「会社に行きたくない」「仕事行きたくない」、こう思った経験は誰でもあると思います。でもこれは人として当たり前のこと。「行きたくて行きたくて仕方がない状態」がずっと続く人なんていません。

今回、うつ病で会社に行けなくなり退職した経験がある筆者が「会社を休んでいいんだよ、むしろ休むべき」という理由をまとめてみました。無理をすると取り返しがつかないことになってしまいます。休みましょうよ。

休みたいときに休まないと脳と心が壊れてしまいます

「会社に行きたくない」「仕事行きたくない」という気持ちは、人間誰しも感じることですが、これは人間が持っている防御本能が「行くな」と命じているからなんです。決して甘えや怠けているわけではありません。

むしろ「甘えている自分が情けない」などの感情を持ってしまうと、無理が重なり最終的にはうつ病などの精神疾患になって壊れてしまいます。

通常の「行きたくない」という気持ちは時間が経ったり、原因が解消されたり(大きなイベントや自分が担当しているプロジェクトなど)すれば自然と元の状態(行きたい、行ってもいい)に戻るのですが、うつ病になってしまうと脳が壊れてしまうので、何をどうやっても「行きたくない」という気持ちが治りません。

脳が出す「行きたい」という信号が病気によって遮断されてしまうので、理由なく「行きたくない」し体が動かなくなってしまうのです。

心と体の燃料、ガソリンが切れてしまうと気力自体のエネルギーも絶たれてしまうので、何もできなくなってしまいます。不可逆的にやる気が戻らなくなってしまうのが、うつ病などの精神疾患です。こうなると、薬や数年単位の休養が必要になり、自分自身の将来もキャリアも崩壊してしまいます。

そうならないためにも「行きたくない」という気持ちを大事にして、会社や仕事を休むことが大切です。

人間関係で行きたくない

職場の人間関係は非常につらいものがあります。好きで集まっているメンバーではなく、性格や価値観も違いますよね。

上司からパワハラを受けている、私もそうでした。でも、先輩も同僚もかばってくれません。仕事上の利害関係が時には、友人関係をも壊してしまいます。誰だって楽をして評価されて出世してお金をたくさんもらいたいのです。

そのためには、いくら他人がパワハラなどのひどい目に遭っていても、自分を守るために何もできないんです。ターゲットが自分になったら困りますからね。

ですので、自分の身は自分で守らなければいけません。会社に行きたくないときに休むのは、自分を壊されないために行える有効な手段です。出世コースから外れる?いや、脳が壊れてしまったら人生そのものがおかしくなってしまいます。とにかく「休みたい」という気持ちは自分からのSOSです。

新入社員だけど行きたくない

新入社員の人で、会社や仕事が嫌で行きたくないという人もいるでしょう。日本の会社文化だと「常識のない社会に揉まれていない学生」を会社が「一人前の社会人にしてやる」という価値観なんです。

でも皆さんの周りの上司や先輩を見てください。尊敬できる人いますか?軒並みゲスやクズのはずです。そうです、彼らは会社によって更生するはずもなく、むしろ悪事を平然とできるように都合よく洗脳されている存在なんです。

耐えられないくらい行きたくないのであれば、早々に見切りをつけた方がいいです。「新卒で3年経たずに辞めるとどこにも転職できない」と言われていますが、「第二新卒」という言葉があります。

実は1回だけなら「会社との相性が絶望的に悪かった」ということで、再チャンスの機会が結構あります。もちろん、新卒で就職したのに数か月で転職を3回、4回と繰り返す人は「その人に問題あり」問われても仕方がないのですが、1回なら大丈夫です。

「仕事行きたくない」というのは、新卒で「社畜」になっていないあなたの研ぎ澄まされたセンサーが「ここはダメ」と反応しているのです。だから、辞めるならば早いほうがいいです。

心や体が蝕まれてしまっては転職活動もままならなくなります。「新卒は3年で~」というのは、3年目以降は「経験者採用」で「就職してやったこと」を評価されますが、それまでならば「ポテンシャル採用」なので、学歴などがまだ通用するということです。

酷い会社で、何も経験ができなそうならばいる意味はないですよね。「行きたくない」というのは、体がそういうのを感じ取っているのだと思います。

仕事に行きたくなくて吐き気がする


「行きたくない」という気持ちとともに、吐き気や頭痛など、体に症状が出てしまっている場合は要注意信号です。この状態では吐き気止めや頭痛薬はあまり効果がありません。

例えば吐き気の場合、通常の吐き気は胃腸に問題があり、消化しきれずにもたれる、食当たり、水当たりになるなど明確な原因があり、吐き気という結果が出るのですが、行きたくない&吐き気の場合は、お腹に問題があるのではなく、自律神経や交感神経がすでにおかしくなっている可能性があります。

つまり、お腹の状態は正常なのに、脳や神経がおかしくなっているため、「気持ち悪い」と感じてしまうんですね。そうなると、うつ病などの精神疾患の入口です。早急に会社を休むことが必要です。少なくとも数日休むのが大事。

なお、この段階でも「仮面うつ病」と言ってすでにうつ病に羅患している可能性もありまったく油断できません。

体の症状が治まれば、徐々に行ってもいいという気持ちは戻ってくるかもしれませんが、そうではない場合専門医にかかるレベルだと思ってください。これを放置すると、動けなくなる可能性もあります。

「行きたくない」という気持ちだけではなく、体そのものがSOSを出していて、休むことを求めています。最悪の事態にならないためにも休みましょう。これでは会社に殺されてしまいます。生活するために働いているのに、その結果として生活できない体になるのは明らかにおかしいですよね。

行きたくなくて動けない~うつ病、うつ状態

「行きたくない」という気持ちだけではなく、体そのものが動けなくなり、抑うつ感でベッドから出られないような状態になれば、うつ病を疑うことになります。

一度うつ病になってしまうと、物理的に脳が「動け」という信号を出せなくなるので「行いたくない」どころかそういうことすら考えられなくなります。

両足を骨折した人に「気合で走れ」というのは無理な話ですよね。うつ病は脳がやる気や体を動かすエネルギー、信号を出せなくなっているので、もう気合とはそういう次元ではなく、体そのものが活動できなくなっているのです。

うつ病になると不可逆的に動けなくなりますが、前段階、「うつ状態」ならば改善が可能です。だから、「行きたくない」と思えるうちにしっかりと休むことが大切です。

行きたくない気持ちに加えて、なんともいようがないドキドキ感、不安感、焦燥感を感じたらそれが「うつ」です。最初の段階で手を打てば「うつ病」前段階で踏みとどまることができます。

うつ病になってしまうと、障害者手帳の取得や障害年金を受給できるレベルになります。つまり、普通の人が病気になってしまったレベルではなく、事故で脊髄を損傷して一生車いすになった、脳梗塞で半身マヒが残ってしまった、というような一生物の障害になります。一見するとうつ病はわかりませんが、脳の中は完全に普通の人のそれではないんです。

だから、そうなる前に、そうなってしまったら、会社に行ってはいけないし、行けないと思うので、無理をせずに徹底的に休むのが必要です。「もう休むのは飽きた」となってもさらに数か月何もせずに休むくらいではないと克服できません。

「行きたくない」サインをポジティブに捉える

何度も書きましたが「会社行きたくない」「仕事行きたくない」というのは甘えや根性がないわけではなく(そういう人もゼロではないでしょうが)、自分の体を守るための心から発信されたSOSです。

確かに、評価や今後のキャリアを気にすれば、無理をしても行かなければいけないという気持ちになるのもわかります。

でも私の場合それを押し殺して無理をした結果、3年以上の完全療養を余儀なくされ、退職となってしまいました。うつになってしまったら人生そのものを棒に振る可能性もあります。

「行きたくない」サインが出たら、無理をしてもリスクばかりでリターンはありません。そうなる前に何らかの行動に出ることは大切です。

行きたくないと思ったら会社を休む理由

以上をまとめると、「会社行きたくない」「仕事行きたくない」と思った場合休む理由は

・体が発しているSOS信号だからそれに応える
・無理をすると脳が壊れてうつ病などの重大な結果になる
・一度うつ病などになると取り返しがつかない
・休んで一歩踏みとどまって考える時間が必要
・(会社の)他人は自分を守ってくれることはない
・最悪の結果にならないための自己防衛

となります。「行きたくない。休みたい」という気持ちは大切にしてください。

休みたいと思ったらどう行動すべき?

「行きたくない」→「休みたい」と思った場合どうするべきでしょうか?休むことは回復につながりますが、社内でのキャリアはどうしても影響が避けられません。

Worstを避ける意味でも休むのは大切ですが、1人の人間としてはbest、betterな選択ですが、社内人生を考えるとworseかもしれません。

そこで、転職を考えてみるというのが1つの方法として挙げられます。本当にうつ病になってしまうと、転職活動をすることはできなくなります(体が動かなくなるので)。

できるだけ選択肢を用意しておくことが望ましくて、すぐに具体的に転職先の採用試験を受けるのではなくても、登録しておくだけでも精神的に楽になると思います。

私がおススメしたいのは

の3つに入会しておくことでしょうか?転職サイトならば自分のペースで転職先を検索、応募することができます。

転職エージェントは、エージェント主体で転職先を探して応募する方法ですが、いざとなれば短期間で転職を決めることができます。その時に慌てないためにも一度エージェントと会って話をしておくといいでしょう。

もちろん、転職せずに、社内で異動を願い出たりしてそのまま在職する方法もあります。人間関係が原因で行きたくないのであれば、その人間関係が解消されれば元のように行きたくなるはずです。

うつ病になってしまうと、人間関係の問題が解消されても、脳がおかしくなっていますから、治療しないと何もできないままです。

そういうこともありますので、「行きたくない」という気落ちを大切にして休んでください。休むことは恥ずかしいことではありません。繰り返しになりますが、家族ではないのですから会社の人が親身になってあなたを守ることはまずありません。だから自衛手段を取らないと自分が会社に壊されてしまいますよ!

少しでも皆さんの悩みが解消されて、会社に行けるようになるのを心から願っています。大丈夫です、間に合います。休んでください。

うつ経験者が語る仕事に行きたくないと思ったら会社を休む理由 まとめ

・「会社行きたくない」「仕事行きたくない」という気持ちは心身に負荷がかかっていて改善したいという無意識のSOSサイン
・行きたくないという気持ちに抗わずしっかり休めるときは休む
・新卒ならばさっさと見切りをつけて「第二新卒」で転職した方がリスクが低い
・会社の同僚や上司は家族ではないのだから体を張ってまで守ってくれることはない
・自衛手段として積極的に休むことが大切
・休まないでうつ病になってしまえば、治療しない限り元に戻ることはない
・行きたくない気持ちを放置した時の人生へのリスクが大きすぎる
・すぐに動かなくても、転職サイトや転職エージェントに登録しておくだけでも精神的に楽になる
・いざとなればそれを使ってすぐに転職活動する
・人間関係がリセットできて状況が好転するならば移動願いなどを出して社内に留まるものよい