退職を願い出る人のなかで最も多い理由は人間関係にあるということをご存知でしょうか。

確かにどんなにやりがいがある仕事でも、人間関係が悪いと働く意欲も低下してしまいますよね。
反対に言えば、仕事そのものは楽しくなくても人間関係がよいことで、前向きに仕事を続けていけることもあります。

今回は快適な職場作りに欠かせない人間関係を円滑に進めるコツを紹介します。

上司や先輩、同僚や後輩のことはもとより、人間関係が悪化している原因が自分にないのかも確認しておくようにしましょう。

意外と見落とされがち?社会人としてのマナーを見直そう!

「挨拶ははっきりと大きな声でするようにしましょう。」
「報告・連絡・相談は怠らないように。」
「会社の共用設備は丁寧に扱いましょう。」などどれも新入社員研修で言われる基本的な事項ですが、会社で働いていくうちに忘れてしまう人が多いようです。

挨拶をしても返事をしなかったり、大切なことを報告せずに自分勝手な行動をとってしまったり…。いずれもちょっとしたことに思えますが、それが当たり前になっていくとストレスが積み重なって職場の環境悪化につながっていくのです。
さらに上司や先輩が当たり前のことをできていないと「上の人もしていないのだから自分もしなくていいや。」と思うようになり、さらに悪循環を生み出すことになります。
基本的な常識やマナーを守ることが、そのまま職場の人間関係を改善していくのですよ。
社会人として忘れてはいけないマナーを覚えておきましょう。

  • 挨拶(特におはようございます・お疲れ様です・よろしくお願いいたします・お先に失礼します)は忘れない。
  • ホウレンソウ(報告・連絡・相談)はしっかりする。
  • 時間を守る。遅れそうな場合は必ず事前に連絡を入れる。
  • 会社のみんなで使うものは正しく、丁寧に扱う。
  • 身だしなみを整える。
  • 悪口や陰口を社内で言わない。
  • 人の話をきちんと聞く。

もうストレスを感じたくない!のびのび過ごせる職場環境の作り方

人に必要以上に気を遣わずに、のびのびと仕事が出来たら、会社に行くのも楽しくなりそうですね。しかし大勢の人が一箇所に集まって働く職場では何かとトラブルが起こりがち。
どうすれば快適な職場環境がつくれるのでしょうか。

ハード面の見直しを考えよう

例えば「冷房の設定温度が極端に低くて、ストレスを感じる」だとか「職場では何していても周りの目がついてきて、休憩中も監視されているようでストレスがたまる」ということはありませんか。こうしたことも人間関係にひずみをもたらす原因となりえます。
それを解消するためには冷房の設定温度をみんなで話し合って決めてみたり、ついたてなどを利用して休憩スペースを決めたりしてみてはいかがでしょうか。

こうしたハード面にに工夫を凝らすことで、快適な職場に一歩近づけるでしょう。
他には社内の模様替えや配置換えをすることもおすすめです。

思い切って早帰りする努力をしよう

上の人が残っているとついつい部下も付き合い残業をしてしまいがちです。しかし残業が慢性化することは、ストレスを引き起こしてしまう大きな要因になります。

昨年は大手広告会社・電通の新入女性社員が自殺したことで、労基署の目も厳しくなってきています。残業の負の連鎖を断ち切るためには、定時で仕事を打ち切って帰る努力を心がけましょう。
はじめはちょっと帰りづらいのかもしれませんが、慣れれば周りにも「あいつは早く帰る奴」と認識されるようになるものですよ。
同じように有給休暇など与えられた権利は遠慮することなく、堂々と取得するようにしましょう。
権利を享受することによって仕事への義務感や責任感も生まれ、日々の業務内容にも積極的に取り組めるようになるのかもしれません。

得意な人とも苦手な人とも付き合いはほどほどに

職場には得意な人もいれば、そうでない人もいます。仕事の相談をするときにはどうしても、仲のいい人に頼りがちになりますよね。

しかしこれでは苦手な人に「いつもあの人は、同じ人にばかり頼って自分には聞きに来ない。」と悪い印象を与えてしまうことになるでしょう。
そうかといって苦手な人と無理に接しようとすると、かえって雰囲気が悪くなってしまう可能性があります。仲がよくても、そうでなくても
職場の人と社内で関わるときには、つかず離れず適度な距離を保ってお付き合いすることがおすすめです。

のびのび働ける職場として有名な企業や特徴

職場の環境づくりに力を入れている企業は最近になってさらに増えてきています。一体どんな企業がどんな工夫を凝らしているのでしょうか。

トヨタ自動車

世界的に知名度が高いトヨタ自動車では、社員に「心とからだの健康づくり」を掲げ、従業員に健康づくりやメンタルヘルス活動をすすめています。特にメンタルヘルスでは、モチベーションが上がらないという従業員対象にメンタルヘルス相談や健康相談、情報提供を行い、
ケアシステムの充実を図っています。
この制度を取り入れた結果、前年と比較して約1,500名の健常者を増やすことに成功しています。

NECネッツエスアイ

IT企業として知名度が高いNECネッツエスアイは、2017年に経済産業省が開催した「健康経営アワード2017」で、優良な健康経営を実践している企業として「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に認定された企業です。
労働時間管理や職場環境の改善、メンタルヘルスなど徹底した労務管理を行っていて、快適な職場づくりをすすめています。
年間を通じて安全、健康に関する各種教育を実施しているため、社員の職場づくりの意識が高いことも特徴です。

ローソン

NECネッツエスアイ同様に「健康経営アワード2017」を受賞している大手コンビニエンスチェーンのローソン。社員の業務知識を高めるローソン大学などユニークな取り組みが多いローソンですが、「LAWSON’S提案広場」では社員が自由に意見を交換できる場をイントラネット上に
設けています。こうすることによって社内のコミュニケーションを活性化させることに成功しています。
また育児休職や時短制度が充実していて、従業員が長年にわたって活躍できる環境が整っているところも魅力です。

大和証券グループ

メンタルヘルス制度で従業員のメンタルケアを行う企業は少なくはありませんが、大手証券会社の大和証券は従業員とその家族に対してもカウンセリングを行っています。メンタルヘルスサポート室には臨床心理士2名が常駐しているので、従業員はプロのカウンセリングを受けられます。
お金を取り扱う、ストレスのたまりやすい業界であるからこそ、こうした精度の充実に尽力しているのだと考えられます。

これから転職する人へ!働きやすい職場はこうして見つけよう

入社してみなければ職場の雰囲気はわかりませんが、入社前の段階でいくつか見つけられる指標となるものがあります。利用できるものは利用して失敗のない転職活動を目指しましょう。

転職エージェントを利用する

日本には数多くの転職エージェントがありますので、登録するところから始めてみてはいかがでしょうか。転職エージェントのコンサルタントは面接を受ける企業の情報を豊富に持っていることが多いので、
有効なアドバイスを受けることができますよ。フォロー体制もしっかりしているので、転職活動を成功させやすいという意味でもおすすめです。

⇒おすすめの転職エージェントはこちらで詳しく書いています。

職場見学に積極的に参加しよう

気になる会社で職場見学を行っていたり、働きたいと考える場所が商店だったりした場合は一度お客を装っていってみましょう。どんな風に働いているのかが大体わかりますよ。

自己分析をして得意分野や好きな仕事を見つけておこう!

自分にあっていない仕事をして、ミスを連発すると人間関係もぎくしゃくしてしまうものです。円滑な人間関係を築くためには自分の身の丈に合った仕事を選びたいですよね。
過去の経験やスキルを活かして、「これならば自分でもできそう!」と思える企業に絞りましょう。
ただし自分のことは意外と自分ではわからないもの。身近な人や転職エージェントに相談してみるのもひとつの手です。

⇒転職力診断テストで自己分析してみる。

まとめ

人間関係の悩みはどんな時代でもつきものですが、環境づくりに力を入れている企業は職場環境が良いことが多いのです。人間関係がよければ仕事の効率を高めることができるでしょう。
今の職場の環境に悩んでいて、どうしても改善されないようであれば思い切って転職を考えてみてはいかがでしょうか。