かつてインターンと言えば学生が社会体験の一環として無給で行うことが多かったものですが、最近では給料を受け取りながら働く有給インターンが増加しています。有給インターンには学生や企業にとってどのようなメリットがあるのか気になりますね。今回は有給インターンとアルバイトの違いを説明しながら、有給インターンならではの魅力を紹介します。

有給インターンとは?アルバイトとはどう違うの?

有給インターンとは学生が一定期間企業でお金をもらいながら実務を経験することを言います。反対にこれまで一般的だった無給で働くインターンを無給インターンと呼びます。

給料を受け取っているというと「それってアルバイトと同じなんじゃないの?」と思えますが、企業側から見るとアルバイト採用とインターン採用は目的が大きく違うことがわかります。
アルバイトは人手不足で円滑に業務を行えない際に、労働力確保のために募集するものですが、インターンは今後の学生のスキルアップを期待して社に迎え入れているのです。
アルバイトは労働を行っていることから、労災保険に加入することができますがインターン生はあくまで就業体験を行う人であるため、労働保険には加入できません。こういったところにも
両者の違いがあると言えます。
アルバイトは年齢層が広く学生から40、50過ぎの人まで働いていますが、インターンは大学生のみが対象であることも違いのひとつです。

また有給インターンにも短期と長期が存在します。短期のインターンは1か月以内の契約であることがほとんどで、長期の場合は1年を超えることもあります。長期でインターンを行った場合、延長線上で正社員として雇ってくれることも少なくはありません。
労働形態は週1日のみであったり、1日8時間フルに働いたりと職場によって異なりますが、大学生は学業があることを考慮してくれる場合がほとんどです。

なぜ有給インターンが増えているのか?企業のメリットとは?

アルバイトとインターンの違いは前章で説明した通りですが、インターンもアルバイトと同様に労働とみなされる業務を任せられることがあります。しかし無給である場合、
インターンに生産活動をさせることは違法です。
実際にインターンとして有名ホテルに赴いていた学生が皿洗いや販売業務を無給でさせられて、事件になったこともありました。しかし生産活動にあたる業務とそうでない業務の区別は
非常に難しく、採用する企業の悩みの種になっていました。
それならばいっそ学生に給料を支給して、生産活動に携わってもらおうというのが企業側の狙いどころです。
学生も給料を支給されていることために、仕事に対して責任感を覚えるようになり、生産性の高い働き方を考えるようになります。企業としてもインターンが高い生産性をあげてくれれば
効率性が高まっていいことづくめです。
就職が決まっていない優秀な学生の青田買いができるという点も有給インターンのメリットです。生産活動を行わせることで、その学生の資質を見極め、優秀な学生であればスカウト
することもできます。インターンで働くときには最初に研修がありますので、入社してから改めて研修を行う必要も、受ける必要もありません。

学生にとっての有給インターンのメリット

有給インターンの最大のメリットと言えばなんといってもお金をもらえるところ。これまで常識とされていた「インターン=無給」という考えがなくなり、インターンを前向きにとらえられる
学生が増えるでしょう。有給インターンでは与えられる仕事の責任が重いことから時給も高額になりがちで、2,000円以上支給するという会社も少なくはありません。
給料が支給されることで仕事の幅も広がり、さまざまな業務を覚えられます。

無給の場合は生産活動ができないため、どうしても単調な事務作業ばかりになりがちですが営業や制作など仕事の肝に関する部分を体験することができ、より有意義なインターンになるでしょう。

有給インターンを募集している企業にはどんなところがあるの?

有給インターンを募集している企業は誰もが知る大手企業から新興のベンチャー企業まで幅広いです。有名どころではLINE株式会社やITサービスを行うDeNAが短期の有給インターンを採用しています。
他にはどんな企業が学生にどんな仕事を任せているのか気になりますね。代表的な企業を紹介します。

株式会社ジャストシステム

上場企業であるジャストシステムではIT教育サービスを行っています。学生インターンは土日のみの就業が可能で、日給は1万円程度支給されます。
任せられるのは体験イベントの運営です。インターンのチームでイベントを成功させるための企画を考えたり、目標を定めたりする業務を行う必要があります。

株式会社TDホールディングス

ソフトウェア開発を行っているTDホールディングスでは、有給インターンでデータ分析やビッグデータ解析を行うことができます。最新技術が備わっている職場で
IT系の知識を深められるため、理系分野に強い人におすすめです。

株式会社エレファントストーン

映像制作会社であるエレファントストーンでは有給インターンで映像制作に関わることができますよ。普段なかなか見られない映像業界を知ることができるので、
メディアに興味のある大学生やマスコミ志望者にはおすすめです。マーケティングリサーチを行ったり営業活動を行ったりと仕事の幅は広く、大変刺激的なインターンになるでしょう。

有給インターン(インターンバイト)を希望する人はこのサイトをチェック!

先輩にインターン先を紹介してもらえるのが一番安心できるのかもしれませんが、なかなか簡単にはいかないものですよね。そんなときは求人サイトを頼ってみましょう。
有給インターンを専門に取り扱っているWebサイトを紹介します。

ゼロワンインターン

日本最大級のインターンシップ求人サイトである「ゼロワンインターン」。長期の有給インターン求人が豊富なので、しっかりと働きたい人にはおすすめです。
ゼロワンインターンの最大の魅力と言えば、就業3か月後に頑張った人にのみ与えられる推薦状。社長自らがあなたの仕事ぶりを評価してくれるため信憑性が高く、就職活動の役に立つこと間違いありません。
推薦状を見た企業から特別選考ルートが届いた例も存在します。

キャリアバイト

有給インターン求人の掲載数No1を誇るサイトです。東京・神奈川・千葉・関西・九州・東北と多方面の求人を取り上げているので、地方在住の大学生にもおすすめです。
エンジニアの求人が多いところも特徴です。

JEEK

東京や大阪の大手企業やベンチャー企業など幅広い企業を掲載しているのが「JEEK」。見事インターンが決まればお祝い金が出るといううれしい特典つきです。営業や事務に始まり、マーケティングやエンジニア、デザイナーなど
スキルを活かせる求人が充実しているので、自分に合ったところを探せます。

インターンバイト

インターンバイトは、関西圏・関東圏が中心の有給インターンサイトです。
アルバイトよりも時給がいいので、中にはアルバイトを辞めて有給インターンのみで就活を行っている方もいます。さらに、インターンバイトはインターン先が決まると5000円のお祝い金ももらえるます。
就職したい業界が決まっている学生には、長期有給インターンで稼ぎながら就活、楽しい学生生活も送れそうですね。

まとめ

有給インターンを行うことで、学生は企業や社会を見る目が養われるようになり就職に失敗する確率がぐっと低くなります。しかもお金がもらえるというところが魅力ですよね。
早い人だと大学1年生から有給インターンを始めています。気になる人は、サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。