高校中退は後悔しかない?おすすめ就職先やその後の選択肢を解説

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今は誰もが高校に進学する時代になりましたが、何らかの事情で高校を中退せざるを得なかった人も少なくありません。

進学校で能力があったのに中退してしまった人、工業高校などのカリキュラムが合わずに中退してしまった人、学校でいじめに遭い登校できなくなり中退した人、人それぞれ理由は様々ですが、中退してしまった人は、その後どうすればいいのでしょうか。

高校中退は後悔しかない?SNSの意見を紹介

中退をしてよかったと思ってる人の意見

中退を後悔してる人の意見

高校中退した人の主な理由とその割合

まず、高校中退した人がどんな理由で中退したのかを見ていきましょう。

平成28年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果(速報値)について|文部科学省

によると、高校中退の理由は以下のようになっています。

構成比(%)
学業不振8.2
学校生活・学業不適応33.5
もともと高校生活に熱意がない12.8
授業に興味が湧かない。4.6
人間関係がうまく保てない6.3
学校の雰囲気が合わない。4.3
その他5.4
進路変更33.9
別の高校への入学を希望。13.7
専修・各種学校への入学を希望。1.3
就職を希望。10.8
高卒程度認定試験受験を希望。3.3
その他4.8
病気,けが,死亡4.4
経済的理由2.6
家庭の事情4.3
問題行動等3.9
その他の理由9.2

中退理由で見てみると、「高校が合わない」人が3分の1、「進路を変えたい人」はもう3分の1となっています。後者は目的を持っての中退ですね。

「授業について行けない」=「学業不振」は約8%でそこまででもありません。
また経済的理由や家庭の問題は各3%~4%、素行不良(問題行動)は約4%となっています。

大きく分けると中退理由はこのどちらかのケースが多いです。

  • 高校に合わない:消極的な理由
  • 進路を変えたい:積極的な理由
進路を変えたくて積極的に退学した生徒は、自分でやりたいことを見つけたわけで、それほど心配しなくても大丈夫だと思いますが、消極的な理由で、学校が合わずに何となくやめてしまった人は、その後フリーターやニートとしてずるずる引きずっていくことになります。

高校中退…その後は何をしている人が多い?

高校中退後の進路

ここで、高校中退後2~3年を目安に、中退者がその後どんな状況になっているかをリサーチしてみました。
フリーター、正社員、進学などそれぞれどの程度の割合なのでしょうか?

若者と社会をつなぐ仕事をしているNPO理事長のブログがヒットしましたので、そこから引用させていただきます。

引用元:高校中退後、40%フリーター、6%ニート、正社員は7.7%。38.6%は勉強を続けている|若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog

このNPOの調査によると、高校中退後の進路はこのようになっています。

最多はフリーター

別の学校で勉強している21.60%
資格試験難度の勉強17.00%
正社員として働く7.70%
フリーター41.60%
家事手伝い・育児4.90%
ニート6.00%

一般的なキャリアから外れてしまった人、つまり、『フリーター+ニート+「家事手伝いの一部」』は約50%になります。
このケースのフリーターは高卒のフリーターではなく「中卒のフリーター」になるので注意が必要です。

バイトする

高校を中退してフリーター、つまりアルバイトをしている人が約四割います。

当面の生活のため、働くことはとてもいいのですが、気を付けていただきたいのが、「高校中退=中卒」であり、中卒の人、あるいは高校在学中の人ができるバイトしかできない
ということです。

職業訓練校か専門学校に通う人もいる

職業訓練校や専門学校で学ぶ

高校中退後、高校に再入学するのではなく、職業訓練校や専門学校に通う人もいます。
こちらについて、この項では紹介します。

まず、職業訓練校と専門学校の違いを簡単に説明します。

職業訓練校

  • 厚生労働省の管轄である
  • ハローワークなどで相談する
  • 学歴ではなく「職歴」になる
  • 1年未満のコースであれば基本無料
  • 仕事に直結した技術を学べる

専門学校

  • 文部科学省の管轄である
  • 「学歴」になる。卒業すれば「専門士」の資格を得る
  • 費用は私立大学並みのところもあり高い
  • スキルだけではなく学校なので仲間との交流や行事、体育などもある

職業訓練校は、失業した人が新しく転職するためのスキルを身につける場所、というイメージです。
専門学校のほうは、よくご存じですよね。

ただし、専門学校の場合、高校卒業後の進路で行く人が多いですよね。
専門学校の中には中卒NGで、高卒資格が必要なところもあります。
職業訓練校についても、一部、中卒NGのところがあるので注意してください。

高校中退(中卒)でもOKの職業訓練校

職業訓練校には

  1. 職業能力開発校:中卒・高卒者等、離職者及び在職者に対する職業訓練を実施(短期課程及び普通課程の普通職業訓練)
  2. 職業能力開発短期大学校:高卒者等に対する高度な職業訓練を実施(専門課程)
  3. 職業能力開発大学校:高卒者等に対する高度な職業訓練を実施(専門課程)、専門課程修了者等に対する高度で専門的かつ応用的な職業訓練を実施(応用課程)

がありますが、このうち中卒でも受講できるのは「1」の職業能力開発校の中の一部です。

ワードやエクセル講座、小学校レベルの算数の復習など極めて簡単なものに限られます。
各県によっても違うので、○○は中卒OK、と断定できません。
ご自身で、各都道府県のハローワークなどに相談してみてください。
職業訓練校で学んだ結果としてできるのは、木材加工、板金加工、縫製、電気工事、ビルクリーニングなどの「手に職」系の技術ですね。
これを生かして、即戦力で働くことになります。

高校中退(中卒)でもOKの専門学校

中卒OKの専門学校

中卒でも入学できる専門学校に、「高等専修学校(専修学校高等課程)」というものが全国に約500校あます。
内容としては、調理師、理容・美容、自動車整備、准看護師、服飾関連などで、「手に職」系のスキルを身につけることができます。

さらに、3年制の高等専修学校(専修学校高等課程)では、所定の科目単位を取得することで、高校卒業資格を得ることもできます。
中卒の人も、これで高校卒業資格+専門スキルが得られますので、まさに一石二鳥です。大学受験資格も得られます!

高等専修学校で得られる資格

<卒業と同時に得られる国家資格>

  • 調理師

<卒業と同時に得られる国家資格などの受験資格>

  • 自動車整備士3級
  • 准看護師
  • 製菓衛生師
  • 理容師・美容師

などがあります。

また、簿記検定や公務員対策講座なども充実しています。
高卒資格を得られるのですから、高卒公務員ももちろん受験資格があります。

こちらも合わせて読んでみてください
全国高等専修学校協会

高卒認定を取得する

高等学校卒業程度認定試験

高校を中退した人が高校卒業資格や大学入学資格を得るために、「高等学校卒業程度認定試験」(高認試験)(旧大学資格検定=大検)を受検し、合格するという方法があります。

高認とは大学受験資格を付与するために、文部科学省が実施する試験で、毎年二回、8月と11月に実施されます。

受験は、その年度の3月31日までに満16歳以上(高校1年生と同じ年齢)になる人であれば、誰でも受験できます。
高校を中退した人、そもそも高校に高校には進学していない人、外国籍の方など、誰でも受験することができます。

現在進行形で、全日制高校、定時制高校、通信制高校に在籍している人もOKです。
これに合格して、合わない今行っている高校を辞める、という使い方もできます。

高認試験の科目は8科目あります。
科目は以下のとおり。
「旧大検」時には「家庭科」がありましたが、現在はなくなり、ほぼ「センター試験」と同じ科目になっています。

教科試験科目科目数要件
国語国語1必修
地理歴史世界史A12科目のうちいずれか1科目必修
世界史B
日本史A14科目のうちいずれか1科目必修
日本史B
地理A
地理B
公民現代社会1又は2「現代社会」1科目または「倫理」及び「政治・経済」の2科目いずれか必修
倫理
政治・経済
数学数学1必修
理科科学と人間生活2又は3以下の1.、2.のいずれかが必修
物理基礎1.
「科学と人間生活」の1科目と
「物理基礎」
「化学基礎」
「生物基礎」
「地学基礎」
のうち2科目(合計3科目)
化学基礎2.
「物理基礎」
「化学基礎」
「生物基礎」
「地学基礎」
のうち3科目(合計3科目)
生物基礎
地学基礎
外国語英語1必修

合格点は大体40点くらいで、センター試験などと比較してもはるかに簡単です。

高卒認定試験を受けるメリット

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1.自分のペースで学習できる

高認試験8科目すべて一度に受験する必要はありません。
時間をかけて、できる科目から受験して合格していけばOK。
全8科目合格したときに大学受験資格が得られます。

2.2年生以上なら科目免除も

高校2年生以上で中退した人は、前年までに履修し取得した科目の単位で、高認受験科目に合格したとみなされ、受験免除になる可能性があります。
通知表や成績証明書は、高校中退したとしても取っておきましょう。

3.一部民間検定試験で代用できる

以下の検定試験を持っている人は、高認科目の一部に合格したとみなされます。

免除を受けることができる試験科目名称免除に必要な級
世界史B歴史能力検定世界史1級または世界史2級
日本史B歴史能力検定日本史1級または日本史2級
数学実用数学技能検定1級、準1級、または2級
英語実用英語技能検定1級、準1級、2級または準2級
英語検定試験1級または2級
国際連合公用語英語検定特A級、A級、B級またはC級

4.中退のままより選択肢が広がる

高認試験合格の合格は、この制度が続く限り有効です(期限なし)。
したがって、すぐに進学しなくても、学びたくなった時に迅速に行動に移すことができます。
高認試験に合格しているだけで、大学、短大、専門学校(高卒以上)に行く選択肢がずっとあります。

中退のままよりもはるかに人生におけるチャンスが広がりますよね。

高卒認定試験を受けるデメリット

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1.大学や専門学校を卒業しないと「中卒」のまま

高認試験は「大学入試資格」を付与するもので、「高校卒業資格」ではありません。
つまり、大学に行っても中退してしまうと、最終学歴は中学校、「中卒」になります。

ですので、少なくとも、大学、短大、専門学校のいずれかに行き、最終学歴を確定させてください。

2.大学で説明しづらい

大学に行き、友人に「どこの高校出身?」と聞かれた場合、気まずい思いをするかもしれません。
でもそれで逃げて行く人は友人ではないですし、大学生はこういうことに無頓着で「大変だったね~」と言ってくれるはずです。

3.履歴書でマイナスになるかも

大学卒業後、就職活動や転職活動の際、最終学歴だけ書くならいいのですが、高校名も書かないといけない場合、「○○高校中退 高等学校卒業程度認定試験合格」と書かなければいけません。
古い価値観の面接官だと、「協調性がないのかな」とマイナス評価になるかもしれませんし、聞かれたときに上手な切り返しが必要になります。

4.高校編入の方がいい場合も・・・

高認試験は基本的に自習ですから、根気、努力、継続性などが必要になります。
家にいてだらけてしまう人は、結局勉強できません。

大学浪人でも、予備校の寮で缶詰めにされないと学習できないタイプと、宅浪でも余裕で上位大学に合格するタイプがいます。
前者のタイプの場合、高認試験は大変です。

実は高校の中には、学校になじめず中退した人向けの高校が各都道府県にいくつかあります。
そこに編入した方が、先生もいますし、学習へのサポートもあります。
すべての中退者が高認向けというわけではないんです。

例えばこちらの高校は、小中学校時代不登校だった人や高校中退者向けにカリキュラムが組まれている「チャレンジスクール」です。
こうした高校に編入した方がいい人もいます。
東京都立大江戸高等学校

高卒認定試験を受験する方法

高校一年生以上の学年の人なら受けられます(その年度の3月31日に16歳になる人)。
小中学校時代不登校でも構いません。

高卒認定取ったけど進学せず就職した場合の履歴書の書き方

大学に進学しない場合は最終学歴が「中卒」になってしまうのでは?と思いますが、
ちゃんと高認を取得しているということを示すことはできます。下記の要領で書きましょう。

【大学・専門学校などに進学しなかった場合の記入例】
(学歴)
平成○○年3月○○中学卒業
平成○○年4月○○高等学校入学
平成○○年□月○○高等学校中退(資格)
平成○○年△月高等学校卒業程度認定試験合格
高卒の資格はありませんが、「高校卒業程度の学力」の資格はあります。
だから、資格欄に高認合格を書いてください。

別な高校に編入

高校に入りなおす

高認試験を受けずに、高校に入りなおす選択肢もあります。

文系の仕事をしたいのに工業高校に行ってしまったような人は、普通科に入りなおせばいいのですが、高校に溶け込めず、コミュニケーションの面でいられなくて辞めてしまった人は、編入しても同じことを繰り返す可能性があります。

その場合、中退者やコミュニケーションが苦手な人向けの高校に入りなおしましょう。

高卒認定の取得後に大学進学

中卒の収入

高校を中退しても上記のいずれかの方法で、「高卒認定」か「高卒資格」を取ることができます。
そうすれば大学進学が可能になり、将来就ける仕事の幅も広がります。

大卒と高校中退=中卒では収入に天と地の開きがあります。

大卒男性

  • 生涯賃金 約2億7000万円
  • 平均年収 大企業750万円 中小企業480万円
  • 平均月給 約40万円

高校中退=中卒

  • 生涯賃金 約1億9000万円
  • 平均年収 約350万円
  • 平均月給 約25万円

そこまで中卒でも悪くないのでは?と思いますが、実はカラクリがあり、正規雇用の人のみの数字です。
高校中退者が正社員になるのは厳しい(7%)というのは最初に書いたとおりです。

つまり、大多数のフリーター⇒非正規雇用になる人は、年収も生涯年収もはるかに低いのです。
年収は全中卒を平均すると200万円いくかいかないか、だと言われています。

言うまでもなく、最終学歴「中卒」で転職活動をしても、いい給料をもらえるブラックではない仕事は非常に少ないのはわかると思います。

高校中退後におすすめの仕事・就職先

具体的に、高校中退でできる仕事(高校在学中にもできる仕事)の代表的なものとして、以下のものがあります。

1. コンビニエンスストア店員
2. ファミレス・飲食店店員
3. カフェ店員
4. スーパー、ディスカウントストア店員
5. ファーストフード店店員
6. カラオケ店店員
7. お弁当・惣菜店店員
8. 本・CD・DVD・ゲームの買取、販売
9. 工場や倉庫での軽作業
10. セルフガソリンスタンド店員
11. 短期・単発のバイト(イベントスタッフなど)
12.介護施設のヘルパー、介護員

お酒を提供するお店(バーなど)は、高校生では(自分が飲まなくても)働くのは難しいです。
多くは「誰でもできる仕事」になってしまいます。

「単発バイト」は中退した人の場合、学校に通いながらではないので、比較的長期のものも含めて行いやすいです。

民間企業の就職は中卒(高校中退)だと厳しい

民間企業の事務職などは、おそらく「中卒」での採用はないと思います。

あとは大工さんとか、「○○工」といった「ガテン系」くらいでしょうか。

高卒資格がないと、企業で事務職、サラリーマンはかなり難しいと思ってください。
高校中退=中卒なので、働けるところは限られてきますね。

高卒だと仕事の選択肢は一気に増える

高卒になれば、できる仕事の範囲は格段に増えます。
大卒資格が必要なもの以外ならば、個人の能力で何とかなる部分も大きいです。以下のような仕事はいかがでしょうか?

1.プログラマー

高卒プログラマーは、各ITメーカーの主戦力です。
能力次第で1000万円プレイヤーもざらにいます。

この業界、学歴よりも実力を重視します。
高卒でも能力があれば、経営やマネジメント業務も行います。
有名ゲームプログラマーやSEにも高卒の人が多いです。

2.有名メーカーの工場

トヨタやホンダ、ソニーなどの日本を代表する機械、自動車メーカーでは、高卒採用が「金の卵」扱いされます。
正社員の求人も多く、いわゆる「期間工」より立場は上です。
安定性は抜群で、定年まで余裕で暮らせそうです。

3.公務員

高卒資格が得られれば公務員にもなれます。
安定性が抜群で、お給料も確実に上がっていきます。
公務員の高卒枠は非常に狙い目です。

中卒でなれる公務員は、一部自衛官(自衛隊の学校に行く。年齢制限あり)か、田舎の自治体くらい(無論高卒も受ける枠)です。

公務員就職については以下の記事も合わせて読んでください。

高校中退でも取れて就職で有利になる資格

一年発起して資格試験を目指すという方法もあります。

高校中退でも取得できる資格には以下のものがあります。

  • <国家資格>宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建)です。
独立開業もできますが、まずは不動産会社などに就職しやすくなります。

  • <国家資格> 国内旅行業務取扱管理者試験

ツアコンです。
こちらも旅行会社への就職には役立つでしょう

  • <国家資格> 調理師

高校中退でも取得できますが、当然、レストランや割烹などで修行の身にならないといけません。
そこまでの覚悟はありますか?

  • <国家資格> 製菓衛生師

お菓子屋さんとして働くためにはこの資格があるといいです

  • <国家資格> クリーニング師

『クリーニング業法』に基づく国家資格になります

  • <国家資格> 貴金属装身具製作技能士

ジュエリー製作のための国家資格です

国家資格はこれくらいでしょうか?
以下は民間資格ですが、取れるものは取っておいて損はありません。
やはりスキル系の資格が多いですね。

  • <民間資格>

・ネイリスト技能検定試験
・インテリアコーディネーター
・キッチンスペシャリスト
・JNAジェルネイル技能検定試験
・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
・フードコーディネーター
・医療事務技能審査試験(メディカル クラーク(R))
・調剤事務管理士技能認定試験
・秘書技能検定
・ベビーシッター(JADP認定)
・エステティシャンセンター試験(認定エステティシャン)
・介護職員初任者研修筆記試験
・コトPOPマイスター検定

資格はたくさんありますが、中には大学院卒でも平気で落ちるものもあるので、まったく楽ではありません。受験資格が学歴不問ということだけです。

中卒の就職については、以下の記事も参考にしてください。

高校中退後に高卒になると取れる資格も増える

高卒になると、受けられる国家資格も増えてきます。
おススメのものを紹介します。

1.保育士

保育士になるには、基本的に保育科のある大学、短大、専門学校に行くことが必要になっています(かつては高卒でもなれた)。ただし、抜け道もあります。

  • 保育園等に「保育補助」の仕事で勤務する
  • 2年以上の勤務+総勤務時間数が2,880時間以上
  • 「保育士試験」に合格する

これを満たすと、国家資格である「保育士」免許が取得できます。
高校卒業後、保育園等にサポート職として就職して保育補助の仕事を行い、実務研修を積んで試験に合格すれば保育士です。
現在「保育士不足」ですので、「つぶしが利く」職業になります。

2.IT系の各資格

「ITパスポート」や「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」などパソコン、プログラム系の資格は高卒レベルの数学知識があれば十分に対応できます。
特にプログラマーとして活躍したい人にとっては、大きなアピール材料になるでしょう。

3.司法書士

実際に合格するのは超難関ですが、司法書士の資格試験を受験することができます。
学歴不問の実力勝負の試験ですが、こういう人もいるように、高卒で勉強した末に合格し、司法書士として働いている人が結構います。

高卒で元ギャルの私が司法書士試験に一発合格した勉強法

4.介護福祉士

高校の福祉関係の学科を出ていれば、「介護福祉士」試験の受験資格が得られます。

介護の仕事は大変ですが。介護福祉士は「介護職員初任者研修・実務者研修」(旧ホームヘルパー)よりも一段高い資格で、将来的には、介護実務ではなくプランを策定する「ケアマネジャー」を目指せます。

介護で働くことを決めている人は、スタート地点が有利になるこの資格を目指すのも悪くないでしょう。

中退から正社員の道

高校中退後に編入と高卒認定はどっちがいい?

merit

おすすめは高校に編入です。編入すれば、勉強することへの動機づけができます。

また、高認試験の場合、試験だけの一発勝負になりますが、高校編入ならば授業態度や平常点も考慮してくれます。

学ぶことへの意欲があり、前の高校が合わなかっただけならば、別の環境にある高校でやり直した方が上手くいきます。
もちろん、編入先の高校でできる友人も一生ものの財産になるはずです。

高校中退後におすすめの編入先

通信制高校

通信制高校は、自学自習を基本とした高校で、毎日通学しなくてもいいのが特徴です。

  • レポート:テキストを読み課題にこたえる
  • スクーリング:体育や実験などは休みの日や夏季集中に学校で行う時間
  • 試験:学校に行き単位習得のための試験を行います

この3つに合格すると単位が出て、卒業単位を満たせば卒業できます。
高認試験は一切学校に行く必要がありませんが、通信制は学校での課題に合格しないといけません。

メリット

  • 人と接するのが苦手な人は普段の授業がない
  • 自分の好きな時間に勉強できる
  • 科目の種類が多い
  • 「高校卒業資格」を得られる

デメリット

  • 「課外活動」も一定時間参加しないといけない
  • 怠けてしまうタイプは続かない、強い意志が必要
  • 高認試験よりも課題が多い

ある程度意思が強い人で、ともかく「高校卒業」の資格が欲しいならば通信制に行きましょう。

定時制高校

定時制高校

定時制高校は、普通の高校の授業が夜に行われているバージョンだと思ってください。
高校の校舎に行き、普通に授業を受けます。
授業時間はだいたい夕方5時半頃から夜9時頃と土曜日(朝から)ですが、日にちによっては平日のお昼から講座を開講しているところもあります。

日中働いている人向けの高校ですが、高校中退者や普通高校になじめない人ももちろんOKです。
試験はほとんどなく(あっても形式的)、まず落ちません。

メリット

  • 年齢も多様で様々な経験をしている人がいるので、浮かない
  • 制服がない学校が多い(校則も緩い)
  • 給食が出る!

デメリット

  • 教室での授業なので向かない人はやはり向かない
  • 体育などもきっちり体育館などで行う
  • 学校行事も全日制に準じる(文化祭への参加など)

チャレンジスクール

チャレンジスクール

東京都ではこう呼びますが、最近各都道府県で増えている、既存のスタイルの学校にはなじめない人向けにアレンジされた高校です。

入学時試験では、一般的な学力検査や出身校の調査書の提出がいらなくて、志願書や作文、面接など意欲を重視します。

単位制なので入学後の留年はなく(学年の概念が希薄)、最長6年間まで在籍することができます。
卒業単位のうち4分の1程度は、学校の授業ではなく、ボランティア活動や漢字検定や英語検定、歴史能力検定、TOEICなどで代用することも可能です。
高認試験を受験して、合格した科目は履修したものとされるので、卒業単位を満たしやすく(要は卒業しやすい)、高校卒業資格が取りやすい高校になります。
ここを卒業すれば見事「高卒」ですね。

メリット

  • 不登校や中退者の比率が高く、経験豊かな先生やカウンセラーがサポート
  • 前の高校での取得科目や高認試験、民間検定も単位になるので好きな分野はかなり楽
  • 上下の関係が強くなく、いじめなどの心配もない

デメリット

  • 設置校が少なく近くないない可能性も
  • できて間もないタイプなので実績が不透明

高校中退後の就職・転職におすすめのサイト・エージェント

しかし、ここで諦めていては試合終了ですよ。
まだ20代や30代前半ならば人生軌道修正がききます。
高校の通信制や高認試験にチャレンジしてみるのも一つですが、高卒の学歴を手に入れるのは結構大変です。

今の学歴で何とかまともな仕事に就ける方法はあるのでしょうか?
そこでおススメしたいのが、以下の二つの転職エージェントになります。
ここは、登録者の学歴欄に「中卒」があるため、高校中退者でも転職可能な求人を取り扱っています。

自分で探しても、転職情報誌やハローワークにある中卒可の求人はブラック案件ばかりです。プロのエージェントが自信を持って紹介できる求人がある、転職エージェントの活用が、みなさんの将来を切り拓いてくれるはずです。

ウズキャリ既卒

ウズキャリ既卒

ウズキャリ既卒は20代の「既卒」「フリーター」に特化した転職エージェントです。

「内定率86%」「定着率93%」は伊達ではなく、ここで90%近い人は就職先が見つかり、ほとんどの人が辞めずに定着しているのです。

つまりブラックな職場は少ないといえます。もちろん中卒可の案件も多く、こういうサービスがあるのはとてもありがたいですね。

ウズキャリ(UZUZ)

ウズキャリ広告
年代20代~40代雇用形態正社員.契約社員.
対象エリア全国
業界SE/Webエンジニア営業職販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント
おすすめ度

第二新卒エージェントneo

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こちらも同様に、フリーターなど職歴があまりない人向けに特化した転職エージェントになります。
就職、転職に関するコラムも多く、有益な情報を得られるので、就活への動機づけにもなるでしょう。

第二新卒エージェントNEO

第二新卒エージェントNEO
年代第二新卒・フリーター・未経験雇用形態正社員
対象エリア関東・関西
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタントその他
おすすめ度

高校中退の後悔やおすすめの就職先まとめ

以上をまとめると以下のようになります。

  • 高校中退のままではデメリットしかない
  • 中卒でできる仕事には限りがある
  • 高校以外で中卒資格で進学できる専門学校などは少ない
  • 高校へ復学しなくても「高等学校卒業程度認定試験」(高認)を取る方法がある
  • 高認だけでは「中卒」のまま。大学や専門学校へ行き卒業しないと学歴は書き換えられない
  • 取り得ず高校卒業資格が欲しいならば、通信制高校、定時制高校、チャレンジスクールに編入する
  • これらの高校は不登校や中退者へのサポートも充実している
  • 中卒と大卒では生涯年収で一億円の開きがある
  • しかも中卒では非正規雇用が圧倒的。実際はもっと収入が少ない
  • だから・安定した収入を得たいならやはり何か学校に行ったほうが良い