キャリアプランの書き方例文を業種別に解説!面接や社内面談での回答例も

キャリアプランの書き方例文テンプレートを元にオリジナリティを出す方法

近年働き方は多様化しており、以前のように一つの会社で勤め上げるという時代ではなくなりました。

転職も一般的に普及していますし、正社員以外の働き方を選ぶ方もいるため、自分のキャリアプランについては自身でしっかりと考えて行動に移す事が重要となっています。

転職の際にはキャリアプランについて尋ねられる事も多いです。「お金を稼ぎたい」「楽をして収入を得たい」「たくさん休みたい」、これが本心かもしれませんが、それではうまくいきません。

そこで今回はキャリアプランの書き方やテンプレート、面接時の回答例などを詳しく説明をしていきます。

今回の記事でわかること

  • キャリアプランとは
  • 転職で有利なキャリアプランの良い書き方と悪い書き方例文
  • キャリアプランのテンプレート
  • 会社で実現するキャリアとプライベートなキャリアの違い
  • 面接時にキャリアプランについて聞かれた時の回答例

キャリアプランとは?

キャリアプラン 例文 キャリアプランとは?

キャリアプランとは、将来的にどのような働き方をしていくか、どのような姿になりたいかをイメージして、具体的な経歴や行動計画を決めたプランの事を言います。

キャリアプランという言葉を聞く機会は多いですが、何となく理解しているようでも、意外と明確に説明できる方は少ないでしょう。

ここで重要なのは将来目指すべき姿に向けて、どのような行動をしていくかを具体的に決める事です。

分かりやすい例で言うと、将来プロ野球選手になりたいのであれば野球の強い競合高校に入り、甲子園で活躍してドラフト指名を目指すといった具合です。

このように将来の目標へ向かってどのようなスキルを身に付けていくか、どのような職歴を経験していくかを計画したものがキャリアプランです。

転職の際にはキャリアプランについて質問される事が多く、どのようなキャリアプランに沿って転職するのかを説明出来るようにしておきましょう。

キャリアパスとの違い

  • キャリアプラン=将来の目標へ向けて転職も含めて自分で計画を策定するプラン
  • キャリアパス=一つの企業の中で、どのようにキャリアアップを積むべきかの道筋を企業側が示したプラン

キャリアプランが将来の理想へ向けて自分自身が策定するプランであるのに対し、キャリアパスは企業側が従業員に対してどのようなキャリアを積んでいくのか道筋を示したものを言います。

つまりキャリアパスは一つの企業のなかでキャリアアップをしていくために、どのような部署を経験してどのようなスキルを習得すれば良いかという事を示しています。

そのため転職なども含めた計画であるキャリアプランと違い、キャリアパスは基本的に一つの企業の中でのキャリアアップを前提としている場合が多いです。

キャリアプラン作成に必要な3要素について

キャリアプラン作成に必要な3要素「最終目標」「達成可能なプラン」「今できる取組み」
上のテンプレートも踏まえて面接での「キャリアプラン」が評価されるには、以下のポイントが入ってるかどうかを確認してみましょう。大きく3つです。

1.最終的な達成目標

転職をする最終的な目標です。漠然と「社長になります。日本一の会社にしてみせます!」というのは、結果的にそうなればいいのでしょうが、これでは漠然とし過ぎています。

「うちの会社はダメ社員が多いから社長になれると思っているのかな?」と邪推されてしまいます。

そうではなく、海外部門を軌道に乗せる、自社商品のシェアを倍にして、業界1位が狙える地位にする、そうしたことのためにその部門の責任ある地位に就きたいという内容です。

企業研究をしていて、その会社内の体制や状況を把握しているのであれば(それが望ましいのですが)、「○○部の責任あるポジション」「○○担当課長」など具体的な地位でどういう仕事をしたいのか、していたいのかがイメージできればOKです。

2.目標達成のために達成可能な計画

達成したい目標めでのロードマップです。
どんな経験をしたいのか、それをもとにどういうキャリアパスを描きたいのかを伝えます。

「与えられた仕事を1つ1つしっかりこなして信頼を得たいです」

これでは高校生のバイト面接です。そんなことは当たり前で、それを声高に面接で言われても「この人何も考えていないんだな」と思われてしまいます。

その企業の研究をしていなくても、意欲だけ「頑張ります」と言っても説得力のカケラもありません。

  1. どの部署に入りたいのか(具体的な部署名を挙げても良い)
  2. その部署でどういう仕事をしたいのか
  3. その仕事をすることで成し遂げたいこと、成功したいこと

これらをキャリアプランに含ませましょう。

3.目標達成のために具体的に行っている取組み

単に「頑張ります。気合も根性もあります。勉強させていただきます」では全く説得力がありません。キャリアプラン達成のために、今自分がしていることをできるだけ具体的に述べてください。

「○○という本を読んでいます」
「△△という資格取得を目指して勉強中です。3か月後の試験を受験します」
「□□専門学校へ行き、税務について勉強中です」

具体的に転職後のキャリアに役立ちそうな行動をしているのであれば、ぜひその取り組みを伝えてみてください。書類に書く場合は、具体的に羅列しやすいはずです。

キャリアプランの書き方ポイント

キャリアプラン 例文 キャリアプランの書き方

自分に合った働き方をするためにキャリアプランは欠かせませんが、転職の際にもキャリアプランについて尋ねられる事も多いです。

また時にはキャリアプランシートの作成を求められる事もあるので、ここではキャリアプランの書き方について見ていきましょう。

自己分析をする

キャリアプランを書くためのまず第一歩は、自己分析です。

自己分析と聞くとどうしても構えてしまうのですが、あまり難しく考えないで自分がこれまでしてきた事をまずは振り返ってみると良いでしょう。

これまでしてきた仕事を振り返ってみれば、他の人には出来ないスキルも自然と分かりやすくなります。

そしてこの際に、これまでどのような事を考えていたかも思い出してみましょう。

新卒で入社した時や、2年目3年目と年次を重ねた時など、節目となる時に考えていた事を思い出すことで自分自身のスキルや経験の棚卸をする事が出来ます。

これまでの振り返りが出来たら、次は現在の自分を改めて見つめ直してみましょう。

職場内での立ち位置や、クライアントからの信頼感、社内外での評価などを冷静に見つめ直してみる事で自分の強みや弱みなどが分かります。

このように自己分析をして、冷静に今の立ち位置を見極めることがキャリアプランの第一歩です。またこの際に自分で考えるだけでなく、第三者の意見を聞く事もとても有効です。

将来的になりたい自分を明確にする

自己分析が終わったら、次は将来の理想像を考えてみましょう。自己分析で分かった今の立ち位置を踏まえて、将来どのような仕事がしたいか、どのような立場でいたいかなどを想像してみましょう。

将来の理想像を想像すると言っても、若い方には中々イメージしずらいので、まずは10年後の自分をイメージするのも良い方法です。

この際仕事だけではなく、プライベートも含めて想像するとより明確になりたい自分をイメージ出来ます。

海外で働いていたいや、マイホームを持っていたいなども合わせて考える事で、仕事のキャリアもより具体的に想像する事が出来るでしょう。

今の自分とのギャップを明確にする

自己分析と将来なりたい自分が明確になったら、今の自分と将来の自分を比べてみましょう。

そうする事で自然と今の自分と将来なりたい自分のギャップが見えてきます。この際に重要なのは、出来るだけ冷静になって客観的な視線でギャップを見つける事です。

自分自身で分析するとどうしてもギャップの分析が甘くなってしまいがちなので、転職エージェントなどの第三者の意見を参考にする事も重要です。

自分の分析だけでは気付きにくいような第三者の目線でのギャップに気づく事が出来るので、ぜひ参考にするようにしましょう。

目的の達成方法を具体的に書く

今の自分と将来の自分のギャップが明確になったら、次に考える事はギャップを埋めるためにどうすれば良いかという事です。

この点はキャリアプランを策定するうえでは一番重要とも言えるポイントなので、時間をかけて考える必要があります。

将来なりたい自分へ向けて今の自分に足りないスキルや能力を洗い出し、補うためにはどのようなキャリアや経験を積めば良いかを洗い出します。

そして足りないスキルや経験を習得するためには、どのような会社や職種を経験するべきかを具体的に考えることでキャリアプランが出来上がっていくでしょう。

自分の理想だけでなく会社の将来も書く

キャリアプランを策定する際には、自分の将来だけでなく会社の将来も重ね合わせる事が重要です。

このあたりは転職活動の際に採用対策に必要となる部分とも言えますが、自分のキャリアプランの実現のためにした仕事が、会社にとっても利益をもたらす事がアピール出来れば転職の採用の際には有利に働きます。

転職の面接や書類の提出でキャリアプランを聞かれた際には、このように自分のキャリアプランの成功のための仕事が、会社にとっても利益になるという点をしっかりとアピールする事が重要と言えるでしょう。

面接を行う採用担当者から見れば、キャリアプランがしっかりとしているだけでなく、会社に利益をもたらしてくれる人材に見えるので転職成功の可能性が上がります。

キャリアプランを書く際の良い例文と悪い例文

キャリアプランの良い例悪い例

キャリアプランは自分に合った仕事を実現するだけでなく、転職の採用の際にも聞かれる事の多い重要なポイントです。

このように重要なキャリアプランを書く際には、どのように書けば良いか迷う方も多いでしょう。

書く際に迷った場合には文例を参考にするのもおすすめなので、ここでは質問別に良い文例と悪い文例を紹介して行きましょう。

「将来の目標はなんですか?」

まず最初に紹介する例文が、将来の夢や目標に関する質問です。将来の目標が出来るだけ具体的に定まっているかどうかを聞く事で、キャリアプランを持っているかどうかを判断するために聞かれるケースが多いです。

そのためあっと驚くような目標ではなく、仕事を通じて叶える事が出来る現実的な内容が良いでしょう。

いいテンプレート1

  • 私の将来の目標は、海外の発展途上の国の人々を幸せにする事です。学生時代にアフリカ各国を旅行した際に、世界には水も満足に飲む事の出来ない人々がいる事を痛感しました。そのため御社の海外事業部に入り、グローバルに活躍出来る人材になって、貧しい国の人たちに御社のインフラ技術を届けたいと思います。

キャリアプランを説明する際はまずは結論を書き、そしてその目標を決めた理由を書きます。

そして他社ではなく、応募した会社であればその目標を叶える事が出来るという事を書きましょう。

いいテンプレート2

「代わりがいない、余人をもって代えがたい」と信頼される社員に成長し、お客様や自社の発展に寄与できる人材(書く場合は「人財」)になることです。広く社会貢献に寄与できれば、自身の夢をかなえることができます。

御社(※書類の場合は「貴社」)を志望させていただいた最大の理由は、「お客様に満足いただくことが何よりも大切である」という「顧客第一主義」に強く共鳴したからであります。売り上げを伸ばすことが大切なのはもちろんそうですが、無理に買わせるのではなく、自社の商品の魅力を理解していただいたうえで購入されるお客様を大事にするというのは、メーカとして素晴らしい理念だと思いました。

前職でも、顧客満足度を大切にする私の営業について、上司から評価していただいておりました。御社は、現在今新規顧客開拓プロジェクトを持っていると聞き、その即戦力として、今までの営業経験を活かして御社のお役に立てるものと思っております。

悪いテンプレート1

  • 私の将来の目標は、世界の子供達を笑顔にする事です。学生時代に海外旅行に行った際に、世界には飢餓で苦しむ子供達がいる事を痛感しました。そのため御社に入社して、グローバルで活躍出来る人材になりたいと思います。

こちらは良いテンプレートに一見似ていますが、目標が抽象的すぎて伝わりにくいです。

そしてどのようにしてその目標を叶えるかも書かれていないので、読んだ人の印象に残りにくいでしょう。

悪いテンプレート2

営業という仕事のスキルアップをして、いい家を買って家族を養いたいです。最終的には、生活の基盤を安定させたいと思っています。

仕事は生活を維持するために不可欠なものです。将来的に御社で活躍することで、売り上げにも貢献でき、自分の生活も安定します。

資料等を拝見しますと、御社の経営はとても安定していて、福利厚生や休日が整備され、ワークライフバランスのある働き方が可能です。生活の基盤が安定すれば、不安なく自己の能力を発揮できるものと思っております。その中でなら、御社を支える人材になれると自負していますし、大黒柱として御社を支えているでしょう。

2の方が明らかに本音なのですが、キャリアプランとしてはふさわしくありません。

「10年を1つの目安としてキャリアプランを述べてください」

キャリアプラン 例文 良い 悪い

続いては10年後の自分に関する質問です。先ほどの将来の目標と違って10年後となれば、応募している企業で働いている事を前提としています。

そのためその企業でどのような仕事がしたいか、というキャリアプランのイメージが明確に出来ている事が重要になるでしょう。

いいテンプレート1

  • 10年後は御社の新規事業部のリーダーとして、プロジェクトを進める仕事をしたいと思います。私自身学生時代に新しいサークルを立ち上げ、仲間とともに新しい組織を作る難しさと楽しさを経験しました。御社に入社した後も、周りと協業しながら自分自身の能力も高めていけるような仕事をしたいと思っています。

10年後のキャリアを考える際には、「どのような仕事がしたいか」「どのような部署・役職になっていたいか」という事をイメージして、出来るだけ具体的な姿を想像してみると良いでしょう。

いいテンプレート2

私は、10年後には、御社が目指している新ビジョンの実現に向けて、その中核的な人物でありたいと思っています。中心的な役割で担う人材になりたいと考えています。

その、実現のために、これまでの会社で行ってきた企画の経験を活かして、潜在的な顧客ニーズの把握に努めます。合わせて、社員として様々な部署で業務を行い、自社の製品やサービスの理解を深めていきます。その結果、お客様に斬新で訴求力がある提案ができると思っています。

いろいろ申し上げましたが、御社の業務は未経験であり、それを埋め合わせるべく、現在は本などで知識を深めています。関連する資格取得である「ビジネス実務法務検定試験1級」も念頭に入れておりますので、即戦力としても十分に働けます。よろしくお願いします!

悪いテンプレート1

  • 10年後にはプロジェクトのメンバーとして、活躍出来る人材になっていたいと思います。10年間で仕事をしっかりと覚えて、御社に貢献出来るような立場を目指します。

こちらは「どのような」プロジェクトのメンバーでいたいのか、という事が抽象的で分かりにくい内容となっています。

また企業によっては10年後であればある程度役職を持ってマネジメントを経験する立場なので、メンバーの一員というのは目標が低く感じてしまうかもしれません。

また何故そう思ったのか?という理由がないので、伝わりにくい文章になっています。

悪いテンプレート2

私は能力があるので、2年以内に社内で一番の成績を上げます。10年後にはおそらく販売担当部署の部長、ひょっとすると社長になっているかもしれません。

前職ではあまり私を評価してくれず、思ったような成績を残すことができませんでしたが、ポテンシャルはあるほうだと思っているので、御社であれば抜群の能力を発揮して、必ずやトップセールスマンとして御社を業界1位に導いているはずです。

私だからできることであり、そこは大いに期待してください!

これはわかりやすいですよね。2は根拠のない自信だけで全く説得力がありません。

「うちの会社でやりたい事はありますか?」

キャリアプランの良い例悪い例

会社に入社したら、どのような仕事がしたいか、という質問も良くある質問です。

このような質問ではどれだけ具体的に会社での仕事がイメージ出来ているか、という点が見られています。

そのため志望動機の高さや、企業研究などが重要になってくるでしょう。

いいテンプレート

  • 御社に入社後はアニメのCM制作に携わりたいと考えております。御社は他社の広告会社よりもアニメビジネスに特に力を入れておられます。私は学生時代、映像研究会に所属しており文化祭の際にはアニメを使った広告などで集客を行い、大盛況に終わった経験があります。この経験を活かして、御社ではアニメを使った販促事業に携わりたいと思っています。

「入社後に何がしたいか?」という質問の場合は、その会社でなければ出来ない内容を記入する事が一番のポイントです。

そのためにはしっかりと企業研究を行って、その会社の強み・特徴を理解する必要があります。

悪いテンプレート

  • 御社に入社後はCM制作事業に携わりたいと思っています。私は学生時代に映像研究部に所属しており、人の心を動かせるCM制作の仕事をしたいと思っておりました。このような経験を活かして、御社の利益に貢献したいと考えております。

こちらのテンプレートでは、なぜその企業でなければならないか、という点がいまいち伝わりません。

CM制作がしたいのであれば他社でも可能です。このようにその企業でしか出来ない仕事を、イメージして書くと説得力のある文章になるでしょう。

「3年の自分はどうなっていますか?」

続いては3年後の自分に関する質問です。先ほどの将来の目標や10年後に比べると期間が短いだけに、より具体的な目標があるかどうかを見られますが、質問の趣旨は同じです。

会社に入社した後にどのような働き方をイメージしているかを知ることで、志望動機の高さなどを見られています。

いいテンプレート

  • 私は3年後には御社が運営している店舗の店長を目指したいと考えています。将来的には全国を統括するマネージャー職に就きたいと考えており、そのために3年後には現場の責任者である店長を経験したいです。

このように具体的なポジションややりたい仕事を明確に書くことで、入社後の働き方が具体的にイメージ出来ている事が伝えられます。

更にこのテンプレートのように将来なりたい姿のステップとして、3年後の姿を想像出来ているとより良いでしょう。

悪いテンプレート

  • 私は3年後には結婚して家庭持っていたいと思います。家族がいることで毎日リフレッシュして、仕事も頑張っていきたいと考えています。

3年後や将来の目標を考える際、プライベートの事を考える事はもちろん重要ですが、キャリアプランシートに記載するのは仕事に関する内容の方が良いでしょう。

業種別のキャリアプランの書き方や、面接・社内面談での回答例文

キャリアプラン 例文 文例

キャリアプランは採用の際にはとても重要になる項目なので、しっかりと考える必要がありますが、目指す職種によってもキャリアプランも違います。

ここでは業種別にキャリアプランの参考となる例文を紹介していきます。

営業の例文

営業と一口に言っても幅広く、業務内容も様々です。そのため応募する企業の特徴や業務内容を理解したうえで、キャリアプランを作成することが重要です。

またどのような業務内容であっても営業であれば、売上などの実績が重視されるでしょう。

実績を上げるためにどのようなスキルを磨いて、最終的にどのようなポジションを目指すかを明確にすると良いです。

  • 営業として最前線で実績を積み上げ、将来的には現場を統括するマネージャーになりたいと思います。
  • そのためには、まず3年以内には関東地区で実績1位を取る事を目標としています。
  • 上司や先輩からのアドバイスを真摯に受け止め、教わった事を実践していくだけでなく、資格取得や日々研鑽もおこたらず自分を磨いていきたいと考えています。

事務職の例文

事務系の仕事の場合は、経理や総務など特定の分野を極めるのか、また将来的には営業への転換を目指すのかで、キャリアプランに違いも出るでしょう。

どちらの場合でも、ただ単に事務仕事をこなすだけでなくどのようなステップでキャリアアップしていくかを具体的に書いておきましょう。

  • 私は将来、経理のスペシャリストとして経理業務全般を運営するだけでなく、改善や後輩社員の指導を行えるようになりたいです。ミスなく丁寧に仕事をする事には自信があるので、入社後は効率良く仕事を進められるかを改善していきたいと思います。またスキルアップのためPCスキルの習得も行っていきたいと考えています。

販売員の例文

販売員の場合も営業と同様に、売上に関する実績を問われる場合が多いでしょう。

また将来的には店舗を運営する立場を目指すのか、もしくは企画のような職種を目指すかでキャリアプランの例文も違ってきます。

いずれにしても企業研究をしっかりと行って、その企業で実現できるプランを書きましょう。

  • 私は将来的には本社企画部でヒット商品を生み出せる立場になりたいと思います。そのために5年後には店舗の運営を担う店長を目指します。現場経験で培った感覚やお客様の声などをいかして、将来は企画の仕事に就きたいです。

製造職の例文

続いて製造職のキャリアプランですが、製造職と一口に言ってもとても幅広く、会社や業界も多岐にわたります。

そのため営業の場合と同じように、応募する企業の内容をしっかりと理解したうえで、その企業でしか実現できないプランを書く必要があります。

  • 私は御社の製造職として、様々な製品の製造に携わり3年後にはどのような商品の製造現場でも通用する多能工を目指します。更に若手や後輩社員に自らの知識や経験を教える事も心がけ、5年後には製造リーダーとして製造管理や人員管理が出来るようになりたいと考えております。

エンジニア職の例文

エンジニアの場合は、キャリアプランとしてはプロジェクトリーダーやフルスタックエンジニアのようにスペシャリストを目指すのか、またはプロダクトマネージャーやITコンサルのようなゼネラリストを目指すのかでキャリアプランも違ってくるでしょう。

  • 私は将来はスペシャリストとしてプロジェクトマネジャーを目指しています。まず3年間はシステムエンジニアとして経験を積み、顧客の要望に応えられる能力を身に付けます。そしてその経験を活かして、将来的にはプロジェクトを成功に導けるプロジェクトマネジャーとして貢献したいと思います。

デザイナー職の例文

デザイナー職もこれまでの職種同様幅広く、デザイン全般の指揮をとるアートデザイナーや、WEB制作全般を管理するWEBデザイナー、ビジュアルや操作性をデザインするUIデザイナーなどがあります。

一つの職種を極める場合もあれば、他のデザイナーとして経験を積んで行くというプランもあります。

応募する企業でどのようなスキルを身に付けられるかを織り込んで、キャリアプランを書きましょう。

  • 将来的にはデザインだけでなく、プロジェクト全体をマネジメント出来るデザイナーになりたいと考えています。そのためにこれまでのWEB制作の業務だけでなく、今後はクライアントとの折衝や予算やスケジュールの管理といったマネジメント業務も経験したいです。

新卒の場合の例文

転職だけでなく、新卒採用でもキャリアプランを聞かれる事は良くあります。

新卒の場合これまでの業務経験が無いので、中々具体的なプランを描くのは難しいかもしれませんが、入社してどのような仕事がしたいか、というテーマで考えると分かりやすいでしょう。

  • 私は将来的には御社の海外事業部で、世界を相手に御社の商品を販売したいと思っています。
  • そのために最初の3年間は国内営業部にて提案力や交渉力を身に付けるとともに、TOEICを学びます。
  • また語学力だけでなく、世界で仕事をするために海外のニュースや時事問題も毎日チェックする事を心がけています。

ステージ別のキャリアプランの例文

キャリアプラン 例文 世代別

職種別のキャリアプランについてここまで紹介してきましたが、キャリアプランを考えるうえでは年代も重要です。

これまでの経験や今の立場によって、今後のキャリアプランは大きく違うでしょう。ここでは年代別のキャリアプランの例文を紹介します。

20代前半~第二新卒

20代前半や第二新卒のような若手の転職の場合は、企業側が求めているのは即戦力というよりもポテンシャルの場合が多いです。

そのため今の実力というよりも、成長する意欲があるか、自分で考えて行動できるかと言った点がポイントになります。

また上司や先輩の良い所を吸収しようとする姿勢があるか、と言った事も見られています。

  • 将来はお客様一人一人の立場になって提案が出来る接客のプロになりたいと考えています。そのためには顧客満足度の高い御社に入社をして、上司や先輩の良い所を学んで実践していきます。そして5年後には店舗の運営を任せられる店長職になれるように、自分自身を高めていきます。

20代後半~30代

この年代になるとある程度社会人としての経験を積んでおり、後輩や部下がそろそろ出き始める時期でもあります。

そのため実績として会社への貢献も求められる一方で、若手への指導といったリーダーシップも少しづつ発揮し始める時期でもあります。

また転職を考え始める方の多い時期でもあるので、この年代にキャリアプランを書く事も多いと言えるでしょう。

  • 私は5年後には営業チームを統括するマネージャーになりたいと考えています。そのためには3年後を目標に、まずは個人の営業成績で社内で上位に入る事を目指します。現職では成約率10%でしたが、クライアントの満足を高める提案営業を心掛け成約率30%を目指します。

管理職

管理職になるとプレーヤーとしての実力がある事は前提で、チームを引っ張って成果を上げるマネジメント能力が求められるます。

更にマネジメント能力が高く成果を上げるだけでは評価されないのも管理職の特徴で、トラブルや問題が発生した際の課題解決能力も必要になります。

  • 今後は若手社員に対して、10年後20年後の役立つスキルや考え方を残せる人材を目指したいと考えています。メーカーに勤務しものづくりに従事して20年になりますが、この20年で培った製造現場のマネジメントだけでなく、不具合が発生した場合の対処法や、現場リーダーとしてのノウハウを残していけるように今後も知識と経験を増強していきます。

面接でキャリアプランを聞かれた時のポイント

キャリアプラン 例文 ポイント

ここまではキャリアプランをシートに記載する文例を紹介してきましたが、キャリアプランについては面接で聞かれる事も多いでしょう。

シートに書くのと違って面接の場合はその場で答える必要があるので、事前の準備が欠かせません。

ここでは面接でキャリアプランを聞かれた際のポイントを紹介していきます。

面接官がキャリアプランを聞く理由を理解しておく

面接で突然キャリアプランを聞かれると、慌ててしまう人もいるかもしれません。

キャリアプランについて聞かれると、「何故こんな質問をするんだろう?」と焦ってしまって上手く回答出来なかった経験のある方も多いでしょう。

そのためまずは、キャリアプランを聞く理由を理解しておくことで落ち着いて答えられるます。

面接官がキャリアプランについて質問するには、下記のような意図があります。

  • 入社後の働き方のイメージが出来ているか
  • 志望動機の高さ
  • 企業研究がどこまで出来ているか
  • 入社後のミスマッチがないか
  • 成長する意欲があるか

このようにキャリアプランそのものの良し悪しではなく、入社後にどのように働きたいか、そのためにしっかり企業研究をしているか、というような内容を見られている事を理解しておきましょう。

その会社の未来でやりたいことを伝える

面接でキャリアプランを聞かれた際も、基本的にはシートに記載する内容と同じです。自分の将来(もしくは数年後)に目指すべき目標があって、その目標を実現するためには応募している企業に入る必要がある事を伝えましょう。

この際に注意したいのが、他社でも実現できるプロセスを言わない事です。

事前に企業研究や情報収集をしっかりと行って、その企業が力を入れている分野を理解したうえで、「御社の○○部門で、○○のスキルを学びたい」と言うように出来るだけ具体的にやりたい事を伝えましょう。

具体的にやりたい事を伝える事で、志望動機の高さをアピール出来ます。

キャリアプランに向けて今現在何をしているか伝える

キャリアプランで将来の目標を伝えたら、次はその目標に向かってどのような努力をしているかを伝えましょう。

新卒採用と違って将来の目標を語るだけでは評価されないのが、転職の特徴です。例えば顧客交渉の成約率を上げるとか、資格取得を目指すとか、難しい事でなくとも構いません。

これまでの仕事で目標を持って取り組んできた事を、自信を持って伝えましょう。

大した事はしていないから、と卑屈に思ってしまいがちですが、自身を持って伝える事で面接官の心に響く事もあるでしょう。

キャリアプランと志望動機を繋げる

キャリアプランを説明する際に気を付けたいのが、これまでも説明したように他社ではなくその企業でなければ実現出来ないプランを説明する事です

そのためキャリアプランと志望動機は繋げて説明することがポイントです。

「自分のキャリプランはこうで、叶えるためには御社のこの部署に行きたい」というような説明をすることで、志望動機の高さをアピールする事が出来るでしょう。

具体的な数字を出し、客観的な信頼性を演出する

キャリアプランや志望動機を説明する際に意識したいのが、出来るだけ具体的な数字を使って説明する事です。

例えば営業の方であれば、成約率〇%とか売上〇%増加といった具合です。このように具体的な数字を説明の中に織り込むだけで、聞いている面接官の印象も大きく違います。

ただ「頑張ります」と言うよりは、売上を〇%増加させますと言われる方が信頼性が高く聞こえるでしょう。

キャリアプランを説明する際には、出来るだけ具体的な数値目標を織り込んで説明すると伝わりやすいです。

これで完璧!キャリアプランをテンプレート(完全版)

キャリアプランのテンプレート

以上のことを踏まえて、面接時の1つのキャリアプランの流れをテンプレートとしてまとめてみました。

エントリーシートなどに書く場合も基本的に同じです。(話し言葉「御社」、書き言葉「貴社」を間違えないように!)。

私は、御社に転職をし、将来的には御社の「ニューフロンティアプラン」が目指している東南アジアやBRICsへの海外展開の「切り込み隊長」として、現地との交渉に向けた中心的な役割や立場を担う「新事業開拓部」のリーダーとして活躍したいと考えております。さはさりながら、いきなりここまでの新事業を売り込むだけの御社の社員としての経験がなく、商品についてもHPや書籍で読んだ知識しかありません。そこで、まず営業部に所属して、日本の現場でお客様と触れ合い、商品のニーズについて把握できるよう、また御社の製品についての理解も深めていきたいと思っております。

お客様に満足いただける商品、サービスを提案できる営業になり、それを土台に新事業開拓の仕事を行いたいと考えています。

もちろん、海外で海外展開業務を行うためには、語学力が不可欠です。英語は履歴書の通りTOEIC820点とビジネスで最低レベル語学力はありますが、加えてタイ語の語学教室に通っています。タイは今後大きな市場になることが予想され、また周辺各国への影響力も大きいので、タイ語力を基盤に、周辺国の言葉も学習していきたいと思っています。

だいたいこんな感じで「具体的な目標」「そのためのロードマップ」「今現在の取組み」を含めることで、オリジナリティあるキャリアプランを面接で話すことができるはずです。

希望業種、希望職種によって異なる部分もありますが、キャリアプランの「幹」はこれでよいかと存じます。

キャリアプランの書き方例文まとめ

キャリアプラン 例文 まとめ

転職活動をするうえで、キャリアプランを考える事はとても重要です。

実際に転職活動をするうえでキャリアプランについて聞かれる事は、とても多いです。

キャリアプランとは将来なりたい姿を想像して、どのようにしてその理想に近づいていくかという行動指針を計画したものです。

キャリアプランを策定するには、まず自己分析が重要になるでしょう。

そして将来の理想のイメージして、現在の自分とのギャップを認識します。

そのギャップをどのようにすれば埋められるかを考える事で、自然とキャリアプランが出来上がります。

またキャリアプランは目指すべき職種や、年代によっても大きく変わります。

転職活動にあたってキャリアプランを作成する際には、今回の記事で紹介しているような年代別・職種別の文例もぜひ参考にして下さい。

doda(デューダ)

年代20代~30代雇用形態正社員・契約社員・その他
対象エリア全国(海外を含む)
業界SE/Webエンジニア機械/電気広告/クリエイティブ営業職医療専門職金融専門職不動産専門職コンサルタント/士業経営企画/管理事務公務員/教員その他
おすすめ度
ポイント
  • 土日祝休みの求人は業界トップレベル
  • 大手企業や年収500万以上の求人も多数
  • 研修制度で未経験でも安心