DODAとマイナビエージェントは言わずと知れた転職エージェント業界の大手企業です。

総合転職エージェントとして高い実績を誇る両社ですが、IT分野に特化した場合にはどちらが優れた転職エージェントと言えるのでしょうか。

今回はDODA×ITマイナビエージェント×ITの比較をテーマとして、両エージェントを利用した経験者の評価などを元に両社を徹底比較して参ります。

求人数や求人数の情報公開度で比較

DODA×IT:正確な求人数は不明

DODAはIT、エンジニア分野で紹介できる求人数について明らかにしていません。

こうした指摘に対し、「DODAのホームページにアクセスした場合にはIT、web、エンジニア系の求人数として約3,800件(2017年6月現在)とあるが?」といった疑問を抱いた方もおられると思います。

実はこの求人数は「転職サイトDODA」での求人数であって、転職エージェントのDODAとして個別に紹介できる求人数ではないのです。

ちなみに「転職サイト」とは求人情報を提供するだけのサイトのことです。

一方「転職エージェント」とは個別に求人企業を紹介したり、転職サポートを行う人的なサービスを提供する事業者のことです。

つまりDODAのホームページは「転職サイト」と「転職エージェント」の両方のサービスを同時に紹介しているため、こうした誤解を招きやすい状況が生まれています。

⇒「転職サイト」と「転職エージェント」の違いについて、こちらのページで詳しく説明しています。

専用ぺージでは社内SE359件、ITコンサル334件、一次請けsler1305件のみ

DODAはIT分野専門の転職エージェントサービス紹介ページで、求人数に関する情報を全く公開していない訳ではありません。

専門ページを見ると「社内SE359件、ITコンサル334件、一次請けsler1305件」といった求人数情報が確認できます。

ところがこの数は2013年9月現在の大変古いデータなのです。

従ってDODAの最新の求人数情報はやはり不明となり、情報開示には消極的という評価になります。

マイナビ×IT:公開、非公開とも求人数が明瞭

マイナビエージェントは公開求人数、非公開求人数共に明示しています。

IT分野に関わる職種の検索大項目は「IT/通信/インターネット」と「クリエイティブ系」の二つが該当しますが、これら大項目のみで検索を行った場合、公開求人が約5,600件、非公開求人が約17,000件(2017年6月現在)となっています。

そこから更に例えばFLASHエンジニアだとか、システムエンジニアといった具体的な職種のみを選択して検索も行えますが、この場合でもやはり公開、非公開求人数をそれぞれ確認できます。

求人数の情報公開ではマイナビ×ITが積極的

求人数の情報公開という点での比較では、文句なしでマイナビエージェントの方が透明度が高く、積極的と言えます。

公開、非公開求人数は他の転職エージェントと単純比較されやすい情報のため、大手も含めて積極的に公開したがらない情報だからこそ、マイナビエージェントの姿勢は高く評価できます。

両エージェント利用者による比較

DODA、マイナビエージェントと共にトップクラスの転職エージェントであることから、両エージェントに登録し利用していたという方は多数います。

そこで当サイトにおいて両エージェントを利用していたIT関連転職者の方々を対象に、どちらが優れていたかを尋ねたアンケート調査を実施(2017年3月実施・有効回答数約100)致しましたので、その結果をご紹介します。

紹介された求人数の数や頻度では?

・DODAが多い・・・・・・・・・・・・・・・43%

・マイナビエージェントが多い・・・・・・・・36%

・どちらも変わらない・・・・・・・・・・・・21%

この質問は、紹介された求人の数や紹介を受ける頻度はどちらが多かったかという「数量」を比較してもらった質問です。

ご覧のとおり、決定的な違いとまでは言えませんが、紹介数や紹介を受けた頻度ではDODAがマイナビエージェントをやや上回るという結果となりました。

紹介された求人の条件や質の比較では?

・DODAが良い・・・・・・・・・・・・・・36%

・マイナビエージェントが良い・・・・・・・・36%

・どちらも変わらない・・・・・・・・・・・・28%

紹介を受ける求人数がいくら多くとも、自分の希望条件にマッチしていなければ意味がありません。

また、条件が良かったとしても労働環境が悪そうだ、あるいは企業の財務状況が思わしくなく、倒産する可能性がありそうな企業などは受けたくないですよね。

そうした求人の条件や求人企業の品質という点で、どちらが良かったかを比較評価してもらったのがこの質問です。

結果はご覧の通り見事に「均衡」していました。

ただし、個別意見では「断然DODAだ」「マイナビの方が圧倒的に良かった」といった声があったのも事実です。

キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントの(業界に対する)専門知識では?

・DODAが良い・・・・・・・・・・・・・・32%

・マイナビエージェントが良い・・・・・・・・36%

・どちらも変わらない・・・・・・・・・・・・32%

転職エージェントのサービスの要となるのが、担当者による転職支援サービスですが、DODAでは担当者のことを「キャリアアドバイザー」、マイナビエージェントでは「キャリアコンサルタント」と呼称しています。

キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントを比べてどちらがIT業界やIT関連職種などに関する専門知識が豊富だったかを比較してもらったのがこの質問です。

その結果、わずか4ポイント差ですがマイナビエージェントがDODAを上回るという結果でした。

IT分野は、求人企業側がどのようなスキルを求めているかを正確に理解できる知識が転職エージェントに求められます。

専門知識が不十分であればミスマッチを引き起こしやすいだけに、キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントのIT分野に関する見識の優劣は転職エージェント選びで重要なチェックポイントになります。

この点ではマイナビエージェントがオススメと言えそうです。

キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントのマナーや接客態度、対応では?

・DODAが良い・・・・・・・・・・・・・・27%

・マイナビエージェントが良い・・・・・・・・29%

・どちらも変わらない・・・・・・・・・・・・44%

キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントの接客態度やビジネスマナー、あるいは丁寧な対応だったかどうかを比較してもらったのがこの質問です。

集計結果では「どちらも変わらない」が44%と約半数を占めましたので、この点ではDODA、マイナビエージェントと共に変わらないと評価して良さそうです。

こうした背景になった両社の取り組みについてご紹介しますと、DODAはキャリアアドバイザーの資質向上に向けた取り組みとして厚生労働省も認定している国際的なキャリアカウンセラー認定資格である「GCDF」資格取得を奨励しており、DODAでは同有資格者が年々増加しています。

同資格は実務経験に加えて百数十時間以上の講習を受けなければならない等、軽々と取得できる資格ではありませんので、今後この資格ホルダーの数も転職エージェントを比較、検討する上での大きな判断材料になってくると見られます。

一方マイナビエージェントは、マイナビ社の方針として「顧客満足度の重視」と「IT業界のエージェントサービス強化」へ特に力を注ぐことを表明しています。

そのため、IT分野にはキャリアコンサルタントの中でも特に高い実績を収めており、且つ前職でIT関連業界に在職した経験がある人材を中心に登用し、配属後も継続的な社内教育を通じて日々資質の向上に努めています。

キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントによる転職後のフォローでは?

・DODAが良い・・・・・・・・・・・・・・31%

・マイナビエージェントが良い・・・・・・・・42%

・どちらも変わらない・・・・・・・・・・・・27%

転職エージェントの多くは「転職が決まるまでがサービスではなく、転職が決まった後も相談やサポートを行う」といった主旨の広告をよく行っています。

ところが当サイト編集部には「転職が決まった後はそれっきりになった」、「転職後に相談を持ちかけたら冷たい対応だった」といった声が多数寄せられています。

そこで、転職後のフォローの有無や対応についても比較してもらったところ、この点ではマイナビエージェントが10ポイント以上の差を付けるという結果となりました。

マイナビエージェントは「顧客満足度向上」の取り組みの一環として、転職後の利用者のフォローにも注力していますので、それが奏功していると見られます。

IT分野の転職市場は売り手市場を通り越して、今や人材争奪戦のような状況になっています。

職種によっては既に欧米型のような転職を重ねることがキャリアップとなる状況が生まれていますので、転職エージェントは特にIT分野の転職者の方々についてはフォローを強化すると考えられます。

DODAはその点で出遅れている感がありますが、DODAも今後アフターフォロー面のサービス向上は十分に期待できます。

転職エージェントとしてのサービスメニューの数では?

・DODAが良い・・・・・・・・・・・・・・13%

・マイナビエージェントが良い・・・・・・・・14%

・どちらも変わらない・・・・・・・・・・・・73%

一般的に転職エージェントは個別カウンセリングや求人企業の紹介、応募書類の添削、面接日程の調整や退職手続きフォローと言ったサービスを提供してくれますが、実際に利用者として受けたサービスの数を基準に回答してもらうことを利用者へお願い致しました。

その結果、「どちらも変わらない」というのが7割超を占めましたので、利用した際に受けられるサービスの「数」ではDODAもマイナビエージェントも大差ないと評価して良いでしょう。

総合評価として

・DODAが良い・・・・・・・・・・・・・・37%

・マイナビエージェントが良い・・・・・・・・35%

・どちらも変わらない・・・・・・・・・・・・28%

DODA、マイナビエージェントの両社を利用した経験を有するIT分野の転職者が下した総合的な評価としては、わずか2ポイント差ですがDODAがマイナビエージェントを上回りました。

2ポイント差をどう見れば良いかですが、「どちらも変わらない」とする回答率が約3割あったことも踏まえますと、殆ど差はないと見なすのが妥当と言えます。

両社がIT分野の転職支援で今後どのような取り組みを行うかによってこの差は将来変化することが考えられますが、現時点での利用者評価から導き出される結論としては「どちらを利用しても遜色ないサービスを受けられる」ということになります。

まとめ:両社に登録し両社を競わせることがオススメ

IT分野の転職市場は売り手市場を通り越し、人材争奪戦といった状況になっています。

そのためITエンジニアの皆様は自ら積極的に求人企業を探さなくとも、「待つ」だけで優良求人案件の紹介を多数得ることができます。

従ってIT分野のエンジニアや技術者の方々が転職に臨む場合は複数の転職エージェントに登録し、転職エージェント同士を競わせることでより良い条件の求人を獲得するという戦略で臨むことがオススメです。

DODAもマイナビエージェントも実績と信頼性を兼ねた優良転職エージェントです。

利用者のアンケート結果からDODAもマイナビエージェントも決定的な差はないと評価できますので、両社に登録し、両社から求人企業の紹介を得ることでぜひ理想的職場への転職を実現してください。

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