


「働いたら負けかなと思っている」という言葉がテレビで話題になったのは、2004年のことです。
そんなニートは悲惨な末路しか歩まないという都市伝説が本当なのか、今回は確認してみたいと思います。
マイナビエージェント
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ニートとは?ニートの定義をおさらい

まず、ニートの定義を簡単におさらいします。
仕事をしていなくても、学生や自宅で何らかの資格試験の勉強をしている人はニートではありません。
35歳以上のニートの呼び方は?
35歳以上で、仕事や通学をしていない人は、統計上の「ニート(若年無業者)」には含まれません。
中高年で仕事をしていない人やひきこもりの状態にある人は、年齢が上がるほど就職のハードルが高くなりがちです。
ただ、地域若者サポートステーション(15〜49歳)や、都道府県・指定都市に設置されている「ひきこもり地域支援センター」など、年齢を問わず相談できる窓口もあります。
健康上の理由で療養が必要な場合を除けば、ニートや引きこもりの状態からは、できるだけ早く抜け出したいものです。
ニートや引きこもりはまともな就職はできない?

職歴ありのニートなら就職は可能
ニートから抜け出すには、就職することがいちばんですが、まともな就職ができるのかが不安になります。
前の会社を辞めて一時的にふらふらしているレベルであれば、キャリアアップの就職・転職も十分に可能です。
職歴なしのニートは危険
問題は「32歳職歴なし」のニートの人のような場合です。
企業の担当者は履歴書を見て「あっ」と頭を抱えてしまうケースも出てくるでしょう。
そうした人の就職については、下記の記事を読んでいただければと思います。
難易度は高く厳しい道のりではありますが、正社員のルートに乗る方法があるので安心してください。
問題は就職活動もせず、ニートや引き込もりを続ける場合です。ではどういう末路が待っているのでしょうか?
ニートや引きこもりの「末路」11の事例まとめ
ニートや引きこもりの「末路」について以下で紹介します。
まず、悲惨ではない事例から順に紹介していきます。
最初の方は末路というより結果で、読み進むに連れてどんどん悲惨な末路を書いていきます。
あまり悲惨ではない末路
その1 堅実に転職、就職に成功する

上の方法なのか、近所の人や家族親族が見かねてコネを発動なのか、何とか就職に成功してニートを脱するという結末です。
もっとも望ましいものであり、これができれば社会人として新たなスタートを切ることができます。
ただし、ニートであったことを積極的に評価する会社などありません。


公務員になれれば大逆転ですね。
その2 結婚して家庭に入る

結婚して、配偶者の収入で生活しながら家事を担うという選択肢です。
ただし、結婚は相手との合意があって初めて成り立つもので、仕事をしていないことを相手がどう受け止めるかは人それぞれです。
また、離婚や配偶者の病気などで収入が途絶えたときに備えて、自分自身で働く力を身につけておくことも大切です。
その3 起業・クラウドソーシング

外の会社に転職しなくても、自分で稼ぐという方法もあります。
部屋に引きこもってパソコンにかじりついていても、株や為替のデイトレードで稼ぐ人もいますし、ネット関係の事業を自分だけで立ち上げることも可能です。
絵が描けたり、プログラムが組めたりする人は、クラウドソーシングで在宅、自分のペースで稼ぐことができるかもしれません。

この三つが比較的まともな末路であり、「末路」というよりも「進路」になります。
さらに難関資格を取って、という道もありますが、現実的にはかなりハードルが高くなるでしょうね。
その4 弁護士等の難関資格合格で一発逆転

医師は医学部に行かないとなれませんが、そのほかの弁護士、公認会計士、司法書士などは在宅の勉強でも、理論上はなることが可能です。
もちろんとんでもない難関資格ではありますが、ニートや引きこもりからの「人生一発逆転」を狙うならばこのルートしかありません。
「元ニートの弁護士」などと自分を売り込んでいくことも、ひとつの方法かもしれません。
弱い立場の心がわかり、自分も同じ経験をしている専門職の人へのニーズはかなり大きいでしょう。
「元不良の○○(資格名)」で活躍している人も多いので、「元ニートの○○」「元引きこもりの○○」として活躍できれば、ニートの経験も無駄にはならないということです。
ニートや引きこもりを部屋から出す団体の専門職、なんていうのも面白いかもしれませんね。
それなりに悲惨な末路
問題は以下から紹介する本当の「末路」になってしまった場合です。
その5 親の年金、遺産を食いつぶしニート続行

引き続き、親のお金でニート(引きこもり)を続けていきます。
親が年金生活になっても頼り続けることになりますが、親が亡くなれば生活が立ち行かなくなってしまいます。
参考:「一度も働いたことない40?50代大卒娘」を抱えた高齢親が増加中
その6 危険な仕事や違法な仕事に手を出してしまう
通常の就職ルートがなく親にも頼れない人が、生活のために条件の悪い仕事や、SNSなどで募集されている「高収入」をうたう怪しい仕事に手を出してしまうケースがあります。
中には犯罪の実行役をさせられる「闇バイト」もあり、一度関わると抜け出せなくなり、自分が逮捕されてしまうこともあります。生活に困ったときは、次の生活保護や自立相談支援の窓口に相談しましょう。
その7 生活保護

生活保護は、憲法25条にもとづいて最低限度の生活を保障する制度で、生活に困ったときに頼れるセーフティーネットです。
ただし、資産や働く能力、ほかの制度などを活用してもなお生活に困窮する場合に受けられるもので、親族からの援助を受けられる場合はそれが優先されます。
相談はお住まいの地域の福祉事務所で受け付けています。生活保護に至る前の段階でも、自治体の「自立相談支援機関」で就労や家計の相談ができます。
その8 ホームレス

どんどん悲惨になっていきます。
生活保護などの支援につながらず、家族からの援助も期待できない場合、住む場所を失ってしまうこともあります。
しかし、家を失えば、パソコンもネットもありません。
それで得られる「自由」と物理的裕福さ、どちらを取るのでしょうか?
その9 警察のご厄介になる

犯罪は絶対ダメ!ですが、刑務所に服役している受刑者の中には、軽微な犯罪(人に危害を加える犯罪ではなく、窃盗など)を繰り返し、刑務所を住処にしている人がいるのも事実です。
自由はありませんが、三食が出て、健康的な生活が営める、と解釈すると、生活保護が厳しくなっている中で、実は本当に貧困な人の最後のセーフティーネットになっているという指摘もあります。
でも、ニートの人はそんな生活は望んでいませんよね。
自由に暮らしたいのだから、自由が奪われるこの選択肢はあり得ません。

犯罪は絶対にダメです!!
その10 消滅・・・

家から放り出されたニートは、生活力がないので消えてしまいます・・・。
こうならないためにも、生活の基盤を確保しないといけないのです。
輝ける未来!?
その11 異世界転生(小説家でデビュー)

最後の手段は異世界転生です。
異世界に転生して、『元ニートが異世界で俺TUEEEE!して世界征服してしまった件』のようなストーリーを体験してみましょう。
スマホ一つあれば、ファンタジーの世界の攻略など簡単です。
というのは冗談ですが、元ニートや引きこもりなど、平凡(以下)の若者が異世界に行き活躍するライトノベルが売れているのは事実です。
つまり、ニートで時間があるうちに小説を書いて作家デビューを目指す、という方法です。
この時点で、創作活動をしているので、「自称作家」となりニートの範疇から外れるかもしれません。
出版社のコンテストに応募するのもいいですが、最近は小説の投稿サイトがあり、そこで人気になった作品が、小説として出版されるだけではなく、コミカライズやアニメ化など、自分の創作が世に出るチャンスが増えています。
ニートならばニートの気持ちがわかるはずなので、ニートに売れる作品を作ることも可能なのかもしれません。
サイトを見るとわかりますが、次々と作品が出版、コミック、アニメ化されていますね。
ニートからの転生は冗談抜きでありなのかもしれません。
年齢別!ニートや引きこもりが悲惨な末路を回避する方法
20代ニート:実はまだまだ大丈夫!就職活動をする
20代のニートの場合、まだまだ余裕で正社員になることができます。
新卒で就職した企業を辞めて数年ニートをしている方はもちろん、29歳まで一切職歴がないという方でも、正社員として就職できる可能性は十分にあります。
人手不足の業界も多く、未経験の20代を採用したいと考えている企業はたくさんあります。
学歴を問わず営業、事務、接客、販売、技術職など、専門的な資格が必要な職を除いた大半の職業に就くことが可能です。
ただし、29歳まで職歴がない場合は上場企業や大手への正社員での転職は、不可能ではありませんがかなり厳しいです。
30代前半ニート:まだ正社員雇用のチャンスあり!
20代よりは厳しくなりますが、30代ニートであっても34歳くらいまでならまだ正社員雇用を目指すことが可能です。
特に過去に職歴があり、諸事情で数年間ニートをしている方であれば経歴を活かせば同業種で正社員として雇用される可能性は十分にあります。
一方、過去に一切の職歴がないニート・引きこもりの場合、正社員は目指せますが業種はブルーカラー(肉体労働系)が中心となるでしょう。
望まない業種での仕事がしたくない場合はまず人材派遣会社に派遣社員の登録を済ませ、そこで実績やスキルを身につけてから正社員を目指すのもありです。
派遣社員としてであれば、職歴がなくてもホワイトカラー(事務系)や自分のやりたい仕事に就ける可能性もあります。
30代後半のニート:契約社員や派遣社員で職歴を得よう
正直、30代後半になってしまうとニートから正社員雇用は厳しいです。
特に空白の期間が長ければ長いほど、正社員で雇用される可能性は低いと思って下さい。
そのため、30代後半のニート・引きこもりの方は契約社員の求人に応募したり、派遣社員として働くのがおすすめです。
派遣社員は、雇用元の派遣会社に働き方の相談ができ、残業の少ない仕事を選びやすいというメリットがあります。
また、契約社員や派遣社員でキャリアを積み、スキルを身に着けた後であれば、30代前半より簡単ではありませんが正社員への道もあります。
40代ニート:派遣も厳しいので契約社員の求人を探そう
40代になると、残念ながら派遣も紹介される案件がかなり減ってきます。
その残り少ない案件も、職歴がない場合は同じ40代でも実務経験の豊富な40代の派遣社員に紹介するのでかなり厳しいです。
30代後半の内に派遣社員でキャリアを積んだり、無期雇用派遣を活用するなどして正社員にシフトできているかが運命の分かれ目になるでしょう。
そのため、40代職歴なしのニート・引きこもりから社会に出る場合、かなりの苦労が待ち受けています。
ただ1日でも早く行動しなければどんどん絶望の末路に近づくだけですので、契約社員、もしくはアルバイトでも良いので転職サイトに登録して求人を探しましょう。
なお、同じ会社で有期契約が更新されて通算5年を超えると、本人が申し込めば期間の定めのない「無期契約」に転換できるルールもあります。
50代、60代ニート:職種はかなり限られるが転職サイトで求人を探す
50代、60代でニートとなると残念ながら契約社員すら厳しいです。
とはいえ、1日でも早く動き始めなければ漏れなく記事で紹介した悲惨な末路が待ち受けています。
ただ、仕事がゼロというワケではありません。数は少ないですが転職サイトには50代、60代でも就業可能な仕事があります。
まず、過去に就業した経験があれば、立場は一番下になりますが同業種への就職の道が開けます。
また、働いた経験がなくてもビルの清掃や警備員、配達員、工場、夜間の非正規雇用職員といったルーチンワークな仕事は応募可能です。
上記の仕事は体力的に厳しい部分もありますが、50代60代までニート・引きこもりだった方でも生活ができるだけの給料を得ることができます。
厳しいことを言いますが、最早やりたい仕事を選り好みすることはできないので、応募できる求人があればとにかく応募しましょう。
100件応募して1件でも受かればいい方ですので、めげずに応募することで採用してくれる企業が見つかるかもしれません。
年齢に限らずニートや引きこもりが悲惨な末路から脱出する方法
まずはできることからやってみる
ニートや引きこもりでも、これからの活動次第で様々な分岐シナリオがあることがわかりました。
バッドエンドにならないためには、時間がたくさんある今の内にできることを始めることが大切です。
転職サイトに登録をして求人を確認する、資格の勉強をする、職業訓練校に通ってみるなど、やれる事は色々とあります。
まずはコツコツ何かを始めてみましょう。時間に拘束される生活ではないのですから、できるときにできることをすればOKです。
時間があるのに何もせず漫然と過ごしてしまうと、あっという間に「その5」~「その10」のバッドエンドになってしまいます。
就職支援サービスを活用してみる
就職活動が初めてで何から始めればいいか分からないという人は、公的な支援窓口を利用してみましょう。
- 地域若者サポートステーション(15〜49歳の働いていない人の就労を支援。全国179か所)
- ハローワーク・わかものハローワーク(求人紹介や応募書類・面接の相談)
- ジョブカフェ(都道府県が設置する若者向けの就職支援施設)
- ひきこもり地域支援センター(ひきこもりの本人や家族の相談窓口)
いずれも無料で相談でき、自分のペースで就職に向けた準備を進められます。
就職活動をしてみる
ニートから脱出する=社会復帰するという事になるので、最終的には就職活動をするしかありません。
どんな形でもいいので就職さえできれば、先程紹介した悲惨な末路は回避できる可能性が高いです。
転職サイトに登録するだけでなく実際に求人に応募してみる、転職エージェントに登録して求人を紹介してもらうなど、就職活動開始しましょう。
ただ、焦って応募をしてもブラックを引いたり、自分と合わず後悔するなどいいことはありませんので、年齢によりますがよく考えて、一番いいと思う選択をしてください。
選択次第では、悲惨な末路でなくかなりグッドルートに行くことができるはずです!
ニートや引きこもりの末路11の事例まとめ
- ニートや引きこもりの期間が長いと、正社員などに就職しにくい
- 結婚して家庭に入る道もあるが、自分で働く力を身につけておくことも大切
- 高齢になればなるほど社会のサポートシステムも薄くなってしまう
- 生活に困ったら、危険な仕事に手を出す前に生活保護や自立相談支援の窓口に相談する
- 今ある時間は無駄ではなく、有効活用できれば一発逆転の勝ち組ルートに乗れるかも
- 堅実に行きたいのであれば、転職や就職について戦略的によく考えること
おまけのニート4コマ2選


