
失業保険給付や実家への一時的な帰省など、生活費を削減する方法はいくつかあります。
使えるものはすべて使う前提で、退職後の生活をシミュレーションしてみてください。

辞めさせない為にブラック企業が使うあの手この手

「すぐには退職できない契約だ」と退職を先延ばしにさせる

入社時に「退職時は3か月前に通知すること」などといった内容に合意していれば、これを盾に退職を引き止められる可能性があります。

「今辞めるなら給与は払わない」と脅してくる

これも良くある手口です。しかし、決して許されることではありません。なぜなら、労働の対価を支払わないのは労働基準法に違反しているからです。

離職票を発行しない

これはもはや引き留めというよりも嫌がらせですね。
離職票が発行されないと、ハローワークなどで離職の手続きができません。

ブラック企業を完璧に辞められる方法

法律や公的機関をフル活用する

ブラック企業とすっぱり縁を切るためには、知識やコツがあります。
まず、退職の決まりを覚えておくことです。
退職自体は民法によって「2週間前の通知」で問題ないと規定されています。
入社時にどんな誓約書にサインしたとしても、この原則は変わりません。
民法に違反した誓約書、契約書は無効になりますから、「2週間」というラインをしっかり意識して交渉しましょう。

最終的には、退職日を2週間後に設定して、退職届を出して出社しないという強引な方法も可能です。

また、給与の不払いについては、勤務表やタイムカードをコピーして、労働基準監督署に相談してみましょう。
その他、メールの文面や上司とのやり取りを記したメモなども有効です。
「急に辞めるのだから、給料が出なくても仕方ない」という考えは誤りです。

さらに、離職票が発行されないときは、すぐにハローワークに相談してください。
ハローワークから会社側に連絡してくれます。また、それでも発行されないときは、ハローワークが離職票を交付することもあります。

退職理由はどう書く?退職届の書き方

まず、退職の意思表示は「退職願」ではなく、「退職届」で作成するようにしましょう。
退職自体は、労働者の意思によって成立させられますから、「辞めます」と意思表示すればそれでOKなのです。
この「辞めます」の度合いが最も強いのが「退職届」です。
きっぱりと言い切る形で「〇月〇日で会社を辞めます」と記載しましょう。
また、理由は「一身上の都合により」で構いません。
特にあれこれ理由を記載する必要はなく、簡素でかまわないのです。
繰り返すようですが、重要なのは「強い意思表示をすること」になります。

ブラック企業はワンマン社長やパワハラ当たり前の上司が社員を支配していることが多く、辞めることを切り出すには相当の勇気が必要な場合もあります。しかしそれに臆して行動を起こさなかったら、ご紹介したような悲劇が自分の身に降りかかる可能性だって十分あるのです。

どうしても不安だ、こわいと言う場合には弁護士の協力を仰ぐという方法が最終的手段としてあります。
会社を辞めて転職することも正当な権利として国が法律で認めている以上、誰もそれを阻止することはできません。

自分の勤務先がブラック企業だと悟ったら一刻も早く会社を去り、転職すること、そうした勇気を持つことが悲劇を生まないために何よりも大切なことなのです。

まとめ:ブラック企業退職後の生活に向けて

退職後は、過酷な勤務の疲れを少しでも癒し、とにかくリフレッシュに努めていきましょう。
デトックスのつもりで、元の自分を取り戻してみてください。

それと同時に、少しずつでも転職エージェントや転職サイトに登録をしていき、情報収集を始めましょう。
転職求人サイトの中には、ほぼ自動で企業とのマッチングを行う機能をもつところが増えてきました。
また、転職エージェントが求人の紹介や企業との交渉、日程調整など代行してくれますから、転職活動の手間を省いてくれます。

外の世界(他の会社や異業界)の情報を知ることで、前向きになるという効果もありますよ。

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この会社、なんかヤバイ…
そう感じたら、とりあえず転職市場を見ることから始めてみましょう。
「すぐ転職!」そこまでは考えていなくても、他の企業はどうだろう?と今の環境に疑問を持ってリサーチしてみることが重要なのです。
こちらのおすすめ3社なら的確なアドバイスが得られます。

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