面接でのキャリアプランの書き方例文テンプレートを元にオリジナリティを出す方法

キャリアプランの書き方例文テンプレートを元にオリジナリティを出す方法

転職の際の面接で聞かれる「キャリアプラン」は採用にあたっての重要な要素になります。「お金を稼ぎたい」「楽をして収入を得たい」「たくさん休みたい」、これが本心かもしれませんが、それではうまくいきません。

例え「建前」であっても、なぜ転職をその会社にして、その会社にどのように貢献して、どのような社会的なキャリアを積みたいのか、そこを企業は採用に当たってかなりしっかりチェックします。

将来のキャリアプランがしっかりしていない人は、近視眼的に人生を捉えており、会社での働きも将来、未来を見通した仕事ができず、結果的に評価されない「できない人間」という判断が下されてしまうでしょう。

今回は、キャリアプランの基本【テンプレート】を踏まえたうえで、より評価されるオリジナリティの出し方について考えてみたいと思います。

キャリアプランにオリジナリティを出す方法を知るメリットはこれ

  • キャリアプランがしっかりしていないと失敗します
  • 具体性と実現可能性のさじ加減を学びます
  • 会社で実現するキャリアとプライベートなキャリアは違います
  • 面接で言っていいこと、言うべきではないことがあります
  • テンプレートに沿ってご自身のキャリアプランを再構成してみる重要性を知ります

キャリアプランがない面接はダメ!失敗事例のテレビ放送を紹介します

まず、以下の動画を見てください。たびたび私の記事でも紹介する、20年ほど前に放送していた『愛の貧乏脱出大作戦』です。貧乏でダメな飲食店店主が、スパルタ修行で何とか技術を習得して再スタートする企画です。

38分以降で、2人の男性がラーメンの達人と面接をして、修行の受け入れを直談判します。

1人目(王門さん):真摯な目をして落ち着いて話をしたため合格
2人目(ナイキさん)
  :「一緒に作ってくれる女性がいるんです」(あなたが習うのでは?)
   「売り上げが毎月40万円くらいしかないんです、家賃も滞納しています」
   「このままでは帰れないんです」

キャリアプランはなく、目の前の借金を返したい、そのためにラーメンを修行したいです。これでは、(実際本音だったとしても)おいしいラーメン作りに情熱を注げない人だと達人は判断しました。

みなさんが面接で、「借金を返したいんです」「親に言われて」「まずいい生活をしたいから」こんなことを言ったら、落とされてしまいますよね。余計なことをしゃべらず、真摯に将来に向けたキャリアプランを示すことが転職成功への近道だということがわかるはずです。

キャリアプランの書き方・話し方のポイント:いい例と悪い例を比較!

面接で将来のキャリアについて聞かれた場合や、エントリーシートなどにキャリアプランを記入する必要がある場合、どうすればいいのでしょうか?

まず、いいテンプレ(テンプレート)と悪いテンプレ(テンプレート)をお示しします。

「将来、どうなりたいですか?」

キャリアプランの良い例悪い例

1.いいテンプレート

「代わりがいない、余人をもって代えがたい」と信頼される社員に成長し、お客様や自社の発展に寄与できる人材(書く場合は「人財」)になることです。広く社会貢献に寄与できれば、自身の夢をかなえることができます。

御社(※書類の場合は「貴社」)を志望させていただいた最大の理由は、「お客様に満足いただくことが何よりも大切である」という「顧客第一主義」に強く共鳴したからであります。売り上げを伸ばすことが大切なのはもちろんそうですが、無理に買わせるのではなく、自社の商品の魅力を理解していただいたうえで購入されるお客様を大事にするというのは、メーカとして素晴らしい理念だと思いました。

前職でも、顧客満足度を大切にする私の営業について、上司から評価していただいておりました。御社は、現在今新規顧客開拓プロジェクトを持っていると聞き、その即戦力として、今までの営業経験を活かして御社のお役に立てるものと思っております。

2.悪いテンプレート

営業という仕事のスキルアップをして、いい家を買って家族を養いたいです。最終的には、生活の基盤を安定させたいと思っています。

仕事は生活を維持するために不可欠なものです。将来的に御社で活躍することで、売り上げにも貢献でき、自分の生活も安定します。

資料等を拝見しますと、御社の経営はとても安定していて、福利厚生や休日が整備され、ワークライフバランスのある働き方が可能です。生活の基盤が安定すれば、不安なく自己の能力を発揮できるものと思っております。その中でなら、御社を支える人材になれると自負していますし、大黒柱として御社を支えているでしょう。

2の方が明らかに本音なのですが、こちらの方がふさわしくありません。ポイントは以下の通りです。

仕事に関連する将来かどうか

将来の自分の家庭や家族、プライベートについてはどうでもいいです。企業が欲しいのは、家庭を愛する使えない人よりも、独身でプライベートが荒んでいても確実に仕事をやり遂げる人です。

「仕事を通じてどのようになりたいのか?」「仕事で企業や社会にどのように貢献したいのか、貢献できるのか?」などを具体的に話せれば大丈夫です。

所詮、勤務時間中のみの関係ですから、その勤務時間に何ができるか、ビジョンを示すのが得策です。
確かにもらった給料を何に使おうが会社が知ったことではありませんね。
働いていないうちからの「プライベート充実宣言」が「できないのの口だけは・・」とマイナス評価につながる可能性があります。
企業理念にマッチしているかどうか?

和を重視する企業で、「個人として数字を上げて件数を獲得して~」というと、個人プレーに走りがちな人だとマイナス評価になります。

逆に「数字がすべて」のような成果報酬体系の企業の場合「みんなの潤滑油として」「様々な人の間に立って」というように調整役的なことをしたいと伝えると、営業スキルがないのかな?と思われてしまいます。

企業の経営理念や実際の働き方、賃金体系などを事前によく確認してキャリアプランを作ってみましょう。

「10年を1つの目安としてキャリアプランを述べてください」

キャリアプランの良い例悪い例

1.いいテンプレート

私は、10年後には、御社が目指している新ビジョンの実現に向けて、その中核的な人物でありたいと思っています。中心的な役割で担う人材になりたいと考えています。

その、実現のために、これまでの会社で行ってきた企画の経験を活かして、潜在的な顧客ニーズの把握に努めます。合わせて、社員として様々な部署で業務を行い、自社の製品やサービスの理解を深めていきます。その結果、お客様に斬新で訴求力がある提案ができると思っています。

いろいろ申し上げましたが、御社の業務は未経験であり、それを埋め合わせるべく、現在は本などで知識を深めています。関連する資格取得である「ビジネス実務法務検定試験1級」も念頭に入れておりますので、即戦力としても十分に働けます。よろしくお願いします!

2.悪いテンプレート

私は能力があるので、2年以内に社内で一番の成績を上げます。10年後にはおそらく販売担当部署の部長、ひょっとすると社長になっているかもしれません。

前職ではあまり私を評価してくれず、思ったような成績を残すことができませんでしたが、ポテンシャルはあるほうだと思っているのでの、御社であれば抜群の能力を発揮して、必ずやトップセールスマンとして御社を業界1位に導いているはずです。

私だからできることであり、そこは大いに期待してください!

これはわかりやすいですよね。2は根拠のない自信だけで全く説得力がありません。

キャリアプランに具体性があるかどうか

資格を取って、今の職務に関連して、どのくらいの年数で、どのくらいの地位に就きたいのか、具体的に示すことが大切です。

実際には、転職してそこで働かないとわからないわけですが、グランドデザインを能力があるかどうかを示せるのが重要になります。
キャリアに実現性があるかどうか?

30歳の人が大きな会社の面接に行って「10年後には社長になります!」などと言ったらどうでしょう。大言壮語過ぎると、「この人大丈夫なのかな?」と逆に心配されてしまうかもしれません。

こんな荒唐無稽なことを「キャリアプラン」にする人は危なっかしくて、実際の業務を任せたいとは思いませんよね。
意欲だけではなく実際に行動しているか

1のケースでは具体的に「ビジネス実務法務検定試験」を目指している、本で勉強していると根拠ある意欲を示していますが、2のケースではまったくそういうものがありません。

「具体的に○○をしているから、転職しても戦力として役に立ち、キャリアプランを形成できる」という説得力がないと「頑張ります!」「まじめにやります」では高校生のバイトの面接レベルです。

高校生バイトのように駒として働くわけではないですよね、だったら、説得力を持たせないと話になりません。

キャリアプラン作成に必要な3要素「最終目標」「達成可能なプラン」「今できる取組み」

キャリアプラン作成に必要な3要素「最終目標」「達成可能なプラン」「今できる取組み」
上のテンプレートも踏まえて面接での「キャリアプラン」が評価されるには、以下のポイントが入ってるかどうかを確認してみましょう。大きく3つです。

1.最終的な達成目標

転職をする最終的な目標です。漠然と「社長になります。日本一の会社にしてみせます!」というのは、結果的にそうなればいいのでしょうが、これでは漠然とし過ぎています。

「うちの会社はダメ社員が多いから社長になれると思っているのかな?」と邪推されてしまいます。

そうではなく、海外部門を軌道に乗せる、自社商品のシェアを倍にして、業界1位が狙える地位にする、そうしたことのためにその部門の責任ある地位に就きたいという内容です。

企業研究をしていて、その会社内の体制や状況を把握しているのであれば(それが望ましいのですが)、「○○部の責任あるポジション」「○○担当課長」など具体的な地位でどういう仕事をしたいのか、していたいのかがイメージできればOKです。

2.目標達成のために達成可能な計画

達成したい目標めでのロードマップです。
どんな経験をしたいのか、それをもとにどういうキャリアパスを描きたいのかを伝えます。

「与えられた仕事を1つ1つしっかりこなして信頼を得たいです」

これでは高校生のバイト面接です。そんなことは当たり前で、それを声高に面接で言われても「この人何も考えていないんだな」と思われてしまいます。

その企業の研究をしていなくても、意欲だけ「頑張ります」と言っても説得力のカケラもありません。

  1. どの部署に入りたいのか(具体的な部署名を挙げても良い)
  2. その部署でどういう仕事をしたいのか
  3. その仕事をすることで成し遂げたいこと、成功したいこと

これらをキャリアプランに含ませましょう。

3.目標達成のために具体的に行っている取組み

単に「頑張ります。気合も根性もあります。勉強させていただきます」では全く説得力がありません。キャリアプラン達成のために、今自分がしていることをできるだけ具体的に述べてください。

「○○という本を読んでいます」
「△△という資格取得を目指して勉強中です。3か月後の試験を受験します」
「□□専門学校へ行き、税務について勉強中です」

具体的に転職後のキャリアに役立ちそうな行動をしているのであれば、ぜひその取り組みを伝えてみてください。書類に書く場合は、具体的に羅列しやすいはずです。

これで完璧!キャリアプランをテンプレート(完全版)をまとめてみました

キャリアプランのテンプレート

以上のことを踏まえて、面接時の1つのキャリアプランの流れをテンプレートとしてまとめてみました。

エントリーシートなどに書く場合も基本的に同じです。(話し言葉「御社」、書き言葉「貴社」を間違えないように!)。

私は、御社に転職をし、将来的には御社の「ニューフロンティアプラン」が目指している東南アジアやBRICsへの海外展開の「切り込み隊長」として、現地との交渉に向けた中心的な役割や立場を担う「新事業開拓部」のリーダーとして活躍したいと考えております。

さはさりながら、いきなりここまでの新事業を売り込むだけの御社の社員としての経験がなく、商品についてもHPや書籍で読んだ知識しかありません。そこで、まず営業部に所属して、日本の現場でお客様と触れ合い、商品のニーズについて把握できるよう、また御社の製品についての理解も深めていきたいと思っております。

お客様に満足いただける商品、サービスを提案できる営業になり、それを土台に新事業開拓の仕事を行いたいと考えています。

もちろん、海外で海外展開業務を行うためには、語学力が不可欠です。英語は履歴書の通りTOEIC820点とビジネスで最低レベル語学力はありますが、加えてタイ語の語学教室に通っています。タイは今後大きな市場になることが予想され、また周辺各国への影響力も大きいので、タイ語力を基盤に、周辺国の言葉も学習していきたいと思っています。

だいたいこんな感じで「具体的な目標」「そのためのロードマップ」「今現在の取組み」を含めることで、オリジナリティあるキャリアプランを面接で話すことができるはずです。

希望業種、希望職種によって異なる部分もありますが、キャリアプランの「幹」はこれでよいかと存じます。

面接でのキャリアプランの書き方例文テンプレート まとめ

まとめ

  • やる気だけではダメ!具体性が必要
  • 実現可能な目標を示す「3年で社長!」などは論外
  • あくまで「会社で達成したいプラン」であること。個人のプライベートな目標は触れない
  • 「具体的な目標」「そのためのロードマップ」「今現在の取組み」を含めたプランにする
  • 「御社」(話言葉)と「貴社」(書き言葉)に注意
  • テンプレートを参考に自分の受ける企業向けにアレンジする

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