ITエンジニアの方に限らず転職を検討したものの、なかなか転職へ踏み切れなかったり、断念したりしてしまう大きな原因の一つに”転職の不透明さ”があげられます。

転職後の人生を大きく左右することになるのが転職後の年収ですが、重要なはずの年収は内定を得るまではっきりした額を知ることができません。

これでは納得した上で転職先を決めることはむしろ困難と言っても良いでしょう。

こうした転職プロセスの不透明な一面に対し、一石を投じているサイトがあります。

現在転職市場で最も「もて人材」となっているITエンジニアの方々の転職をドラフト制度という透明度の高い仕組みを通じて実現している「転職ドラフト」です。

革新的とも言えるシステムで新しい転職のあり方を確立しようとしている「転職ドラフト」について、詳しくご紹介して参ります。

「転職ドラフト」とは・その特徴は?

プロ野球のドラフト会議と同じ?違いは?

転職ドラフトの「ドラフト」という言葉を聞いて、プロ野球で行われている「ドラフト会議」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。

そこでプロ野球のドラフト会議との共通点や違いを通じ、転職ドラフトの特徴を明らかにして参ります。

・ドラフト会議との共通点

ドラフト会議の基本は優秀な人材を公平で透明性が高い環境で指名し、交渉権を獲得することにありますが、この点は転職ドラフトも同じです。

転職ドラフトでは、会員であれば誰もが閲覧できるネット上で、求人企業側が会員のITエンジニア(ただしITエンジニアは匿名でプロフィールのみ公開)を具体的な年収額と共に指名を行い、採用に向けた条件を競い合うことになります。

ドラフト会議との違いは?

プロ野球のドラフト会議では優先交渉権は1社にしか与えられませんが、この点が転職ドラフトとの大きな違いになります。

転職ドラフトでは指名を受けたITエンジニアが交渉先を複数選ぶことができます。

例えば3社からの指名を受けた場合、2社とだけ交渉し1社だけ辞退するといった選択が可能なのです。

つまりITエンジニア側にも選択権が与えられる点がドラフト会議との違いであり、転職ドラフトの特徴とも言えます。

転職ドラフトは年収を明示した”スカウト制度”とも言える

転職ドラフトでは求人企業がITエンジニアを指名することを「競争入札」と呼んでいます。

ITエンジニアへ提示する年収額の大小を競い合う面があるからであり、一般論として高い年収を提示した企業の方がITエンジニアから選ばれる可能性は高まります。

しかしながら、お伝えたとおり選択権はITエンジニア側にもあるため、最も高い年収を提示した企業が必ず選ばれるとは限りません。

最も低い年収提示額であっても選ばれる可能性はあります。

つまり転職ドラフトは求人企業同士で競い合うというより、求人企業側からの指名に対してITエンジニアがどう判断するかが鍵となりますので、むしろ「スカウト制度」に近い仕組みとも言えます。

その上で、一般的な転職サイトのスカウト制度との違いはどの求人企業がどんな年収額を提示してスカウトしようとしているかが公になる点です。

従って転職ドラフトは「オープンな転職スカウト制度」とも表現できます。

転職ドラフトのメリットは?

転職ドラフトが従来の転職の仕組みと大きく異なることはご理解頂けたと思いますが、では転職ドラフトをITエンジニアの方々が利用した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

転職ドラフトの利用メリットについても確認しておきましょう。

予め具体的な年収提示額を知った上で転職活動ができる

転職ドラフト最大のメリットと言えるのが、はっきりとした年収提示額を事前に知った上で求人企業を選べる点です。

従来の転職フローでは具体的な年収額は内定段階でようやく判明しますので、この点では大変画期的な制度と言えます。

公開制による競争入札により年収アップが期待できる

転職ドラフトでは、提示した年収額が最も高かった求人企業だけに交渉権が与えられる訳ではありません。

しかしながら、積極的に獲得したいと考えている求人企業であればより確実に選んでもらえるよう他社より好条件の年収を提示しようとします。

そのため、採用したいと考えているITエンジニアに既にA社が650万円、B社が680万円の提示がされていたとしたら、その求人企業は700万円、あるいはそれ以上の年収額で入札する可能性が高まります。

転職ドラフトではこうした競争原理が働くため、場合によっては市場価値以上の年収アップが実現する可能性もあります。

他者の入札状況もわかるので、自分の転職市場での相対的価値が具体的にわかる

転職ドラフトでは自分のプロフィール情報(※)や入札状況だけではなく、他の会員のプロフィール情報や入札状況もオープンになっていますので閲覧できます。

(※氏名や住所など個人を特定できる個人情報は公開されませんので、ご安心ください)

その結果、どのようなプロフィールを有するITエンジニアが高く評価されるのか、あるいはあまり評価されないかなどを、求人企業が提示する年収額を通じてリアルに知ることができます。

また、他者と自分の入札状況も比較できますので、ITエンジニアの転職市場において自分と他者が競い合った場合にはどちらがより高く評価されるのかといった相対的な評価についても、年収額を通じてリアルに把握できます。

こうした情報を掴めれば、ITエンジニアとして例えばどのようなスキルを強化してゆけば年収がアップできるかといった、今後のキャリアプラン構築にも役立てることができます。

転職ドラフトの利用方法

では転職ドラフトを利用して転職活動を行うにはどうすれば良いか、内定獲得までの流れにもとづいて転職ドラフトの利用方法をご紹介します。

アカウト作成を行う

転職ドラフトを利用する場合に最初に行わなければならないのが、アカウント作成手続きです。

アカウント作成手続きを行うには次に紹介している「転職ドラフトへようこそ」というページにアクセスします。

(転職ドラフトへようこそ)
https://job-draft.jp/sign_up
画面の入力ボックスに従ってユーザー名やパスワード等を登録し、「アカウント作成」ボタンを押せばアカウトを作成できます。

レジュメを作成する→審査が行われる

アカウトを作成したら転職ドラフトへ登録したパスワード等でログインし、レジュメの作成を行います。

こちらもログイン後に表示される画面の指示に従って情報を書き込んでゆくことになりますが、レジュメを作成すれば手続完了とはなりません。

入力されたレジュメを元に、転職ドラフトにおいて審査が行われることになります。

レジュメ作成は少々骨が折れる作業となりますが、レジュメの出来栄えが悪ければ審査に通りませんので、しっかりと取り組むようにしてください。

審査で特に重視される点は、どのようなスキルや技術を身につけているか、またどんなプロジェクトに参加し、どのようなタスクを果たしてきたかがわかる情報量があるかという点です。

ダラダラと長く文章を書けば良いというのではなく、簡潔でわかりやすい文章を基本としつつも、できるだけ詳しく職務経験やスキルに関わる情報を伝えることがポイントと言えます。

ドラフトへのエントリー手続き→ドラフト開催

無事審査に合格したら、次回開催されるドラフトへ自動的にエントリーすることになります。

ドラフトは毎月開催されているのではなく奇数月の開催が基本となっていますので、審査に応募したタイミング次第ではドラフトが開催されるまでかなり待つ場合もあることは予め理解しておいてください。

尚初回の手続きでは、審査合格のタイミングで自動的に参加するドラフトが設定されますが2回目以降は参加するドラフトを選べるようになります。

求人企業による(レジュメ閲覧→検討→)指名

ドラフトが開催されたらドラフト期間中レジュメが公開され、求人企業からの指名を受けることになりますが指名を行った求人企業以外の企業の動向もオープンになります。

例えばある企業がレジュメ情報を閲覧した場合には、その情報が「足あと」情報として記録され、公開される他、入札を検討している場合には「検討中」という表示がなされます。

つまり実際に指名した企業だけでなく、今後指名してくれる可能性がありそうな企業情報も事前につかむことができる訳です。

求人企業からの指名承諾または辞退

既に説明したとおり、ドラフトへ参加したITエンジニアは指名してきた求人企業を自由に何社でも選ぶことができます。

もし指名を受けた求人企業に関心を抱き、求人企業と会うことを決めた場合には指名に対して承諾の意志を表すボタンを選択して返信します。

一方、指名を受けた求人企業に関心が持てず、断りたい場合には「辞退」という返信を求人企業に対して行います。

求人企業とのコミュニケーション→面談→内定

承諾に関する返信を行ったら、求人企業側と直接連絡を取り合えるようになりますので、求人企業とのコミュニケーションを図ります。

この段階以後は転職ドラフトを利用する場面はあまりなくなります。

面談を行う前に一度職場見学をして説明を聞いてみたいといった場合には、そうした希望を求人企業側の担当者へ伝えるようにします。

また、応募の意志を確定させたら担当者と面談の日程などを調整した上で、求人企業との採用面談に臨みます。

そこで両者が合意すれば内定となり、最終的な雇用条件を確定させ、雇用契約などを締結したら入職が決定することになります。

転職ドラフトのデメリットとは?

従来の転職スタイルとは大きく異なる、ドラフトというユニークな仕組みで転職活動が行えるのが転職ドラフトですが、転職ドラフトにはそうした仕組みだからこその次のようなデメリットもあります。

●ドラフトにはレジュメの審査に合格しなければ、参加することができない。

●例えば転職したいと考えているA社が転職ドラフトに参加していたとしても、A社からドラフトで指名を受けない限り、A社へ応募することはできない。

●ドラフトは奇数月のみ開催のため、最大年6回しか参加できるチャンスがない。

●入札状況次第では、一般的な年収相場より低くなってしまう場合もある。

転職ドラフト利用者の声をご紹介※口コミや評判

「納得できる評価を得られた」(30代男性)

「私はweb系のITエンジニアとしてある言語を専門に、複数のプロジェクトに参加してきた経歴を持つ者です。
自分のキャリアをアップさせるためには転職は不可避と考え、転職エージェントを利用してみましたが、紹介を受けた求人企業やエージェントからなんとなく言いくるめられているような感じが拭えませんでした。
それで利用することにしたのが転職ドラフトです。
転職ドラフトはとてもオープンな環境の中で、予め年収を提示してもらった上で企業側とコンタクトできるのですがこの点はすごく良かったと思っています。
しかも、オークションのように、指名を得られる度に少しずつ提示された年収がアップしてゆき、最終的には自分にとっては多少過分と思えるぐらいの好条件で指名してくれた企業まで現れたことには驚きました。
現在その企業にお世話になっていますが、転職エージェントを利用しての転職ならこうした結果は実現していなかったと思います。月並みですが転職ドラフトに参加して良かったです。」

「レジュメ作成には力を入れるべき!」(20代男性)

「転職ドラフトに参加した経験と感想を延べたいと思います。
転職ドラフトを活用して転職を成功させるにはレジュメ作成に力を注ぐべきだということです。
求人企業にとっては、レジュメだけが指名を行う場合の唯一の判断材料だということを、転職ドラフトに参加される方は理解しておくべきです。
他者との比較となりますが、同じようなスキルや経験なのにレジュメで勝てていると思えた他会員には年収額でも勝っていましたから。
こんなことがわかるのも転職ドラフトの良さかも知れません。」