期間工がきつい・しんどいって聞くが実際何がつらいのか?口コミから冷静に比較分析

期間工として働くのが敬遠される理由として「きつい」「しんどい」というものがあります。

確かに工場で白衣、作業着を着て一糸乱れずに集団行動、なんだか軍隊みたいですよね。
細かいミスも許されなさそうで、確かにちょっと期間工として働くのをためらってしまいます。

そこで今回は、期間工が「きつい」「しんどい」と思われている原因の本当のところについて迫ってみたいと思います。

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期間工が「きつい」と思う工程は本当に過酷なのか?よくある理由を考えてみた

期間工として働く場合、きついと思う理由は大体位以下のようになると思います。
本当に過酷な環境なのか、口コミとともに見てみましょう。

その1 寮生活がきつい

寮生活がきつい

期間工と言えば寮生活ですよね。
寮生活には、住居費がかからない、光熱費が会社によってはかからない、食費が格安でおいしい、などお金がたまるメリットもたくさんありますが、強制的に周囲に何もない山奥、へき地に収容されてしまうと、本当に隔離された囚人のように感じる人もいるでしょう。

いちばん大変なのは寮での集団生活です。

相部屋で雑魚寝ならば最悪ですが、最近はそれでも個室やマンションタイプ、お風呂やトイレも各部屋にあるものも増えています。

ずっと同じ職場の人とプライベートのときも顔を合わせないといけないのは大きなストレスになります。
かといって、自宅から通える期間工の工場はほぼありません。

しかし、そこまで悩まなくてもプライベート重視の寮も増えているので、事前に情報収集してそちらを選びましょう。

寮生活の口コミ
  • みんなお金を稼ぎに来ているので、学校の寮とは違う。あまり他人のプライベートに興味がない人が多いですよよ(20代男性)
  • 女性ですが寮といっても、食事が出るマンションのようなものです。確かに周囲になにもありませんが(笑)、プライベートには配慮されています(20代女性)
  • 期間工として同じ寮で働くのは長くても3年弱。確かに「寮の主」みたいな人はいるけど、生涯にわたって付き合うわけじゃないからね(30代男性)

その2 人間関係がきつい

人間関係がきつい寮生活とも関係しますが、ずっと同じ工場で作業をしていくので人間関係がどうしても問題になります。
期間工で働く人は、通常の会社と比べてコミュニケーションが苦手な人が多いのは事実でしょう(営業などに向かない)。

「単純作業しかできない人」がいるのも事実です。そういう人たちと円滑なコミュニケーションが取れずに苦労するという話はあるでしょうね。年齢もバラバラ、やはり「期間工の主」のような人に威張られると最悪です・・・。

人間関係についての口コミ
  • 確かに「変な人」がいるのも事実です。寮生活ですから避けられません。どういう人がいるのか確認して入寮もできませんからある程度覚悟しないといけません(20代男性)。
  • 人間関係がきついと思ったことはない。仕事はチームプレイではなく個人作業だし、寮に帰っても自分の部屋に引きこもってしまえばOK(20代男性)。
  • いろいろな人がいるのは学校と同様。でも学校と同じように気が合う人もいる。だから何とかなる。仕事だけの付き合いだしね(20代女性)

その3 単純作業がきつい

単純作業がきつい期間工の仕事である以上、ラインで単純作業をすることが求められます。
自分の裁量どうこう、はできず、単純作業をして結構高いお金をもらっているわけですので、そこがきつくて耐えられないならば期間工自体を選ぶ必要はありません。

期間工の給料が高いのは、単純作業を黙々と行うことへの報償も含まれています。
筆者ならばまったく耐えられずにすぐにギブアップしてしまうでしょう。

「内田クレペリン検査」が通らない人は、性格レベルで期間工に向いていないので別の道を探すしかありません。
そうしないと精神を病んでしまったり、ミスで大ケガをしてしまったりする可能性もあります。

単純作業の口コミ
  • 私はまったく苦になりません。あまり考えずに作業するだけでお金がもらえるなんて最高じゃないですか!(30代男性)
  • 周囲を見ると、特に期間工をはじめて間もない人の「向き」「不向き」がわかります。単純作業に向かない人は本当に辛そうで辞める人もいます。この仕事は「人を選ぶ」のかもしれません(20代男性)
  • 最初は仕事に集中できませんでしたが、徐々に慣れていって疲れなくなりました。工場のほうも最初は簡単な仕事から与えてくれるので助かります(20代女性)

その4 工場によって仕事が違ってきつい

工場によって仕事が違ってきつい「期間工」といっても会社によって、あるいは同じ会社でも工場によって行う仕事、作業は異なります。
違う機械を組み立てるのであれば、やることも異なるのは当然です。

こればかりは避けようがありません。
なるべく同じ会社で継続雇用を認めさせるのがいちばんいいと思います。

もっとも、考え方を変えて、いろいろな会社で違うスキルを身に着けられる!とポジティブに解釈するのも必要かもしれません。

工場によって仕事が違うことへの口コミ
  • 確かにこれまでの経験を直接活かせられないのはきつい。ただ、仕事への取り組み方ややる気などは共通するものがあると思う(20代男性)。
  • 新しいことを憶えられると割り切った方が精神的にきつくない。期間工として求められる資質は共通しているのだから、転職するよりもマシだと思う(30代男性)
  • どの工場でもマニュアルがしっかりしているので特段苦にはなりません。仕事内容が変わることがきつい人はそもそも期間工に向いていないのかもしれません(20代女性)

その5 シフト制勤務がきつい

シフト制勤務がきつい日勤、夜勤、あるいは「三交代制」などは期間工として働くには避けては通れないことになります。
工場をずっと稼働することで利益を生み出し、ロスを減らしているからこそ、期間工の給料は高いわけで、シフト制勤務ができない人は、こちらも期間工に向いていないということになります。

とはいえ、工場によってはある程度メインとなる勤務時間が選べるところもあります。
慣れるまでが大変ですし、人間は本来夜眠るようにできているので、まったく体に負荷がかからないということはありませんが、だからこそ期間工として期間を定めて働くのだと思います。
多少期間工の働きに耐えて、あとはお金を貯めて転職するのがいいかもしれませんね。

シフト勤務への口コミ
  • 慣れれば大丈夫です。慣れない人は・・・そもそも期間工に向かないかもしれませんね(20代女性)。
  • 完全に「日勤のみ」などにすることは難しいが、ある程度「日勤多め」などの要望を聞いてくれるところもあるらしい。夜勤で夜勤手当を欲しい人がいるので、その辺は価値観なんでしょう(30代男性)。
  • シフトが変わるとき(夜勤→日勤)のインターバルはしっかり用意してくれるので、睡眠不足になったり、体調を崩したりするリスクは減っていると思います(20代男性)

以上の問題点を口コミも勘案して総合的に見てみると、期間工という仕事の性質上仕方がないもの(シフト制、単純作業等)以外は、そこまでの不満はなさそうです。

もちろん、「期間工に不向き」なタイプ、性格の方はいらっしゃいますので、そういう人は無理に期間工を目指さなくてもいいでしょう。

どうしてもお金を貯めたい場合は・・・耐えるしかないでしょうね。

比較的きつくない期間工の仕事は?

期間工の仕事も多種多様です。
すべての仕事が同じきつさということはありませんし、人によってきついと思うか、やりがいがあり楽しいと思うかはその人次第です。

ただ、仕事内容できつさや安全面で違いがあります。
時に油断していると障害を負ったり命に関わったりする工程があるのは事実ですから、給料が高いことにつられると心身ともに負荷がかかってしまいます。

以下に、例として自動車メーカーの期間工の工程、仕事内容、きつさ、危険度をまとめてみました。

工程 作業内容 きつい理由 危険度
運搬 工場に納品された部品を指定の場所に運ぶ 肉体労働。重くて体力を使う ★★
鋳造 溶かした金属などを型に流し込む。これでパーツを作る 大やけどの可能性あり。粉塵マスクなどの着用義務、作業環境が悪くとても危険。 ★★★★★
鍛造 金属をプレス機械などで叩いて強度を上げる 装備が重い。自分の手などを叩いてしまう危険性。 ★★★★
機械加工 部品やパーツを専用機械で加工する 部品を作るので作業手順が細かい。非常に神経を使う。身の危険はやや低い。 ★★★
プレス 素材に圧力をかけて、決まった形状に加工する 重装備の着用義務ありで、パーツ事態も重くても重労働。プレス機に挟まれる危険も。 ★★★★
溶接 パーツ同士を溶接してつなぎ合わせる。 熟練の技術が必要。火力が強く危険度も高い。専用の装備が重くて臭い。 ★★★★★
塗装 パーツに色を塗る 危険度は低め。ただし、塗料の臭いがきついケースもあり。塗料による健康被害も心配。 ★★
成形 柔らかい樹脂などを型に流し込む。特定の形状に加工。 金属を流し込むわけではないので火傷の心配は低い。ただし、樹脂の臭いがきついケースも。 ★★
組み立て 各パーツをつなぎ組み立てる 組み立てパーツによってきつさが異なる。部品によっては超重労働 ★★~★★★★
検査 出来上がったパーツについてがきちんと動くか確認 身体的な危険度はないが、精密な作業で神経を使う。精神的にきつい工程。

 

自動車部品の期間工ですらこれだけの差があります。
期間工の仕事は自動車だけではありません。
安易に仕事内容を変えると、まったく経験やスキルが活きない可能性もあるので注意してください。

慣れるときつさがなくなったり、やりがいが出て来たりするかもしれません。
自分に向いている、向いていないの見極めも大切なので、長く続ければいいというものでもないと思います。

「大企業の期間工=きつい」は正しくない!

「期間工 きつい」と検索しようとすると、予測候補で「トヨタ」「いすゞ」「日産」「ホンダ」「デンソー」など有名企業の名前が出ます。
これらの誰でも知っている有名企業の期間工はきついのでしょうか?

これは答えは「NO」です。

「きつい」という検索候補が

いつも求人を出している

離職者が多い

ブラック企業である

と思われているからなのかもしれませんが、そういうことはありません。

工場で働く人については、日本の製造業は何よりも大切にします。
ホワイトカラーはサービス残業などの問題がありますが、時間と成果が直結するいわゆる「ブルーカラー」の仕事にそういう心配はありません。
働いたら働いただけ出ますし、期間工が辞めてしまってはその会社の製品ができません。

むしろ、製造をして行くうえで必要な「金の卵」だからこそ様々な機会に求人を出しているのだと思ってください。
現に待遇はとてもいいわけで、生産性が悪いとされる日本のホワイトカラーの労働問題とはまったく違うのです。

ホワイトカラーは見かけの優秀さと実際の仕事のデキは比例しませんが(だから大企業で労務問題などが起こる)、実際にモノづくりをしている人は製品に何かあれば大変なので、できる人を相応の待遇で迎えています。

だから、「こういう工程だからきつい」というものはありますが「○○(会社名)だからブラック!」というものは考えられないと思ってください。
むしろあまり有名でない会社の方が、会社として期間工の待遇がブラックでつらい、ということがあり得るかもしれません。

期間工はつらい、きついのか?

期間工はつらい、きついのか?

以上、期間工はつらい、きついのか考えてみましたが

・期間工という職種そのものの属性に関すること(立ち仕事、肉体労働、単純作業等)
→向き、不向きがありどうしようもない(向かない人は避けるしかない)・寮生活など働く環境に関するもの
→職場を厳選すれば改善される。また、企業側の配慮も徐々に始まっているということになります。

前者のつらさはどうしようもありません。
一方、後者については事前にしっかり求人を調べればいい環境で働けて、つらさも減らすことができます。

ひとえに「つらい」「きつい」といっても避けられるものとそうではないものがあり、期間工で働く以上ある程度覚悟が必要な部分もあります。そこはお含みおきいただいたうえでより良い求人を探してみてください。

期間工にやりがいを見つけることもできますし、きついだけではなく稼げる仕事です。
当サイトは日本のモノづくりを支えるみなさんを応援いたします!

期間工がきつい・しんどいって聞くが実際何がつらいのか まとめ

  • 期間工は単純肉体労働でデスクワークではないので身体的につらい、しんどいのは事実
  • 一方、寮生活や人間関係など精神面でストレスを抱えることもある
  • 最近は寮生活など生活環境も改善されつつある
  • 割り切った付き合いをすれば人間関係はさほど気にならない人が結構多い
  • 期間工の性質上避けられない「肉体労働」「単純作業」「危険を伴う仕事」には向き、不向きがある
  • 向かない人は最初から避けた方が賢明
  • 検索で出てくる「大企業 期間工 きつい」は実際は違ってホワイト
  • やりがいを見つけられると業務が異なる期間工の職場に行っても続けられるかも

>>トヨタの期間工で働く!※寮や面接から給料や年収まできついと言われてる評判も掲載

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