インセンティブ手当(歩合)が多い業界ランキング!平均相場も解説!

営業の歩合・インセンティブのヘッダー

給与の形態は様々ですが、稼ぎたい方の中にはインセンティブ手当の多い企業を探している方も多いでしょう。

固定給と違ってインセンティブ手当の割合が高いと、頑張り次第でいくらでも稼げるので上昇志向の高い方にはぴったりです。今回の記事ではインセンティブ手当の多い業界や企業、相場なども含めて詳しく紹介していきます。

インセンティブ手当(歩合給)とは?

インセンティブ手当とは、個人やチームの営業成果に応じて普段の給与とは別に支給される手当のことを指します。

毎月のノルマ以上に業績を上げた営業パーソンなどに支給されるのが一般的です。

業績が良ければ青天井に支給させるケースも多いので、トップ営業パーソンになると1カ月で100万円以上のインセンティブを受け取る人もいます。

インセンティブだけで100万円以上なんて、夢みたいだ!
インセンティブはたくさん稼ぎたいと思っている人が、営業職を選ぶ理由の1つでもあるのです。

インセンティブの主な計算方法

インセンティブの計算方法の例を図解

インセンティブ手当は会社によって大きく異なりますが、ノルマを超えた金額の4%程度に設定されている事が比較的多いです。

例えばノルマが50万円分だとして、70万円分を売り上げたとしたら
20万円分超えていることになるね
インセンティブの規定が上振れ分の20%であれば、20万円の2割(4万円)が歩合給となります。
仮に100万円ほどノルマを超えていれば、歩合給だけで20万円が支給されるという仕組みです。

大型案件を決めればインセンティブで年収1000万も夢ではないことが分かります。

インセンティブ手当(歩合)が多く稼げる業界ランキング

インセンティブで稼げる仕事を図解

インセンティブ制度を取り入れている企業は多いですが、やはり業種ごとに特徴があります。

数ある業種の中でもインセンティブの割合が高く、稼ぎやすい業種をランキングで紹介していきます。

第1位:外資系生命保険

インセンティブ 企業ランキング 外資系生保

インセンティブ割合が高く実力次第で稼げる業種と言えば、一番に思い浮かぶのが外資系生保ではないでしょうか。

外資系と言えば一般的に実力主義でその分収入が高い傾向がありますが、その中でもインセンティブの割合が特に高いのが生命保険会社です。

トップ営業マンになると年収が億を超える場合もあるなど高収入が見込めますが、固定給のないフルコミッションの場合もあるなど、まさに実力主義なのが特徴と言えるでしょう。

第2位:IFA

インセンティブ 企業ランキング IFA

外資系生保と同様に、億越えの年収も狙えるのが近年注目を浴びているIFA(独立系ファイナンシャルプランナー)です。

顧客の資産運用のアドバイスを行うのが主業務ですが、顧客の預かり資産や株式などの売買手数料がそのまま収入に直結するので稼ぎたい方には向いているでしょう。

証券会社から転職される方が多いですが、証券会社のように固定給のケースは少なくインセンティブ割合が高く稼ぎやすいのが特徴です。

第3位:不動産営業(投資用)

インセンティブ 企業ランキング 不動産(投資用)

続いてインセンティブの割合が高いのが、不動産営業です。

不動産営業と一口にいっても取り扱う物件によってインセンティブ割合は違いますが、主に投資用不動産の販売をおこなっている不動産営業は不動産業界の中でもインセンティブが高めの傾向にあります。

投資用不動産となると取り扱う物件の金額も億単位の高額物件が中心になるので、自然と報酬も高くなり稼ぎやすいのが特徴と言えるでしょう。

第4位:不動産営業(マイホーム用)

インセンティブ 企業ランキング 不動産(マイホーム)

投資用ほどではないですが、マンションや戸建てなどを販売する不動産営業もインセンティブ割合の高い業種です。

大手ハウスメーカーであってもインセンティブ割合の高い会社もあるので、稼ぎたい方には向いている仕事です。

ただしどうしても投資用と比べると1件あたりのインセンティブ金額は低めになってしまう点には注意が必要です。

第5位:保険代理店

インセンティブ 企業ランキング 保険代理店

外資系生保ほどではないですが、保険代理店もインセンティブの高い業種の一つです。

保険代理店になるには街中にある保険ショップに勤務するか、自ら個人事業主として独立開業する方法がありますが、やはり稼げるのは後者でしょう。

国内大手損保の多くも代理店独立支援を行っており、手厚い支援を受けつつ個人事業主として大きく稼ぐ事も可能です。

また外資系生保と違って複数の保険会社の代理店を兼ねる事も出来るので、お客様目線の仕事が出来るのも特徴です。

第6位:リフォーム営業

インセンティブ 企業ランキング リフォーム営業

リフォーム営業も比較的インセンティブの高い業界と言えるでしょう。

一口にリフォーム営業と言っても幅広く、新規開拓を中心に営業活動を行う会社ほどインセンティブ割合は高い傾向にありますが、その分仕事は大変です。

基本的には戸建てなどに住んでいる個人の顧客が対象になりますが、数百万~数千万と高額の受注も期待できるため頑張り次第で稼ぐことは可能です。

第7位:医療機器の営業

インセンティブ 企業ランキング 医療機器

あまりイメージはないかもしれませんが、医療機器の営業も会社によってはインセンティブ制度の高い業界です。

取り扱う機器にもよりますが医療機器は高いものであれば何千万円にもなりますし、頻繁に新しい機器が出るので努力次第では稼ぐことが出来るでしょう。

しかしその分ストレスも多く、営業する相手はドクターが中心になるので一般の個人向けの営業とは違った難しさがあると言えます。

第8位:太陽光発電の営業

インセンティブ 企業ランキング 太陽光パネル

先程紹介したリフォーム営業に割と近いのが、個人宅向けに太陽光パネルを販売する営業です。

基本は新規開拓が中心になるので仕事は大変かもしれませんが、1件の受注は数百万円程度と高く、国からの補助金も出るなど近年注目され続けてきた商材なので売りやすい側面もあるでしょう。

しかし足元ではパネルの価格が下がってきた事に加え、売電単価も減少傾向にあるので以前ほどは稼ぎにくくなっています。

第9位:車の販売

インセンティブ 企業ランキング 車

自動車の販売も台数によってインセンティブが働く業界です。

新車ディーラーや中古車販売、輸入車など取り扱う商品や会社によってインセンティブの割合は大きく違いますが、営業成績によって報酬が変わる仕組みの形態が多いでしょう。

新車ディーラーなどの場合では車の販売だけでなく、自動車保険やクレジットカードなども取り扱っているケースもあるので、幅広に成果を求められるのも特徴と言えます。

第10位:タクシードライバー

インセンティブ 企業ランキング タクシードライバー

ご存知の方も多いかもしれませんが、普段何気なく利用しているタクシードライバーも実はインセンティブの割合が高い業界です。

タクシー会社にもよりますが、運賃の何割かがドライバーの収入になる仕組みが多く、ドライバーにとってはいかに効率良く長距離利用の顧客を見つけるかが重要になるでしょう。

しかしタクシー利用料は高くても数万円とそこまで値が張る訳ではないので、上位の業界に比べると稼げる金額は限定的と言えるかもしれません。

年収1000万も!インセンティブが多い企業ランキング

インセンティブ 企業ランキング 年収1000万

業界の次は個別企業でインセンティブの割合が高い企業を紹介していきます。

ランキングという都合上、どうしても有名な大手企業が中心となっていますが、紹介している以外にも他にもたくさんのインセンティブ割合の高い企業はあります。

第1位:プルデンシャル生命

プルデンシャル生命

実力次第で高額収入も可能な企業の代表格とも言えるのが、外資系生保のプルデンシャル生命です。トップセールスマンになると億を超える年収の方もいる一方で、なかなか成果が上がらず辞めていく方も少なくありません。

このようにとても夢のある企業ではありますが、入社するのも簡単ではなく基本はヘッドハンティングのみです。

選ばれた方の中で、更に活躍出来れば高額報酬を手にできる、まさに実力主義の企業です。

公式サイト:https://www.prudential.co.jp/

第2位:アフラック生命

アフラック生命

こちらも実力主義の外資系生保を代表する企業です。

取り扱っている保険が医療保険やがん保険が中心になるので、生命保険のプルデンシャルに比べるとどうしても1件あたり保険料は小さくなってしまいがちですが、インセンティブによっては高額収入も見込める企業と言えるでしょう。

公式サイト:https://www.aflac.co.jp/

第3位:大東建託

大東建託

続いて紹介する大東建託は地主や富裕層に対して、投資用不動産の提案を行う建築営業です。

1棟あたりの金額は数億~10億になる事もあるだけでなく、営業相手も知識豊富な投資家なので大変な仕事ではありますが、その分成約した際のインセンティブも大きく働きます。

社内の雰囲気も年功序列と言った考え方はあまりなく、若い方でも実力次第で出世しているのでやる気のある方には向いてる企業です。

ただ、店舗によってはブラックであるケースも存在するようなので注意が必要です。

公式サイト:https://www.kentaku.co.jp/

第4位:AIG損害保険

AIG損害保険

外資系の損害保険会社のAIGもインセンティブ制度の高い企業の一つです。

入社間もない時期は固定給もありますが、年々インセンティブ割合が増えていき4年程度するとフルコミッションへと移行するのが一般的な形態のようです。

先ほど紹介したプルデンシャル生命ほどではないですが、実績次第で稼ぐことが可能な会社です。

公式サイト:https://www.aig.co.jp/sonpo

第5位:大和ハウス工業

大和ハウス

日本を代表する大手ハウスメーカーの大和ハウスも、インセンティブによっては稼げる企業の一つです。

ただし外資系生保のようにフルコミッションという訳ではなく、ある程度ベースの固定給もあるうえで、実績が給与に反映される仕組みとなっています。

大和ハウスの場合は投資用不動産もマイホーム用の不動産も両方取り扱っているので、所属している部署によってどちらを取り扱うかが決まっているようです。

公式サイト:https://www.daiwahouse.co.jp/

第6位:住友不動産

住友不動産株式会社

住友不動産も大手不動産の一角ですが建築がメインの大和ハウスとは違って、どちらかというと仲介がメインになります。

また住友不動産では「新築そっくりさん」というリフォーム事業も行っているので、リフォーム営業としての募集があるのも特徴と言えるでしょう。

大和ハウス同様にベースの固定給に加えて、実績のインセンティブが上乗せされる仕組みとなっています。

第7位:アイ・パートナーズフィナンシャル

アイパートナーズ

続いて紹介するのが近年注目を浴びているIFAの最大手である、アイ・パートナーズです。

IFAはこちらの会社に限らず実績次第のフルコミッション制度を採用している会社も多く、株式の売買手数料に応じて給与が決まるケースが多いです。

そのため大手証券会社と比べても、給与水準は高く収入アップを目指して転職する方が増えています。

しかしまだ業界としても新しいので、企業によっては報酬制度なども大きく違う点には注意しましょう。

第8位:東急リバブル

東急リバブル株式会社

東急リバブルも様々な不動産の仲介を取り扱う大手不動産会社で、成約実績によって収入が増減するインセンティブ制度が導入されています。

渋谷を始めとした東急線沿線の不動産に強いのが特徴なので、都心に住んでいる方であれな一度は耳にした事があるでしょう。

比較的固定給の割合が高いですが、努力次第で稼ぐことが出来る会社です。

第9位:シノケングループ

シノケン

投資用不動産の企画販売を行う会社で、営業で入社をすれば固定給+インセンティブでしっかりと稼げる会社です。

固定給でもある程度の年収は確保してくれているので、外資系企業のようにフルコミッションではありません。

しかし稼いでいる方は20代で年収1,000万円を超えている方もいるなど、若くして高年収を実現できる会社です。

第10位:東京無線

東京無線

最後に紹介するのは東京23区を中心にタクシーを展開している組合の共同無線です。

タクシードライバーの給与は基本給+インセンティブで決まりますが、東京無線の場合は23区内でのシェアも高く実績も豊富なので配車に困るということがなく、他社に比べると稼ぎやすいと言えるでしょう。

稼いでいる方ではコンスタントに年収600万円を確保するなど、高収入が期待出来ます。

業種別のインセンティブ手当(歩合)の平均相場

インセンティブ 企業ランキング 相場

インセンティブと一口に言っても、業種によって相場や計算方法は様々です。業

そこで種ごとの相場について見ていきましょう。

保険の場合は年間保険料の30~50%程度

保険会社の場合は、インセンティブのベースになるのは年間の保険料が一般的です。

保険料とは契約者が保険会社に払う保険代金のことで、保険会社が受け取る売上と言えます。

企業や保険の内容にもよりますが、年間保険料の30~50%程度がインセンティブとなる場合が一般的です。

不動産の場合は仲介手数料の20%程度が多い

不動産会社の場合は、仲介手数料がインセンティブのベースになります。

仲介手数料は不動産価格の最大3%程度かかるのが一般的で、高額の不動産になると仲介手数料も何千万という金額になります。

不動産会社の場合のインセンティブは、この仲介手数料の20%程度が一般的な水準です。

人材派遣は紹介料の20~40%が平均

人材派遣の場合は、インセンティブの基礎になるのが人材を紹介した際に企業から貰える紹介料です。

紹介料も企業毎の契約なのでまちまちですが、紹介した人材の想定年収の30%程度が一般的と言えるでしょう。

そして営業担当のインセンティブとしてはその紹介料の、20~40%が一般的な水準です。

自動車営業1台あたり1~3万円

自動車販売の場合のインセンティブは、1台あたりの金額できまっているケースが多いようです。

新車や中古車・輸入車などによってもまちまちですが、1台当たり1~3万円程度が一般的と言えるでしょう。

タクシードライバーは売上の40~50%程度

タクシードライバーのインセンティブは、やはり売上(=運賃)がインセンティブのベースになります。

インセンティブの割合はタクシー会社にもよりますが、売上の40~50%程度が一般的と言えます。

インセンティブ報酬と基本給の比率は?

ここまでインセンティブについて説明してきましたが、企業によっては基本給との併用の場合があります。

インセンティブと基本給の割合はどれくらいが一般的な相場でしょうか。

国内上場大手は高い場合でも5:5

国内の上場している企業の場合は、不動産や保険会社のようなインセンティブ割合が高い会社であっても固定給との併用が一般的です。

報酬形態は様々ですが毎月の月給が固定給で、ボーナスをインセンティブにしているという企業が多く、インセンティブ割合が高い場合でも5:5程度が一般的でしょう。

外資系や中小はフルコミッションの場合もある

インセンティブ 企業ランキング 報酬

一方で外資系や、中小企業の営業の場合は社員のモチベーションを上げる意味を込めてインセンティブ割合を高くしている傾向にあります。

中には実績がなければ殆ど収入が無いようなフルコミッションのケースもあります。

ただし企業によっては入社後数年間は基本給を補償して、その後フルコミッションに切り替えるという場合も多いでしょう。

インセンティブ手当(歩合)の報酬例

インセンティブ 企業ランキング 報酬例

インセンティブの相場や、基本給との割合はそれぞれなので実際どれくらいの収入になるのか分かりにくい場合も多いです。

そのため実際の収入をイメージしやすいように、業種ごとの報酬例を紹介していきます。

営業の例

まずは営業職における収入例を紹介していきます。

A社(リフォーム営業)

【給与形態】

  • 月給25万円(残業代+各種手当込)+歩合給
  • 歩合給は年間粗利率の25%程度で上限なし、残業代は固定で実際の残業の有無にかかわらず支給
  • 社保完備、交通費全額支給、その他福利厚生も充実

【年収例】

  • 28歳(入社2年目)・・・年収810万円(固定給300万円+インセンティブ510万円)
  • 34歳(入社6年目)・・・年収1,300万円(固定給500万円+インセンティブ800万円)

B社(医療機器営業)

【給与形態】

  • 年俸350~500万円+インセンティブ
  • 年俸には月間30時間の残業代も含み、残業が無い場合も支給。超過した場合は別途支給
  • 営業車貸与、交通費・ガソリン代支給、年1回給与改定、決算賞与有

【年収例】

  • 28歳(入社3年目)・・・年収545万円(年俸470万円+インセンティブ75万円)
  • 38歳(入社7年目)・・・年収680万円(年俸600万円+インセンティブ80万円)

同じ営業と言っても扱う商材によっても歩合給の割合が違うので、求人情報などを良くチェックするようにしましょう。

人材業界の例

続いて人材業界の収入例を見ていきましょう。

A社

【給与形態】

  • 固定給280万円+インセンティブ
  • 固定給には月40時間の残業代を含む。インセンティブは粗利の5~40%を支給
  • 交通費全額支給、社会保険完備

【年収例】

  • 29歳(入社4年目)・・・年収760万円(固定給280万円+インセンティブ480万円)
  • 34歳(入社6年目)・・・年収1,030万円(固定給280万円+インセンティブ750万円)

B社

【給与形態】

  • 月給30~50万円+インセンティブ
  • 月給には45時間分の残業代を含む
  • 賞与(年1回)、昇給(年2回)、社保完備、交通費全額支給、役職手当有り

【年収例】

  • 28歳(入社2年目)・・・年収780万円(固定給400万円+インセンティブ380万円)
  • 30歳(入社5年目)・・・年収1,020万円(固定給500万円+インセンティブ520万円)

証券会社の例

次に紹介するのは、証券会社の年収例です。

A社

【給与形態】

  • 固定給20万円(月給)+インセンティブ
  • インセンティブは月間手数料収入が50万円を超えた場合に発生、入社1年目は年収保証あり。

【年収例】

  • 29歳(入社3年目)・・・年収600万円(固定給240万円+インセンティブ360万円)
  • 34歳(入社6年目)・・・年収960万円(固定給240万円+インセンティブ720万円)

B社

【給与形態】

  • 年俸300~540万円+インセンティブ
  • 完全週休2日制(土・日)、祝祭日、年末年始、特別休暇、有給休暇

【収入例】

  • 32歳(入社4年目)・・・年収680万円(固定給400万円+インセンティブ280万円)
  • 42歳(入社10年目)・・・年収980万円(固定給500万万円+インセンテュ480万円)

保険業界の例

続いては保険業界の収入例です。

A社

【給与形態】

  • 固定給14〜30万円+インセンティブ
  • 残業手当・交通費全額支給

【収入例】

  • 34歳(入社1年目)・・・年収600万円(固定給280万円+インセンティブ320万円)
  • 38歳(入社5年目)・・・年収800万円(固定給360万円+インセンティブ440万円)

B社

【給与形態】

  • 入社4か月まで:固定給30~36万円
  • 入社2年目まで:毎月逓減する固定給+インセンティブ
  • 入社3年目以降:フルコミッション+個人業績に応じた年4回の賞与
  • 社保完備。交通費全額支給、退職金制度あり、厚生施設利用可能

【年収例】

  • 34歳(入社5年目)・・・1,000万円(年間コミッション600万円+賞与400万円)
  • 43歳(入社10年目)・・・3,000万円(年間コミッション1,700万円+賞与1,300万円)

不動産業界の例

最後に不動産業界の収入例を見ていきましょう。

A社

【給与形態】

  • 月給25万円+インセンティブ
  • 月給には58時間の残業代を含む、社保完備、交通費支給、提携住宅ローンあり、従業員持ち株会

【年収例】

  • 28歳(入社2年目)・・・年収630万円(月給25万円+インセンティブ330万円)
  • 35歳(入社5年目)・・・年収900万円(月給25万円+インセンティブ600万円)

B社

【給与形態】

  • 年俸250~500万円+インセンティブ
  • 年俸には残業代30時間含む、社保完備、交通費全額支給

【年収例】

  • 34歳(入社3年目)・・・年収800万円(年俸400万円+インセンティブ400万円)
  • 44歳(入社9年目)・・・年収1,200万円(年俸500万円+インセンティブ700万円)

インセンティブ報酬で高収入を狙うコツ

インセンティブがある仕事へ転職する際の注意事項

売りやすい商材の企業に就職する

インセンティブを稼ぐには売上をあげることが重要になる訳ですが、売上を伸ばすには売りやすい商材を取り扱う事が近道と言えます。

業界や職種によってインセンティブの計算方法は違いますが、どのような計算方法であっても計算のベースになるのは売上です。

中には利益ベースで計算をする場合もありますが、利益を伸ばすには売上を伸ばすことが重要となるでしょう。

例えば同じ不動産を扱うにしても、地方の中古物件よりも都心の新築マンションの方が売りやすいのは間違いありません。

このように出来るだけ売りやすい商材を扱っている企業を選ぶことが、インセンティブを稼ぐには重要です。

取り扱っている商材が魅力的であればあるほど、売上をあげやすくインセンティブも稼ぎやすいと言えるでしょう。

単価の高い商材の企業に就職する

インセンティブ 企業ランキング 高収入 コツ

売上をあげるためには、単価の高い商材を取り扱う事もポイントです。

先ほど紹介したように売りやすい商材を取り扱うことは重要ですが、いくら売りやすいからと言っても単価が低ければ売上はあがりません。

一つの商材を売るための労力が同じなのであれば、単価の高い商品を売った方が売上はあがりインセンティブも稼げるでしょう。

一方で単価の高い商品はそう簡単に売れる訳ではないので、1個の商材を売るためにかける時間は単価が高くなるほど長くなると言えます。

そのため単価の高い商材が一概に良いという訳ではないですが、やはり高額商品の方が計算上インセンティブが稼ぎやすいのも事実です。

売りやすく、かつ単価の高い商材を取り扱うのが一番と言えますが、そんな商材はありません。

大事なのは価格帯と売りやすさのバランスを見極める事で、上手く稼げる商材を見つけることが効率良くインセンティブを稼ぐ近道と言えるでしょう。

未経験でも可!インセンティブ(歩合)で稼げる仕事

インセンティブ 企業ランキング 稼げる仕事

インセンティブ導入企業は大きく稼げる魅力がある一方で、安定感には乏しい場合もあるので入社するには勇気がいるでしょう。

ましてや未経験の業界となるとその不安も大きく、転職などの際に躊躇してしまう方も少なくありません。ここでは未経験OKでも稼ぎやすい職種の、具体的な仕事内容や収入例を紹介していきます。

不動産営業

不動産と聞くと専門知識が必要で、取り扱う金額も大きいので未経験では難しいように感じるかもしれませんが、未経験OKの採用も多い業界です。

先ほど紹介したようにインセンティブの割合が高い企業も多いので、努力次第では未経験からでも年収1,000万を稼ぐ事が出来る職種の代表と言えるでしょう。

不動産営業の具体的な仕事内容としては、不動産を売りたい方と買いたい方をマッチングさせる事です。

ネットや自社の顧客網などを駆使して不動産の売り情報と買い情報を集め、売主や買主に上手く提案する事で売買を成立させ、仲介手数料を得ることでインセンティブが発生します。

不動産の場合は1件あたりの金額が数千万円と高額になるので、成約させればインセンティブが大きくなりますが売買を成立させることは簡単ではありません。

そのため不動産営業の平均年収は約400万円程度と一般的な水準ですが、年収1,000万円を超えて稼いでいる方もたくさんいます。

売買を成立させる物件が高額になればなるほどインセンティブが働く仕組みなのである意味で年収上限はなく、年収数千万円を稼ぐことも可能ですがその分毎年の収入の変動も大きくなりやすいのが特徴です。

IT営業

次に紹介する未経験でも稼ぎやすい職種が、IT営業です。不動産同様にIT業界と聞くとハードルが高く、未経験からの転職は難しいように感じるかもしれませんがそんな事はありません。

IT業界は今世界的に見ても一番勢いのある業界と言え、そのため業界全体として人手不足感があるので、会社や職種によっては未経験OKの募集もあり、特に営業であればその傾向は強いです。

IT営業の仕事内容は自社のサービスや情報システムを使って、顧客の悩みを解決したり生産性を向上させていく提案します。

顧客の悩みや課題を明確にとらえて最適なサービスを提案する事が重要なミッションとなりますが、IT営業の場合がは技術者であるエンジニアとの橋渡し役という役割もあります。

そのため技術者と同じレベルでのIT知識が求められる場合もあるので、未経験の方であれば最初に知識の習得は必要になるでしょう。

平均年収は約480万円程度と言われており、日本の平均年収と比較しても高い事が分かります。

インセンティブは取扱うサービスや企業によっても違うので一概には言えませんが、成長ステージの企業であれば会社の成長に合わせて年収をアップしていく事も可能でしょう。

こちらの記事も読まれています

保険営業

保険営業も、未経験でも稼ぎやすい職種の一つです。不動産やIT同様に金融業界の営業なのでハードルが高いように感じるかもしれませんが、保険自体は多くの方が慣れ親しんでいる商品でもあるので商材としては取扱いやすいと言えるでしょう。

しかし仕事内容は簡単ではなく、自社や自分自信のネットワークを活用しながらの保険の販売をする事です。

これまで保険に入っていないという方は殆どいないため、他社からの乗り換えや追加での契約を提案するケースも多く、商品知識や提案力だけでなく顧客との信頼関係を築くコミュニケーション能力も必要になります。

また契約が取れた場合でも保険業法や金融商品取引法といった法令を遵守しながら手続きを進める必要があるので、知識も必要になります。

保険営業の平均年収は約360万円と言われており、他の職種と比べると低い傾向にあります。

しかしこれは保険会社の場合はフルコミッションでの契約形態があったり、また社員でなくパート契約が多い事も要因の一つです。

先ほども紹介したように外資系生保であれば稼ぐ方は年収で億を超える方もいるなど、上限なく稼げるのが保険営業の特徴です。

自動車営業

自動車営業も未経験からでも稼ぐ事が出来る職種の一つです。これまで紹介した職種に比べると自動車が普段の生活でも身近なだけに、あまり抵抗なく感じるかもしれませんが自動車の場合は技術や機械に関する知識の習得が必要になるでしょう。

仕事内容は当然自動車を販売する事ですが、ディーラーなどではクレジットカードや自動車保険なども扱っているので、販売する商材は多岐にわたるケースもあります。

また自動車を販売するだけでなく、車検や点検などのアフターフォローを通じて、顧客と長期にわたる信頼関係を築いていくことも自動車営業には求められます。

これまで紹介した職種と比べると、自動車営業はインセンティブよりも固定給の割合が高いのが特徴で、平均年収も約500万円と言われており高めの水準です。

一方でいくら販売台数を伸ばしてもインセンティブの割合が低いので、保険や不動産に比べると収入は伸びにくく、高い場合でも1,000万円程度が上限となるでしょう。

インセンティブのある求人が多い転職サイト

インセンティブ 企業ランキング 転職サイト

doda

インセンティブ 企業ランキング 転職サイト doda

まず最初に紹介するのが、転職支援サービスでは大手の一角を占めるdodaです。

他の転職サイトに比べると、30代や40代の実績のある方向けの転職に強いのがdodaの特徴なので、自然と求人情報も高待遇のものが多くなっています。

実際にインセンティブのある企業の求人件数は約9,500件も掲載されており、豊富である事が分かります。

dodaは転職サイトだけでなく、専任のキャリアアドバイザーが転職のサポートをしてくれるエージェントとしての機能もあります。

そのため転職活動に不安のある方でも、安心して活動に取り組めるのもこのサイトの特徴と言えるでしょう。

doda(デューダ)

年代20代~30代雇用形態正社員・契約社員・その他
対象エリア全国(海外を含む)
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • 土日祝休みの求人は業界トップレベル
  • 大手企業や年収500万以上の求人も多数
  • 研修制度で未経験でも安心

ビズリーチ

インセンティブ 企業ランキング ビズリーチ

続いて紹介するのが、最近シェアを伸ばしている転職サイトのビズリーチです。

ビズリーチは年収1,000万円を超えるような高年収・高属性の転職に特化した転職支援のサービスで、求人情報も専門人材や幹部候補生などのハイクラスなものが中心となっています。

インセンティブが付加されている営業のような募集も多く、約9,500件と豊富です。

またビズリーチは企業から直接スカウトが届く事もあるのが特徴なので、登録しておくとより内定への可能性も高まると言えるでしょう。

ビズリーチ

ビズリーチ
年代30代~50代雇用形態正社員
対象エリア全国・海外
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタント公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • 年収600万以上の求人が大半!
  • スキルに応じて直接スカウトが届く
  • 17,000を超える企業が登録しているので求人も豊富

マイナビエージェント

インセンティブ 企業ランキング マイナビエージェント

最後に紹介するマイナビエージェントも、dodaとならんで大手転職サイトの一角を占めるサービスです。

マイナビはdodaやビズリーチとは違って、20代や第2新卒のような若手向けの転職支援に強いのが特徴です。

そのため未経験OKの求人も多く、インセンティブのある営業の求人件数は全体公開されているだけで約150件ほどあります。

ただマイナビエージェントは会員限定の非公開求人が主なため、そちらを加えると多数の求人がある事が予想されます。。

またマイナビエージェントはキャリアアドバイザーの質が高い事でも有名で、初めての転職でもしっかりとサポートして貰えるので安心して転職活動に取り組めるでしょう。

マイナビエージェント

マイナビエージェント
年代20代~30代(特に20代)雇用形態正社員
対象エリア全国(海外を含む)
業界SE/Webエンジニア機械/電気営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務販売/サービス建築設計/土木/プラント/設備等事務/アシスタントその他
おすすめ度
ポイント
  • 様々な業種の土日祝休みの優良求人あり
  • エージェントのサポート体制が圧倒的
  • 給与交渉から退職報告、引き継ぎまで代行

インセンティブ手当の多い業界まとめ

インセンティブ 企業ランキング まとめ

給与の形態は様々ですが、同じ働き方でも実績に応じて給与が増えるインセンティブ制度の方が、稼ぎたい方には向いていると言えるでしょう。

特に営業のような売り上げを求める仕事であれば、インセンティブのある企業の方がモチベーションも上がります。

インセンティブの有無は業界や企業によっても違いますが、保険業界や不動産、証券などの業者で比較的多く導入されています。

中でも実力次第で稼げる職種の代表とも言えるのが外資系生保で、トップクラスの営業マンは年収で億を超える方もいるほどです。

インセンティブのある企業の中には未経験からでも挑戦出来る職種も多いので、高収入を目指して転職を考えている方はぜひ今回の記事を参考にしてください。