ゲーム業界・会社に転職したい!未経験可や資格必須の仕事など徹底調査

ゲーム制作経験はないがゲーム会社に転職して、ゲーム制作に関わりたい!

でも未経験での転職は可能なのか・・・

本記事ではこのような思いを抱いている皆様の疑問にお答えすべく、当編集部ではゲーム業界やIT業界に強い転職エージェントやゲーム会社採用担当者の協力を得て、徹底調査を敢行しました。

未経験でゲーム業界に転職することは可能なのか、可能だとすれば経験以外でどんな資質が望まれるのか、資格はあった方が良いのか等々、皆様の疑問にズバリお答えして参ります。

ゲーム業界への転職:未経験可の求人は全体で1割未満

ゲーム業界の求人に「未経験可」となっている案件はあるのか、あるならどのくらいの割合なのか、まずは大手求人情報サイトやゲーム業界に強い転職エージェントの求人情報で実際に検索を行ってみました。(2017年1月実施)

その結果は次のとおりです。

●リクナビNEXT

・ゲーム・マルチメディア関連求人件数:30件(※) → 未経験可:13件
(※ゲームとは無関係な求人を確認の上除外した件数です)

●ワークポート

・ゲーム関連求人件数:1、470件 → 未経験可:9件

●doda

・ゲーム(制作・開発)求人件数:119件 → 未経験歓迎:6件

●Indeed

・ゲーム業界求人件数1,462件 → 未経験可:202件

このような結果となりました。

リクナビNEXTを除けば、大雑把な割合としてはゲーム関連企業の求人件数の中で未経験可の割合は5%~10%弱といったところです。

つまり1割に満たない実情が浮かび上がってきました。

「未経験可」には「ゲーム業界未経験可」も含まれている!

1割弱とは言え、未経験可や歓迎の求人は確実にある・・・そう思いたいところですが、実はそうした認識は正しいとは言えなさそうです。

未経験可や未経験歓迎となっていた求人情報を詳細に確認したところ、実は「ゲーム業界での実務経験がない方も可」という求人がかなりの割合で含まれていることが判明しました。

「ゲーム業界での実務経験がない方でも可」とは例えば

・ゲーム制作の実務経験はないが、IT業界でソフト開発等に従事していた経験はある

・実務での経験はないが、趣味でゲーム制作を行なっている、あるいはゲームプログラミングに関する知識はある

こうした方々なら「可」という意味であって、ゲーム業界で働いた経験がないのは勿論のこと、趣味でのゲーム制作経験もなければプログラミング言語に関する知識ゼロという方を「可または歓迎する」という意味ではないのです。

先程の検索結果でリクナビNEXTは30件中13件が「未経験可」としてヒットしましたが、ヒットした求人件数に対して「業界での実務未経験が可」とされている件数がどのくらいかを調べたところ、多少明確な線引きが難しい求人もありましたが

・13件 → 約7件が業界での実務未経験可

という結果でした。

その結果、リクナビNEXTはそれでも率としてまだ多い方ですが未経験可は20%に落ち込み、他社に至ってはもともともの件数が少ないこともあり「0%」という結果になったサイトもあります。

つまり、公開求人情報を中心とした求人案件における「未経験可」は全くないということではありませんが、全体平均としては1割にも満たない状況であると見なすことができます。

ゲーム会社の非公開求人では未経験可はある?

ネット上で検索を行えるのは主に「公開求人案件」が中心です。

その点で転職エージェントは公開と非公開の割合でいえば8割が非公開求人であり、それらの求人は登録者を除けば求人検索を行なえない場合がほとんどです。

そのため、転職エージェントが抱える8割の非公開求人については状況が異なっている可能性があります。

そこで、ゲーム業界関連の転職に一定の強みを誇っている複数の転職エージェントに対し、非公開求人における「未経験可」求人の件数割合などについて取材を行ったところ、次のような回答を得ました。

●A社

「当社の場合はゲームクリエイターやデザイナーといった技術職が中心なので少々事情が異なるかも知れませんが、未経験可は例外中の例外と言え、殆どありません。
ただしゲーム業界での実務経験はないがプログラマーをやっていた、SEをやっていたといった方なら対象となってくる場合が2割程度はあります。」

●B社

「大手ゲームメーカーなら例えば営業だとか広報だとか一般企業でもよくある職種がありますので、そうした職種ならゲーム業界での実務経験もゲーム制作に関する専門的知識も問われません。
ただ、そうした大手企業は学歴や職歴がシビアに問われる上、件数自体が大変限られています。
一番多いのはクリエイター系の技術開発職ですが、大手なら非公開求人も含めて未経験では無理だと思います。
ただ、少ないながらもベンチャー企業なら、資格や知識があればOKとする場合はちらほらあります。

●C社

「非公開求人で未経験可となると、大雑把な感覚として1割ないぐらいといったところでしょうか。
しかも時期的な変化もあり、絶えず未経験可の求人があるとは言えません。つまり全くゼロの月もかなりあるということです。
未経験の方はある程度「待つ覚悟」が必要かも知れませんね。」

以上のような回答でした。

つまり非公開求人案件が公開求人案件と大きく事情が異なり、未経験可の求人がかなりあるといったことはなく、むしろ非公開求人案件の方が更に厳しい状況と言えそうです。

未経験でゲーム業界への転職はあきらめるべきか?ズバリ転職エージェントに聞いてみた

このように数字上の状況としては未経験の方々はかなり苦しい状況が伺えますが、では未経験の方々はゲーム会社への転職は諦めた方が良いのか、その点を転職エージェントやゲーム会社の採用担当者にズバリ尋ねてみました。

その結果、ある条件をクリアしている方々に限れば異口同音に

「あきらめるのはまだ早い」

との回答になりました。ではその条件についてご紹介します。

年齢:30歳未満であること・理想的には25歳ぐらいまで

ゲーム制作会社の開発部門は特に納期直前等ハードワークになりますので、体力があることが絶対条件です。

またゲーム制作におけるプログラミング言語や技術や日進月歩の状況にあり、高い知識を持ち経験も豊富なゲームクリエイターであっても、「学び続ける」ことが問われます。

仕事とは別に、絶えず勉強する体力と吸収力が問われることになるということです。

そのため、未経験者であっても若い年齢なら体力もあるであろうし、新しいことも学んで吸収できる力も高いであろうとの評価から年齢としては20代、つまり上限としては29歳ぐらいまでで、理想的には25歳ぐらいまでなら未経験でも門戸が開かれる場合が高まるということです。

「学ぶ」意欲や「学んだ実績」を示すこと

いざ採用した後、「やっぱり自分には無理なので辞めます」と言われては採用する側もたまったものではありません。

そうした不安を払拭するために、未経験なりにゲーム制作に関する技術を学ぼうとしている意欲や姿勢を求人企業側に伝えられるかどうかも、未経験者を採用する場合の重要な判断ポイントとなってきます。

ではどのようなことを学べば良いかですが、特にクリエイターを目指す場合にはc言語やUNITY、javaといったゲーム開発用プログラミング言語代数を中心とした数学を学ぶことが大切です。

「未経験だから何も知りません」という態度や姿勢は、ゲーム制作会社に限らず未経験の業界を目指す場合に望ましい姿勢とは言えません。

では学んだことをどうアピールすれば良いかということですが、最も効果的な方法は完成度は低くても良いので自分でゲームを作り、それを求人企業側へ披露することです。

未経験であろうとも、完成度は低くとも、ゲームプログラムを作ることができるとなれば戦力として期待できますので、ゲーム自作は未経験というハンディを覆す大きな決め手となり得ます。

また知識を身に付けていること、要は学んだことの客観的な証明になり得るものとして「資格」がありますが、資格については次のコーナーで詳しく紹介します。

まとめますと、年代としては30歳未満でゲーム開発に必要となるプログラミング言語を自分で学び、自身でゲームを作れるレベルに到達すれば未経験であってもゲーム制作会社へ転職し、ゲームクリエイターなどとして活躍できるチャンスがあるということです。

ゲーム業界への転職に「資格」は必要か、あるいは有効か

未経験で転職を果たす場合、大きくものを言う可能性が高いのが「資格」です。

ではゲーム制作会社にゲームクリエイターをはじめとした開発業務の職種へ転職する場合に必要な資格、あるいは有利になってくる資格はあるのでしょうか。

次の3つの視点からゲーム制作会社への転職と資格の関係を解説します。

ゲーム制作に携わるためには資格は「必要」かという点

ゲームクリエイターをはじめとして、ゲーム制作関連職種に転職する場合に資格が必要かどうかで言えば「資格は必要ではない」が答えです。

ゲーム制作関連業務で、有資格者しか認められていない独占的業務はありません。

また、ゲームプログラマーやゲームクリエイターと呼称されている職種も資格名称ではありませんので、名乗ることだけなら誰でも許されます。

また実際においても、自動車免許などを除けば資格は一切保有していないのに第一線で活躍しているプログラマーやクリエイターは多数います。

従って、ゲーム制作会社へ転職するにあたって必ず要求される資格はないと考えて構いません。

ゲーム会社への転職に資格は有利になるか

では必須ではないにせよ、資格が中途採用試験において有利に働く場合があるかどうかということですが、この点はズバリ「求人企業による」というのが最も適切な回答となります。

ゲーム制作会社への転職において「資格は有利になる・ならない」といった単純な区分けで様々な憶測や噂がネット上に流れていますが、そうした単純な評価はどれも正しいとは言えません。

ゲーム制作に関わるつもりなら、既にお伝えしたとおりベテラン社員であっても「新しい技術を学び続ける」必要があることは間違いありません。

しかし、どの程度学び、どの程度身についたかは個人差があり、客観的に評価することは難しい面もあります。

そこで明確に知識の有無が判定できる資格取得を奨励していたり、有望な資格を多数取得している人物を高く評価したりしている求人企業「も」実際に存在しています。

勿論ゲーム制作会社の全てがこうしたポリシーということではありません。

いくら有望な資格を多数保有していても業務経験がなければ採用しないという企業の方がむしろ多い状況です。

また、いくら資格を保有していても人間性に問題があればゲーム制作はチームワークも重要ですので、資格以前の問題となります。

つまり、どんな企業でもあっても資格が「転職のパスポート」にはならないことだけは確かです。

しかし、人間性について特に問題がなければ、「努力の証」として資格を高く評価してくれる企業「も」存在することは間違いありませんので、未経験者の方が資格取得に励むことは決して無駄なことではありません。

どのような資格が有望か

では資格をある程度評価してくれる企業を前提とした場合、どのような資格が評価されやすいのか、例としてご紹介しておきます。

特に未経験者が転職を成功させるには「努力の証」として、一つで満足せず、複数の資格を取得しておくことをおススメします。

・基本情報技術者

・CGエンジニア検定

・CGクリエイター検定

・C言語プログラミング能力検定

・javaブロンズ認定資格 等