月曜日をワクワクに。働く人のための仕事メディア

ジョブシフトとは?
様々な働き方

複業とは?副業との違いや事例、おすすめの仕事・職種8選!

当サイト内で紹介する商品やサービスの一部には広告が含まれています。

複業と副業の違い

みなさん「複業」していますか?
え、副業でしょ?
違います「複業」です。
そんな言葉知らないよ

そう、知らないですよね。副業を認める会社が増えてきましたが、「副業」ではなく「複業」という概念が先進的な働き方として徐々に広まりつつあります。一体「複業」とは何なのでしょうか?どういう働き方で、どういう仕事なんでしょうか?

「副業」はイメージしやすいですが、「複業」は何のことやら?という方もご理解していただけるよう、今回は「複業」の仕事内容や求人について考えてみたいと思います。

もし、みなさんのスキルとチャンスがあれば「副業」よりもはるかに稼げて、キャリアアップにもつながるはずです。

複業について知るメリットはこれ!

  • 副業との違いが理解できます
  • 複業のメリット、デメリットが理解できます
  • 複業は副業以上に人を選ぶという現実があります
  • 日本国内の受け入れ態勢はまだまだ発展途上です
  • 複業しやすい仕事について理解できます

複業と副業の違い

副業と複業には明確な意味の違いがあります。以下で解説していきます。

副業とは、本業とサブとなる副業を区別

副業

副業については、皆さんイメージがわきやすいと思います。本業である会社(あるいは仕事)に勤めながら、補助的に、お小遣いを得る手段として、週末や本業の終業後に、バイトや個人でできる、内職、在宅ビジネス、クラウドソーシングなどを行います。

本業がメインで副業がサブ、という位置づけになるため、本業が忙しくなれば一時的に副業はお休み、ということもできます。

あくまで本業があっての副業であり、本業に支障がないように調整する、という働き方になります。

複業はすべてが本業

複業

一方「複業」はメイン、サブの区別なく、複数の仕事を本業として行うこと、サブワークではなく「パラレルワーク」という考え方です。文字通り、複数の仕事を本業として持つことになります。

副業と比較すると、収入、時間、労力が非常に大きく、責任も重大で、本業を複数持っている人がそれぞれの立場で本職として仕事をします。

つまり、ある会社の人事だったAさんが、別の会社で企画部門の責任者を務める、そういうのが複業です。副業ではそんなことはあり得ませんよね。せいぜい、バイトで単純作業をするのが関の山です。

副業は本業の「片手間」でできますが(あくまで本業最優先)、複業の場合はすべてが本業ですから、そこでは、普通の正社員、責任がある立場としてみなされます。当然、本業を行うときと同じ、責任やプロ意識が必要になります。甘えは許されず、バイトレベルの責任で留まるはずもありません。

名刺にそれぞれの職場、仕事を載せられる(むしろ載せなければならない)のが複業ということです。

複業は会社にバレるのでは?

複業は会社にバレる?

副業

副業については、国も促進する方向に舵を切っており、厚生労働省は2018年にモデル就業規則を改定して、副業・兼業を原則として認める内容に変えました(※)。とはいえ、会社に知らせずに副業を続けている人も多いのが実情です。

※副業・兼業|厚生労働省

ただし、副業を禁止したり許可制にしたりしている会社もまだあります。まずは就業規則を確認し、必要な届け出や許可の手続きをとっておくと安心です(公務員は法律で兼業が制限されているので、許可を取ることが不可欠です)。

複業

一方、複業の場合は、それぞれで本業を行い、相応の時間を使って活躍をします。片方の職場に別の職場での仕事がばれるリスクは格段に高くなっています。名前を検索すれば仕事の記事が出るくらいだと言い逃れできないですよね。

したがって、複業をしたい場合は、それぞれ「複業OK」あるいは「副業OK」の職場の組み合わせ、ないし、フリーランスで2つ以上の仕事を「本業」として行うなど工夫が必要になります。

2社に勤めていて片方が「副業(複業)OK」でももう片方がNGならばNGの方にバレたときのリスクはどうしてもあります。また、副業ならば「雑所得」(会社員で給与以外の所得が年間20万円以下なら所得税の確定申告は不要)の範囲内や、個人事業主として副業の分だけ確定申告することができますが、複業でどちらも「給与所得」の場合、年末調整は1か所でしか受けられず、原則として確定申告が必要になります(※)。住民税の額などから、勤務先に知られる可能性も高くなります。

※No.2520 2か所以上から給与をもらっている人の源泉徴収|国税庁

副業はこっそり行うことができますが、複業はバレることを前提に、最初から複業OKの職場に転職するか、元の職場にしっかり説明して許可を取るか、個人事業主として(あるいは会社を設立して)自分で複業するか、いずれか選ぶ必要があります。

どちらも本業として、自信をもって行うわけですから、それが認められる環境で働くのが一番ですし、当然だと言えるでしょう。

複業のメリット・デメリット

複業のメリット・デメリットをまとめてみました。

複業のメリット

複業のメリット

1.収入が増える

どちらも(あるいは3つ以上)「本業」としての立場で働くわけですから、副業以上に収入が増えます。ダブルワーク、トリプルワークをバイト賃金ではない単価で行えればすごいことになりますよね。

2.キャリアアップ、スキルアップにつながる

複数の仕事をパラレルに行いますから、それぞれ本業としてのキャリアやスキルが身についていきます。副業は所詮補助的な業務ですが、複業ならばそれぞれがバリバリ最前線での業務を行っていきます。

3.人脈形成が容易である

バイトの立場で人脈の形成は難しいですが、本業、正社員等で働いていれば取引先や関連会社など人脈が広がるのは皆さんご存知の通りです、複業ならば働いている職場の分だけそうした人脈形成チャンスが増えます。

その人脈を活かして、さらなる理想の働き方を実現するのもいいでしょうね。

4.リスクヘッジになる

副業の場合、本業で足りない分のお小遣い稼ぎですから、本業に何かあった場合(会社がなくなる、リストラ、病気退職等)、副業だけで食べていくことができません。

しかし、複業をしていればすべてが本業ですから、残りの仕事の量を増やすことで、生活資金を得ることができます。

  • 副業:収入源をプラスする
  • 複業:収入源を分散させる

似ているようで概念はまったく異なるんです。

複業のデメリット

複業のデメリット

1.肉体的・精神的負担が増える

どの仕事も本業で行うわけですから、単に空いた時間に副業するのとは違い、時間も大きく拘束され、肉体的に過重労働になり、精神的なストレスも多くなります。心身疲労困憊、稼ぐつもりがうつ病や身体の病気になってしまうかもしれません。

副業を認めない会社がある理由の一つは、社員の過重労働リスクだと言われています(もっとも、過労死ラインの残業や休日出勤(サビ残)を強いる会社も山のようにあるわけで説得力がないのですが)。

相当キツイのは確かでしょうね。

2.自分の時間が減る

1にも関係しますが、ダブルワーク、トリプルワークとなれば、自分の時間が無くなります。

A社:月・水・金
B社:火・木

みたいに理解があればいいのですが、そういう会社が果たしてどこまであるのか?夜の寝る時間や、休日を使って自分の時間と体を削って働くことになるかもしれません。

3.職場の評価はきつくなるかも

「複業をしているから大変だね」と評価が甘くなったり、失敗しても大目に見てもらえたりすることはあり得ません。独立して、客観的な評価をされるのはまだよくて、職場によっては「別の職場の仕事にかまけているからこんなミスをするんだよ」という偏見に満ちたネガティブな評価を受ける可能性があります。

全部本業ということは、それぞれの職場で、それだけを本業にしている人よりも高い結果を出さないと認められにくいのが事実です。

「ほかの仕事をしているからこんな結果しか出せないんだ」これに抗弁できるだけの文句なしの結果が求められてしまいます。

なぜ副業ではなく「複業」でやるのか?~複業最大の目的は「働き方改革」

働き方改革

収入を増やしたい人や、様々な分野の経験を積みたい人は、転職をしたり、副業で始めて徐々に規模を大きくしたりしていけばいいのでは?と思われるかもしれません。

「複業」を認める会社はとても少なく、かといって黙って始めてもいつかバレてしまいます。1つの職場で急な残業や休日出勤依頼が来る可能性はゼロではないからです。

複業をする最大の目的は、1つの仕事に縛られないため、働き方の選択肢を広げるということなんです。

おそらく、本気で複業をしようと思えば、勤務時間が決まっている働き方ではかなり難しいはずです。

時間や場所にとらわれない働き方、つまり

  • フリーランス、個人事業主
  • 業務委託
  • 裁量労働制
  • かなり融通が利くフレックスタイム制
  • 在宅勤務、リモートワーク、テレワーク

など、出勤時間、退勤時間、休憩時間等が管理されない働き方を選択する必要があります。
要は「働き方改革」が目指す方向と重なるものになります。

これらの働き方は、ブラック労働の温床でもあり(特に上3つ)、この働き方を選べば複業が可能になると思ってはいません、むしろ、残業代すらつかなく、複業をする時間もないくらい働き倒される職場の方が多いでしょう。裁量労働制が、残業代を払わなくて済む抜け穴に使われているケースがあるのは周知の通りです。

だから、本来の法が意図する、柔軟な働き方が可能な、真の意味で能力があり、裁量があり、自分の仕事をコントロールできる待遇にある人でないと、複業は「絵に描いた餅」で終わってしまいます。

それだけの覚悟と自信がなければ、副業ないし残業代で稼ぐ方が割りがいいですし、精神的・肉体的ストレスも少なくて済みます。

「複業」は「副業」以上に人を選ぶ働き方なのは事実で、向き、不向きはどうしてもあります。まず、副業をして本業以外の仕事をするスキルを身に付けてからでも遅くないですね。

複業OKの有名企業リスト

「複業」を受け入れる取り組みを打ち出してきた会社をいくつか挙げておきます。多くは、クラウドソーシングなど「新しい働き方」のシステムを提供している会社で、「まず隗より始めよ」を実践していると言ってよいでしょう。なお、ここで挙げるのは2017年前後の事例で、現在の制度は各社のサイトで確認してください。

1.サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社
サイボウズ、「複業採用」を開始|サイボウズ株式会社

クラウド上で仕事をするためのシステムを開発しています。同じ部屋で仕事をしなくても部署としてまとまれるツールの開発と言い換えてもいいでしょう。2012年から社員の副業を認めており、2017年には他社で働きながらサイボウズでも働く「複業採用」を打ち出すなど、「働き方改革」では先進的な取り組みをしている会社として知られています。

2.株式会社サイバー・バズ

株式会社サイバーバズ

サイバーエージェントグループの会社です。2017年に「副業(複業)採用」の開始を発表し、個人事業主を含めた他社の会社員を、複業として迎え入れる取り組みを始めました。

複業の仕事として多い、エンジニア職だけでなく、経理や人事など全職種を対象にしていたのがポイントです。

3.株式会社 LiB

株式会社 LiB

キャリア女性向けの転職サービス「LiBzCAREER(リブズキャリア)」などを運営している会社です。

ビジネスSNS「Wantedly」で、会社員やフリーランスとして働きながらLiB社の仕事にも携われる、「複業」も可能なエンジニアを募集したことがあります。

4.ランサーズ株式会社

ランサーズ株式会社
ランサーズ株式会社 ニュースリリース

国内最大級のクラウドソーシングサイトである「LANCERS」の運営として広く知られています。ここに登録しているフリーランスの人や副業をしている人も多いのではないでしょうか?

2017年には「タレント社員制度」という複業制度を導入し、他の仕事と並行して働くエンジニアやデザイナーなどを募集しました。

転職サービス情報ランサーズの口コミ・評判は?|メリットや初心者の使い方、報酬も解説

5.株式会社 エンファクトリー

株式会社 エンファクトリー
パラレルワーク | 株式会社エンファクトリー

「専業禁止」という面白いコンセプトを持っている会社です。社員は、この会社以外に複業ないし、副業を持つことが義務付けられています(バイト程度でもOK)。

したがって大手を振って複業をしても、この会社であれば何も咎められることはなく、むしろ評価されます。

6.LIFE STYLE株式会社

LIFE STYLE株式会社
シンクロキャリア採用(複業採用)開始のお知らせ | LIFE STYLE株式会社

2017年に「シンクロキャリア採用」を始めた会社です。他社で働きながら、こちらの会社でWEBデザイナー、広告戦略、総務、人事などの仕事を担う複業採用の取り組みです。

「新しい働き方」「多様な働き方」を実現しようとする会社の一例といえるでしょう。

このほかにも、IT系の企業を中心に、副業・兼業を認める会社や、複業人材を募集する会社が増えています。

厚生労働省は2018年に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、2022年の改定では、副業・兼業を認めているかどうかを公表するよう企業に推奨しています。気になる会社があれば、採用ページなどで副業・兼業の扱いを確認してみましょう。

ここで挙げた例は、IT系のベンチャー企業が中心です。

「副業」レベルであれば、認める大企業も増えていますが、パラレルワークとしてどちらも本業というのは、まだリスクだと感じる企業が多いのが現状です。

もちろん、フリーランス、個人事業主として本業を複数持つのはまったく問題ありません。ぜひとも実践してみてください。

おすすめ複業の仕事8選

最後に当サイトがおすすめする実現可能な複業について紹介したいと思います。

1.プログラマー

プログラマー
能力があるプログラマーであれば、週2日~3日の出勤で高い収入を得ることができ、複数の会社に所属することも可能です。

また特に高いスキルを持っている人は、クラウドソーシングなどで在宅で仕事ができ、ほかの仕事と並行しながら、それと同等、それ以上の収入を得ることができます。

副業収入を本業並みに高めることができ、実質複業になるのがIT関連スキルを持った人の仕事になります。

おすすめ:プログラマー複数社と契約

2.コンサルタント

講師
「○○コンサルタント」と呼ばれる人も、必ずしも毎日オフィスに出社する必要はありません。うまい具合にセミナー講師や研修講師の仕事を得られれば、1日10万円超えの収入も可能で、本業としてコンサルタントを名乗ってもおかしくありません。

会社員をしながら、個人としてコンサルタントとして活躍している方もいらっしゃいますし、コンサルタントや講師ならば複業、副業NGの会社でも許可は得やすいはずです。

おすすめ:会社員+講師

3.マーケティング

アナリスト
アナリストとして、経営戦略を担います。様々な業種のマーケティングを行うのは、システム開発ほど壁はなく、基本さえ身に付ければ意外といけます。出勤する働き方だけではなく、週末や夜間に戦略ペーパーをまとめるという働き方も可能です。

裁量労働制に規定されている「有価証券市場における相場等の動向又は有価証券の価値等の分析、評価又はこれに基づく投資に関する助言の業務(いわゆる証券アナリストの業務)」「金融工学等の知識を用いて行う金融商品の開発の業務」もここに該当します。

おすすめ:会社員+在宅でマーケティング

4.広告戦略


広告戦略、広告プランナーとして、ウェブ広告等の打ち方の戦略策定やkey performance indicatorなどの策定を行います。
実際に自分で広告メディアを作成するというよりも、そのための企画を練ることが中心になります。

おすすめ:会社員+広告プランナー

5.デザイナー、イラストレーター

イラストレーター
副業でデザイナー、イラストレーターを行っている人は多いですが、それを複業レベルまで上げていきます。

完全に実力で評価されるので、取り組んだ時間に比例するのではなく、クオリティ重視になります。

様々な働き方イラストレーターの仕事内容や収入など就職でよくある疑問を解説!

デザインの仕事だけでも1か月に10万円以上稼げるようになれば、立派な複業といえるでしょう。クラウドソーシングサイトなどを利用してもいいですし、能力がある人は、クライアントから指名が来るでしょうね。

おすすめ:在宅ワーカーでクライアント掛け持ち

6.人事(採用業務)


人事評価や異動配置、賞罰などを担当する業務を複業として行うことはさすがに難しいですが、採用業務専門の業務を複業として行うことができる会社が、通年採用している外資系を中心にあります。

また副業レベルであれば採用時期の週末などにバイト感覚で行うこともできます。もちろん、経験者で確かな実績とスキルがある人に限られます。

おすすめ:会社員+採用コンサルタント

7.総務、企画運営


定期的なイベント(会議、総会等)の運営を複業で行える会社があります。慣れている人のニーズはあり、ある種の司会業と言えなくもありません。

また総務部門についても、各企業のバックオフィスを兼務することができます。裏方業務になりますが、ニーズが高い仕事です。

おすすめ:総務、企画運営掛け持ち

8.サムライ資格


最後はイメージしやすいサムライ資格の複業です。

・弁護士
・公認会計士
・司法書士
・税理士
・弁理士
・中小企業診断士
・建築士

などの資格を持っている人が、会社員をしながら個人として、あるいは「弁護士兼税理士」などかぶらない業務を個人として行っていきます。

複数のサムライ資格を持っていれば、それだけ難しい案件を扱うこともできます。

おすすめ:会社員+サムライ資格、複数のサムライ資格兼業

これらの多くは、裁量労働制で認められている仕事内容です。現実問題として、複業として会社員ができるのは、出退勤を管理されない(残業の概念もない)仕事が多いでしょう。

週2日~3日の出勤で本業並みの給料をもらうためには、成果や実績のみで評価される職種に就くしかありません。

「2社の工場で組み立て労働者をしているから複業だ」
それはただの「バイトの掛け持ち」なので複業ではないんです。

副業と複業の違い、複業には副業にないメリットやデメリットがあること、複業しやすい仕事などについてご理解いただけたものと思います。

複業は副業のように気楽に始められるものではありませんが、軌道に乗れば様々なリスクヘッジになりキャリアアップや収入増につながります。やってみたい、という人はぜひチャレンジして、新しい働き方に触れてみましょう。

事例でわかる複業で上手くいくおすすめの求人と仕事8選 まとめ

まとめ

  • 複業は副業と違い行っている仕事はすべて「本業」である
  • 副業のように会社に隠れて行うことが難しく許可を取る必要がある
  • 複業はメリットばかりではない、「本業」として結果を出す必要がある
  • 複数の仕事を両立できないならば、本業+副業の方がいい
  • 複業を公認する企業はまだまだ少数派
  • 個人事業主、フリーランスならば就業規則関係なく複業可能
  • 複業しやすい仕事、求人の特徴がある

AUTHOR

ジョブシフト編集部

仕事・転職・キャリアに関する情報を、読者が判断しやすい形に整理して発信しています。記事内容は公開後も必要に応じて更新します。