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英文カバーレターの書き方|例文つきで構成とコツを解説

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海外での就職や外資系企業への転職を考えている人なら、「カバーレター(Cover Letter)」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

英文の履歴書を出すときに、カバーレターも添えたほうがいいって聞いたけど……。何を書けばいいのか、さっぱりわからないよ。

カバーレターは、志望の動機や自己PRを伝えるために、英文の履歴書(レジュメ)に添える書類です。採用担当者が最初に目を通すことも多く、書類選考の印象を大きく左右する大切な書類なんですよ。

この記事では、カバーレターの役割、レジュメとの違い、基本の構成と書き方、そのまま使える例文とフレーズ、日本人がやりがちな失敗をわかりやすく解説します。

結論:カバーレターは「なぜ私がこの仕事に合うのか」を1ページで伝える手紙

先に結論をお伝えします。

  • カバーレターは、英文履歴書に添える「志望動機と自己PRの手紙」
  • 長さはA4(レター)1枚、3〜4段落が基本
  • 構成は「書き出し(応募する職種)→ 本文(強みと実績)→ 締め(面接のお願い)」
  • 求人ごとに内容を書き換え、応募先の求める人物像と自分の経験を結びつけるのがポイント
  • 提出の指示がなくても、添えておくと熱意が伝わりやすい

そもそも英文履歴書やカバーレターって何?

海外での就職や外資系企業への転職では、英文の履歴書とカバーレターの提出を求められることがよくあります。

英文履歴書(レジュメ)とは

英文履歴書は、日本の履歴書と職務経歴書を合わせたような書類です。日本の履歴書が「これまでの経歴を正確に伝える」ものなのに対し、英文履歴書は「自分を売りこむ」ための書類という意味合いが強くなります。

英語の文章と同じで、「結論から先に」書くのが大切なんだね。

そのとおりです。アピールしたいことはできるだけ最初に書き、文章ではなく箇条書きに近い形で、スキルや実績を簡潔にまとめましょう。

英文履歴書には、主に次の3つの書き方があります。

形式 特徴 向いている人
クロノロジカル(時系列) 新しい職歴から順に書く 同じ分野で経験を積んできた人
ファンクショナル(職能別) スキルや能力ごとにまとめる 職種を変えたい人、ブランクがある人
コンビネーション スキルや実績を先に書き、そのあとに職歴・学歴を書く 強みと経歴の両方をアピールしたい人

迷ったら、売りこみの要素と経歴の両方を伝えられる「コンビネーション」がおすすめです。どの形式でも、応募する仕事に関係の深い内容を優先して書くことが大切です。

カバーレターとは

カバーレターは、日本語でいえば「添え状」や「送付状」にあたります。ただし、単なる表紙ではありません。志望の動機や自己PRを書く、もうひとつの応募書類です。

英文履歴書には「実績・職歴・学歴」を、カバーレターには「なぜ応募したのか」「どう貢献できるのか」を書く、と覚えておきましょう。

レジュメとカバーレターの違い

比べるポイント 英文履歴書(レジュメ) カバーレター
役割 経歴やスキルを一覧で伝える 応募の理由と、自分が合う理由を伝える
書き方 箇条書きが中心 手紙の形の文章
長さ 1〜2ページ 1ページ
使い回し 大きくは変えない 応募先ごとに書き換える

英語の履歴書にはカバーレターの添付は必須?

日本の応募書類では、添え状をつけないことも珍しくありません。しかし、英文の履歴書で応募する場合は、カバーレターを添えるのが一般的です。

応募の案内でカバーレターが求められていなくても、ビジネスマナーとして添えておくと安心です。「なぜこの仕事に応募したのか」が伝わり、ほかの応募者との差をつけられます。

動機がわからないまま経歴だけを見せられても、採用する側は関心を持ちにくいものです。カバーレターは、応募者と会社をつなぐ最初の書類だと考えましょう。

ただし、応募フォームに「カバーレターは不要」と書かれている場合は、その指示にしたがいましょう。

日本では見慣れない書類だから、自己流で書いて失敗しないように気をつけないとね。

不安がある場合は、英語の得意な人や、外資系企業への転職に強い転職エージェントなど、第三者に見てもらうと安心です。

カバーレターの基本ルール

書き始める前に、基本のルールを押さえておきましょう。

項目 ルール
長さ 1ページ。3〜4段落、250〜400語程度が目安
フォント Arial、Calibri、Times New Romanなど読みやすいもの。10.5〜12ポイント程度
宛名 担当者の名前がわかれば「Dear Mr./Ms. +姓」。わからなければ「Dear Hiring Manager」
内容 応募する会社と職種に合わせて、毎回書き換える
提出の形 指示がなければPDFで提出する。メール本文に書く場合もある
ファイル名 「Hanako_Yamada_Cover_Letter.pdf」のように、名前と書類名がわかるようにする

カバーレターを書く前の準備

いきなり英語で書き始めるより、次の準備をしてから書くとスムーズです。

  1. 求人の内容を読みこむ:求められているスキルや経験に印をつける
  2. 自分の経験を書き出す:求人で求められている内容に合う経験を、日本語で箇条書きにする
  3. 会社のことを調べる:事業の内容や大切にしている考え方を確認し、志望の理由につなげる
  4. 日本語で下書きする:伝えたい内容を固めてから英語にすると、内容がぶれにくい

カバーレターの構成と書き方【例文つき】

カバーレターは、いくつかのパーツに分かれています。全体の流れは次のとおりです。

  1. 自分の名前と連絡先
  2. 日付
  3. 宛先(担当者名・会社名・住所)
  4. 書き出しのあいさつ(Dear ~,)
  5. 第1段落:応募する職種と、応募したきっかけ
  6. 第2〜3段落:自分の強み、実績、会社への貢献
  7. 最後の段落:お礼と、面接のお願い
  8. 結びのあいさつと署名

①名前・連絡先・宛先を書く

冒頭には、自分の名前と連絡先、日付、宛先を書きます。日本の手紙では「宛先→差出人」の順になることが多いですが、カバーレターでは自分の情報を先に書くのが一般的です。

例文:

Hanako Yamada(名前)
1-2-3 XXX, Setagaya-ku, Tokyo 000-0000, Japan(住所)
+81-90-0000-0000 / hanako.yamada@example.com(電話番号・メールアドレス)

October 26, 2026(日付)

Mr. John Smith(担当者名)
Hiring Manager
ZZZ Company
1000 XXX Street, Seattle, WA 00000, U.S.A.(会社名・住所)

※名前や住所、会社名はすべて架空の例です。

メールで送る場合や、オンラインの応募フォームに入力する場合は、住所を省いて名前と連絡先だけにすることもあります。

②本文を書く

本文は「Dear ~,」で始め、次の流れで書きます。

  • 第1段落:どの職種に応募するのか、何を見て知ったのか
  • 第2〜3段落:応募先が求めるスキルと、自分の経験や実績を結びつけて書く
  • 最後の段落:お礼と、面接の機会をいただきたいという一文

Dear Mr. Smith,(担当者へのあいさつ)

I am writing to apply for the Webmaster position at ZZZ Company.
(ZZZ社のウェブマスター職に応募いたします。)

I have read the job description for this position, and I believe that my web design skills and experience would allow me to make a strong contribution to your company.
(このポジションの職務内容を拝見し、私のウェブデザインのスキルと経験で、貴社に大きく貢献できると考えております。)

次に、履歴書のポイントを、ハイライトのように短くまとめます。ここでは例として、Adobe製品の知識をアピールしています。

・Extensive knowledge of Adobe products, including Illustrator, Photoshop, and Dreamweaver.
(Illustrator、Photoshop、DreamweaverなどのAdobe製品に関する幅広い知識)

ほかにも、次のような内容を盛りこむと説得力が増します。

  • 職場でどんな役割を担い、どんなスキルを身につけたか
  • 問題を解決するために、どんな行動をとったか
  • その結果、どんな成果が出たか(できれば数字で)

最後の段落では、自分が会社の役に立てることを伝え、面接の機会をお願いします。

I believe that I would be a valuable asset to your team.
(貴社のチームにとって、価値のある人材になれると確信しております。)

Thank you for considering my application. I look forward to hearing from you.
(ご検討いただきありがとうございます。お返事を心よりお待ちしております。)

③結びのあいさつと署名

最後は、日本語の「敬具」にあたる「Sincerely,」で締め、自分の名前を書きます。

Sincerely,

Hanako Yamada

担当者の名前がわからず「Dear Hiring Manager,」で始めた場合も、「Sincerely,」で問題ありません。

カバーレターに使える英語フレーズ

場面 フレーズ 意味
書き出し I am writing to apply for the ○○ position. ○○職に応募いたします。
知ったきっかけ I learned about this position on your company’s website. 貴社のウェブサイトでこの求人を拝見しました。
経験 I have five years of experience in ○○. ○○の分野で5年の経験があります。
実績 I increased sales by 20% within one year. 1年で売り上げを20%伸ばしました。
志望の理由 I am particularly drawn to your company’s commitment to ○○. 特に、貴社の○○への取り組みに強く惹かれています。
貢献 I am confident that I can contribute to your team. 貴社のチームに貢献できると確信しています。
締め I would welcome the opportunity to discuss my qualifications further. 面接の機会をいただければ幸いです。

立場・職種別の書き方のポイント

立場・職種 アピールしたいこと
営業職 売り上げや新規開拓の件数など、数字で示せる成果
エンジニア 使える言語や技術、関わったプロジェクトの規模と役割
事務・アシスタント 正確さ、効率化した業務、使えるソフトウェア
接客・サービス お客さま対応で評価されたこと、語学を使った経験
未経験の職種 今の仕事で身につけた、新しい職種にも生かせる力

新卒や職務経験が少ない場合

職務経験が少ない場合は、大学での研究、インターンシップ、留学、アルバイト、ボランティアなどの経験から、応募先の仕事に生かせる力を探しましょう。「チームで目標を達成した」「英語で発表した」など、具体的な場面を書くと説得力が増します。

未経験の職種に応募する場合

未経験の職種でも、今の仕事で身につけた力のうち、新しい仕事でも役立つものを示すことが大切です。たとえば、営業からマーケティングに移る場合は、お客さまの声を聞いてきた経験や、数字をもとに提案してきた経験をアピールできます。なぜ職種を変えたいのかも、前向きな理由で一言添えましょう。

日本人がやりがちな失敗と対策

よくある失敗 対策
謙遜しすぎる(「まだ未熟ですが」など) できること、実績を前向きに伝える
履歴書の内容をそのまま書き写す 応募先に関係の深い経験だけを選び、なぜ合うのかを書く
どの会社にも同じ内容を送る 会社名、職種、志望の理由を毎回書き換える
長すぎる 1ページに収める
つづりや文法のミス、会社名の間違い 提出前に必ず読み返し、第三者にも確認してもらう
「To whom it may concern」で始める 担当者名を調べる。わからなければ「Dear Hiring Manager」を使う

特に多いのが「謙遜しすぎ」です。日本では美徳とされる控えめな表現も、英語のカバーレターでは「自信がない人」と受け取られかねません。

カバーレターの完成例(全文)

ここまでのポイントをまとめた、カバーレター全体の例です。マーケティング職に応募する場合を想定しています。

※名前、会社名、数字などはすべて架空の例です。

Hanako Yamada
hanako.yamada@example.com / +81-90-0000-0000

October 26, 2026

Dear Hiring Manager,

I am writing to apply for the Digital Marketing Specialist position at ZZZ Company, which I found on your careers page. With five years of experience in online marketing for consumer brands, I am confident that I can help your team grow its presence in the Japanese market.

In my current role at ABC Inc., I manage social media campaigns and online advertising for three cosmetics brands. Last year, I redesigned our advertising strategy based on customer data, which increased online sales by 25% while reducing advertising costs by 10%. I also work closely with overseas teams, using English daily in meetings and reports.

I am particularly drawn to ZZZ Company’s focus on sustainable products, and I would be excited to contribute my experience in data-driven marketing to your mission.

Thank you for considering my application. I would welcome the opportunity to discuss how my skills can support your team.

Sincerely,
Hanako Yamada

完成例の日本語訳

採用ご担当者様

貴社の採用ページで拝見したデジタルマーケティング職に応募いたします。消費者向けブランドのオンラインマーケティングに5年間携わってきた経験を生かし、日本市場での貴社の存在感を高めるお手伝いができると確信しております。

現在、ABC社で3つの化粧品ブランドのSNSキャンペーンとオンライン広告を担当しています。昨年は顧客データをもとに広告の戦略を見直し、広告費を10%削減しながら、オンラインの売り上げを25%伸ばしました。また、海外のチームと日常的に英語で会議や報告を行っています。

特に、持続可能な製品に力を入れる貴社の姿勢に強く惹かれており、データにもとづくマーケティングの経験で、貴社の使命に貢献したいと考えております。

ご検討いただきありがとうございます。私のスキルが貴社のチームにどう役立てるか、お話しする機会をいただければ幸いです。

敬具
山田花子

「何をして、どんな結果を出したか」を数字で書いているから、すごくわかりやすいね!

メールでカバーレターを送るときのポイント

メールで応募する場合は、メールの本文をカバーレターの代わりにするか、カバーレターをPDFで添付し、本文には短いあいさつを書きます。

件名:Application for Digital Marketing Specialist – Hanako Yamada

Dear Hiring Manager,

Please find attached my resume and cover letter for the Digital Marketing Specialist position. I look forward to hearing from you.

Best regards,
Hanako Yamada

※架空の例です。

件名には、応募する職種と自分の名前を入れると、採用担当者が見つけやすくなります。メール本文をカバーレターとして使う場合も、構成は書類のカバーレターと同じです。添付ファイルを開かずに読まれることもあるので、本文だけで要点が伝わるように書きましょう。

提出前のチェックリスト

  1. 会社名、職種名、担当者名のつづりは正しいか
  2. 求人の内容に合わせて書き換えているか
  3. 1ページに収まっているか
  4. 実績に、できるだけ数字を入れているか
  5. 謙遜しすぎる表現がないか
  6. 文法やつづりのミスがないか(声に出して読むと気づきやすい)
  7. 連絡先は正しいか
  8. ファイル名は、名前と書類名がわかるものになっているか

架空のケース:カバーレターを見直して書類選考を通過したTさん

※以下は架空の例です。

外資系企業への転職を目指していたTさん(架空)は、どの会社にも同じカバーレターを送り、なかなか書類選考を通過できずにいました。そこで、求人に書かれた「求めるスキル」を一つずつ書き出し、それぞれに合う自分の経験を本文に盛りこむように変更。

「I was responsible for…」のような控えめな書き方も、「I led… and achieved…」と成果がわかる表現に直したところ、次に応募した2社で面接に進むことができました。

カバーレターに関するよくある質問

Q.日本にある外資系企業でも、カバーレターは必要ですか?

英文の履歴書で応募する場合は、添えておくのが無難です。日本語の履歴書・職務経歴書で応募する場合は、会社の指示にしたがいましょう。

Q.英語に自信がありません。翻訳ツールを使ってもいいですか?

下書きに翻訳ツールを使うのは問題ありません。ただし、不自然な表現や意味の取り違えが残ることもあるため、最後は英語の得意な人に確認してもらうと安心です。面接で内容を英語で説明できるよう、自分の言葉で書くことも大切です。

Q.希望の給与を書いたほうがいいですか?

求人で希望の給与を書くよう求められている場合を除き、カバーレターに書く必要はありません。給与の話は、面接や内定の段階で行うのが一般的です。

Q.カバーレターと履歴書で、同じ内容を書いてもいいですか?

多少重なるのは問題ありませんが、履歴書をそのまま文章にしただけでは、カバーレターを添える意味が薄れてしまいます。履歴書では伝えきれない「応募した理由」や「経験をどう生かすか」を中心に書きましょう。

Q.手書きでもいいですか?

英文のカバーレターは、パソコンで作成するのが一般的です。指示がなければ、PDFにして提出しましょう。

英文カバーレターの書き方まとめ

カバーレターは、英文履歴書に添えて、「なぜこの仕事に応募したのか」「なぜ自分が合うのか」を伝える大切な書類です。

  • 1ページ、3〜4段落でまとめる
  • 書き出し→強みと実績→面接のお願い、の流れで書く
  • 応募先ごとに書き換え、実績はできるだけ数字で示す
  • 謙遜しすぎず、自信を持ってアピールする

日本ではなじみの薄い書類ですが、カバーレターは応募者の「顔」ともいえるものです。日本の履歴書に求められる細かさよりも、シンプルで前向きな姿勢が伝わることを大切にして、書いてみてくださいね。

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ジョブシフト編集部

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