これまでにない新しい料理の配達サービス Uber Eats (ウーバーイーツ)、この Uber Eats (ウーバーイーツ)を支えるのが各ドライバーの皆さんです。これまでの配達の社員や仕事とは違う新しい働き方は、大いに注目されています。
ビル街と車が通りにくいベイエリアが併存する横浜も、そうした Uber Eats (ウーバーイーツ)によって配達の利便性が向上し、新しいビジネスチャンスが到来しています。
自動車が通りにくい横浜では、 Uber Eats (ウーバーイーツ)の原付バイク(125cc以下)や自転車による小回りの利く配達が重宝され、評価されつつあります。
今回は、横浜の Uber Eats (ウーバーイーツ)で働く場合の攻略法について、配達エリアや報酬面から考えてみたいと思います。
Uber Eats (ウーバーイーツ)横浜について知るメリットはこれ!
- 横浜市内でも活動できる場所とできない場所があります
- 近接する東京23区とは料金、報酬体系が大きく異なります
- まだ仕事の依頼が東京23区ほどは多くありません
- 評判については上々ですが、横浜ならではの配達事情があることを知ります
目次【クリックして移動できます】
Uber Eats (ウーバーイーツ)の働き方をおさらいします
Uber Eats (ウーバーイーツ)でどのように働くかについては、
Uber Eats (ウーバーイーツ)の仕事!配達員で働く人の感想や口コミ・評判を徹底的にまとめてみた
に働き方のまとめがあるので是非読んでいただければと思います。
要約しますと、
- 時給○○○円ではなく、配達した件数に応じて「1件○○○円」がもらえる
- 「雇用」ではなく「業務請負」で個人事業主として働く(社員ではない)
- 配達件数が増えるほど、1件あたりの報酬にプラスしてインセンティブが発生する
- 配達は自分の原付バイク(125cc以下)や自転車が基本だがレンタルも可能
- 業務開始、報酬管理、配達先の指示などはUber Eats (ウーバーイーツ)のアプリ上ですべてできる
待っていても件数が稼げなければ報酬は得られません。
何時間も待っていて0件ならば、報酬も0円なのが個人事業主としての働き方になります。

配達エリアは横浜中心部~湾岸部が中心 川崎市もOK!
横浜の Uber Eats (ウーバーイーツ)は、正しくは「横浜、川崎の Uber Eats (ウーバーイーツ)」になります(登録は同じ)。

エリアについては下記画像参照。
横浜市内は
・西区
・南区
・中区
・保土ヶ谷区
・神奈川区
・港北区
・磯子区
・鶴見区
横浜市全体が
なので(地図は横浜市HPより引用)、周辺区の瀬谷区や緑区、横須賀に近い都筑区、鶴見区の芝浦ふ頭付近などは現在サービスの対象外になっています。
ちなみに、川崎市も対象となっているのは、
・中原区
・川崎区
・幸区
・高津区
の一部で、宮前区、多摩区、麻生区は全域が Uber Eats (ウーバーイーツ)のサービス対象外になります。
東京23区や大阪市のようにほぼ全域まで広がっていないので注意が必要です。東京都と神奈川県の県境に住んでいる人は東京都心部の方が稼げるかもしれません。
登録のための「パートナーセンター」は横浜(関内)にありますが、東京都内のパートナーセンターでも大丈夫です。お近くのところや、何かのついでに行きやすいところで手続きを取ってください。
※手続き・登録のための「パートナーセンター」はこちら
配達報酬は?横浜・川崎エリアの報酬は東京よりも低い!数をこなせるかが重要です!
それでは、一番大切な「配達報酬」について解説したいと思います。
Uber Eats (ウーバーイーツ)の報酬は、各地域によって異なっています。
現在の横浜・川崎エリアの報酬は以下の計算式で算出されます。。
お支払い = ① 基本料金 + ② ブースト + ③ 特別キャンペーン[不定期] – ④ サービス手数料(5%)
となっています。個々の項目について見ていきましょう。事例を1つ示して、それに沿って計算していきます。
平日の夕方、A店から1度に2か所(BとC)へ配達を依頼されました。A→B→Cの距離は合計で1.5㎞である。ブーストは「1.5」であり、特別ボーナスはありません。
①基本料金
配達距離に応じた基本配達料です。これは必ずもらえます。
a:受け取り料金: 130円
レストランにて商品を受け取った時に発生します。「商品を受け取る」というプロセスで発生する報酬なので、同じお店から複数の場所に配達するよう指示された場合は。複数の配達先でも、1回分のカウント、つまり136円しかもらえないことになります。
b:受け渡し料金: 70円
注文した人に商品を渡した際に発生します。配達先がいくつあるかで変わります。例えば2か所に配達した場合、それぞれ「受け渡し料金70円×2=140円」がもらえます。
c:距離料金: 60円/km
配達にかかった距離に応じて受け取る報酬です。距離は Uber Eats (ウーバーイーツ)のアプリ上で勝手に計算されます。1㎞あたりの配達料です。料理を受け取ったお店から配達し終えるまでの距離で計算されます。(配達後はお店に戻らないので、お店までの往復にかかった料金はもらえません)。
それでは事例をもとに計算してみましょう。
基本料金は
130円+(70円×2か所)+(60円×1.5㎞)=360円 になります。
2か所に配達して360円・・、これは回数をこなさないと稼げないかもしれませんね。
忙しい時間帯(ランチライムや夕食時)や、土日など注文が多い時間帯に支払われるインセンティブ報酬です。つまり、配達をやればやるほど稼げます。基本料金×(ブーストの値-1)=ブースト料 となります。ブーストが「1.5」の場合、上の事例だと360円×(1.5-1)=180円 がブースト報酬になります。
③特別キャンペーン[不定期]キャンペーンボーナスがつく場合があります。メールやアプリをよく確認しておきましょう。4回配達したら+400円、8回配達したら+1200円、など回数ボーナスの場合、注文が多く、配達先が近い場所に待機しておくのが重要ですね。
Uber Eats (ウーバーイーツ)に支払うシステム手数料です。こちらは「基本料金」の5%になります。つまり、ブーストや特別キャンペーンには手数料がかかりません。事例で計算すると基本料金 360円×5%=18円 が手数料になります。
実際の受け取る報酬を計算してみましょう
それでは、事例の場合、1回の仕事につきいくらもらえるのか計算してみます。
a)基本料金 130円+(70円×2か所)+(60円×1.5㎞)=360円
b)ブースト 360円×(1.5-1)=180円
c)手数料 360円×5%=18円
a)+b)-c) 360円+180円-18円=522円
神奈川県の最低賃金(時給はそれ以上でなければならない)は、983円ですから、このケースでは1時間に2回配達すると最低賃金を超えます。


横浜・川崎と東京の料金体系の違い~東京の方が稼げるかも
東京23区と横浜・川崎エリアは隣接してkますが、実は、料金体系が全く異なっています。
横浜・川崎エリア | 東京エリア | ||
---|---|---|---|
基本料金 | 受け取り | 130円 | 300円 |
受け渡し | 70円 | 170円 | |
距離報酬 | 60円/km | 150円/km | |
手数料 | 5% | 35% |
東京の方が、基本料金もが非常に高く、また、手数料も桁違いです。
事例のケースを横浜・川崎と東京、そして新しくサービスが始まった大阪市内で比較したのが下の表です。
横浜・川崎 | 東京23区 | 大阪市内 | |
---|---|---|---|
受取/1件につき | ¥130 | ¥300 | ¥136 |
配達/1件につき | ¥70 | ¥170 | ¥63 |
距離/1kmにつき | ¥60 | ¥150 | ¥45 |
1回の受取報酬 | ¥522 | ¥995 | ¥478 |
※あるお店で受け取り2か所への配達
合計距離1.5㎞
ブースト「1.5」
東京23区エリアの方が圧倒的に稼げそうです。
手数料は高いのですが、基本料金も倍なので、その影響はありません。 Uber Eats (ウーバーイーツ)としてみれば、東京の需要が多すぎるので、高い基本料金を支払っても、割合の高い手数料収入を得ることができます。
- ドライバー
総収入が多くてwin - Uber Eats (ウーバーイーツ)
手数料収入が多くてwin
東京だとwin-winの関係になっています。逆に横浜・川崎や大阪などでは、あまりお店からUber Eats (ウーバーイーツ)への仕事依頼がないので、手数料を限りなく下げて、需要を掘り起こしている段階です。
繰り返しになりますが、川崎付近に住んでいる人は、横浜で出るよりも、都内(品川、五反田あたり)の方が稼げます。


横浜・川崎で時給1000円稼ぐためには?効率よく稼ぐ方法は?

東京都内の方が明らかに稼げそうですが、そうは言ってもそこまで出ていくのが難しい人もいます。
横浜・川崎エリアの場合、本当に基本の1件あたりの報酬を考えてみましょう
130円+70円×1件+60円×1㎞-手数料(130+70+60の5%)=247円この場合、1時間に4回仕事(247円×4回=988円)をしないと最低賃金(983円)を超えません。稼ぐためには
- 遠くにある配達先へ届ける(距離報酬を稼ぐ)
- 1回に複数の配達先がある料理を届ける(受け渡し報酬を稼ぐ)
- 短距離の仕事を数多くこなす
- 配達依頼が多いお店の近くに待機する
これらの要素が大切になります。
遠距離にある配達先の届けたい場合、自転車ではなく原付バイク(125cc以下)が不可欠になります。逆に、近場で回数をこなしたい場合、駐車場が必要な原付バイク(125cc以下)ではなく、小回りが利く自転車の方がいいです。
つまり、横浜や川崎で稼ぐためには、
- バイクで長距離まで運び距離報酬を稼ぐ
- 自転車で短距離の配達回数を稼ぐ
のいずれかのスタイルを決める必要があります。
Uber Eats (ウーバーイーツ)は個人事業主ですから、原付バイク(125cc以下)の燃料代や自転車、原付バイク(125cc以下)のメンテナンス費はすべて自己負担です(経費にはなります)。それらも踏まえてよく考えてください。
横浜でも稼げるのか!?口コミを拾ってみました
実際に横浜でUber Eats (ウーバーイーツ)の配達パートナーをしている人の口コミや評判はどうなのでしょうか?SNSから拾ってみました。
今日は冷たい風やや強め
18時頃には一時みぞれ混じりに19時までは鳴りが悪く
大口方面ロンピ大回りにてハズレくじ引いた感あったが、その後ダブル2回来たのは献身さを評価してるのか??寒かったが、身体は動いた#ウーバー配達 #Uber #ウーバーイーツ #ウバ活動 #横浜 #黄昏 pic.twitter.com/SUq5P8drpQ
— ほたて@Ub横浜 自走チャリ (@kv_Uber_EATS) January 26, 2019
21:48でこの金額。5000円超えるまでやるよっ!
横浜のウーバーイーツは22時からが本番! pic.twitter.com/X46fO2hdhr— ヤマト@カブで横浜ウーバー配達 (@cub99966655o) February 14, 2019
横浜は坂が多い街なので、電動自転車普及率がとても高いです。
電動でないと登れないエリアが多数存在します。横浜の坂の上の住人に必要なもの→電動自転車、おうちコープ
横浜の坂の上の住人が最近重宝し始めているサービス→ウーバーイーツ— モリコウスケ (@mkousuke) February 13, 2019
1日5000~6000円は稼げる方が多いようですが、残念ながら1万円以上稼いでいる配達パートナーは横浜では見かけませんでした(東京23区だと1日15000円前後稼いでいる方もいるようです)。
また、横浜は坂が多いということもわかります。自転車で坂道を上り下りする場合、独特のリュックに商品を入れて固定し、電動自転車を使った方がよさそうです。これは横浜独特の地理的な事情でしょうね。
不評は少なかったです。みなさん個人事業主として了解したうえで、がんばっているのでネガティブな感想は持ちにくいのと、Uber Eats (ウーバーイーツ)アプリのシステムの出来がいいのでしょう。
横浜は中華街周辺、川崎の人は品川や五反田に出るのが賢い稼ぎ方
横浜のUber Eats (ウーバーイーツ)提携店は、マクドナルド、伝説のすた丼、カプリチョーザといった『出前館』でも配達できるどこでもあるお店だけではなく、横浜中華街の有名レストランもあります。
やはり狙いたいのは、中華街からオフィス街などに運ぶ仕事です。商品価格は配達報酬と関係ありませんが、人気中華料理店の料理をデリバリーしてほしい人は多いはずで、注文するほうのUber Eats (ウーバーイーツ)アプリから、注文可能店(提携店)を調べて、その近くに待機できるようにしておきましょう。
また、川崎の場合、近くのファストフード店の配達仕事を待つよりも、品川や五反田のオフィス街に出た方が稼げます。折り畳み自転車ならば電車でも移動できそうですし、原付バイク(125cc以下)ならそれほど時間がかからなそうです。

Uber Eats (ウーバーイーツ)横浜の攻略!配達エリアと報酬 まとめ
Uber Eats (ウーバーイーツ)横浜の攻略まとめ
- かつてはエリアが分かれていたUber Eats (ウーバーイーツ)の横浜と川崎が統合された
- 横浜市内は市街地を中心に活動が可能。周辺区は未対応
- 報酬体系は東京23区とは異なり基本料金と手数料が安い
- 実際には東京23区の方が圧倒的に稼げるのが現実
- 最低時給を稼ぐためには1時間に4件程度の配達が必要(東京23区ならばその半分の回数)
- 横浜は坂が多いので電動自転車や原付バイク(125cc以下)の方がいいかも
- 自転車で回数を稼ぐか、原付バイク(125cc以下)で距離を稼ぐか決める
- 中華街周辺が稼げそうなエリア、川崎の人は都内まで出てもいい
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