土日休みが多い業界7選

平日に休みたいという人も中にはいらっしゃるかと思いますが(人が少ないから)、やはり人がお休みのときに自分が働いているのは嫌なものです。
土日休み、それも完全土日週休二日制の会社がいい、という人も多いでしょう。

今回は土日に確実に休める正社員の仕事を集めてみました。
あくまで目安なので、部署によって違うということは十分にあり得ますので注意してください。

求人探しのノウハウ編

最初に求人票の「年間休日」でソートします

まず、土日休みの正社員求人を探すノウハウから書きます。

土日休みの大前提が「完全週休二日制」であることは言うまでもありません。
求人票では、さも土日全部休めると錯覚させて、実際は土日のうち一日も休めない、というところも珍しくありません。
土日休みが多い業界を探す前に、求人票の「年間休日」を確実にチェックしましょう。

女性

「実際は違った」(休みが少なかった)ということがあるかもしれませんが、求人票ですでに少ないのであれば超超ブラック企業に間違いありません。

年間休日の目安

求人票の年間休日数

①100日未満

年間52週ですから、週2日休むことができません。
間違いなくブラック企業、論外です。絶対に受けてはいけません。

②104日

週休2日の企業です。
しかし、土日分だけですから祝日は出勤になります。
あるいは「祝日のあった週は土曜日出勤」になるかもしれません。

正直まったくおススメできません。
お盆や年末年始もカレンダー通り出勤です。
外食や小売に多いでしょうね。

③110日前後

毎月一回土曜出勤があると、この休日数になります。
保育園など「土曜日も空いている、ただし少数の子どもしか来ないため土曜出勤日を割り振る」感じになります。

④120日

完全週休二日+祝日(年間16日)を加えるとこの数字になります。

「ブラックではない」職場に行きたい場合、このラインは最低目指したいものです。

⑤121日~129日

完全週休二日+祝日に加えて、年末年始(12月29日~1月3日)、さらに夏季休暇(お盆休み)が3日程度あるとこのラインになります。
このくらいになると(本当に休めるとしたら)なかなかいい職場ですね。

⑥130日以上

⑤に加えて、夏季休暇が5日以上、年末年始も12月28日が休みだったり、1月5日くらいまで休みだったりするとこのラインになります。
さらにメーデーや会社の創立記念日が休日の会社もあります。

ここだとホワイト度がかなり高いです。
このくらいの会社なら有休もとりやすいのでしょう。

⑦140日以上

有給休暇抜きでこのラインは伝説のホワイト企業級です。

ネット上でもホワイトだともてはやされる「未来工業」「福音館書店」あたりが該当するでしょうか。
レジェンド級ホワイト企業なので参考まで。

ポイント 女性

土日に絶対休みたい場合、少なくとも④~⑦を目指したく、そのためにはまず求人票をチェックします。
①~③であればその瞬間却下しましょう。

土日休みを確固たるものにする「完全週休二日制」と「週休二日制」の峻別

週休二日の表記

年間休日で大体わかりますが、合わせてチェックしたいのが週休二日の表記です。

「○勤○休」や「隔週週休二日制」などは論外として、「週休二日制」で騙す悪徳企業が存在します。

①「週休二日制」

実はこの表記は「月に一回以上週休二日の週がある」だけでクリアできます。

つまり年間52週+12か月毎月1回=年休64日の会社でも「週休二日制」なんです!
これおかしいですよね。

「完全週休二日制」と記載がないところはほぼブラックですからやめましょう。

②「完全週休二日制」

この表記だけだと、年間休暇104日以上ということだけしかわかりません。
祝日は出勤、あるいは「祝日分の振り替えで土日どちらか出勤」ということがあり得ます。

もちろん、「平日水曜日+日曜日が休み」など土日連休にならないパターンもこの表記になります。

③「完全週休二日制(土・日・祝)」

ここが落とし穴です。

この表記だと「土日祝日合わせて完全週休二日」なんです。
GWや祝日がある週は土日出勤の可能性もあります。
この表記は「罠」なので注意してください。

狙うのは↓です。

④「完全週休二日制(土・日)、祝日」

これです。
これは「土日完全に週休二日で休めて、加えて祝日も休み」という望ましいパターンです。
この記事で紹介したいのはこういうところですよね。ここなら、年間休日120日以上が確保できそうです。

つまり

  • 「年間休日120日以上」
  • 「完全週休二日制(土・日)、祝日」

が求人票に掲載されている会社こそが、土日休みの正社員になれる条件ということになります。

これ以外の求人は無視しても構わない、そのくらいの気持ちで行きましょう。
どうです、簡単に求人をソートできますよね。

【業界紹介編】 土日休みの仕事が多い業界7選

それでは業界を見ていきましょう。
あくまで全体的にそうだ、ということであり、その業界全企業がそうではないことはお含みおきください。
部署によって違うこともありますし、出向したら出向先のカレンダーに従います。

事務系公務員

ます思い浮かぶのが公務員ですが、すべての公務員が土日休めるわけではありません。

<土日休めない公務員>

  • 1.公安任務

警察官警察、消防、自衛隊などは公務員ですが、当然土日完全に休めないですよね。

何かあれば命を懸けて職務を遂行しなければいけないわけで、そこの週休二日の概念なんてありません。

  • 2.学校の先生

先生学校は完全週休二日制になりましたが、最近問題になっている部活指導などで土日がない先生もたくさんいます。

また、学力低下への懸念から土曜日授業をする学校も増えてきました。
そうなると土日休めるはずがありません。

というか、学校の先生はあらゆる職種の中でもブラック度が高いわけですからね。

  • 3.病院や保育園

医師土曜日診察をする公立病院や土曜日保育を行う公立保育園に勤務する、医師、看護師、保育士なども土曜出勤する日があります。

尤も、代休を平日に取ることができるため、「完全週休二日制」は可能です。
土日確実に休めないというわけです。

  • 4.中央省庁、都道府県庁(上級)

公務員国家公務員で中央省庁勤務の人や地方公務員でも(上級)の人は、残業や休日出勤が多いことで知られています。

事件や災害があれば休んでいられません。
規定上は「完全週休二日制(土・日)、祝日」でも実際は出勤せざるを得ないと思います。

<土日休める公務員>

女性

というわけで、それ以外の公務員ならば土日ほぼ休めると思います。

要は地方自治体の事務職や図書館司書などですね。
批判される「お役所仕事」をしている人が休めるというわけです。

ただ、最近は「休日開庁日」を設ける自治体も増えてきているため、年一回か二回出勤するかもしれません。

あとは選挙事務ですね。土曜日の期日前投票の担当や、選挙当日の投票所、開票業務も公務員の仕事です。
尤も、選挙業務はしっかり手当がつきますので、むしろおいしいという公務員の人もいます。

BtoBのメーカー

BtoBBtoCだと土日に量販店やイベントに駆り出される可能性がありますが、専門的なものを扱うBtoBメーカーであれば、土日は顧客の会社も休みなのでしっかり休める可能性が高いです。

シェアを独占しているもののメーカーであればなおいいですね。
もちろん、そういう企業に転職するためには高いスキルや専門性も求められます。

自動車・輸送機器、半導体等メーカー

整備士有名な日本を代表する「重厚長大」系のメーカーは土日休めます。
「トヨタカレンダー」に代表されるように、工場の稼働と合わせて大型連休が多いのですが、祝日分を連休の谷間に埋め合わせて大型連休にするの、祝日の日は休めないかもしれません。

(例:7月の海の日、8月の山の日をGWの平日に持ってくる)

メーカーと販社は区別して考えてください。

「トヨタ自動車」は土日休めるホワイト企業ですが
「トヨタ自動車販売」は超絶ブラック企業です。
ブラックな部分を別会社に放り投げているんです。

金融機関

銀行銀行や信金などの金融機関も土日休みになります。
しかし、激務の業界なのは言うまでもなく、平日の残業がすさまじい可能性もあります。

営業の人の中には(自主的に)休日出勤をして仕事をしている人もいるようです。
激務すぎて休日は寝るだけになってしまうかもしれません。

郵便局

郵便局配達は土日も行いますから内勤のほうです。
民営化され、公務員ではなくなりましたが比較的公務員に近い待遇で働くことができます。

郵便局以外にももともと公務員で民営化された職場は土日休みが多い傾向にあります。
ただし、鉄道(HR)は最初現業(駅員、車掌)をやらされるので、土日休みではなくなります。

内勤になっても、鉄道に支障が出る事態になると(台風、大雪、地震等)社員総出で対応することもあるようです。

専門系出版社

出版社大手のコミック誌を発行している出版社は激務高給で休む暇もありませんが、専門系の出版社であれば締め切りに追われることも少なく、いい待遇で土日しっかりと休めます。

超絶ホワイトの例に出した「福音館書店」に代表される「児童書出版社」(客は幼稚園、保育園、図書館で固定されるので営業の必要がなく、既存の著作物を扱うのがメイン)

まったりホワイト出版社として有名な「医学系出版社」(医学書院・医歯薬出版・南江堂など)もいいですね。

ポイントは一般客を想定せず、専門家や特定の層向けの本を出しているところです。
電子書籍やネットの普及で紙の本は苦境にありますが、児童書は紙の本を子どもに読ませることが目的ですから廃れないんです。

教科書会社もこれらに近いのですが、教科書改訂の年は休日出勤(土日出勤)や残業も増えるみたいです。

財団法人、特殊法人、公益法人

法人民間企業でも公務員でもない業種ですね。
営利目的ではなく、寄付や補助金で事業を行っている団体であれば、まったりと働くことができますし、そもそも土日に業務をする必然性がないもの扱う団体であれば、土日も問題なく休めます。

年末年始休みが長いのも特徴で、1月5日どころか、1月7日(松の内が明ける)まで休みという団体もあります。

問題は給料が安いのと、そもそも採用があまりないということですね。
2chやtwitterなども見ながら情報を常に収集してください。

女性

給料を特に意識せず、「土日休み」を念頭に考えるとこの八つでしょうか。
繰り返しますが、会社や部署によりけりです。

事務職(一般職)

事務
俗にいう「一般職」であれば会社自体はブラックでも、一般職の人は事務だけなので楽に過ごすことができます。

経理の仕事になり、仕事内容を自分で抱え込んで把握してしまえば、あとは完全に自分のペースで好きな時に休むことができます(他の人はできないから)。

ただ、一般職に男性はなりにくいですし、結婚までの腰かけ的な扱いをしている会社もまだあります。
女性でも30代半ば(結婚出産の可能性あり)の人は、本来は「マタハラ」事案なのですが、敬遠されるかもしれません。

土日休めない業界と抜け道

逆に土日休めない仕事は、土日休みの人をお客にする仕事です。

女性

「外食」「介護」「小売」の「三大ブラック」だけではなく、ノルマが厳しいエステや美容関係、アパレル、学習塾講師なども非常につらい状況になります。あとは建設会社の施工管理(現場監督)でしょうか。
現場張り付きで土日もなく働かされるようです。

男性

不動産販売や自動車販売など販売系もノルマがあり実質休日はない状況です。

先日も筆者の自宅に不動産会社の新入社員が「名刺だけでももらってください」と複数やってきまし。これが耐えられずに多くの人が辞めていくのでしょう。

業界研究不足なのは事実ですが、難儀な仕事だと思います。

業種別の休日数ランキング -全80業種-|DODA

年間休日数が少ない業界TOP10

1位 コンビニエンスストア 95.8日
2位 外食/レストラン 96.0日
3位 芸能/芸術 99.1日
4位 理容/美容/エステ 105.0日
5位 放送 108.2日
6位 専門店/小売店 108.2日
7位 レジャー/アミューズメント 108.3日
8位 ホテル/旅館 108.8日
9位 建設設計 109.1日
10位 ゼネコン/サブコン 109.8日

これらと土日休めない業種はおおよそ一致します。
しかし、例外的に土日休めるところもあります。

女性

例えば、東京丸の内のオフィス街は、それぞれのビルの地下に地下街があり、そこに飲食店が集中しています(レストランや居酒屋)。
このお店は、ビルで働くサラリーマンを対象にしているので、会社が休みの土日は飲食店も休みなんです。

男性

地上にある路面店のレストランは結構やっていますが、わざわざ休日にオフィス街の地下にある飲食店を利用しようとする人はいませんからね。

こういうお店に正社員で働くケースは少ないと思いますが、例外もあるということです(オフィス街の小売店(大手コンビニ等ではない)にも当てはまりそうです)。

ホワイトだけど土日休めない会社もあります

ここまで書いてくると

  • 完全土日週休二日制=ホワイト企業の最低ライン
  • 土日週休二日制ではない=論外のブラック企業

と思いがちですが、必ずしもそうではありません。
土日出勤平日休みの会社でも超絶ホワイト企業もあるんです。

競馬例えば「JRA](日本中央競馬会)がこれに該当します。

JRAの職員は、土日は役職に関係なくほぼ全職員が全国の競馬場へ出張してレースの運営を担当します。
休みは平日の完全週休二日制です(つまりデスク業務は週三日)。

しかし、待遇は高給で福利厚生も素晴らしいです。
転勤が多いことを除けば、就職ランキングの天井にある職場なんです。

日本郵船・商船三井・川崎汽船などの海運業は、船に乗っていれば土日ありませんが決してブラック企業ではなく、超有名名門企業ですよね。

さすがに、これらの企業に簡単に転職はできませんが、

  • 完全土日週休二日制=ホワイト企業
  • 土日週休二日制ではない=ブラック企業

の二項対立の構図ではないことも知っておいてください。
でも休みが多い会社がいいのは事実でしょうから、是非休日数などから探し出してみてください。

土日確実に休める求人などは転職サイトや転職エージェントを利用しよう

このように休みが多く、土日休めそうな求人の見分け方が何となくわかったかと思います。

しかし、ハローワークや折り込みチラシにある求人の中には休日日数を偽っているところがあると聞きます。
違反してもペナルティはほとんどないため(ハローワークも全部調べられない)、「書いたもの勝ち」になってしまっています。

だから、求人側がお金を払う転職サイトや転職エージェントで土日休みの求人を探してみましょう。

ポイント 女性

営利企業が運営していますから、ウソを書けば以後の掲載は断られるはずです。
より「記載内容が本当である」可能性が高いのでリスクヘッジをしてみましょう。

転職に役立つノウハウと土日休みの仕事が多い業界7選 まとめ

  • 「年間休日」と「週休二日」の書き方でブラックかどうかがある程度わかる
  • 年間休日120日以上の会社が目安となる
  • 土日完全休暇と祝日分を土日出勤で埋め合わせる会社があり見極める
  • BtoBで一般客を対象にしないメーカーが土日休める傾向にある
  • 公務員でも職種によっては土日休めないので注意する
  • 外食、小売、介護はやはり鬼門
  • 例外を見つける方法もあるが正社員として働ける土日休みの外食、小売、介護は少ない
  • 土日出勤=完全ブラックではなくJRAのような(超ホワイトの)例外もあるので注意する
  • 転職の際は転職サイトや転職エージェントを活用し休日数や休みの表記を必ずチェックする