新入社員だけどもう辞めたい!1年目の新卒で転職を決断するメリット

苦労して内定を獲得してせっかく入社したのに、もう辞めたい。
けど、本当に辞めちゃったらいろいろまずいよね…。

退職するか、しないかを考える上で大切なことは、どちらを選択したとしても自分の決断を後悔しないよう最善を尽くすことです。

例えば退職した場合のリスクなどを正しく理解しておくことが大切。

そこで今回は就職したばかりの会社の退職を決断する際、後悔しないためにぜひ知っておいて頂きたい大切な事項を漏れなくお伝えしていきます。

この記事でわかること

  • 新卒1年目の退職率がわかります
  • 新入社員が会社を辞めたくなる理由もわかります
  • 退職金や失業保険など新入社員が仕事を辞めるリスクがわかります
  • 新入社員が辞める決断をするメリットもわかります

新入社員の離職率は?

これは厚生労働省の資料です。

就職して3年以内に約3割が退職していますが、この表をよく見てみると、そのうち就職1年以内で退職する者が一番多いということが分かります。

例えば平成26年の場合ですが、就職3年以内退職者のうち3年目の離職者は9.4%、2年目は10.6%、それらに比べ1年目は12.3%です。

新規高卒就職者の40%以上、新規大卒就職者の30%以上が、就職後3年以内に離職していることが分かりました。

これはどの年にも共通した傾向です。
実は、新卒で入社したあと一番社員が離れていくのは、入社1年目なのです。

もう少し分かりやすい図で解説しましょう。

この産業別の離職率のグラフを見ると、特に離職率が多いのは宿泊業・飲食サービス業をはじめとする「サービス業全般」ということが分かります。
では、退職者はどのような理由で会社を辞めていくのでしょうか。

新入社員の退職理由

入社1年未満で辞めたい、あるいは辞めたと決断した方々はどのような思いや理由があったのでしょうか。これも資料からまず見ていきましょう。

初めて勤務した会社をやめた理由(3つまでの複数回答)についてみると、
労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が 22.2%、
人間関係がよくなかった」が 19.6%、
「仕事が自分に合わない」が 18.8%、
賃金の条件がよくなかった」が 18.0%
の順となっている。

「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」 「賃金の条件がよくなかった」というのはサービス業界でよくある不満で、これらの理由で退職を考える人は多いようです。産業別に見てサービス業全般に退職者が多いのもうなずけます。

新入社員が辞めたい理由TOP3:アンケート結果

次に、ジョブシフトが独自に実施したアンケートの結果からも新入社員が会社を辞めたい理由を考えてみます。

当サイトでは入社1年未満で辞めたいと思っている方々、実際に1年未満で退職した方々を対象に退職を考えた理由についてアンケート調査(複数回答可・有効回答数75)を実施致しました。

その結果、次のような理由がTOP3であることがわかりました。

1位.仕事内容に対する違和感、やり甲斐のなさ:32%
2位.職場環境や社風、人間関係に対する違和感や不満:29%
3位.拘束時間の長さや拘束理由に対する不満:22%

新入社員が辞めたい理由:1位「仕事内容」

1位の「仕事内容に対する違和感ややり甲斐のなさ」ですが、決して自分自身に与えられた仕事だけでそう感じた訳ではないようです。

先輩社員や上司が取り組んでいる仕事内容を理解するにつれ、そうした思いが募ったと答えた方が多く見られました。

さっき紹介した厚生労働省の調査でも
「仕事が自分に合わない」という回答が 18.8%だったから、やりがいのない仕事は続けていくことが難しいんだね…

新入社員が辞めたい理由:2位「人間関係」

2位の「職場環境や社風、人間関係に対する違和感や不満」は上司に対する不満や、体育会的組織風土に嫌気がさしたといった意見が見られた他、なあなあな関係で仕事をしている状況についていけないと思ったといった意見もありました。

厚生労働省の調査でも「人間関係」は2位だったね。
やはり人間関係が良くない職場はすぐ辞めたくなっちゃうんだな。

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新入社員が辞めたい理由:3位「拘束時間」

3位「拘束時間の長さや拘束理由に対する不満」はブラック企業だったという場合もありましたが、「拘束理由」とあるとおり、アフター5での付き合いを強制されることなどへ不満を感じたという意見もかなり見られました。

「拘束時間」は、長時間労働や休日出勤など、根本的な改善が必要な問題です。

新卒社員の離職率が高い理由には、日本の企業が構造的に抱えている課題も一因となっているみたいだね。

新入社員が会社を辞めるデメリット

就職して1年未満という状況で会社を辞めるかどうか判断する際、絶対に知っておくべきことと言えるのが会社を辞めた場合のリスクです。

リスクの存在を正しく理解した上で退職へ踏み切るなら、仮にリスクへ直面しても慌てずに対処できるでしょうし、後悔することもないからです。

ではどんなリスクがあるかですが、就職したばかりの会社を辞めた場合には、次のようなリスクが生じます。

退職金がほとんど出ないため、すぐに就職先を見つけないと生活が破綻するおそれがある

退職金は勤務している会社によって支給条件が異なりますので、必ずこうなるとは断言できませんが、多くの場合、就職して1年未満であれば退職金はほとんど貰えないか、貰えたとしてせいぜい数万円から10万円程度の範囲と考えられます。

つまり退職金は貰えたとしても月額給与には及ばない額なので、早期に転職先を見つけ、就職できなければ、貯金でもない限り早々に生活が困窮するおそれがあるってことだね。

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自己都合退職の場合は失業保険ももらえない

「退職金がもらえなくとも失業保険を貰えれば何とかなる」と考えた方がいるかも知れません。

しかし、自己都合による退職の場合、1年未満では残念ながら失業保険の給付対象外となってしまいます。

失業保険の給付対象を大まかに説明すれば

  • 自己都合の退職:雇用保険の被保険者だった期間が12ヶ月以上あること
  • 会社都合の退職:雇用保険の被保険者だった期間が6ヶ月以上あること

となっています。

会社の倒産など、会社の都合で退職せざるを得なくなった場合に限れば6ヶ月以上勤務していた場合に給付対象となりますが、それでも半年以上は勤務していないと貰えないのです。

また、失業保険の給付対象外ということは、失業保険受給期間中に再就職を果たしたらお祝い金としてハローワークからもらえる再就職手当」も当然貰えません

従って、1年未満で辞めた場合には退職金だけでなく、失業保険にも頼ることができないことも覚えておく必要があります。

1年未満の退職は「長続きしない」という評価をされやすい

第二新卒という言葉が確立しているとおり、第二新卒の方々を対象とした中途採用での求人は一定の規模であります。

しかしながら同じ第二新卒であっても3年頑張った上で退職した方と、1年未満で退職した方への評価はかなり異なります。

前者の方は即戦力とはならなくとも、最低限のビジネスマナーは身に付けているであろうとの評価を得やすいのですが、1年未満であればマナーなどが十分身についていないのではという見方をされやすくなります。

また「石の上にも三年」という諺もあるとおり、3年間仕事を継続できた方なら「長続きしないのでは」という評価や疑念はそれほど強くないのですが、1年未満で退職した場合には、そうした疑念を求人側から持たれやすくなってしまいます。

新入社員が会社を辞めるメリット

しかし、新入社員が会社を辞めるのはデメリットばかりでもありません。確かに「長続きしないかも」という印象を与えてしまうことは否めませんが、メリットもあります。

これはあるIT系ベンチャー企業の方に聞いた話ですが、採用担当者の中にも「石の上にも3年」は古いと考えている人はいるようです。

実は若ければ若いほど歓迎される?

例えば3年以内ですぐ辞めた人をどう思うかについてですが、若ければ若いほど問題ないとのこと。合わない仕事を無理に続けても何の得もないし、若い人ほど仕事の覚えも早い。採用担当者は数多くの転職者を見てきています。

実際に話をしてみれば、つまらない理由ですぐ辞めたのか、何かよほどの事情があったのかは察しがつくだそうです。

退職理由にネガティブな理由はNG?

これも、一概にネガティブな理由がダメというわけではありません。

今はブラック企業一覧というものがあり、前職がある程度の規模の企業なら、労働条件の良くないブラック企業かどうか分かるそうです。明らかにブラックと言われている会社にいたなら、「実は前の会社でこんなことがあって…」と言っても納得してくれる場合もあります。

採用担当者のタイプによるので一概には言えませんが、転職に関する価値観や常識が徐々に変わってきているのかもしれません。

切り替えは早い方が長い目で見て得策

そして、ここが一番肝心。どうしてもダメだと思ったら、無理に続ける必要はありません。今はとにかくどの業界も人手不足。職場環境が良くない、労働条件が悪すぎる、パワハラがある、そんな職場にしがみつかなくても良いのです。

我慢してあなたの大切な時間をろくでもない会社の為に使うくらいなら、一刻も早く辞めて、すぐ次を探すこと。リセットするなら早いほうが長い目で見て得策なのです。

新入社員でも退職して再就職したいと思っている方へ


年齢上、応募できる求人企業を探すことはそれほど難しいことではありません。

しかし、それはあくまで年齢上応募要件を満たしているに過ぎません。

中途採用の基本は「即戦力」にあります。

少なくとも基本的なビジネスマナーを身に着けていることは期待されます。

そのため、1年未満で退職した方が自分だけで求人先を探し、応募しても、書類選考で落とされたり、仮に面接に進んでも採用に至らないケースに直面しやすくなったりします。

苦労して入った今の会社を辞めるということは、あなたの人生にとって良くも悪くも一大イベントです。
リスクもありますが、再就職で理想の会社に就職できるチャンスでもあるのです。また転職活動に最適な時期はいつ?理想的な転職のタイミング
リスクをよく理解した上で決断し、そのあとは絶対に失敗しないようにプロの力を借りて再就職することがポイントです。

失敗しないためには迷わずプロの力を借りましょう!就職先を紹介してくれるだけではなく、あなたの再就職が成功するように最善を尽くしてくれます。

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