子供ができて転勤のない職場への転職をお考えでしょうか?

マイホームを購入したり子供が生まれたりすると、仕事での転勤や単身赴任が大きな負担になってきますよね。

 

自分の家族から離れて仕事をする場合、自分はよくても残されたパートナーや子供に精神的・物理的負担を与えてしまいます。またお互いに寂しい思いをすることになるのも避けられません。

 

家族のために転勤や単身赴任がない職場に転職したい

このように考えるのは、家族を大切に想う人なら当然のことでしょう。

 

でも転勤がない仕事ってどのような職種や業界になるのか。

給与や待遇面で不利になったりしないのか。

 

色々と気になるポイントもありますよね。

そこでこの記事では、転勤がない求人とそれらの仕事に関する特徴について、詳しくご紹介します。

 

転勤がない求人を探したいけど、なかなか時間が取れなくてリサーチできないとお悩みの人は参考にしてみてください。

■転勤なしの求人ってどれくらいある?

全体的にみると、転勤なしの求人は転勤ありの求人よりは少なめです。

 

会社が転勤をさせる「目的は経験をさせるため」であったり、経営の側面から「人事異動を行ったほうがいい状況である」などの理由が挙げられます。

 

そのため、どこにでも転勤できるという人と比べると、転勤不可な人材は見送るという企業も少なくありません。

 

しかし、現在はどの企業も人材不足が深刻な問題なので、転勤不可の条件でも転職を成功させることは可能です。

 

各転職サイトでも「転勤なし」の条件で求人を検索できるようになっています。

また「転勤なし」の記載がない求人であっても、面接で相談すれば考慮してもらえる可能性もあるでしょう。

 

場合によっては、転職エージェントに相談してみるのも有効です。

担当のエージェントが募集元企業の採用担当者に、転勤なしの前提で面接をしてもらえないかなどの調整を行ってくれます。

 

転職先の条件を明確に位置付けているのであれば、転職サイト・転職エージェントの両方を上手く活用するといいでしょう。

■転勤なし求人の特徴とは

上記の理由から、転勤なしの求人には一定の条件があります。

主な要素は次の通りです。

 

・事業所が一カ所または同地区内にしかない

・社員数が2~10名など数が少ない

・事業内容的に転勤が必要ない(ネットメディア運営など)

 

転勤するための事業所がなければ、転勤になることはありません。

また社員数が少ない場合は、事業所が複数あっても人事異動によるバランスがとりにくくなります。

 

その他、最近はインターネットメディアを主事業にした企業も増えてきており、どこにいても業務に差し支えないという理由から、結果的に転勤なしになっているところも少なくありません。

 

会社によっては在宅ワークを認めているケースもあるので、昔と比べて自由度の高い働き方が選べるようになっています。

■転勤なしの求人だと給料や待遇面で不利?

転勤不可の条件では、給与や待遇面が不利になるのでは?と不安になる人も多いですよね。

これは求人の内容や職種にもよります。

 

元々転勤なしの求人であれば、一般的な企業と何ら変わらない給与や福利厚生が約束されるのは間違いありません。

 

ただ、職種によっては「エリア限定社員」と「全国転勤社員」のように、採用の枠自体が転勤の可否で分かれている場合があります。

 

このような求人では「全国転勤社員」と比べて「エリア限定社員」の給与が低めに設定されているケースも少なくありません。しかしあくまで一例です。

 

基本的に「転勤なし」を重視すると、選択できる求人数自体は少なくなりますが、それを理由に雇用条件が悪くなるという可能性はほとんどないと言っていいでしょう。

 

転勤なしの職場であっても、年収1000万円以上に到達する人も少なくありません。

 

営業・事務・広報・人事・現場などさまざまな職種がありますが、いずれの立場でも転勤なしの条件を認めている企業も多いです。

 

■転勤なしと記載された求人は絶対に転勤がないのか

転職活動の段階で転勤なしの求人を探すのと同時に、面接時に転勤ができない理由をしっかり伝えておくことも重要です。

 

「転勤なしの求人なんだから、わざわざ理由を言わなくてもいいんじゃない?」

と感じるかもしれません。

 

しかし今現在転勤がない職場でも、将来的に事業所が増えたりすれば転勤させられる可能性が出てくるのです。

 

面接時に「子供や家族のために転勤がない職場を選んだという理由」をしっかり伝えておけば、仮にそのような状況になっても考慮してもらえます。

 

■転勤をしないための求人の選び方

転勤なしの職場に転職して生活レベルに支障を出さないためにも、求人は慎重に選ばなくてはなりません。

 

せっかく転勤なしの職場に転職できても、給与や休日が下がってしまっては本末転倒です。

そこで転勤なしの求人を選ぶときに、注意しておくべきポイントについても触れておきましょう。

 

◆転勤なしの求人を選ぶ際の注意点

・給与の水準は現職と大きな違いはないか

・残業時間は長くないか

・離職率は高くないか

・賞与はあるのか

・仕事内容は苦手分野ではないか

 

家族のために転勤なしの会社にこだわるあまり、給与や福利厚生・仕事内容を後回しにしてしまうケースも少なくありません。

 

転勤なしの職場でも、働き続けるのが辛い環境では意味がないので、転勤の有無以外の側面でもしっかりとチェックしておきましょう。

■転勤なしの職場に転職するメリット・デメリット

転勤なしの職場に就職する具体的なメリットとデメリットについても触れておきます。

転勤がないというのは最大のメリットですが、実はそれだけでもありません。

 

環境が最初から最後まで変わらないということは、人間関係や仕事においてさまざまな特徴が出てくるのです。

 

◆転勤がない職場のメリット

・転勤がないので家族との時間を大切にできる

・環境が変わらないので、人間関係の構築がしやすい

・顧客との信頼関係が構築しやすい

 

転勤がないと職場環境も変わらないので、社内・社外ともに人間関係が大きく変動することがありません。結果として深い信頼関係を構築しやすくなり、同僚や上司とも打ち解けやすくなるのです。

 

転勤で別の支社や部署に移って人間関係を作り直すのが面倒という人には、嬉しいポイントではないでしょうか。

 

逆に1つの環境に居続けるのが苦手という人には、デメリットになるかもしれません。

これらのポイントも踏まえて、転勤なしの求人に生じるデメリットも見ておきましょう。

 

◆転勤がない職場のデメリット

・人間関係がこじれると長期化する

・顧客の新規開拓がしにくい

・転勤ありと比べると給与が低い場合がある

 

同じ環境に長くいると、どうしても人間関係のトラブルが発生する確率も高くなります。

一度関係がこじれると転勤によって環境を変えることもできないので、針のむしろ状態になってしまうかもしれません。

 

転勤は状況次第で便利に扱える制度でもあるので、必ずしも避けるべきものではないのです。

 

家族のために「転勤がない求人を探している」という事情もあると思いますので、メリットとデメリットを把握したうえで活用するといいでしょう。

■面接時の志望動機に「転勤の有無」をいうのはあり?

転勤がない会社への転職を検討したとき、避けられないのが面接での「志望動機」と「転職理由」です。

 

志望動機は応募した企業に合わせた自分の考えを伝えればいいですが、転職理由に「転勤が嫌だからです」と答えていいのか悩みますよね。

 

正直「転勤がない職場に移りたいから」というのは、応募企業に伝える転職理由としてはやや弱いです。

面接官の性格や考え方にもよりますが、上記のような理由を伝えると次のような質問が返ってくるでしょう。

 

・今の職場は転勤が多いのですか?

・相談して転勤を免除してもらうことはできないのですか?

・仕事自体は今の職場に不満はないのですか?

・将来当社でも転勤の可能性が出てきたらどうしますか?

 

答え方は人それぞれですが、各項目に対する切り返しは必ず用意しておいたほうがいいです。

 

転職理由を伝える際には「結婚して子供もできたので」と一言添えるだけでも、説得力は強くなります。

 

上記の項目で1番返答しにくいのが「将来当社でも転勤の可能性が出てきたらどうしますか」という質問ではないでしょうか。“そのときはまた転職します”とは言えませんし。

 

あくまで一例ですが、このような質問には以下のような切り返し方が有効です。

 

「そのときの状況にもよりますが、ご相談はさせていただくと思います。どうしても転勤が必要ということであれば、期間なども含めて考えさせていただきたいです」

 

そもそも転勤できない理由を面接で伝えているのですから、企業側もそれを承知で雇用しなければなりません。

 

このような質問は、あなたの判断力や社会人としての考え方を見るためにしていると予測されます。

誠意と真面目さ、協調性のアピールタイムと捉えておくといいでしょう。

 

■まとめ

独身の人なら、転勤はいろいろな地域で働けるという経験にもつながります。

しかし結婚して家庭を持った人としては、転勤によって家族との時間を削られたくないと考えるでしょう。

 

企業側・従業員側ともに求める人材や条件は異なってくるので、妥協せずに自分と相性のいい求人を探し出してくださいね。

 

もし一人で求人を探すのが不安なのであれば、転職エージェントの担当者などに相談してみるといいでしょう。

 

非公開案件も含めて、きっとあなたの希望条件を満たした求人を紹介してくれます。