老後の生活って不安が多いですよね。

定年を過ぎれば会社は強制的に退職させられるし、そこからもらえる年金も微々たる金額です。

余裕を持って老後生活を満喫するには、年金だけだと収入がまったく足りません。

 

雇ってもらえる仕事さえあればまだまだ働けるのに…

と言いたくなりますよね。

 

歳をとって体力が衰える人もいれば、若者顔負けのレベルで働ける高齢者も少なくありません。

それなのに、どの求人を見ても「年齢:~65歳まで」という年齢制限。

 

定年後だからこそお金が必要になるケースもあります。

貯金や年金だけではない収入を得ることは、老後の生活はもちろん精神衛生的にも必要不可欠な要素です。

 

当記事では定年退職後や老後でも働き続けられる仕事や業種・資格をはじめ、年金以外の収入を得る方法についてもご紹介します。

 

現在30~40代で老後の生活や収入に関して不安を感じている人は、ここで紹介する方法をぜひ実践してみてください。

■老後に必要な生活費

定年退職後に必要となる1カ月あたりの支出はどれくらいかご存知でしょうか。

結論から言って、月の支出額は2人で10~15万円程度が目安となります。

 

もちろん家族人数や生活スタイルなどによっても異なりますが、夫婦2人暮らしなら収入額として20万円前後はほしいところです。

月によっては余分な出費が発生する場合もありますし、高齢になると病院のお世話になる確率も高くなるでしょう。

 

各種保険があるとはいえ、老後も毎月貯金できるだけの収入があるに越したことはありません。

現役時代に貯金を貯めている人がほとんどだとは思いますが、それでも年金以外の収入がない状態では不安だと感じる家庭も多いです。

 

また老後にも仕事を続けることで、足腰が弱るのを回避でき認知症防止にもつながりやすくなります。

問題は「定年後や老後でも働き続けられる仕事はどんな仕事か」という部分ですよね。

 

最近はシニア世代を積極的に採用する企業も増えてきているので、定年を迎えた人でも幅広い範囲から仕事を選ぶことができます。

実際にどんな仕事があるのかご紹介していきましょう。

■定年後や老後でも働ける仕事・業種・資格とは

一般的に老後というと年金のみで生活しているイメージが強く、仕事から解放されて自由な余生を過ごせると思っている人もいるでしょう。

 

しかし、実際には年金以外の収入がなくなることに強い不安を抱えている高齢者も多く、定年後でも働ける職場を探しているケースも少なくありません。

 

60歳以上の人が働ける業種や仕事は多々存在しており、その一部をピックアップしていきましょう。

また特定の資格を持っていれば有利になる仕事もあるため、その点についても触れていきます。

 

なお定年後などの高齢者の雇用形態に関しては、原則「アルバイト」か「業務委託」です。

定年退職後に正社員での仕事は基本的に難しいと考えていいでしょう。

◆老後でも続けられる業種・仕事

50~60代を積極的に採用している会社が多い業種としては、以下のような分野が挙げられます。

・飲食業(調理補助など)

・倉庫内管理業

・清掃業(民泊やホテルの清掃)

・駐車場などの誘導業務

・家事代行業

・タクシー運転手

 

基本的には体力業務が多いですが、女性の場合は家事代行を選ぶ人が多いようです。

やることは自宅でもやっていることなので、内容的にも覚えやすいのでしょう。

 

一方、男性は体力的に余裕がある人であれば、「倉庫内作業員」や「駐車場誘導員」の仕事を選んでいます。重たい物を持つのは辛い…という人は、タクシーの運転手として働いているケースも多いです。

 

とくにタクシードライバーの場合、正社員でも年齢制限が一般の業種よりも高く設定されており、60歳以降でも働ける会社が多いという特徴があります。

 

アルバイトでの時給も1000円を超えている求人が多数掲載されており、老後の主な収入源になっているという人も少なくないでしょう。

またアルバイトでも歩合制を導入している会社があるので、上手くやれば正社員並みに稼ぐことも不可能ではありません。

 

単純計算で時給1000円の週に3日で1日6時間勤務なら、月に約7万円前後の収入になります。

時間や体力に余裕があるのなら、日数や勤務時間を増やすことも可能です。

 

それなら月に10~15万円の収入になります。

年金受給者ならそこに年金も加わるので、夫婦合わせれば合計で30~35万円は入ってくるでしょう。

 

これだけの収入があれば、老後でも貯金を切り崩すことなく生活を送ることができます。

 

タクシー運転手は体力的にキツイと感じる人もいると思いますが、倉庫作業や土木業などのように重い物を持つことはないのでその点のハードルは低いと言っていいでしょう。

 

最近はタクシードライバーになりたい人専用の求人サイトなども増えてきているので、興味がある人は以下の記事を参考に求人を探してみてください。

 

タクシー求人サイトタクQ で転職!評判と転職祝い金を解説

◆老後で働くのに有利な資格

残念ながら、資格で老後の仕事幅が広がるということはほとんどありません。

これは老後の仕事に限らないことです。

 

資格が必要な仕事に就く人以外にとって、資格が就職に有利となるケースは稀と言えます。

 

ただ老後に先述した「タクシー運転手」などの仕事に就きたいと考えているのであれば、第二種自動車運転免許は取得しておいたほうがいいでしょう。

 

その他、定年退職後に自分のカフェや飲食店を起業するつもりなら、調理士や栄養士の資格を持っておくと役立つかもしれません。

高齢者でも働ける職場は、元々資格を必要としない業務が基本なので、資格がないと就けない(あるいは有利になる)という仕事自体が少ないのです。

■老後に仕事を請ける方法

では、実際に中高齢者が仕事を見つけるための方法についてご紹介しましょう。

基本的なアルバイト応募をはじめとして、個人事業主として仕事を受注する方法までを幅広くピックアップします。

 

◆求人サイトから応募する

50代や60代といった中高年の人がアルバイトを探す場合、大手よりも最近増えてきた「シニア向け求人サイト」を利用したほうが効率的です。

 

一般的なアルバイト求人は若年層向けの案件が多いので、選択の幅がやや狭くなってしまいます。

50代以上向けの求人がないわけではありませんが、比較的少ないです。

 

求人サイト内で「50歳以上応募可」の条件で絞り込めるところも多いので、実際に検索する場合はそれらの機能も活用してみてください。

◆派遣スタッフとして派遣会社に登録する

アルバイトと比べると安定性は劣りますが、派遣スタッフとして働く方法もあります。

業務内容は現場によりけりですが、主に肉体労働が中心と考えていいでしょう。

 

日雇いや週雇いなどさまざまですが、日程の融通性は高いのがメリットです。

ただ1つの現場でずっと働くことは原則ないので、都度現場のやり方に合わせなければなりません。

 

一長一短ではありますが、アルバイトが入っていない日にピンポイントで仕事を入れたいという場合には派遣業務が便利でしょう。

◆クラウドソーシングで在宅ワークを行う

ここ数年でネットを介して仕事の受発注ができる「クラウドソーシング」が一気に広まりつつあります。

業務の内容はさまざまですが、年齢・性別・地域を問わず仕事を請け負うことが可能です。

 

必要なものは基本パソコンとネット環境、あと業務を遂行するのに必要なスキルのみ。

得意不得意はあると思いますが、パソコンスキルがある人なら老後の生活費を稼ぐのには最適な方法と言えるでしょう。

 

上手く稼げる人であれば、月に30万円以上の収入を得ることも不可能ではありません。

◆個人事業主として仕事を請け負う

クラウドソーシングで仕事を請け負う場合も立場は「個人事業主」となりますが、内容としては業務委託です。

業務委託はクラウドソーシングに限らず、一般企業との間でも契約は結べます。

 

固定費や完全歩合制など、報酬制度は企業との契約によって異なりますが、現役時代に広げた人脈などを活用すれば一定の収入にはなるでしょう。

 

ただ自身で交渉・手続きなどを行わなければならないので、そういう業務が苦手な人には向いていないかもしれません。

その場合は上記のクラウドソーシングを活用するといいでしょう。

■老後の収入減を作っておくことも大切

定年退職後も働いて収入を確保するのは非常に大切なことです。

ただ、中には働くだけの元気や気力がないという人も多いと思います。

 

そんなときにまた「中高年向けの求人で仕事を探して働いてください」と言われても困ってしまうでしょう。

でも年金だけでは生活が苦しい…。

 

そうならないためにも、年金とは別の部分で収入源を用意しておくと安心です。

例えば現役時代に賃貸用不動産を購入しておき、定年と同時にローンが完済できるようにしておけば、上乗せの収入となります。

 

あるいは国民年金・厚生年金に加えて、確定拠出年金にも加入するなどの方法もありでしょう。

このような定期収入を得る方法はいくつもあり、調べれば他にもさまざまな手法が見つかります。

 

老後に向けて貯蓄を貯めるのはもちろんですが、同時に定年退職をきっかけに収入化できる仕組みを考えておくことも意識してみましょう。

■まとめ

60代以降でも働き口はたくさんあります。

現在はあらゆる業種・職種で人材不足が深刻なので、さまざまなノウハウやプロ精神を持っているシニア世代の雇用が積極的に行われているのです。

 

定年で退職した人も「もう自分の社会人生活は終わりか…」と傷心に浸らず、新たなシニアビジネスライフを始めてみてはいかがでしょうか。

 

老後の収入にもなり、ボケ防止にも効果が期待できます。