わたし

元うつ病で退職し、闘病後にライターをしています。
少し踏み込んで書いてみました。ただ頑張れ!だけでは乗り越える事のできない脳の病気。症状の違いはあれど、伝わってほしいリアルな文章を書いています。


女性

仕事でいつも怒られる人、あるいは根気がなくて転職を繰り返してしまう人がいます。「努力ができないダメな人」というレッテルを貼られがちですが、それは本人の努力ではどうしようもない生まれ持ったものなのかもしれません。今回は、そうしたものの中で「ADHD」と呼ばれるものに焦点を当て、その人の働き方や転職について考えて行きたいと思います。

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■ADHDって何?


小学校の時から、授業中に落ち着いていられず歩き回って住まう子や、先生に何度注意されても毎回宿題や提出物を忘れる子、いましたよね。単に怠け者や親の家での教育がなっていなかった可能性もありますが、彼らは「ADHD」(注意欠陥・多動性障害)という先天的な脳の病気、発達障害の一種である可能性があります。

日本では子どもの20人の1人、大人の40人に1人がADHDだと言われています。これなら、各クラスに1人か2人はいますよね。子どもの時は単に落ち着きがない子だと思われていたのが、大人になっても改善しないので調べると、ADHDだったという人もいます。

脳の機能に異常がある説が有力ですが、食事や睡眠も影響しているという研究もあります。多くは子ども(小学校に上がる前)に発症し、それが大人になっても治りません。

■ADHDの症状

ADHDは大きく分けて三つの症状があります。人によってどれが強く出るのかは差があり、同じような対処が難しいのが特徴です。症状は「不注意」「多動性」「衝動性」の三つに分けられます。

1.不注意による症状

  • 何回注意されても忘れ物をする
  • やりかけたままそのままほったらかしにしてしまう
  • 物事に集中できない。一方でやりたいことや興味のあることに対して没頭しすぎて周囲が見えなくなる
  • 部屋の片づけや整理整頓が苦手
  • 注意が長続きしない
  • 気が散りやすい、人の話を聞かない
  • 忘れっぽい、忘れ物をしやすい

2.多動性による症状

  • 落ち着いて座っていられない
  • 注意されてもおしゃべりをやめない
  • そわそわして体が動いてしまう、歩き回ってしまう
  • 公共の場や授業中など、静かにしなければいけない場所で静かにしていられない

 

3.衝動性による症状

  • 順番が待てない、列に並べない
  • むしゃくしゃするとすぐに乱暴になってしまう
  • 会話の流れを気にできず空気が読めない、思いつきで発言する
  • 他の人の邪魔をする、自分が物事を遮ってやってしまう
ポイント 女性

どうでしょう。こういう子、クラスにいましたよね。私の子どものころは先生がひたすら注意して、その都度学級会で話し合いをしましたが一向に改善しませんでした。そうですよね、障害なのだから、車いすの人に歩けるようになろうと話し合いをしても意味がないのと同じです。

■ADHDの診断方法


ADHDは子どもから大人になるにつれて、多動などの症状は見えにくくなる人もいます。自分のADHDという特性を理解し、苦手な場面への対処法を学ぶことで、ある程度日常生活の困難を解消できるからです。

逆に、大人になってあまりに上司などに注意されることで不安になり、検査をしたらADHDだったとい人もいます。自分がADHDでは?と思ったときには医師の診察を仰ぎましょう。

アメリカ精神医学会の基準に基づいた検査や診断が行われ、ADHDかどうかが判断されます。

検査をする場所ですが

  • 発達障害者支援センター
  • 障害者就業・生活支援センター
  • 相談支援事業所

などでできますが、いきなり「障害」を前面に打ち出している場所で検査するのの嫌!という人は精神科で検査を受けるといいでしょう。保険が利くかどうかはわかりませんが、「精神科通院歴」が知られるのが嫌ならば100%自己負担、自費診療でもいいですよ(数万になりますが・・)。

■ADHDの人が職場で苦労すること


大人になってもADHDを克服できない人は、就職、転職してもその先で大変な苦労をします。

  • 他のことを考えて気が散る。仕事に集中できない。
  • 逆に集中しすぎてしまい疲れ切ってしまう(過集中)
  • 順序立てて仕事ができない。仕事の段取りが悪すぎる
  • どの仕事も途中で投げ出してしまう。仕事が完了できない、遅い
  • 場所を考えず思ったことをすぐに発言してしまう
  • 会議中、他の人が話していても話をさえぎって自分が話してしまう
  • 怒りの感情を抑えきれず怒鳴ってしまう。ものに当たる
  • ミスをすると少しのことでも大きく落ち込んで何も手につかなくなる
  • 重要なことの締め切りが守れない。
  • 簡単なミス、ケアレスミスを繰り返してしまう
  • 忘れ物が多い、ものをなくしてしまう
ポイント 女性

こういう傾向がある場合、ADHDの疑いがあります。結局仕事は続かずに転職を繰り返す人もいますし、会社をクビになってしまうケースもあるでしょう。大事な書類や金庫の鍵などをなくしてしまえば(しかも繰り返す)会社を守るためにも解雇されても仕方がありません。

典型的な「できない人」の烙印を押されてしまいます。職場によっては上司がこういう人のケースもあります。

この場合、部下が精神的、肉体的に追い込まれていくことになります。
同族会社で身内に「出世競争」がないところだと、こういう人が上司になるかもしれません。

■ADHDに向いてる働き方、できる仕事


ポイント 女性

スケジューリングができないので、企画、営業系の仕事はできません。一方で、集中力がないので単純労働(工場の工員)などもできません。生産ラインを放棄してしまえば大変なことになります。

とはいえ、ADHDがすべてにおいてダメということではありません。物事にこだわりがあり、多くのことを同時に考え(脳が多動)、思い立ったらすぐに行動することは、一定の条件の下では大きなメリットになります。

一人で完結して周囲と協力しないでこだわりのままに結果が出せる仕事」であれば、ADHDの人に向いているといえるでしょう。労働時間にとらわれず、自分の周辺で完結して、納得いくまでできる、そうした仕事であればOKです。というわけで、普通の会社は難しいな、ということになります。

ADHDの人に向いている仕事はこんな感じでしょうか。

<自分の興味に沿った仕事ができる>

  • フリーの編集
  • フリーの記者
  • フリーライター
  • フリーカメラマン

会社に所属していれば、社員として労働時間や上下関係にとらわれてしまいますが
、これらの仕事であれば業務委託契約ででき、結果さえ出せばどういう仕事の方法をしてもかまいません。

<モノづくりができる>

  • 料理人
  • プログラマー
  • アニメーター
  • デザイナー
  • 画家
  • 彫刻家

こだわりを持ったモノづくりができます。丹精込めてこだわりの食材だけを使ったラーメン、前衛的ともいわれるファッション、独特のセンスにあふれたオブジェクトなど。ただし、評価されないと自己満足で終わってしまうので、相当な才能が必要になります。

<専門分野に特化できる仕事>

  • 研究者
  • 大学教員
  • 学者
  • 個人塾講師

大学の先生の中にはかなり変わった人がいますよね。私が経験した中でも、毎回必ず20分遅刻してくる人がいました。あの人は法学分野で気鋭の研究者ですが、あまりに時間にルーズでADHDだったのかもしれません。

ただ一人、講義アンケートを拒否して自分が書いたテキストを読むだけの刑法の人、ボロボロのノートのみでネズミが這ったような字を書いて、学生ではなく壁を向いて話していた西洋政治史人など。明らかに企業では不適格者ですが、大学の先生ならやっていけます。

問題はそれになれなかった時に一気に、社会的最下層に叩き落されるということです。「博士のワーキングプア」のことで、非常勤講師だけでは簡単に切られて生きていけません。

ポイント 女性

これらの職業にうまくなり、稼げるようになればADHDは強みや特にネガティブな要素にはなりませんが、ダメだった場合リスクがかなり大きそうです。上記に「会社員」はなく、企業の研究職になる場合は、たぐいまれな才能が必要になります。「普通のADHD」の人ではかなりのハードミッションです。

■ADHDの転職


ではADHDの人はどうすればいいのでしょうか?袋小路に陥ってしまわないようにうまく自分に合った職に就きたいものです。

□向いている職に転職する

上記のようなADHDでも問題ない職になるには、並大抵の能力ではかないません。それでも一つの道を究めたいのであれば、やってみてもいいでしょう。ただし、転職サイトや転職エージェントに相談しても、求人があるわけではないので、自分の力で開拓していくしかないです。

フリーランスの何かでやっていきたいのであれば

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クラウドワークスで自分のスキルが通用するかやってみるのもいいでしょう。

ただし「納期」があります。それが守れない人はまったく相手にされません。
大学の先生や研究者は通常の転職で離れません。しかるべき業績はありますか?

□ADHDを受け入れて障害者雇用に応募する

ポイント 女性

普通の会社に転職しても、合わずに(あるいはリストラされ)辞めてまた転職ということになってしまいます。解決方法としては初めから「ADHAの人」として転職活動をして採用されるしかないです。

つまり障害者手帳を取得して障害者枠で採用を目指す方法です。これは、思うところがある人もいますし、家族親族からの反対もあります。

ただ発達障害として手帳を取って転職すれば、転職先の業務も配慮があります。気が散ってもいいように、細かい作業や営業はさせないでしょう。

転職サイトでも障害者求人が載っているものもありますが、障害の細かいところまで応募の際に伝えられるかわかりませんので、どちらかというとハローワークの障害者窓口に行き相談する感じになると思います。

あとは障害者向けの転職サイトを使いましょう。

□精神疾患も取り扱う転職エージェントの活用

最後は転職エージェントです。

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ADHDであることを伏せて転職エージェントに登録しましょう」と書いているサイトもありますが、転職しても続かなければエージェントに報酬が入らず、次回以降の利用はできなくなります。
転職支援を受けるのであれば、精神疾患に強い転職エージェントに相談しましょう。
これならば、ADHD以外の部分の評価によってより良い条件のところ、かつADHDを配慮してくれるところに転職、就職できるかもしれません。
そのためには手帳の取得や自分への診断などを、正直に転職エージェントに打ち明ける必要があります。
大いに悩むと思いますが、ADHDを伏せたまま転職してもまた繰り返すだけのような気もしています。
それも含めて、専門家(エージェント)相談するのが近道です。
精神疾患の人向けの婚活については下記リンクを参照してください。うつ病で利用できるところの多くはADHDでも大丈夫なはずです。

ADHDも発達障害の仲間ですので精神障害者手帳の取得ができます。それによって「障害者枠」で転職するのも一つの方法(正解とは限らない)だと知ってください。
より良い環境で働けることを願っています。

■ADHDの仕事や転職活動術。できる働き方と転職支援サイト・成功例ガイド まとめ

  • ADHDは注意欠陥・多動性障害と言って、脳に問題があるとされる発達障害の一種
  • 落ち着きがない、空気が読めない、集中できない、我慢ができない
  • 障害なので本人の努力には限界がある
  • 職場では理解されずクビになったり孤立してしまったりする
  • 転職を繰り返しても配慮と理解がない会社では意味がない
  • ADHDをむしろ長所にできる職業や仕事もある
  • 自分のペースで他人とかかわらず納得がいくまで打ち込める仕事
  • ただし、そういう仕事で食べていけるのはごくひとにぎりでハードモード
  • ADHDを受け入れて障害者枠で転職するのも一つの方法
  • ただしそれが正解かはわからないので転職エージェントや医師に相談する
  • 障害者枠で転職できれば配慮されADHDが大きなハンディにはならなくて済む
わたし

元うつ病で退職し、闘病後にライターをしています。
得意分野は「婚活」「アニメ」「メンタルヘルス」など。
講師経験もあり、人前でお話しできます。
Twitter ⇒ https://twitter.com/makken64833215