仕事におけるキャリアアップや待遇のアップを求めて、30代で転職を考える人が増えています。それは、現在大きな成長を遂げているIT業界でも同じことがいえるでしょう。

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知っておくべき30代を取り巻くIT業界への転職事情

IT業界への転職が、実際どのような状況になっているのかを知ることで、転職活動の際の参考にすることができるでしょう。
IT業界は人手不足が深刻である

総合転職支援サービスのDODAが調査したところによると、業界別の有効求人倍率は以下のようになっています。
業界 | 有効求人倍率 |
---|---|
IT系・通信系業界 | 6.04% |
サービス業界 | 2.44% |
金融業界 | 1.77% |
メーカー | 1.76% |
医療業界 | 1.61% |
このように、IT業界の有効求人倍率だけが、とても高いことがわかります。有効求人倍率とは、「有効求職者数に対する有効求人数の割合」のことをいいます。
わかりやすく言えば、IT業界の場合は求職者1人に対して6件以上の求人があるということになります。つまり、IT業界は人手不足による売り手市場となっており、他の業界と比較しても転職しやすい状況にある、といえるのです。
ITスキルを習得しやすいので未経験にもチャンスがある

2020年からプログラミング学習が必修化されることもあり、ITスキルは一部の特別な人が持つものではなく、一般教養になりつつあります。
現在では、プログラミングスクールなどの教育サービスが数多く提供されるようになり、インターネットや動画サイトなどを利用することで、無料でプログラミングについて学ぶことができるようにもなっています。
一昔前と比較して、ITスキルを習得するための環境は劇的に改善され、そのハードルは年々下がり続けているといえるのです。
ITスキルを身につけていれば、30代で未経験からでも転職することが可能なIT業界。これも転職しやすい業界である一つの理由です。
未経験でも転職できる職種が多いのがIT業界

- 自社開発したサービスを運用する「運用エンジニア」
- 自社開発したサービスやソフトをテストする「評価エンジニア」
- 自社のサービスやソフトを使う顧客をサポートする「テクニカルサポート」
- 各プロジェクトの進行を管理する「プロジェクトマネージャー」
これらの仕事は、プログラミングをしない技術職として、多くの企業で募集されている職種です。
このような職種については、入社後の研修によってITスキルを身につけることができる場合があります。研修制度が充実している企業を選択すれば、未経験からIT企業に転職することも十分に可能というわけです。
未経験での転職はラストチャンスと考えよう

特に、IT関連の基礎知識の習得、転職度の業務知識の習得、その後のキャリアアップなどを考えれば、未経験なら30代後半までには転職を完了させるべきといえます。
同じ求人に募集しているIT業界の経験者や、同じ未経験者でも20代の若い世代の方が有利になってしまう可能性が高いでしょう。
IT業界以外の場合も、30代に突入すると未経験職への転職は難しくなりますが、IT業界でもそれは同じと考えておくようにしてください。
30代未経験者ならIT系資格を取得するのもあり

というのも、資格取得のための勉強をすることで、体型化されている知識を吸収することができますし、ITスキルについて採用担当者から客観的に判断してもらうことができるためです。
IT関連の資格には、国家資格とベンダー系の資格があります。国家資格としては「基本情報技術者」「ITパスポート」「応用情報技術者」など、ベンダー系資格には「シスコ技術者認定」「SAP認定コンサルタント」「マイクロソフト認定プロフェッショナル」「オラクルマスター」などがあります。
特に、「基本情報技術者」は、ITに関わる基礎的な知識が網羅されています。面接で有利になることはありませんが、勉強してみても面白いかもしれません。
IT系資格を取得しても30代で確実に転職できるわけではない
ただし、30代の場合は資格を取得したからといって、確実に転職できるわけではないということを理解しておきましょう。
というのも、資格を持っていることが有利になるのは、新卒採用の場合だけだからです。特に、IT業界ではその傾向が顕著といえます。
そのため、先述したように知識を吸収したりするために勉強することはおすすめできますが、転職を実現させるために資格を取得するというマインドでは、少し危険といわざるを得ません。
それよりも、自分の実績を作ることに注力したほうがいいでしょう。スクールに通ってプログラミングスキルを身につけたり、自分でアプリを制作したりしたほうが、転職時のアピールポイントにすることができます。
30代の転職市場においては、資格よりも実力が大切であることを肝に銘じておきましょう。
35歳からでもIT転職は可能

ただし、誰でも転職できるというわけではありません。IT業界についての知識や専門的な知識などがしっかり身についていることに加えて、面接対策などを十分に行なっていることが大前提となります。
特に、30代で同じ業界内に転職する場合は、前職での経験や具体的な実績、身につけているスキルの高さなどが選考に大きく関与します。
これまで業務に対して真摯に取り組んできた人でないと、35歳を超えてからの転職は難しくなると考えておくべきです。
若手と比較すると不利になることが多い

企業が中途採用を行う場合、募集・面接・研修などそれなりのコストがかかります。そのため、採用した人材にはできるだけ長く働いてもらいと考えるので、若手の人材の方が有利になりやすいのです。
30代で、同じIT業界内での転職するのであれば、若手との差別化を図れるようなアピールポイントが必要になるでしょう。プロジェクトを成功に導いた実績や、チームを管理した経験など、転職に有利になることはないか、しっかり振り返ってみることが大切です。
上司や同僚が「年下」になることもある

そのため、いざ転職すると、上司が年下だったというケースが多くなるでしょう。
このような場合、自分はそのつもりはなくでも、周りの人間が勝手に気を使ってしまうこともあります。
できるだけ早く周囲に溶け込めるような努力が必要になるということも覚えておくべきでしょう。
意外に大きく影響する「人柄の良さ」

エンジニアやプログラマーの場合、技術職ではありますが、多くの場合はチームでプロジェクトを担当することになります。
そのため、チーム内でコミュニケーションを取りあうことが欠かせません。特に年下で先輩の同僚や上司などからは、気を遣う要因となる可能性があります。
コミュニケーションを円滑に行うためには、年齢を重ねているというプライドではなく、誰のいうことも素直に受け入れることができ、年下に気を遣わせない「人柄の良さ」を持ち合わせていることが大切になります。
意外と重要な要素ですから、しっかり理解しておくようにしましょう。
30代でIT業界への転職に失敗する人の特徴とは

30代での転職はそもそもシビアなものです。実際にどんな理由で選考に落ちるのかを知ることで、同じ轍を踏まないようにし、少しでも転職の成功率を挙げられるようにしましょう。
熱意が感じられない

求職者のなかには、自分の仕事に対する熱意や志望理由などを軽視して、自分の技術だけを見てほしいと考える場合があります。
ただ、そのような姿勢で選考を通過できるのは、かなりスキルが高いほんの一部の人だけです。
企業側は、提供しているサービスについて並々ならぬ熱意を持っているもの。ですから、企業の方向性や方針に共感しているかどうかというのは、選考においてかなり重要視されると考えておくべきです。
「なぜ入社したいのか」「入社して何がしたいのか」「提供しているサービスを通じ、世の中をどうしていきたいのか」など、自分自身の考えや思いがハッキリしていない場合は、選考に通過できる可能性は低いと理解しておきましょう。
年齢を重ねている割に考えが浅い

これは、将来のキャリアについてちゃんと考えておらず、面接での受け答えが学生や新人のようだと捉えられるからです。
「プログラミングができれば採用されるはず」「現職を辞めて転職できるならどこでもいい」といったような考えを持っている場合、面接での受け答えで露呈してしまうことが多くなります。そのような30代の人材を、企業側が採用したいと思わないのは、当然ともいえるでしょう。
企業の面接においては、転職理由や応募理由について「具体性」が求められることになります。ポテンシャルが重視される20代と違って、30代の場合はなおさらです。
転職先で「自分のどんなところを活かして何がしたいのか」「将来的にどうなっていきたいのか」ということをしっかり表明できないと、30代で転職を成功させるのはかなり難しくなりますので注意しておきましょう。
変化に対する素直さがない

IT業界は、他の業界と比較して進化のスピードが早く、AIやIoTなどのような新しい技術も次々と生まれています。また、社内での業務やコミュニケーションなどにおいても効率を重視し、新しいツールを積極的に採用する傾向にあります。
そのため、常にアンテナを張って新しい情報を得る姿勢が大切になりますし、刻々と変化していく状況や環境に対しても柔軟に変化していくことが求められるのです。
これまで培ってきたものを活かすことも大切ですが、そればかりに頼ってしまって新しいものを取り入れることができなければ、IT企業への転職は難しくなるでしょう。
希望年収が高すぎる

もちろん、前職での経験を活かし、キャリアアップが見込める転職や同等以上の業務を行う場合、企業側が今より高いの年収を提示することはあるでしょう。
しかし、未経験の分野に挑戦するような転職の場合に、業務の経験や実績がないなら高額の年収が提示されることはほぼありません。
希望する年収に自分が見合っているのかを考える必要がありますし、どうしても年収を下げたくないというのであれば、転職そのものを考え直した方がいいかもしれません。
基本的なマナーが身についていない

企業にとって採用はビジネスの一環であるため、そのようなふるまいをしてしまう人は選考から外されてしまうのです。
特に、30代ともなると、最低限のビジネスマナーを身につけておかないと、これまで何をしていたんだ?と人間性を疑われてしまうケースもあるとのこと。
そのため、社外に人とちゃんと接する自信がないという場合は、自分のマナーについて振り返ったり、面接での振舞い方について勉強したりしておくべきといえるでしょう。
勉強をする習慣がない

先述しているように、常に新しい技術やモノが生まれているIT業界では、少し前に習得して使っていたスキルや技術がが、すぐに古くなってしまうことがあります。
また、そのような新しい物事は、積極的に取り入れられることが多いので、常に勉強をしておかないとついていくことができず、結果的に社内で取り残されてしまう可能性もあるのです。
現状維持を求めている、もしくは業務に対して基本的に受け身という場合は、このような環境で働くことは難しいでしょう。
IT業界で働いていくためには、常に自分から勉強する姿勢が大切になるということを理解しておきましょう。
現職に対する不満を表明する

特に、転職理由を周りのせいにしている場合は、採用される可能性はゼロに近いといえます。なぜなら、企業側はそのような人を採用しても、文句を言ってすぐに辞めてしまうだろう、と考えるからです。
もちろん、現職に対する何らかの不満が転職のきっかけになることは否定しません。ただし、30代では社会人や組織人としての振舞いが求められることになりますので、伝え方にも注意しなければなりません。
転職理由や自分のキャリアプランなど、前向きな言葉で考えを述べられるようにすることが大切です。
自分の市場価値やレベルについてわかっていない

IT業界での転職では、多くの求職者が企業の考えるレベルに満たないケースが多いといわれているからです。
30代での転職では、「即戦力」かどうかが求められ、企業がどのような役割やレベルを求めているのか、それに対してどのように貢献できるかが大切になります。
転職を成功させるためには、自分がどれくらいのレベルにいて、企業が求めることに応えることができるかどうかをしっかり把握しておかなくてはならないのです。
さもないと、いくら応募して書類を送っても、面前払いになってしまうかもしれません。
考えるばかりで行動しない

行動に起こさないで年齢だけを重ねていくと、転職の難易度が年々上がっていってしまうためです。
20代の転職ではポテンシャルを重視した選考が行われるため、実績や経験が乏しくでも転職しやすいといえます。しかし、20代後半から30代にかけてはこれまでの実績やスキルが求められるようになっていきます。
つまり、悩むだけの時間が多ければ多いほど、転職が難しくなるというわけです。転職をしたいなら、時間を無駄にしないようできるだけ早く真剣に考えることが大切です。
誰にも相談せずに転職活動を行う

転職活動を行う場合、第三者の意見ほど参考になることはありません。
転職とは、リスクの高い選択することでもあり、上司や同僚など度の人間関係や給与などの待遇、将来的なキャリアなどさまざまなことに影響するものです。
転職を経験した友人や、転職支援サービスなどに協力してもらい、客観的な意見を取り入れて転職活動を行うことが大切ですので、よく覚えておいてください。
IT業界への転職で30代に求められること

企業側が30代の求職者に何を求めているのかを把握し、それに見合ったアピールをすることが大切です。
即戦力であること

30代の人材に対しては、これまでに働いてきた経験があり、成長を重ねてきていることが前提となりますから、すぐに活躍してくれることを求められるようになるからです。
つまり、仕事に対してイチから教育するのではなく、これまでの経験と照らし合わせてすぐに順応し、成果を挙げてくれる、そんな人材を欲しがっているということです。
そのため、「環境設定ができたら○○をお任せします」「明日から会議に出てもらうので改善点を発信してください」などのように求められることも珍しくありません。
30代の求職者に対しては、そのようなことにすぐに対応できそうかどうかを見られることになりますので、入社後に即戦力になれるということをしっかりアピールすることが重要です。
具体的な実績があること

20代ではポテンシャルが重視されますが、30代では実績をもとに判断されるケースがほとんどだからです。
そのため、社内外で表彰された経験や、日々の業務ベースでの実績などについてアピールしなければなりません。
そこで大切になるのが、「具体的な数字」を伴って実績をアピールすることです。ただ漠然と「頑張った」といわれても、何をどう頑張ってどうなったのかが全くわからないため、評価されなくなってしまいます。
採用担当者にわかりやすいように、実績について具体的に表現するよう心掛けましょう。
人間性の高さ

30代にもなると、職場の後輩を教育したり、プロジェクトでメインとなる業務を担当したり、チームを動かしたりする役割を与えられることがあります。
つまり、20代と比較して、組織内での役割の幅が広くなるということです。そのため、30代としてある程度完成された人間性が求められるのです。
また、役職の経験がない場合でも、ITスキル以前に社会人としての成熟度が判断されている、ということを意識しておくことが大切です。
遅れを取り戻す能力の高さ

転職した後は新しい環境に馴染めるまで、同僚よりも遅れを取ってしまうケースが多くなります。その状況を素早く打破して、可能な限り早く戦力となる必要があります。
そのため、遅れを取り戻すための能力を備えているかどうか、そのマインドを持っているかを選考では見られることになります。
新しい業務に対して興味を持ち、キャリアアップすることに熱意を持っていることを伝えることが大切です。
30代でIT業界への転職を成功させるポイント

転職を成功させるためには、しっかりとした準備をしたうえで転職活動を正しく行っていくことが大切です。
以下に解説することを理解して押さえておけば、それだけ転職を成功させやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
自己分析を行う

転職活動においては、まずは自分についてしっかり把握することが大切になります。
特に30代では、これまでの経歴や実績などが重要視されます。これまでに自分が積み重ねてきた経験についてくまなく整理し、何ができる人間なのかを明確することから始めましょう。
こうすることで、これまでキャリアについて見直すことができますし、自分の市場価値についても目安を付けることができます。
自己分析はインターネットで提供されている自己分析シートを使用したり、転職エージェントの担当コンサルタントにお願いしたりして行いましょう。転職活動においては、かなり重要な要素の一つですから、必ず行うようにしてください。
自分の市場価値を把握する

その理由は二つあります。一つは転職市場において自分にニーズがあるのかどうかを把握することができ、業種、分野、給与水準などを明確するにすることができるからです。
こうすれば、見当違いな求人にエントリーをして時間を無駄にすることはなくなりますし、本当に転職すべきかどうかについても判断しやすくなるでしょう。
もう一つは、自分に将来について見つめなおせるというメリットがあるからです。
市場価値がわかれば、その後の自分の目指す理想像が見えてきます。その理想を実現するためにどうするかを考えれば、それがおのずと転職理由となってくるのです。
自分の内面だけではなく、自分の市場価値について目星をつけ、見通しを立ててから転職活動を行うことが大切です。
転職の目的を明確にする

「転職することでどんな自分になりたいのか」「転職先の企業で何を得たいのか」など、転職理由を明確にすることで、企業選びに一貫性が生まれるうえ、スムーズに転職先を探すことができるようになります。
また、これらについては面接で担当者に質問されることが多くなります。ネガティブな転職理由ではなく、採用担当者も納得できるポジティブな転職理由を表明できるようにしておきましょう。
IT業界に対する知識を深めておく

IT業界といっても、エンジニアからコンサルタント、営業などさまざまな職種があります。また、企業や提供しているサービスによって、システムやソフト、アプリなどさまざまなものを取り扱っています。
そのため、転職を志望する分野の基礎的な知識や専門用語、トレンドなどについて押さえておくようにしましょう。
全く無知のままでは、採用担当者が疑問に感じるケースもありますし、転職できたとしてもその後に苦労してしまうことになるでしょう。
職種を適切に選択する

もし、希望する職種が決まっている場合は問題ありませんが、そうでない場合は技術系の職種かそれ以外の職種か、どちらかに絞るようにしましょう。
特に、IT未経験者でITスキルが全くないという場合は、技術系以外の職種を選択することをおすすめします。その方が前職での経験を活かしやすく、採用される可能性が高くなるからです。
転職先の企業は慎重に選ぶこと

自分の軸や基準をしっかりと定めて転職先を選択するようにしましょう。こうすれば、より短い労力で転職活動を終えることができるでしょう。
具体的には、以下の2つの点に着目するのがおすすめです。
- 大手企業より中小企業を狙うこと
- 今後も成長しそうな企業を選ぶこと
大手企業より中小企業を狙うのがおすすめ

より確実に転職を成功させたいなら、中小企業も視野に入れてみましょう。中小企業は応募者が少なくなることに加え、求められる技術やスキルが明確になっているケースが多くなります。そのため、面接対策なども的確に行うことができます。
企業とあなたのマッチング精度が高いほど、あなたの経験を活かして存分に活躍することできます。それぞれの求人情報についてしっかりと目を通すようにしましょう。
今後も成長しそうな会社を選ぶ

そのため、転職先の企業には、将来性があって今後も成長していく企業かどうか見極める必要があります。
せっかく入社した企業なのに、業績の悪化で待遇が悪くなったり、しばらくしないうちに倒産してしまったりすることがないよう、事業内容や企業のビジョン、方針などをしっかり確認するようにしてください。
30代未経験者はプログラムを学ぶスクールに通うべき

こうすれば、入社する前にITスキルを身につけることができるからです。
現在では、さまざまなプログラミングスクールが開設されており、ITスキルを身につけやすくなっています。
また、スクールによっては、転職支援サービスを合わせて提供している場合があり、未経験からスキルを身につけたあなたにとって働きやすい転職先を紹介してもらえるチャンスがあります。
転職の成功率もアップする可能性高いので、ぜひ利用してみてください。
面接対策は十分に行っておくこと

選考における最難関が面接であり、面接で自分の考えをしっかり表明できないと選考に通過できなくなるケースが多いからです。
面接では、誰もが緊張するものです。全く準備なしで臨んでしまうと、自分についてアピールすることができず、肩を落として帰ることになってしまいます。
そのため、転職理由や応募した動機、将来のキャリアプランについて、自分の言葉で話せるよう練習しておくことが大切です。
また、未経験者の場合はエンジニアになりたい理由や3年後何をしていたいか、エンジニアになるためにどんなことをしているのか、などについて質問されることが多いでしょう。
どんな質問が来るのか想定して、しっかりと準備をしてから面接に臨むようにしましょう。
転職エージェントは必ず利用すること

転職エージェントを利用することで、転職活動における手厚いサポートを受けることができるので、転職の成功率がアップすることになります。
また、IT業界への転職に特化した転職エージェントサービスが多いので、あなたに合った転職先を紹介してもらえる可能性も高いといえます。
さらに、先述したように、プログラミングスクールと転職エージェントがセットになったサービスも提供されており、未経験者からIT業界への転職を成功させている実績もあります。
自分一人で行動するのと、転職エージェントを利用するのとでは、雲泥の差があるといえます。転職を真剣に考えているなら、転職エージェントの利用は必要不可欠だと考えておきましょう。
IT業界に転職したい30代におすすめする転職エージェント

具体的には、以下の転職エージェントがおすすめです。
公開求人 | 非公開求人 | 対象年代 | 対応地域 | |
---|---|---|---|---|
マイナビエージェントIT | 6000件 | 2万3000件 | 全年代 | 関東・関西・北海道・愛知・福岡 |
doda(デューダ) | 4万件以上 | 13万件以上 | 全年齢 | 全国 |
TechClipsエージェント | 非公開 | 非公開 | 20~40代 | 首都圏 |
TECH::EXPERT | 非公開 | 非公開 | 全年齢 | 東京・大阪 |
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
マイナビエージェントIT
最初に紹介するのは「マイナビエージェントIT」です。
転職業界最大手の株式会社マイナビが運営する、IT・WEB業界への転職専門の転職エージェントとなっています。
マイナビエージェントITの特長は、好条件の求人情報が豊富であること。業界大手のネットワークの強みを活かして、さまざまなIT企業の求人情報を取り扱っています。また、非公開求人数が多いので、登録することにより転職サイトで見つけられないような転職先を見つけられる可能性が高いといえます。
さらに、2人の専門アドバイザーがチームを組んで転職活動をしっかりサポートしてくれます。どちらもIT業界に精通しているので、話が通じやすく、安心して利用することができるでしょう。
IT業界への転職を目指すなら、マイナビエージェントITを利用してみましょう!
IT・webの転職ならマイナビITエージェント
年代 | 全年代 | 雇用形態 | 正社員.契約社員.派遣社員,アルバイト,パート |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国 | ||
業界 | SE/Webエンジニア機械/電気営業職経営企画/管理事務その他 | ||
おすすめ度 |
- 転職業界最大手の株式会社マイナビが運営するIT業界に特化した転職エージェント!
- 好条件の求人情報が多く、非公開求人も多い!
- 2人のアドバイザーが転職活動をしっかりサポートしてくれるので安心!
doda(デューダ)
次に紹介するのは「doda」です。
dodaは転職エージェント以外にも、転職サイトやスカウトサービスとして利用することも可能な、総合転職支援サービスです。また、「dodaエンジニアIT」という専用窓口があり、IT業界への転職を目指す人が利用しやすい工夫がされています。
dodaの特長としては、求人数の多さが挙げられます。公開求人数1万件以上、非公開求人数は約3万件と、かなり豊富な求人案件を取り扱っています。
また、担当するコンサルタントの質が高いことも高い評価につながっており、転職活動における種類添削や面接対策などをしっかり行ってくれます。
幅広い活用が見込めるdodaなら、あなたの転職成功が近づくかもしれません。
doda(デューダ)
年代 | 20代~40代 | 雇用形態 | 正社員・契約社員・その他 |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国(海外を含む) | ||
業界 | SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他 | ||
おすすめ度 |
- 転職サイトやスカウトサービスとしても利用できる総合転職支援サービス!
- 求人数が多いので、希望に合った転職先を見つけやすい!
- 質の高いコンサルタントによる手厚い転職活動サポートを受けられる!
Techclipsエージェント
次に紹介するのは「Techclipsエージェント」です。
こちらはIT・WEBのエンジニアの転職に特化した転職エージェントとなっており、IT企業が運営しているため、現役エンジニアによるカウンセリングを受けることができます。
特徴としては、求人情報の質が高いことが挙げられます。特に高収入・高待遇の求人にこだわり、紹介されているのは事業会社の求人のみ。元請けでの仕事を担当することになりますので、プロジェクトの成果が見えやすく、下請けと比較して年収も高くなりやすいのです。
実際に、求人の8割以上が年収500万円以上の募集となっているので、収入アップやキャリアアップのために転職したいと考えている方におすすめです。
Techclipsエージェント
年代 | 20代~40代 | 雇用形態 | 正社員・契約社員・派遣社員・その他 |
---|---|---|---|
対象エリア | 首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉) | ||
業界 | SE/Webエンジニア | ||
おすすめ度 |
- IT企業が運営する特化型転職エージェント!
- 現役エンジニアによるカウンセリングを受けることができる!
- 求人は事業会社ばかりなので、転職後も働きやすい!
TECH::EXPERT
最後に紹介するのは「TECH::EXPERT」です。
こちらは、未経験からエンジニアの内定を勝ち取るまでのサポートを行なう有料プログラムとなっています。
大きな特長は98.5%を誇る転職成功率の高さ。これまでに250名を超える未経験者がエンジニアとしての転職を成功させています。
600時間のプログラム学習を行い、修了後には専門コンサルタントによる転職支援を受けることが可能。もし転職できなかった場合は、受講料を全額返金していることもからも、同エージェントの自信を感じられるでしょう。
未経験からエンジニアになりたいと考えている人には、ぜひおすすめのサービスとなっていますので、利用を検討してみてください。
TECH::EXPERT(テックエキスパート)
年代 | 全年代 | 雇用形態 | 正社員 |
---|---|---|---|
対象エリア | 東京・大阪 | ||
業界 | SE/Webエンジニア | ||
おすすめ度 |
- 未経験からエンジニアとして転職できる転職支援つきプログログラミングスクール!
- 転職成功率は驚異の98.5%!
- 600時間のプログラム学習で十分なスキルを身につけることができる!
30代でも遅くない!IT業界への転職を成功させよう!
今回は、IT業界への転職を考える30代の方に向けて、転職を成功させるコツについて解説してきました。
人手不足のIT業界とはいえ、30代に突入するとそれなりのスキルや実績が求められます。そのため、転職に失敗しないようにポイントを押さえておくことが大切になるのです。
本記事を参考に、30代でIT業界への転職を成功させましょう!